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42.ジュウニジの村
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いろいろ考えながら、ジュウニジの村へ向って歩いていた
でも、結局この異世界の人間のこと社会の仕組み
全くわかってないのだから考えるだけ無駄という結論になる
そういえば、町や王都って高い塀に囲まれてるけど、まだ1度も塀中に入ったこと
ないんだよなー、ジュウニジは村だけどようやく塀の中町並みを見ることができる
森を抜けて、、、みえた村には塀が無かった、代わり幅3m程ある川がぐるっと村を
囲って流れていた
おー、畑、牧場、民家、セーフティーゾーン、畑、民家、
村に到着し橋を渡ると守衛が出てきた。 ギルドカードを見せ、村に来た理由
(ジュウジの島に行くため)滞在期間(3日程)を告げると通してもらえた、
ギルドに到着して、ここまで来るまでに倒した魔物の角やら魔石やらを売る、
まとまったお金が手に入った。 滞在期間の3日間を遊んで暮らせるくらい有る、
まぁ村なので遊ぶ場所は無いけどね
そして僕がFランクになった時に指導員に教えてもらった資料室がこのギルドにも
あるそうなので行ってみた、凄い量の本が並んでいる。
でもこの国、言葉は日本語が使われてるけど文字は異世界文字だから全く読めない、
もうねガッカリだ、諦めて資料室を後にしようとした
その時、日本語で書かれた1冊の本を見つけた
「日記」と書かれたノートだった
手に取って読んでみる。 日記の彼は、普段人と話をのが苦手でどもって喋れないのだけど、
お父さんが徹夜して買ってきてくれたドラクエ3の勇者の様に、
これからは勇者として第二の人生を歩むんだ!
みたいなことが、意気揚々と書かれてあった
一ヶ月ほどの期間、王都でのチュートリアル的な生活を終えると、
1年後に魔王討伐の為再び王都に集まる、それまでは各自レベル上げという流れに
なるそうだ。 王都をでるとき、日記の彼はクラスのどのパーティーにも入れて
もらえなかった、でも、日記の彼はポジティブだった、一人で魔王を倒してやる
僕は勇者だ! みたいなノリ
しかし、威勢がいいのはここまでだった。 コミュ症な日記の彼は誰とも話せない
次第に日記の内容が愚痴日記に変わっていく、
そして、今度は書くことがなくなったのか、愚痴日記は
「○月△日、今日は○○を食べた」
献立表に変わっていった
献立表は読み飛ばすと、一気に最後のページに迄行きつく
1年後の再会の日のことであった
あれから1年、
RPGの勇者は色んな人に話しかけるそれにより、ヒントが貰えて物語が進むんだ、
僕は話をするのが苦手だから話が進まない、何もおきない。 優秀なパーティ達は、
時空の聖女ラテから魔王討伐に必要なスキルの手袋を貰っていた
負の魔力を生の魔力に逆転させる魔法陣が描かれた手袋であり
魔王を倒す最後の一手となる
僕は、その手袋は貰えなかった、
手袋をもらえなかった僕の役割は勇者のオトリ役
最果ての大地に一緒に出向いて、
勇者のオトリになれって、死
そう思う僕に、聖女ラテは言った
「勇者のオトリ、素晴らしいじゃありませんか!成功すればあなたも勇者ですよ」
勇者になりたかった夢を取り戻した気がした、僕は、挑むんだ
日記はここで終わっていた
でも、結局この異世界の人間のこと社会の仕組み
全くわかってないのだから考えるだけ無駄という結論になる
そういえば、町や王都って高い塀に囲まれてるけど、まだ1度も塀中に入ったこと
ないんだよなー、ジュウニジは村だけどようやく塀の中町並みを見ることができる
森を抜けて、、、みえた村には塀が無かった、代わり幅3m程ある川がぐるっと村を
囲って流れていた
おー、畑、牧場、民家、セーフティーゾーン、畑、民家、
村に到着し橋を渡ると守衛が出てきた。 ギルドカードを見せ、村に来た理由
(ジュウジの島に行くため)滞在期間(3日程)を告げると通してもらえた、
ギルドに到着して、ここまで来るまでに倒した魔物の角やら魔石やらを売る、
まとまったお金が手に入った。 滞在期間の3日間を遊んで暮らせるくらい有る、
まぁ村なので遊ぶ場所は無いけどね
そして僕がFランクになった時に指導員に教えてもらった資料室がこのギルドにも
あるそうなので行ってみた、凄い量の本が並んでいる。
でもこの国、言葉は日本語が使われてるけど文字は異世界文字だから全く読めない、
もうねガッカリだ、諦めて資料室を後にしようとした
その時、日本語で書かれた1冊の本を見つけた
「日記」と書かれたノートだった
手に取って読んでみる。 日記の彼は、普段人と話をのが苦手でどもって喋れないのだけど、
お父さんが徹夜して買ってきてくれたドラクエ3の勇者の様に、
これからは勇者として第二の人生を歩むんだ!
みたいなことが、意気揚々と書かれてあった
一ヶ月ほどの期間、王都でのチュートリアル的な生活を終えると、
1年後に魔王討伐の為再び王都に集まる、それまでは各自レベル上げという流れに
なるそうだ。 王都をでるとき、日記の彼はクラスのどのパーティーにも入れて
もらえなかった、でも、日記の彼はポジティブだった、一人で魔王を倒してやる
僕は勇者だ! みたいなノリ
しかし、威勢がいいのはここまでだった。 コミュ症な日記の彼は誰とも話せない
次第に日記の内容が愚痴日記に変わっていく、
そして、今度は書くことがなくなったのか、愚痴日記は
「○月△日、今日は○○を食べた」
献立表に変わっていった
献立表は読み飛ばすと、一気に最後のページに迄行きつく
1年後の再会の日のことであった
あれから1年、
RPGの勇者は色んな人に話しかけるそれにより、ヒントが貰えて物語が進むんだ、
僕は話をするのが苦手だから話が進まない、何もおきない。 優秀なパーティ達は、
時空の聖女ラテから魔王討伐に必要なスキルの手袋を貰っていた
負の魔力を生の魔力に逆転させる魔法陣が描かれた手袋であり
魔王を倒す最後の一手となる
僕は、その手袋は貰えなかった、
手袋をもらえなかった僕の役割は勇者のオトリ役
最果ての大地に一緒に出向いて、
勇者のオトリになれって、死
そう思う僕に、聖女ラテは言った
「勇者のオトリ、素晴らしいじゃありませんか!成功すればあなたも勇者ですよ」
勇者になりたかった夢を取り戻した気がした、僕は、挑むんだ
日記はここで終わっていた
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