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一章 小蘭(シャオラン)の秘密
仮住まいと皇帝陛下
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高青に司炎を宥める役を押し付けて、小蘭は急いで小屋に戻り、普通に戻って来た小蘭に驚いている下級女官達に事情を話し始める。
「凄い!上級女官達が住んでいた場所って言ったら絶対良いところよね!」
嬉しそうに飛び上がる睦瑤。
「食べ物も期待できそうね!」
ブレないのは食べるの大好き環莉だ。
「よく許したわね?本当に娘には甘いんだから⋯」
白風は何故か呆れ顔だ。
皆が嬉しそうに荷物を纏めていると、青い女官服を着た女官が二名やって来た。女官は宦官と同じく最高位から紫・赤・青・緑・茶の順になっている。
「今から仮の住まいに移動する。ついて来なさい!」
下級女官が良い場所に住むのが気に入らないのか、強めの言い方で悔しそうに歩き出した二人。小蘭達はそんな事を気にせずに黙ってついていく。
そしてたどり着いた場所は先ほどの小屋とは雲泥の差で、10畳はある綺麗な部屋に二人で住めて、暖かそうな布団に専用の机と箪笥もある。これには下級女官達も嬉しさを爆発させるが、気に入らないのは案内役の二人の女官だ。
「生意気ね?下級女官のくせに身の程知らずよ!これからが楽しみね?」
「あんた達の仕事は底辺の雑用よ!洗濯に掃除!寝る暇なんてないから覚悟しなさい!」
二人の脅しに皆が縮み上がる中、小蘭だけはあの方との妄想に浸って聞いていなかった。
皆が明日からのしごきに恐怖を覚えるが、白風は違う意味で心配事があった。小蘭と同室になったのでその心配事を打ち明けた。
「小蘭、高青様がもう気付いたとなると、他の方々も気付き始めているんじゃないかと思うけど⋯」
「他の方?まさかあの方も気づいているのかしら!!」
「いや、もっとやばい方々です!」
「まぁ⋯何とかなるでしょ!今日は何も考えずにご飯を食べて寝よう!」
小蘭は頭を抱える白風を連れて食堂に向かったが、そこで泣き崩れる環莉と慰めている睦瑤に出会う。
「どうしたの?」
「小蘭!聞いてよ!嫌がらせでご飯が無いのよ!ひどいと思わない!?」
「すん⋯すん⋯上級女官からの通達で下級女官の食事は無いって!死ねっていうの!」
憤慨する環莉を宥めながら小蘭は白風に目配せする。意図を理解した白風はそっと気配を消してその場からいなくなった。
「私達も上級女官には逆らえないのよ⋯あんた達なんかやらかしたのかい?」
食事担当の女官達が申し訳なさそうにやって来て苦言を呈する。
「仮住まいの件じゃない?」
「ああ、でもそれはただの妬みでしょ!」
他の下級女官達も怒り心頭だ。
「食事を調達してくればいいんでしょ?私が行ってくる」
小蘭が待っててと環莉を励ますと食堂を出て行ったのだった。
「さて、どうするか?」
小蘭は歩きながら食料を調達するなら誰が良いかを考えていた。
すると前方がかなり騒がしいので気配を消して覗いてみると、皆が平伏している真ん中を何十人と引き連れて堂々と歩く人物がいた。その人物の背後には先ほど一緒だった大長秋の高青もいた。190cm以上はある長身で屈強な体格。見た目が三十代くらいで精悍な顔立ちの絶対的な権力者の風格漂う姿で、黄金龍の刺繍が入る最高級の羽織を身につけている。黄金龍は陽蘭国の皇族である象徴だ。
小蘭は何か思いついたのかニヤリと笑うと、一足先に向かい皆と同じく平伏してその人物を待つ。
(一番食料を持ってそうな奴が来た)
クククと不気味に笑っている小蘭を横にいた女官がギョッと見ている中、顔を上げて視線をその人物に向けた。小蘭の横にいた女官や従者達は驚いたが何も出来ない。顔を上げるのは不敬だからだ。
高青はそんな小蘭に気付いてジト目で見ている。何をやらかすか不安なのだ。
その人物は顔を上げた下級女官に気付いて視線を向けた。一気に緊張感が走り、その人物を守っている護衛兵達が動き出そうとしていた。
「動くな、朕は大丈夫だ」
護衛兵を手で制止して、その人物は小蘭に近づいていく。
「⋯⋯」
「⋯⋯おいおい冗談だろう」
小蘭を凝視していたその人物は笑いを堪えるのに必死だ。
「高青!無礼なこの者を捕らえて朕の元へ連れて来い!」
「⋯は!」
高青は溜め息を吐くと、自ら小蘭の首根っこを捕まえて連行する。他の者は小蘭の自殺行為のような愚かな行いを見て呆気に取られるしかなかった。
「何の真似ですか?」
高青は小蘭と二人だけになったので話し始めた。
「いや良い事を考えて!それにはあのオヤジの協力が必要なんだよ!」
「オヤジというのはやめなさい!本当に不敬で捕まえますよ?」
「はいはい」
「はいは一回!」
「⋯⋯」
高青に引き摺られるうんざり顔の小蘭は周りから好奇の目で見られながらとある場所に向かう。そこは“龍護宮”と呼ばれ“最高権力者”が政務を行う厳粛な場所であった。扉の前には護衛兵や女官と従者がずらりと並んでいた。
大長秋である高青が自ら連れて来たのが下級女官だと気付いた一同が驚愕している。ここは最高権力者である皇帝陛下が政務を行う場所だからだ。
「陛下、例の女官を連れて参りました」
「入れ、高青以外は外で待て」
中からの威厳ある声に、皆が一礼する。高青がゆっくりと扉を開け一礼して入っていくのを見届けてから小蘭も一礼して入って行った。
豪華絢爛な室内を不躾にもキョロキョロと見ていた小蘭だが、奥にある椅子から立ち上がりこちらに歩いてくる先ほどの男性に視線を向けた。
「皇帝陛下ー!お会いできて光栄です!!」
「⋯⋯わざとらしいな。お前、何で女官やってんの?」
先ほどの威厳ある雰囲気はどこへやら、軽い話し方になる皇帝陛下に苦笑いする高青。
「恋する乙女だからよ」
「意味がわからねぇよ。高青、どうなってんだ?司炎は知ってるのか?」
「はい。頭を抱えております」
「だろうな。お馬鹿娘がまた暴走してんのか。で、俺に話があるんだろ?」
皇帝が小蘭に説明を求めた。
「はい。ご飯を下さい」
「⋯だから意味がわからねぇよ!高青、どうなってんだ?」
「これは私も分かりかねます」
「いじめられて初日からご飯が出ないの!だから下級女官は死ぬしかない!」
小蘭の発言に顔色が変わる皇帝と高青。
「食堂に行ったらそう言われたの。下級女官には食事を出すなって上級女官から命令だって⋯さすがに私も食べれないと恋に集中できないじゃない!」
「恋はどうでもいいが、その命令はあり得ないな。高青、早急に調べろ!小蘭に何かあったら俺が司炎に殺される!」
「皇帝を殺すって⋯さすがそれはないでしょう?ねぇ?」
小蘭が高青に同意を求めるが、そっと目を逸らされた。
「すぐに調べます。食事も早急に用意させますのでお願いですから良からぬ事を考えないでくださいね?」
皇帝に向けて一礼した後、小蘭に釘を指す高青。
「⋯⋯」
「何故何も言わないんですか?まさかもう何かしたんですか?」
「おいおい、何したんだよ?」
高青と皇帝に詰め寄られる小蘭。
「白風にとりあえず今日の分の食料調達を頼んだ⋯光海(コウカイ)に言えばすぐに持って来てくれるかと思って?⋯えへ!」
「光海だと!?」
「光海様ですと!?」
光海と聞いて驚愕すると共に頭を抱える高青と天を仰ぐ皇帝。
「何で一番厄介な奴に頼んだんだ!それなら最初から俺のところに来れば良いだろう!」
「いや、下級女官が皇帝に会えるわけないでしょう?」
「今会っているだろう!」
「ああ、そうか!」
何故か焦った口調の皇帝と呑気な小蘭。
「陛下、光海様が動くとなるとその上級女官達の身が危ないです」
「ああ、酷い殺され方で発見されるのが想像できる」
小蘭を無視してコソコソと話し始める皇帝と高青だが、その脅威はすぐそこまで近づいて来ていた。
「陛下!至急お伝え致したい事がございます!」
皇帝の護衛長である霧柔(ウールアン)の声が響き渡った。普段は寡黙な男なのだが、今は酷く焦っている声なので余程の出来事があったのだろう。
「入れ」
今からの騒動を考えると頭が痛いが、皇帝は霧柔を部屋に通すと、この皇帝である黄龍飛(ホワン・ロンフェイ)を前に跪いた。
「何があったのだ?」
「は!緑光海(リョク・コウカイ)様が至急陛下にお会いしたいと謁見の間でお待ちです!」
「⋯⋯はぁ。小蘭、一緒に来い。お前から説明して宥めてくれ」
霧柔はそこで初めてそこに下級女官がいるのに気付いた。気配を感じさせない女官に違和感を覚えたが、よくよくその女官を見て驚愕する事になった。
「あ⋯何で貴女がそのような格好で⋯!?」
「霧柔、今は小蘭よ」
理解が追いつかず高青や龍飛に視線を向けるが、苦笑いで済まされた。
「とにかく謁見に間に向かうぞ」
「「はっ!」」
「ヘイ!」
「「「⋯⋯」」」
三人は溜め息を吐きながら、事の重大さを分かっていない小蘭を引き摺って行ったのだった。
「凄い!上級女官達が住んでいた場所って言ったら絶対良いところよね!」
嬉しそうに飛び上がる睦瑤。
「食べ物も期待できそうね!」
ブレないのは食べるの大好き環莉だ。
「よく許したわね?本当に娘には甘いんだから⋯」
白風は何故か呆れ顔だ。
皆が嬉しそうに荷物を纏めていると、青い女官服を着た女官が二名やって来た。女官は宦官と同じく最高位から紫・赤・青・緑・茶の順になっている。
「今から仮の住まいに移動する。ついて来なさい!」
下級女官が良い場所に住むのが気に入らないのか、強めの言い方で悔しそうに歩き出した二人。小蘭達はそんな事を気にせずに黙ってついていく。
そしてたどり着いた場所は先ほどの小屋とは雲泥の差で、10畳はある綺麗な部屋に二人で住めて、暖かそうな布団に専用の机と箪笥もある。これには下級女官達も嬉しさを爆発させるが、気に入らないのは案内役の二人の女官だ。
「生意気ね?下級女官のくせに身の程知らずよ!これからが楽しみね?」
「あんた達の仕事は底辺の雑用よ!洗濯に掃除!寝る暇なんてないから覚悟しなさい!」
二人の脅しに皆が縮み上がる中、小蘭だけはあの方との妄想に浸って聞いていなかった。
皆が明日からのしごきに恐怖を覚えるが、白風は違う意味で心配事があった。小蘭と同室になったのでその心配事を打ち明けた。
「小蘭、高青様がもう気付いたとなると、他の方々も気付き始めているんじゃないかと思うけど⋯」
「他の方?まさかあの方も気づいているのかしら!!」
「いや、もっとやばい方々です!」
「まぁ⋯何とかなるでしょ!今日は何も考えずにご飯を食べて寝よう!」
小蘭は頭を抱える白風を連れて食堂に向かったが、そこで泣き崩れる環莉と慰めている睦瑤に出会う。
「どうしたの?」
「小蘭!聞いてよ!嫌がらせでご飯が無いのよ!ひどいと思わない!?」
「すん⋯すん⋯上級女官からの通達で下級女官の食事は無いって!死ねっていうの!」
憤慨する環莉を宥めながら小蘭は白風に目配せする。意図を理解した白風はそっと気配を消してその場からいなくなった。
「私達も上級女官には逆らえないのよ⋯あんた達なんかやらかしたのかい?」
食事担当の女官達が申し訳なさそうにやって来て苦言を呈する。
「仮住まいの件じゃない?」
「ああ、でもそれはただの妬みでしょ!」
他の下級女官達も怒り心頭だ。
「食事を調達してくればいいんでしょ?私が行ってくる」
小蘭が待っててと環莉を励ますと食堂を出て行ったのだった。
「さて、どうするか?」
小蘭は歩きながら食料を調達するなら誰が良いかを考えていた。
すると前方がかなり騒がしいので気配を消して覗いてみると、皆が平伏している真ん中を何十人と引き連れて堂々と歩く人物がいた。その人物の背後には先ほど一緒だった大長秋の高青もいた。190cm以上はある長身で屈強な体格。見た目が三十代くらいで精悍な顔立ちの絶対的な権力者の風格漂う姿で、黄金龍の刺繍が入る最高級の羽織を身につけている。黄金龍は陽蘭国の皇族である象徴だ。
小蘭は何か思いついたのかニヤリと笑うと、一足先に向かい皆と同じく平伏してその人物を待つ。
(一番食料を持ってそうな奴が来た)
クククと不気味に笑っている小蘭を横にいた女官がギョッと見ている中、顔を上げて視線をその人物に向けた。小蘭の横にいた女官や従者達は驚いたが何も出来ない。顔を上げるのは不敬だからだ。
高青はそんな小蘭に気付いてジト目で見ている。何をやらかすか不安なのだ。
その人物は顔を上げた下級女官に気付いて視線を向けた。一気に緊張感が走り、その人物を守っている護衛兵達が動き出そうとしていた。
「動くな、朕は大丈夫だ」
護衛兵を手で制止して、その人物は小蘭に近づいていく。
「⋯⋯」
「⋯⋯おいおい冗談だろう」
小蘭を凝視していたその人物は笑いを堪えるのに必死だ。
「高青!無礼なこの者を捕らえて朕の元へ連れて来い!」
「⋯は!」
高青は溜め息を吐くと、自ら小蘭の首根っこを捕まえて連行する。他の者は小蘭の自殺行為のような愚かな行いを見て呆気に取られるしかなかった。
「何の真似ですか?」
高青は小蘭と二人だけになったので話し始めた。
「いや良い事を考えて!それにはあのオヤジの協力が必要なんだよ!」
「オヤジというのはやめなさい!本当に不敬で捕まえますよ?」
「はいはい」
「はいは一回!」
「⋯⋯」
高青に引き摺られるうんざり顔の小蘭は周りから好奇の目で見られながらとある場所に向かう。そこは“龍護宮”と呼ばれ“最高権力者”が政務を行う厳粛な場所であった。扉の前には護衛兵や女官と従者がずらりと並んでいた。
大長秋である高青が自ら連れて来たのが下級女官だと気付いた一同が驚愕している。ここは最高権力者である皇帝陛下が政務を行う場所だからだ。
「陛下、例の女官を連れて参りました」
「入れ、高青以外は外で待て」
中からの威厳ある声に、皆が一礼する。高青がゆっくりと扉を開け一礼して入っていくのを見届けてから小蘭も一礼して入って行った。
豪華絢爛な室内を不躾にもキョロキョロと見ていた小蘭だが、奥にある椅子から立ち上がりこちらに歩いてくる先ほどの男性に視線を向けた。
「皇帝陛下ー!お会いできて光栄です!!」
「⋯⋯わざとらしいな。お前、何で女官やってんの?」
先ほどの威厳ある雰囲気はどこへやら、軽い話し方になる皇帝陛下に苦笑いする高青。
「恋する乙女だからよ」
「意味がわからねぇよ。高青、どうなってんだ?司炎は知ってるのか?」
「はい。頭を抱えております」
「だろうな。お馬鹿娘がまた暴走してんのか。で、俺に話があるんだろ?」
皇帝が小蘭に説明を求めた。
「はい。ご飯を下さい」
「⋯だから意味がわからねぇよ!高青、どうなってんだ?」
「これは私も分かりかねます」
「いじめられて初日からご飯が出ないの!だから下級女官は死ぬしかない!」
小蘭の発言に顔色が変わる皇帝と高青。
「食堂に行ったらそう言われたの。下級女官には食事を出すなって上級女官から命令だって⋯さすがに私も食べれないと恋に集中できないじゃない!」
「恋はどうでもいいが、その命令はあり得ないな。高青、早急に調べろ!小蘭に何かあったら俺が司炎に殺される!」
「皇帝を殺すって⋯さすがそれはないでしょう?ねぇ?」
小蘭が高青に同意を求めるが、そっと目を逸らされた。
「すぐに調べます。食事も早急に用意させますのでお願いですから良からぬ事を考えないでくださいね?」
皇帝に向けて一礼した後、小蘭に釘を指す高青。
「⋯⋯」
「何故何も言わないんですか?まさかもう何かしたんですか?」
「おいおい、何したんだよ?」
高青と皇帝に詰め寄られる小蘭。
「白風にとりあえず今日の分の食料調達を頼んだ⋯光海(コウカイ)に言えばすぐに持って来てくれるかと思って?⋯えへ!」
「光海だと!?」
「光海様ですと!?」
光海と聞いて驚愕すると共に頭を抱える高青と天を仰ぐ皇帝。
「何で一番厄介な奴に頼んだんだ!それなら最初から俺のところに来れば良いだろう!」
「いや、下級女官が皇帝に会えるわけないでしょう?」
「今会っているだろう!」
「ああ、そうか!」
何故か焦った口調の皇帝と呑気な小蘭。
「陛下、光海様が動くとなるとその上級女官達の身が危ないです」
「ああ、酷い殺され方で発見されるのが想像できる」
小蘭を無視してコソコソと話し始める皇帝と高青だが、その脅威はすぐそこまで近づいて来ていた。
「陛下!至急お伝え致したい事がございます!」
皇帝の護衛長である霧柔(ウールアン)の声が響き渡った。普段は寡黙な男なのだが、今は酷く焦っている声なので余程の出来事があったのだろう。
「入れ」
今からの騒動を考えると頭が痛いが、皇帝は霧柔を部屋に通すと、この皇帝である黄龍飛(ホワン・ロンフェイ)を前に跪いた。
「何があったのだ?」
「は!緑光海(リョク・コウカイ)様が至急陛下にお会いしたいと謁見の間でお待ちです!」
「⋯⋯はぁ。小蘭、一緒に来い。お前から説明して宥めてくれ」
霧柔はそこで初めてそこに下級女官がいるのに気付いた。気配を感じさせない女官に違和感を覚えたが、よくよくその女官を見て驚愕する事になった。
「あ⋯何で貴女がそのような格好で⋯!?」
「霧柔、今は小蘭よ」
理解が追いつかず高青や龍飛に視線を向けるが、苦笑いで済まされた。
「とにかく謁見に間に向かうぞ」
「「はっ!」」
「ヘイ!」
「「「⋯⋯」」」
三人は溜め息を吐きながら、事の重大さを分かっていない小蘭を引き摺って行ったのだった。
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