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二章 小蘭(シャオラン)の掃除
動き出す男達
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洗濯場の責任者である馬(マー)は、突然目の前に現れた美しい男性に驚く。
その神秘的な雰囲気の男性は、何と頬を染めている馬の元へやって来たのだ。高貴な身分の男性だろうと皆が浮き立つなか、男性は馬の首を片手で掴むと、巨体の馬を軽々と持ち上げた。
「ぐぅ⋯ぎゃ⋯」
もがき苦しむ馬だが、周りはあまりに突然の事で呆然として動けないでいた。
「お前のような塵が小蘭をグズ呼ばわりするとは⋯ああ、腕を折ると言っていたな?そんな事を毎回やっているのか?どんな痛みか知っているか?」
男性、緑州王である緑光海は持ち上げていた馬を地面に叩き落とすと、咳き込み苦しむ馬の腕を捻り上げた。
「ぎゃあああ!!」
鈍い音がした瞬間、あまりの激痛にのたうち回る馬を見て、人事課の女性は恐怖で気絶してしまう。
「光海、何しに来たの?」
小蘭は痛みで叫び続ける馬を無視して光海に話しかけた。
「洗濯場に配属されたと聞いて様子を見に来たんだよ」
先程の冷酷な雰囲気は消え、優しい笑みを浮かべて小蘭を見つめる。
「来て良かったよ。こんな塵が責任者などあり得ない。抗議して変えてもらう。あ、これはよく聞く軟膏だ。手荒れを防いでくれる」
高級そうな軟膏を小蘭に渡した光海は、痛みに耐えられずに叫ぶ馬を冷たく見下ろした。
「痛いだろ?骨が折れると痛いんだ。お前はそれを平気でやっていたんだよ。痛みを知るには同じ事をしないとな?⋯うるさいから誰か運んでくれ。それともここで始末するか?」
なんの感情も入ってない光海に、周りはガタガタと震え上がりながらも馬を何人かで懸命に運んで行った。
「相変わらずだね。軟膏もありがとう。だけどすぐ知ると思うから伝えるけど⋯明日からまた配属先が変わるの」
「何かしでかしたのか?助けがいるなら手を貸すぞ?皇宮を大掃除するなら兵を集めて⋯」
「いやいや、物騒だな!掃除はするけど、兵はいらないわ!でも聞いても怒らないでね?」
「怒るような事なのか?まさか誰かに嫁ぐとか⋯それならかなり怒るぞ?」
「嫁がない。皇后の専属女官になったのよ」
小蘭の衝撃発言にあの無表情な光海も驚愕の表情に変わった。
「皇后ってあの毒婦か?チッ!やっぱり排除しておけば良かった!」
「おい!恐ろしい事を平気で言うね?私は大丈夫だから心配しないで!」
「心配しない方がおかしいぞ。あの毒婦が何もしないわけが無い」
緑光海の言葉に横で聞いていた白風も深く頷く。
「売られた喧嘩は買うだけよ!毒婦だか厚化粧ばばあだか知らないけど上等よ!!」
「厚化粧ばばあとは言ってないぞ?」
苦笑いする光海とつい吹き出してしまう白風。
「とにかく!明日から頑張るから応援よろしくね!」
「「⋯⋯」」
意欲に満ちた小蘭を見て何とも言えない気持ちになる光海と白風だった。
「今何と言った?」
「はっ!白風が黒家に報告してしましました!」
空気が読めないのか元気良く報告するのは、黄家の密偵だ。
「何故止めないんだ!戦だ⋯戦が起こるぞ!」
皇帝である龍飛は頭を抱えた。
「父上、知られた以上は対策を練らないと、黄家が終わります」
第二皇子の龍麒が更に現実を突きつける。
「先代に仲裁してもらう手もある。いくら黒麗南(コクレイナン)でも父親の言う事は聞くだろう」
「お言葉を返すようですが、先代も麗蘭をかなり溺愛しています。俺も何回殺されそうになったか」
「⋯⋯お前は何をしたんだ!」
父子で頭を悩ましていた時、この国の宰相であり麗蘭の父親である紅州王こと紅司炎が怒りを隠さずにズカズカと我が物顔で入って来た。
「おい!皇后の専属女官だって!?何で許したんだ!あの毒婦め⋯どうしてくれようか」
怒り心頭の司炎の髪が紅くなっていく。部屋が熱くなってきたので、高青が司炎を懸命に宥めていた。
「司炎、落ち着け。麗蘭がそう簡単にやられるわけがないだろう?それに俺だって考えてる!黒家が攻めてきたら紅家はどっちにつくんだ!?」
「黒家だ!麗蘭に何かあったらお前たち覚悟しろよ!」
恐ろしい捨て台詞を残して、司炎は出て行った。
「ああ、小娘一人にこの騒ぎ⋯黒家に紅家、それに緑家が敵になるのか!」
「青家は敵にはならないと思いますが、味方にもならないでしょう。白家は⋯どうでしょうか」
「皇族に対する忠誠心はどこにいったんだ!?」
「あ、言い忘れましたが、そんな状況になったら俺は麗蘭を守りますのでそのつもりでお願いします」
「!!!」
龍麒は涼しい顔でとんでもない事を言い、開いた口が塞がらない龍飛や高青を気にする事なく、政務があるのでとそそくさと去って行ったのだった。
仲良くなったそばかす少女の睦瑤(ムーヤオ)と食べるの大好きなぽっちゃり少女の環莉(ファンリー)に事情を話した小蘭は別れの挨拶をする。
「なんか今聞いても信じられない。皇后様なんて雲の上の方だもん!小蘭⋯頑張ってね!出世しても仲良くしてね!」
「睦瑤、当たり前だよ!それに失敗して戻ってくる可能性もあるからね」
「食べ物は美味しんものがいっぱいだろうなー!」
「環莉はぶれないね⋯」
男達の悩みなど知らない小蘭は白風、睦瑤、環莉と明け方まで楽しく話していたのだった。
そして一夜明け、赤色の女官服を着た小蘭は三人に別れを告げて、少しの荷物と共に悪の巣窟“帝天宮”へ向かっていた。天ちゃんは夜からフラフラと出かけていて行方不明だが、いつもの事なので小蘭は特に気にしていない。
帝天宮に向かう途中で、やはり好奇の目で見られる小蘭。小蘭の年齢で赤服を着ているのは異例中の異例で大出世だったからだ。羨望というよりは嫉妬されているのだろう厳しい視線が向けられていた。
「小蘭、いらっしゃい」
帝天宮の前で、皇后専属女官頭である芙陽(フヨウ)が待っていた。
「芙陽様。今日から宜しくお願い致します」
深く一礼する小蘭を芙陽は優しい笑みで迎えてくれた。
「ふふ。こちらこそ宜しくね。皇后様はもう起床していますからご挨拶に行きますよ」
「はい」
芙陽の後を追う形で、小蘭は魔の帝天宮へ足を踏み入れた。
朝から何人もの女官が忙しく動いていたが、小蘭を見ると皆があからさまに嫌そうな顔をする。皇后付きの女官は平均年齢が高いので、まだ十代でしかも下級女官だった小蘭を小馬鹿にしている節がある。
そんな女官達に歩きながらも指示を出す芙陽はやはり仕事が出来るし、人望も厚いのだろう。
(すごいな)
羨望の目で見ていた小蘭だが、一番行きたくない二階の一番奥の部屋の前にとうとう到着してしまった。
「皇后様。今日からの小蘭を連れて参りました」
「入りなさい」
高圧的な声が返ってきた。芙陽に次いで部屋に入った小蘭は、赤を基調とした家具や陶器、それに花瓶を見て改めて下品で不気味な部屋だと顔を少し歪ませた。部屋の奥で髪を整えている皇后、帝華妃がいた。小蘭を見ると昨日とは違い、優しい笑みで話しかけてきた。
「今日からしっかり働いて頂戴ね。何か分からないことがあったら芙陽に聞きなさい」
「はい。今日から宜しくお願い致します」
深く一礼した小蘭だが、皇后の髪を整えている女官や側にいる女官からは先ほどと同じような厳しい視線が突き刺さる。
(歓迎はされてないわね)
「では、仕事に戻ります。小蘭、今日は帝天宮の案内と配属を決めます」
「はい」
最後にまた皇后に深く一礼して、小蘭は芙陽に次いて部屋を出たのだった。帝天宮は後宮の中でも一番広大で女官も多い。女官の住む場所も一般の女官より断然に豪華だった。一人部屋で箪笥も二つあり、大きい机と質の良い布団まであった。
「荷物は置いたかしら?」
「はい、少ないので終わりました」
待たせては駄目かと思った小蘭は、荷物を部屋に放り投げてすぐに芙陽の元へ戻った。
芙陽に各所を案内されながら移動していたが、前から見覚えのある老人がこちらに手を振りながら歩いてきた。
「え、葉雲(イエウン)!?」
「ホホホ!驚きましたかな?」
温和そうな老人に嬉しそうに駆け寄る小蘭だが、芙陽はというと何故か震えていた。
その神秘的な雰囲気の男性は、何と頬を染めている馬の元へやって来たのだ。高貴な身分の男性だろうと皆が浮き立つなか、男性は馬の首を片手で掴むと、巨体の馬を軽々と持ち上げた。
「ぐぅ⋯ぎゃ⋯」
もがき苦しむ馬だが、周りはあまりに突然の事で呆然として動けないでいた。
「お前のような塵が小蘭をグズ呼ばわりするとは⋯ああ、腕を折ると言っていたな?そんな事を毎回やっているのか?どんな痛みか知っているか?」
男性、緑州王である緑光海は持ち上げていた馬を地面に叩き落とすと、咳き込み苦しむ馬の腕を捻り上げた。
「ぎゃあああ!!」
鈍い音がした瞬間、あまりの激痛にのたうち回る馬を見て、人事課の女性は恐怖で気絶してしまう。
「光海、何しに来たの?」
小蘭は痛みで叫び続ける馬を無視して光海に話しかけた。
「洗濯場に配属されたと聞いて様子を見に来たんだよ」
先程の冷酷な雰囲気は消え、優しい笑みを浮かべて小蘭を見つめる。
「来て良かったよ。こんな塵が責任者などあり得ない。抗議して変えてもらう。あ、これはよく聞く軟膏だ。手荒れを防いでくれる」
高級そうな軟膏を小蘭に渡した光海は、痛みに耐えられずに叫ぶ馬を冷たく見下ろした。
「痛いだろ?骨が折れると痛いんだ。お前はそれを平気でやっていたんだよ。痛みを知るには同じ事をしないとな?⋯うるさいから誰か運んでくれ。それともここで始末するか?」
なんの感情も入ってない光海に、周りはガタガタと震え上がりながらも馬を何人かで懸命に運んで行った。
「相変わらずだね。軟膏もありがとう。だけどすぐ知ると思うから伝えるけど⋯明日からまた配属先が変わるの」
「何かしでかしたのか?助けがいるなら手を貸すぞ?皇宮を大掃除するなら兵を集めて⋯」
「いやいや、物騒だな!掃除はするけど、兵はいらないわ!でも聞いても怒らないでね?」
「怒るような事なのか?まさか誰かに嫁ぐとか⋯それならかなり怒るぞ?」
「嫁がない。皇后の専属女官になったのよ」
小蘭の衝撃発言にあの無表情な光海も驚愕の表情に変わった。
「皇后ってあの毒婦か?チッ!やっぱり排除しておけば良かった!」
「おい!恐ろしい事を平気で言うね?私は大丈夫だから心配しないで!」
「心配しない方がおかしいぞ。あの毒婦が何もしないわけが無い」
緑光海の言葉に横で聞いていた白風も深く頷く。
「売られた喧嘩は買うだけよ!毒婦だか厚化粧ばばあだか知らないけど上等よ!!」
「厚化粧ばばあとは言ってないぞ?」
苦笑いする光海とつい吹き出してしまう白風。
「とにかく!明日から頑張るから応援よろしくね!」
「「⋯⋯」」
意欲に満ちた小蘭を見て何とも言えない気持ちになる光海と白風だった。
「今何と言った?」
「はっ!白風が黒家に報告してしましました!」
空気が読めないのか元気良く報告するのは、黄家の密偵だ。
「何故止めないんだ!戦だ⋯戦が起こるぞ!」
皇帝である龍飛は頭を抱えた。
「父上、知られた以上は対策を練らないと、黄家が終わります」
第二皇子の龍麒が更に現実を突きつける。
「先代に仲裁してもらう手もある。いくら黒麗南(コクレイナン)でも父親の言う事は聞くだろう」
「お言葉を返すようですが、先代も麗蘭をかなり溺愛しています。俺も何回殺されそうになったか」
「⋯⋯お前は何をしたんだ!」
父子で頭を悩ましていた時、この国の宰相であり麗蘭の父親である紅州王こと紅司炎が怒りを隠さずにズカズカと我が物顔で入って来た。
「おい!皇后の専属女官だって!?何で許したんだ!あの毒婦め⋯どうしてくれようか」
怒り心頭の司炎の髪が紅くなっていく。部屋が熱くなってきたので、高青が司炎を懸命に宥めていた。
「司炎、落ち着け。麗蘭がそう簡単にやられるわけがないだろう?それに俺だって考えてる!黒家が攻めてきたら紅家はどっちにつくんだ!?」
「黒家だ!麗蘭に何かあったらお前たち覚悟しろよ!」
恐ろしい捨て台詞を残して、司炎は出て行った。
「ああ、小娘一人にこの騒ぎ⋯黒家に紅家、それに緑家が敵になるのか!」
「青家は敵にはならないと思いますが、味方にもならないでしょう。白家は⋯どうでしょうか」
「皇族に対する忠誠心はどこにいったんだ!?」
「あ、言い忘れましたが、そんな状況になったら俺は麗蘭を守りますのでそのつもりでお願いします」
「!!!」
龍麒は涼しい顔でとんでもない事を言い、開いた口が塞がらない龍飛や高青を気にする事なく、政務があるのでとそそくさと去って行ったのだった。
仲良くなったそばかす少女の睦瑤(ムーヤオ)と食べるの大好きなぽっちゃり少女の環莉(ファンリー)に事情を話した小蘭は別れの挨拶をする。
「なんか今聞いても信じられない。皇后様なんて雲の上の方だもん!小蘭⋯頑張ってね!出世しても仲良くしてね!」
「睦瑤、当たり前だよ!それに失敗して戻ってくる可能性もあるからね」
「食べ物は美味しんものがいっぱいだろうなー!」
「環莉はぶれないね⋯」
男達の悩みなど知らない小蘭は白風、睦瑤、環莉と明け方まで楽しく話していたのだった。
そして一夜明け、赤色の女官服を着た小蘭は三人に別れを告げて、少しの荷物と共に悪の巣窟“帝天宮”へ向かっていた。天ちゃんは夜からフラフラと出かけていて行方不明だが、いつもの事なので小蘭は特に気にしていない。
帝天宮に向かう途中で、やはり好奇の目で見られる小蘭。小蘭の年齢で赤服を着ているのは異例中の異例で大出世だったからだ。羨望というよりは嫉妬されているのだろう厳しい視線が向けられていた。
「小蘭、いらっしゃい」
帝天宮の前で、皇后専属女官頭である芙陽(フヨウ)が待っていた。
「芙陽様。今日から宜しくお願い致します」
深く一礼する小蘭を芙陽は優しい笑みで迎えてくれた。
「ふふ。こちらこそ宜しくね。皇后様はもう起床していますからご挨拶に行きますよ」
「はい」
芙陽の後を追う形で、小蘭は魔の帝天宮へ足を踏み入れた。
朝から何人もの女官が忙しく動いていたが、小蘭を見ると皆があからさまに嫌そうな顔をする。皇后付きの女官は平均年齢が高いので、まだ十代でしかも下級女官だった小蘭を小馬鹿にしている節がある。
そんな女官達に歩きながらも指示を出す芙陽はやはり仕事が出来るし、人望も厚いのだろう。
(すごいな)
羨望の目で見ていた小蘭だが、一番行きたくない二階の一番奥の部屋の前にとうとう到着してしまった。
「皇后様。今日からの小蘭を連れて参りました」
「入りなさい」
高圧的な声が返ってきた。芙陽に次いで部屋に入った小蘭は、赤を基調とした家具や陶器、それに花瓶を見て改めて下品で不気味な部屋だと顔を少し歪ませた。部屋の奥で髪を整えている皇后、帝華妃がいた。小蘭を見ると昨日とは違い、優しい笑みで話しかけてきた。
「今日からしっかり働いて頂戴ね。何か分からないことがあったら芙陽に聞きなさい」
「はい。今日から宜しくお願い致します」
深く一礼した小蘭だが、皇后の髪を整えている女官や側にいる女官からは先ほどと同じような厳しい視線が突き刺さる。
(歓迎はされてないわね)
「では、仕事に戻ります。小蘭、今日は帝天宮の案内と配属を決めます」
「はい」
最後にまた皇后に深く一礼して、小蘭は芙陽に次いて部屋を出たのだった。帝天宮は後宮の中でも一番広大で女官も多い。女官の住む場所も一般の女官より断然に豪華だった。一人部屋で箪笥も二つあり、大きい机と質の良い布団まであった。
「荷物は置いたかしら?」
「はい、少ないので終わりました」
待たせては駄目かと思った小蘭は、荷物を部屋に放り投げてすぐに芙陽の元へ戻った。
芙陽に各所を案内されながら移動していたが、前から見覚えのある老人がこちらに手を振りながら歩いてきた。
「え、葉雲(イエウン)!?」
「ホホホ!驚きましたかな?」
温和そうな老人に嬉しそうに駆け寄る小蘭だが、芙陽はというと何故か震えていた。
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