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2章 国王陛下とルル
閑話 ルルとチロの出会い①
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今から約半年前、この孤児院にとても小さな男の子が保護されてきた。私は男の子の姿を見たとき言葉を失った。
骸骨の様にガリガリで身体中傷だらけ、そしてとても酷い臭いがした。目は虚ろで生きているのが不思議なくらいの姿だった。近所の人があまりに酷いので保護したらしい。母親は捕まったらしい。私は涙を堪えて無理矢理笑顔を造ると男の子に話しかける。
「はじめまして、私はルルだよ」
握手しようと手を出す仕草をする。その仕草に怯えて院長の後ろに隠れてしまう。
「ルル、この子に悪気はないの。いつも殴られていたから自然と体が動いちゃうのよ…逃げられるように」
私は胸が痛くなった。こんな小さな子を殴るなんて!
「院長先生…この子の名前は?」
「名前はないのよ…」悲痛な面持ちで言う院長。
「あの…この子私が面倒見ていいですか?」
「…大変よ?」
「分かってます。」
ルルの真剣な思いに院長は笑顔で頷く。まずお風呂は男の子が驚き暴れるので先生達が四人がかりで何とか入らせた。傷が酷いので消毒をしてルルの待つ部屋に来た。泣きじゃくったのか目が赤く腫れてはいるが最初より身綺麗になり髪も綺麗な金髪で幼いながら天使のような顔をしていた。
「また会ったね。私が君を面倒見るルルだよ!よろしくね!」
「……………」
男の子は怯えるように部屋の隅に座り、ルルの様子を見ている。暫く見つめ合っていたがルルが突然変顔をする。驚く男の子。普通の顔に戻りまた暫くすると変顔をするルル。男の子は次第に震えだし、何回かの変顔で声を出して笑った。
「やっと笑った!私の顔崩れてない?」顔を確かめるルル。
「おいで、ここには殴る人はいないから大丈夫だよ!」
すると少しだけこちらに近づく男の子。
「あと少しか…君の好きなものは何?」
「………おひしゃま」ぼそりと言う。
「お日様?何で?」
「くりゃいの…ひとりで…」
あぁ、多分夜は光もない真っ暗な所で1人でいたのだろう。私は涙を流し男の子を抱き締めた。驚いた男の子は暴れるが、ルルが泣いているのに気付く。
「いたいいたいしゃれたの?」
「違うよ…大丈夫」涙が止まらないルル。
それに焦った男の子は何を考えたのか、私の前に立ち変顔をする。私は驚いたが男の子は結構な才能があり笑ってしまう。それが嬉しかったのか次々に変顔を見せてくる。
「君は変顔の才能があるよ!」
「ちゃいのー?」首をかしげる、可愛い!
「凄いってこと」
「ちゅごい…ガキはちゅごいー」笑う男の子
「ガキ?何ガキって?」
「ぼくのにゃまえはガキなの。かーしゃんがいってた」
私は怒りがこみ上げる。実の息子に付ける名前じゃない!はい天誅決定!
「ガキじゃない名前にしない?もっと格好いい名前!」
「かっこい…」
「そうだよ、オーランドとかエドワードとか」
「ぼくはチロがいい!」
「え…チロって…何で?」
「ぼくにょともだちのにゃまえー」
話を聞いていくとまた怒りがこみ上げる。男の子がお腹を空かして徘徊していた時に出会った犬らしい。名前をチロ(多分シロ)と名付け隠れて飼っていたが母親に見つかり…痛いことされて動かなくなったらしい。多分殺されたんだろう。
「そっか……チロか、いい名前だ!」
「やったーー!」小躍りするチロ、可愛い!
「私はチロのお姉さんになるの、よろしくね!」
「チロのねーね?ねーねーー!」
そう言って2人で泣きながら何故か小躍りした。迎えに来たアンリがドン引きして見ていた。
骸骨の様にガリガリで身体中傷だらけ、そしてとても酷い臭いがした。目は虚ろで生きているのが不思議なくらいの姿だった。近所の人があまりに酷いので保護したらしい。母親は捕まったらしい。私は涙を堪えて無理矢理笑顔を造ると男の子に話しかける。
「はじめまして、私はルルだよ」
握手しようと手を出す仕草をする。その仕草に怯えて院長の後ろに隠れてしまう。
「ルル、この子に悪気はないの。いつも殴られていたから自然と体が動いちゃうのよ…逃げられるように」
私は胸が痛くなった。こんな小さな子を殴るなんて!
「院長先生…この子の名前は?」
「名前はないのよ…」悲痛な面持ちで言う院長。
「あの…この子私が面倒見ていいですか?」
「…大変よ?」
「分かってます。」
ルルの真剣な思いに院長は笑顔で頷く。まずお風呂は男の子が驚き暴れるので先生達が四人がかりで何とか入らせた。傷が酷いので消毒をしてルルの待つ部屋に来た。泣きじゃくったのか目が赤く腫れてはいるが最初より身綺麗になり髪も綺麗な金髪で幼いながら天使のような顔をしていた。
「また会ったね。私が君を面倒見るルルだよ!よろしくね!」
「……………」
男の子は怯えるように部屋の隅に座り、ルルの様子を見ている。暫く見つめ合っていたがルルが突然変顔をする。驚く男の子。普通の顔に戻りまた暫くすると変顔をするルル。男の子は次第に震えだし、何回かの変顔で声を出して笑った。
「やっと笑った!私の顔崩れてない?」顔を確かめるルル。
「おいで、ここには殴る人はいないから大丈夫だよ!」
すると少しだけこちらに近づく男の子。
「あと少しか…君の好きなものは何?」
「………おひしゃま」ぼそりと言う。
「お日様?何で?」
「くりゃいの…ひとりで…」
あぁ、多分夜は光もない真っ暗な所で1人でいたのだろう。私は涙を流し男の子を抱き締めた。驚いた男の子は暴れるが、ルルが泣いているのに気付く。
「いたいいたいしゃれたの?」
「違うよ…大丈夫」涙が止まらないルル。
それに焦った男の子は何を考えたのか、私の前に立ち変顔をする。私は驚いたが男の子は結構な才能があり笑ってしまう。それが嬉しかったのか次々に変顔を見せてくる。
「君は変顔の才能があるよ!」
「ちゃいのー?」首をかしげる、可愛い!
「凄いってこと」
「ちゅごい…ガキはちゅごいー」笑う男の子
「ガキ?何ガキって?」
「ぼくのにゃまえはガキなの。かーしゃんがいってた」
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「かっこい…」
「そうだよ、オーランドとかエドワードとか」
「ぼくはチロがいい!」
「え…チロって…何で?」
「ぼくにょともだちのにゃまえー」
話を聞いていくとまた怒りがこみ上げる。男の子がお腹を空かして徘徊していた時に出会った犬らしい。名前をチロ(多分シロ)と名付け隠れて飼っていたが母親に見つかり…痛いことされて動かなくなったらしい。多分殺されたんだろう。
「そっか……チロか、いい名前だ!」
「やったーー!」小躍りするチロ、可愛い!
「私はチロのお姉さんになるの、よろしくね!」
「チロのねーね?ねーねーー!」
そう言って2人で泣きながら何故か小躍りした。迎えに来たアンリがドン引きして見ていた。
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