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一章 小蘭(シャオラン)の秘密
皇后の企み
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「どう言う事ですか?」
龍麒が母親である皇后を睨みつける。
「あら、どうして?紅家の令嬢が下級女官をしている事の方が問題よ?」
涼しい顔をしながら話す皇后に、小蘭も呆れるしかない。
「紅家は五大王の筆頭とも言っていい大名家よ?紅州王の娘であり英雄戦姫である紅麗蘭が下級女官をしていると広まったら醜聞ね」
「⋯⋯お言葉を返すようですが、下級女官の何が醜聞なのですか?下級女官がいるから皆が快適に過ごされているのですよ?」
小蘭の思わぬ反論に、皇后の顔が険しいものになる。
「下級女官など下品で卑しい女の集まりよ!貴女は高貴な身分なのよ!?なのに何故下級女官なんか⋯貴女が下級女官なんて許されないの!」
「私の母と同じだからですか?」
小蘭の言葉に皇后が目を見開き驚く。
「何故それを⋯」
「知っていますよ。黒家の令嬢だったのに下級女官として皇宮で働いていた黒麗華、今は紅家の正妻である紅麗華ですがね」
皇后は憎たらしい女にそっくりな少女を悔しそうに睨みつけた。
「そう。母親の事を知っていたなら分かるでしょう?貴女がやっている事は紅家の恥なのよ?」
「紅家も黒家も特に何も言いませんよ?ああ、特に黒家は余程のことがない限り皇宮には寄り付きもしないと思いますよ?」
「⋯!?紅家の令嬢でも発言には気を付けなさい!無礼ですわ!」
含みのある小蘭の言い方に怒りを抑えきれずに詰め寄ろうとした皇后を手で制止したのは皇帝である龍飛であった。
「皇后、小蘭を専属の女官にはできないぞ?まず黒家が許さないだろう。それに紅家もだ。朕は黒と赤を敵に回したくはない」
「何故ですか!?天下の黄家に逆らったら、いくら五大王でもどうなるか分かっているでしょう!?」
皇后は龍飛を必死に説得するが、目さえ合わせてもらえない。
「母上は本当に愚かですね。五大王の恐ろしさは同じく愚かな兄上でさえ知っていますよ?」
龍麒が母親である皇后を見ながら吐き捨てた。
「な⋯!?」
「特に黒家を怒らせたら我が黄家ですら滅びる可能性がありますよ?」
皇后に対して更に真剣に諭す龍麒。
「そうですね。伯父上はかなり皇宮⋯皇族を嫌っていますから」
小蘭の言葉に皇帝である龍飛は否定せずに苦笑いしていた。
「これは後宮の事ですわ。決定事項ですので明日からここで働きなさい」
何を言っても通じない皇后に、小蘭は溜め息を吐く。
「いいですよ?でも後悔しないでくださいね?」
笑顔で見つめ合う小蘭と皇后の間には火花が散っていた。
「朕や龍麒は説明したからな。黒家と紅家を敵に回す事になっても知らないからな?」
「⋯⋯小蘭に何かしたら地獄を見ますよ?」
龍飛や龍麒は皇后に冷たく吐き捨てると、呆れる小蘭を連れて部屋から出て行ったのだった。
「皇后様、今回は手を引いた方が⋯」
芙陽が説得を試みるが、皇后は怒りに震えていた。
「陛下も龍麒も麗蘭ばかり気にしていたわ!男を誑かす才能は母親譲りね!憎たらしい!!」
ここまでいくと手が付けられないと分かっている専属女官達は、その怒りが自分に向けられないようにご機嫌をとり始めた。
「本当です!明日からどう扱おうかしら!!皇后様がどれだけ美しくて素晴らしいのか分からせて差し上げますわ!」
「そうね!憎たらしい小娘が!戦姫と言われ崇められて調子に乗っているのです!」
女官達の言葉を聞きながら、皇后も不敵な笑みを浮かべていたのだった。
「おい、断って実家に帰れ!」
「嫌よ!これは掃除の良いチャンスよ!大きなゴミが出る可能性があるわね?」
小蘭のやる気に龍麒は頭を抱えていた。
「黒家にバレたら俺は暗殺されるかもしれない。龍麒、あとは頼んだぞ?」
「はい。お任せください」
「おい!少しは心配しろ!」
「ちょっと父子漫才はいいから!本当に黒家には⋯伯父上にはバレないようにしてね!」
小蘭は紅家よりも黒家の方が心配だった。黒家の当主(祖父)が勇退して長男(伯父)である黒麗南(コクレイナン)が黒州王を継いでからは一度も皇宮に足を運んだことがないのだ。それには黒家と皇族である黄家の因縁があるとされていた。
「麗南は何を考えているのか分からないからな。お前が女官をしていると知ったら怒りで何をするか⋯」
頭を抱える龍飛を無視して、こちらによちよちと歩いてきた子猫姿の天ちゃんを抱っこする小蘭。
「天ちゃん、こやつらを連れて来てくれたのね、ありがとう」
「「こやつらって⋯」」
『天ちゃんも役に立ったーー!!』
苦笑いの龍飛と龍麒とは違い凄く嬉しそうな天ちゃん。
「じゃあ私は明日の戦いの為に早めに帰るね!気合いを入れ直さないと!」
小蘭は二人に手を振りながら職場である洗濯場まで帰って行ったのだった。
「父上、嫌な予感がします」
「ああ、黒家だけじゃなく紅家の事も考えないとな。それに緑光海もいる。青栄樹もまだ青州に帰らずに都に滞在予定だ」
「厄介な者たちばかりで対処できませんよ」
「そこは麗蘭に任せる。皆が同じ弱点を持っていて良かったぞ。ああ、お前もか?」
「父上もですよね?」
一瞬だが二人の間に殺意のような鋭い何かが走ったが、すぐにいつもの雰囲気に戻った。
「とりあえず明日また皇后の元へ行き様子を見る」
「そうですね」
何事も起きないように二人は急いで対策を話し合う事にしたのだった。
一方で洗濯場に戻ってきた小蘭の元に、同僚や先輩が集まって来た。
「小蘭!何があったの!?大丈夫?」
「芙陽様が直々にいらしたから驚いたわよ!」
「ああ、すみませんでした。ところで馬(マー)さんは何処にいいますか?」
小蘭は洗濯場の責任者である馬をキョロキョロと探していた。すると、建物からかなりふくよかな女性が出て来て、小蘭を睨み付けながら大きな声で嫌味を言い始めた。小蘭の周りに集まっていた者たちは巻き込まれたくないとそそくさと持ち場に戻って行った。
「全く!忙しい時にいなくなるなんて迷惑な話だよ!小蘭!あんたは明日から倍の仕事量だからね!!」
「ああ、その事なのですが、明日から配属先が変わりました」
「何言ってんだい!そんな話は聞いてないよ!馬鹿な事を言ってないで早く仕事を始めな!このグズが!」
馬が怒鳴り散らしていると、人事課の女官が走りながら急いでこちらに向かって来た。何やら大荷物を持っていてかなり辛そうだ。
「はぁ⋯はぁ⋯すみません。普段あまり走らないもので⋯えっと小蘭さんですか?」
「はい。小蘭です」
やって来た人事課の女性は人の良さそうな雰囲気なので良いように雑用をさせられているのだろう。
「急ですが、明日から皇后様の専属女官になっていただきます。これは新しい女官服です」
女性は持っていた荷物を小蘭に渡したあと、人事命令書を唖然とする馬に見せた。馬が驚くのも分かる。下級女官が上級女官になる事など聞いた事がなかったからだ。
「何かの間違いだろ!こんなグズが皇后様の専属女官だって!?良いのは顔だけだよ!」
命令書を見ても信じない馬に、人事課の女性も困っていた。そこへ白風がやって来た。
「どう言う事なの!?あの女⋯何を企んでいるのかしら!!」
「白風、あの女はさすがにまずいわよ。大掃除の機会を得たの、心配しないで!私がやられると思う?」
不敵な笑みを浮かべている小蘭を見て、白風は気まずそうに重い口を開いた。
「あ⋯貴女が皇后に呼ばれたでしょ?だから心配である方に報告してしまい⋯」
気まずそうに目を背ける白風を見て、察した小蘭は顔面蒼白で頭を抱えた。そんな二人を見て怒り心頭なのは先程から無視されている馬だった。
「グズ共が!この私を無視するとは良い度胸じゃないか!その細い腕を折ってやろうか!?」
「な⋯いくらなんでも酷いですよ!いつもそんな態度なんですか!?」
人事課の女性が馬に意見するが、小馬鹿にされているのか見向きもされない。馬は小蘭と白風に詰め寄り、指をポキポキ鳴らして嫌な笑みを浮かべている。周りにいた同僚達は心配そうに二人を見ていたが、そこへ全く気配なく歩いてきた男性に皆が驚き、そしてあまりの美しさに頬を染めた。
「グズ、骨を折るか。大声で怒鳴り散らし、暴力で支配しているのか。どこの世界も変わらないな」
聞き覚えのある声に小蘭は振り返ると、そこには美しい緑色の長髪を靡かせた緑光海が立っていたのだった。
龍麒が母親である皇后を睨みつける。
「あら、どうして?紅家の令嬢が下級女官をしている事の方が問題よ?」
涼しい顔をしながら話す皇后に、小蘭も呆れるしかない。
「紅家は五大王の筆頭とも言っていい大名家よ?紅州王の娘であり英雄戦姫である紅麗蘭が下級女官をしていると広まったら醜聞ね」
「⋯⋯お言葉を返すようですが、下級女官の何が醜聞なのですか?下級女官がいるから皆が快適に過ごされているのですよ?」
小蘭の思わぬ反論に、皇后の顔が険しいものになる。
「下級女官など下品で卑しい女の集まりよ!貴女は高貴な身分なのよ!?なのに何故下級女官なんか⋯貴女が下級女官なんて許されないの!」
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「何故それを⋯」
「知っていますよ。黒家の令嬢だったのに下級女官として皇宮で働いていた黒麗華、今は紅家の正妻である紅麗華ですがね」
皇后は憎たらしい女にそっくりな少女を悔しそうに睨みつけた。
「そう。母親の事を知っていたなら分かるでしょう?貴女がやっている事は紅家の恥なのよ?」
「紅家も黒家も特に何も言いませんよ?ああ、特に黒家は余程のことがない限り皇宮には寄り付きもしないと思いますよ?」
「⋯!?紅家の令嬢でも発言には気を付けなさい!無礼ですわ!」
含みのある小蘭の言い方に怒りを抑えきれずに詰め寄ろうとした皇后を手で制止したのは皇帝である龍飛であった。
「皇后、小蘭を専属の女官にはできないぞ?まず黒家が許さないだろう。それに紅家もだ。朕は黒と赤を敵に回したくはない」
「何故ですか!?天下の黄家に逆らったら、いくら五大王でもどうなるか分かっているでしょう!?」
皇后は龍飛を必死に説得するが、目さえ合わせてもらえない。
「母上は本当に愚かですね。五大王の恐ろしさは同じく愚かな兄上でさえ知っていますよ?」
龍麒が母親である皇后を見ながら吐き捨てた。
「な⋯!?」
「特に黒家を怒らせたら我が黄家ですら滅びる可能性がありますよ?」
皇后に対して更に真剣に諭す龍麒。
「そうですね。伯父上はかなり皇宮⋯皇族を嫌っていますから」
小蘭の言葉に皇帝である龍飛は否定せずに苦笑いしていた。
「これは後宮の事ですわ。決定事項ですので明日からここで働きなさい」
何を言っても通じない皇后に、小蘭は溜め息を吐く。
「いいですよ?でも後悔しないでくださいね?」
笑顔で見つめ合う小蘭と皇后の間には火花が散っていた。
「朕や龍麒は説明したからな。黒家と紅家を敵に回す事になっても知らないからな?」
「⋯⋯小蘭に何かしたら地獄を見ますよ?」
龍飛や龍麒は皇后に冷たく吐き捨てると、呆れる小蘭を連れて部屋から出て行ったのだった。
「皇后様、今回は手を引いた方が⋯」
芙陽が説得を試みるが、皇后は怒りに震えていた。
「陛下も龍麒も麗蘭ばかり気にしていたわ!男を誑かす才能は母親譲りね!憎たらしい!!」
ここまでいくと手が付けられないと分かっている専属女官達は、その怒りが自分に向けられないようにご機嫌をとり始めた。
「本当です!明日からどう扱おうかしら!!皇后様がどれだけ美しくて素晴らしいのか分からせて差し上げますわ!」
「そうね!憎たらしい小娘が!戦姫と言われ崇められて調子に乗っているのです!」
女官達の言葉を聞きながら、皇后も不敵な笑みを浮かべていたのだった。
「おい、断って実家に帰れ!」
「嫌よ!これは掃除の良いチャンスよ!大きなゴミが出る可能性があるわね?」
小蘭のやる気に龍麒は頭を抱えていた。
「黒家にバレたら俺は暗殺されるかもしれない。龍麒、あとは頼んだぞ?」
「はい。お任せください」
「おい!少しは心配しろ!」
「ちょっと父子漫才はいいから!本当に黒家には⋯伯父上にはバレないようにしてね!」
小蘭は紅家よりも黒家の方が心配だった。黒家の当主(祖父)が勇退して長男(伯父)である黒麗南(コクレイナン)が黒州王を継いでからは一度も皇宮に足を運んだことがないのだ。それには黒家と皇族である黄家の因縁があるとされていた。
「麗南は何を考えているのか分からないからな。お前が女官をしていると知ったら怒りで何をするか⋯」
頭を抱える龍飛を無視して、こちらによちよちと歩いてきた子猫姿の天ちゃんを抱っこする小蘭。
「天ちゃん、こやつらを連れて来てくれたのね、ありがとう」
「「こやつらって⋯」」
『天ちゃんも役に立ったーー!!』
苦笑いの龍飛と龍麒とは違い凄く嬉しそうな天ちゃん。
「じゃあ私は明日の戦いの為に早めに帰るね!気合いを入れ直さないと!」
小蘭は二人に手を振りながら職場である洗濯場まで帰って行ったのだった。
「父上、嫌な予感がします」
「ああ、黒家だけじゃなく紅家の事も考えないとな。それに緑光海もいる。青栄樹もまだ青州に帰らずに都に滞在予定だ」
「厄介な者たちばかりで対処できませんよ」
「そこは麗蘭に任せる。皆が同じ弱点を持っていて良かったぞ。ああ、お前もか?」
「父上もですよね?」
一瞬だが二人の間に殺意のような鋭い何かが走ったが、すぐにいつもの雰囲気に戻った。
「とりあえず明日また皇后の元へ行き様子を見る」
「そうですね」
何事も起きないように二人は急いで対策を話し合う事にしたのだった。
一方で洗濯場に戻ってきた小蘭の元に、同僚や先輩が集まって来た。
「小蘭!何があったの!?大丈夫?」
「芙陽様が直々にいらしたから驚いたわよ!」
「ああ、すみませんでした。ところで馬(マー)さんは何処にいいますか?」
小蘭は洗濯場の責任者である馬をキョロキョロと探していた。すると、建物からかなりふくよかな女性が出て来て、小蘭を睨み付けながら大きな声で嫌味を言い始めた。小蘭の周りに集まっていた者たちは巻き込まれたくないとそそくさと持ち場に戻って行った。
「全く!忙しい時にいなくなるなんて迷惑な話だよ!小蘭!あんたは明日から倍の仕事量だからね!!」
「ああ、その事なのですが、明日から配属先が変わりました」
「何言ってんだい!そんな話は聞いてないよ!馬鹿な事を言ってないで早く仕事を始めな!このグズが!」
馬が怒鳴り散らしていると、人事課の女官が走りながら急いでこちらに向かって来た。何やら大荷物を持っていてかなり辛そうだ。
「はぁ⋯はぁ⋯すみません。普段あまり走らないもので⋯えっと小蘭さんですか?」
「はい。小蘭です」
やって来た人事課の女性は人の良さそうな雰囲気なので良いように雑用をさせられているのだろう。
「急ですが、明日から皇后様の専属女官になっていただきます。これは新しい女官服です」
女性は持っていた荷物を小蘭に渡したあと、人事命令書を唖然とする馬に見せた。馬が驚くのも分かる。下級女官が上級女官になる事など聞いた事がなかったからだ。
「何かの間違いだろ!こんなグズが皇后様の専属女官だって!?良いのは顔だけだよ!」
命令書を見ても信じない馬に、人事課の女性も困っていた。そこへ白風がやって来た。
「どう言う事なの!?あの女⋯何を企んでいるのかしら!!」
「白風、あの女はさすがにまずいわよ。大掃除の機会を得たの、心配しないで!私がやられると思う?」
不敵な笑みを浮かべている小蘭を見て、白風は気まずそうに重い口を開いた。
「あ⋯貴女が皇后に呼ばれたでしょ?だから心配である方に報告してしまい⋯」
気まずそうに目を背ける白風を見て、察した小蘭は顔面蒼白で頭を抱えた。そんな二人を見て怒り心頭なのは先程から無視されている馬だった。
「グズ共が!この私を無視するとは良い度胸じゃないか!その細い腕を折ってやろうか!?」
「な⋯いくらなんでも酷いですよ!いつもそんな態度なんですか!?」
人事課の女性が馬に意見するが、小馬鹿にされているのか見向きもされない。馬は小蘭と白風に詰め寄り、指をポキポキ鳴らして嫌な笑みを浮かべている。周りにいた同僚達は心配そうに二人を見ていたが、そこへ全く気配なく歩いてきた男性に皆が驚き、そしてあまりの美しさに頬を染めた。
「グズ、骨を折るか。大声で怒鳴り散らし、暴力で支配しているのか。どこの世界も変わらないな」
聞き覚えのある声に小蘭は振り返ると、そこには美しい緑色の長髪を靡かせた緑光海が立っていたのだった。
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