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33.勇者マキ
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王都に向かう馬車の途中
僕はマキさんの話を聞いていた
魔力は、負の魔力と正の魔力が存在し負の魔力の力を持つのが魔物と魔族、正の魔力を持つのが人間と精霊と、あと獣人、
魔法とは魔力の属性を変化させ具現化したり操作したり放出したりした物なのだそうだ
あとは例外として魔法陣が
ある、魔法陣は神の言語と言われる
陣にそって魔力が流されると特殊な魔法が発動する
あと魔力や魔法についてでいえば
セーフティーゾーンの魔法陣は魔法陣の中の全ての負の魔力を正の魔力に変換する魔法装置なのだそうだ、そして負の魔力が無くなると
魔物や魔神は死ぬそうだ
じゃあ、魔王の城を魔法陣で囲めばと思ったらそれはそれで無理らしい
祠にあった大きな六芒星魔法陣や転移魔法陣、召喚魔法陣は、全て龍脈の上に設置されているとか
でも小さい魔法陣、僕がセーフティーゾーンと言ってる魔法陣とかは
小さくて威力も弱いので、どこにでも設置出来るとのこと
なるほど、なるほど
僕達が異世界に来た理由は
新たな魔王が誕生したから
マキさん達は5年前に召喚され
約1年で魔王を討伐しマキさん以外の生存者は送還魔法で帰っていったらしい
マキさんが帰らなかった理由を聞くのは野暮な話だろうと思ってたら
マキさんは語りだした
「違和感だらけなんだ、こっちの世界は」
マキさんが過去の文献を調べると
5年間隔で魔王が復活し、5年間隔で異世界召喚が行われ、その1年後に魔王が討伐され、元の世界に送還される
そして、少なくとも過去50年の文献には、全て"時空の聖女ラテ"の名前がある事
ぼくが、"時空の聖女ラテ"って誰って聞くと、召喚の儀で説明してた
緑のドレスの女性の事だとわかる
「えっうそ、どう見ても20代前半だったよ、数学の先生より若く見えたし」
驚いた僕にマキさんはつけ足した
「まぁ、ラテは時空の聖女だからね、時間と空間に関する能力を持っていると言われているわ」
「ふ~ん」
なんか怪しい
まぁ、でも、僕はこの世界の人物を数えられる程度しか知らない
僕が、怪しいと思った事は
実はこっちの世界の風習みたいなこともあるかもしれない
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魔力は、負の魔力と正の魔力が存在し負の魔力の力を持つのが魔物と魔族、正の魔力を持つのが人間と精霊と、あと獣人、
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あとは例外として魔法陣が
ある、魔法陣は神の言語と言われる
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あと魔力や魔法についてでいえば
セーフティーゾーンの魔法陣は魔法陣の中の全ての負の魔力を正の魔力に変換する魔法装置なのだそうだ、そして負の魔力が無くなると
魔物や魔神は死ぬそうだ
じゃあ、魔王の城を魔法陣で囲めばと思ったらそれはそれで無理らしい
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でも小さい魔法陣、僕がセーフティーゾーンと言ってる魔法陣とかは
小さくて威力も弱いので、どこにでも設置出来るとのこと
なるほど、なるほど
僕達が異世界に来た理由は
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マキさんが過去の文献を調べると
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そして、少なくとも過去50年の文献には、全て"時空の聖女ラテ"の名前がある事
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緑のドレスの女性の事だとわかる
「えっうそ、どう見ても20代前半だったよ、数学の先生より若く見えたし」
驚いた僕にマキさんはつけ足した
「まぁ、ラテは時空の聖女だからね、時間と空間に関する能力を持っていると言われているわ」
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