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12.鬼
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僕は立ち上がる、大丈夫ノーダメージだし、と自分にいいきかせながら鬼をにらみつける
鬼「●▼△✕」
僕「いや、わかんないよ」
鬼「□☆△△✕」
鬼は一瞬で僕の懐に入る、そして金棒による突き
今度は5メートルくらいふっ飛ばされ地面に、枕投げのマクラ程度の衝撃で人は5メートルもふっ飛ばされるなんて無い
魔法も物理攻撃も効かないのにふっ飛ばされるってどういうこと?
あれか!、特殊効果か、スタン攻撃というやつか
僕は立ち上がる、するとまた一撃をくらって飛ばされて地面に
くっそー、立ち上がるとふっ飛ばされる、寝っ転がった状態で考える、いや立ち上がると転ばされるならこれでいい
鬼がズンズンと近づいてくる
僕は、気絶したフリしながら、水平切りの間合いに入るのを静かに待つ、
あと少し、あと一歩きたら足首水平切りをぶちかます、と思っていたら
鬼が勢いを付けてジャンプした
そして着地と同時に金棒の渾身の一撃が腹にズドーンととんでも無い破壊力で打ち付けてきた
全く痛くない
全く痛くないんだが、恐くて涙がでた、マジ死んだと思った
気付いたら僕は、地面にめり込んでいた
鬼「☆●△✕」
鬼は何かを言い放った
そして鬼は僕が死んだと思ったのか興味を示さずにズンズンと遠ざかっていった。 それから暫くは、その場から動けなかった恐くて恐ろしい体験、心が折れた
心が落ち着いたから、そろそろ祠に帰ろう
気配察知!
周りに魔物はいない
僕はたちあがり、トボトボと祠に向かうのだった
祠に戻ってからは、
いろいろ考えてしまってモヤモヤしていた、
魔法効果無効、物理攻撃無効、
その2つがあれば、たとえ最果ての地であろうと脱出出来ると思っていた
ここは異世界、地球での法則が通用するとは思ってはいけない
特殊効果は魔法でも物理でも無かった、だから効いた。 他にもあるのか?こういうの?
悩んでも仕方が無いのはわかっているのに悩んでしまう
やめやめ、ポジティブにいこう!
生きてたんだ、そう、生きてるだけで丸儲けなんだ!だから、強くなろう
ちょびっと強くなった1日の話
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