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次の週末が迫った金曜日の放課後に、淳美は職員室をあとにした。
夏休みが目前となった十八時の空は、西の空へ刻一刻と沈んでいく太陽が、とろんとした半熟卵色を纏っていたが、夕空は一日の終わりを感じさせつつも明るかった。近隣の住宅から流れる夕餉の匂いが、初夏の蒸した空気と渾然一体となって漂うこの時間も、淳美は好きだ。
とはいえ、ようやく迎えた金曜日なのに、以前ほどわくわくした気持ちにはなれなかった。菊次の言葉を借りるなら、淳美は今『冴えない青色を引っ提げて』いる。こんなにもアンニュイな色彩にまみれた淳美を見れば、さすがに生徒の誰も「あっちゃん先生、デートだ」などとは言わないだろう。子どもの感性はフレッシュだから、淳美には見えなくなった色彩だって、見分けがつくだろうと信じられた。
あれから、佳奈子とは何度か顔を合わせていた。今朝だって出勤前に、菊次に寄り添って家の前を歩いているところに鉢合わせたのだ。菊次の回復は順調で、杖はついているものの歩行に問題はないという。菊次はしたり顔で、佳奈子は穏やかに、淳美へ微笑みかけてくれた。先週には確かにあったはずの確執は、まるで熱帯夜に見た悪夢であるかのように、なかったことにされていた。隠されていると分かっていても、やはり淳美に訊くすべはないのだった。他人が出しゃばるべきではない。そう己に言い聞かせるたびに、冴えない青色が雨となって、全身にべたべたと染み込んでいく。ループする煩悶を抱えたまま、裏門へ足を向けた時――佇む人物に気がついた。
「美里ちゃん」
痩せた身体。きつく編まれたおさげ頭。紺色のキュロットスカートを翻して振り返った梶本美里の眼差しは、やはり警戒心の強い猫のようで、淳美に心を許していない。低い柵の向こう側に立った美里は、青々と茂る桜の木のそばにいた。
「何してるの? 柵の中で……」
言いかけて、淳美は口を噤んだ。そういえば昼休みに、先輩の教師から話を聞いていた。飼育小屋でウサギが数羽生まれたが、すぐに息を引き取ったと。子どもたちにはショックが強い光景なので、教師だけでひっそりと埋葬したが、何人かの生徒はそのウサギを見てしまったという。そのウサギたちが、埋められた場所は――。
「この花は、花壇の花を抜いてきたんじゃないもん。家から、持ってきた花だから」
先日は口を利かなかった美里が発した声は、早口で性急な響きのアルトで、芯の部分が震えていた。この声にも色があるなら、それは冴えない青色ではないだろう。暮れなずむ町で帰路につく時、ぽうっと灯る赤信号にひどくよく似た寂しい色だ。予後の風を、こんな時にまで意識した。予後。予後。言葉の響きが、赤く揺れる。美里の声に、その響きが調和している。
「……一度おうちに帰ってから、お花を持ってきてくれたんだね」
淳美が繰り返すと、美里は世界の全てに挑みかかるような眼差しの強さを、ほんの少しだけ弱めた。美里が飼育委員だったことを、淳美は思い起こす。美里は誰より熱心に黙々と、ウサギたちの世話をしていた。桜の根元から一メートルほど離れた場所には、小さな野花を雑草の茎でまとめた花束があった。そこだけは下草がなく、混ぜ返された土が瑞々しく剥き出しになっている。
「お花、ありがとうね」
「どうして先生が、ありがとうって言うの。ウサギじゃないのに」
「そうだね。でも、美里ちゃんがお花を持ってきてくれたことが、先生は嬉しかったから。こういう気持ちにさせてくれた、お礼のありがとうだよ」
「信じない」
美里は、敵愾心を再び強めたようだ。語調がますます頑なになり、淳美を睨んだ瞳の潤みには、赤い光が宿っている。日がまた少し傾いたのだ。霧のような夕焼け色が、裏門前で見つめ合う淳美と美里を包んでいた。蝙蝠がふらつきながら山の向こうへ飛んでいき、どこかの家庭から流れてくる夕餉の匂いが濃くなった。
「あっちゃん先生だって本当は、お花だって花壇から抜いてきたって思ってるくせに。桜の芽だって、亜理紗ちゃんのパクリだって思ってるくせに」
声の震えが、大きくなる。それを必死に抑えようとする美里の声は、苦しげに掠れていた。
美里はきっと、たくさんのことに憤っている。けれど憤りの大きさを持て余して、抱えきれずに喘いでいる。美里が抱えた重い澱みを、淳美は肩代わりすることはできない。だが、軽くすることならできる。綿菓子のように柔らかいマジシャンの笑みを思い描いて、淳美は言葉を唱えた。
「誰があなたに、そんなふうに言ったのかは知らない。あとで教えてほしいけど、とにかく聞いて。先生はみんなが絵を描いている姿を見てた。ここに桜の芽があったことも、知ってるよ。あなたが教えてくれたんだから」
今日の格好がスカートではなくパンツスタイルで正解だった。淳美は柵を颯爽とまたいで、美里と同じ桜の巨木側に立った。そんな淳美を、美里は面食らった様子でまじまじと見上げてくる。
「柵の内側に入ったら、他の先生に怒られるんだよ」
「今日はウサギさんのお墓参りってことで許してもらおう。それでも怒られるなら、二人で一緒に怒られよう」
「あっちゃん先生って、変わってる」
「ほら、美里ちゃん、見て。――この枝」
淳美は、ちょうど目線の高さにある小枝を手で示した。美里は不審そうにしながらも幹を見上げて、淳美の指すものに気がついた。目が見開かれ、眉間に寄せられた皺がなくなった。
「美里ちゃんたちが見つけた新芽は、こんなに大きくなったんだよ。まだまだ他の枝より細くて柔らかいし、葉っぱも頼りないけど、ほら。葉の表面がこんなにつやつやしていて、透き通りそうな緑が優しくて逞しい。絵に描いた時と、姿かたちが変わっても。ここに確かにあったことは、消えずに残っているんだよ」
「……ウサギも?」
若い枝葉を食い入るように見つめていた美里は、視線を淳美へ転じた。
「死んだら、帰ってこないもん。もっと早く、誰かが見つけてあげてたら、死なずに済んだかもしれないのに。ここにウサギが埋められた時、このお化け桜の下なら、化けて出てくるかもしれないって、ふざけて言ってたやつがいた。そんなわけないのに……」
たくさんの憤りの一つだけに向き合っても、頭上に拡がった先達の枝葉のように複雑で膨大な感情に、すぐには整理がつかないだろう。言葉でぶつけられた死の痛みを受け止める淳美の脳裏に、菊次の声が蘇った。
――『途方もなく悲しい別れを迎えた日に、ふらりと見上げた夕空を、これまでの人生で見た中で一番美しいと感じる時が、誰にだってあるものさ』
「……悲しいね」
ぽつりと淳美はそう言って、茜色の空を見上げた。チョークで引いたような飛行機雲が、冴え冴えと澄み渡る青色と、彼岸花に似た赤色の間を、流れ星のように貫いている。
ウサギを亡くした美里にとって、この日の空は美しく映るのだろうか。予後の鈴の音が、また頭の奥で凛と鳴った。自問するまでもない。淳美はとうに知っているはずだ。誰かを失った日の空を、一度見上げているはずだ。
なのに思い出してしまうのは、介護用ベッドの上で老獪に笑う菊次の顔だった。
祖父の顔も、喪失の日の色彩も、淳美は何も思い出せない。それでも、桜の若葉のような瑞々しさを損なわずに、今も残り続けるものがある。その名前を、淳美は小声で口にした。
「いなくなっても、大好きだった記憶は消えないよ」
美里は淳美を睨みつけていたが、その瞳に張っていた潤みが雫の形を取る前に、野良猫が人間から逃げるように、たっと走って行ってしまった。淳美には見えなくなった色彩を瞳に映しているかもしれない少女の背中を、淳美は見送ることしかできなかった。
夏休みが目前となった十八時の空は、西の空へ刻一刻と沈んでいく太陽が、とろんとした半熟卵色を纏っていたが、夕空は一日の終わりを感じさせつつも明るかった。近隣の住宅から流れる夕餉の匂いが、初夏の蒸した空気と渾然一体となって漂うこの時間も、淳美は好きだ。
とはいえ、ようやく迎えた金曜日なのに、以前ほどわくわくした気持ちにはなれなかった。菊次の言葉を借りるなら、淳美は今『冴えない青色を引っ提げて』いる。こんなにもアンニュイな色彩にまみれた淳美を見れば、さすがに生徒の誰も「あっちゃん先生、デートだ」などとは言わないだろう。子どもの感性はフレッシュだから、淳美には見えなくなった色彩だって、見分けがつくだろうと信じられた。
あれから、佳奈子とは何度か顔を合わせていた。今朝だって出勤前に、菊次に寄り添って家の前を歩いているところに鉢合わせたのだ。菊次の回復は順調で、杖はついているものの歩行に問題はないという。菊次はしたり顔で、佳奈子は穏やかに、淳美へ微笑みかけてくれた。先週には確かにあったはずの確執は、まるで熱帯夜に見た悪夢であるかのように、なかったことにされていた。隠されていると分かっていても、やはり淳美に訊くすべはないのだった。他人が出しゃばるべきではない。そう己に言い聞かせるたびに、冴えない青色が雨となって、全身にべたべたと染み込んでいく。ループする煩悶を抱えたまま、裏門へ足を向けた時――佇む人物に気がついた。
「美里ちゃん」
痩せた身体。きつく編まれたおさげ頭。紺色のキュロットスカートを翻して振り返った梶本美里の眼差しは、やはり警戒心の強い猫のようで、淳美に心を許していない。低い柵の向こう側に立った美里は、青々と茂る桜の木のそばにいた。
「何してるの? 柵の中で……」
言いかけて、淳美は口を噤んだ。そういえば昼休みに、先輩の教師から話を聞いていた。飼育小屋でウサギが数羽生まれたが、すぐに息を引き取ったと。子どもたちにはショックが強い光景なので、教師だけでひっそりと埋葬したが、何人かの生徒はそのウサギを見てしまったという。そのウサギたちが、埋められた場所は――。
「この花は、花壇の花を抜いてきたんじゃないもん。家から、持ってきた花だから」
先日は口を利かなかった美里が発した声は、早口で性急な響きのアルトで、芯の部分が震えていた。この声にも色があるなら、それは冴えない青色ではないだろう。暮れなずむ町で帰路につく時、ぽうっと灯る赤信号にひどくよく似た寂しい色だ。予後の風を、こんな時にまで意識した。予後。予後。言葉の響きが、赤く揺れる。美里の声に、その響きが調和している。
「……一度おうちに帰ってから、お花を持ってきてくれたんだね」
淳美が繰り返すと、美里は世界の全てに挑みかかるような眼差しの強さを、ほんの少しだけ弱めた。美里が飼育委員だったことを、淳美は思い起こす。美里は誰より熱心に黙々と、ウサギたちの世話をしていた。桜の根元から一メートルほど離れた場所には、小さな野花を雑草の茎でまとめた花束があった。そこだけは下草がなく、混ぜ返された土が瑞々しく剥き出しになっている。
「お花、ありがとうね」
「どうして先生が、ありがとうって言うの。ウサギじゃないのに」
「そうだね。でも、美里ちゃんがお花を持ってきてくれたことが、先生は嬉しかったから。こういう気持ちにさせてくれた、お礼のありがとうだよ」
「信じない」
美里は、敵愾心を再び強めたようだ。語調がますます頑なになり、淳美を睨んだ瞳の潤みには、赤い光が宿っている。日がまた少し傾いたのだ。霧のような夕焼け色が、裏門前で見つめ合う淳美と美里を包んでいた。蝙蝠がふらつきながら山の向こうへ飛んでいき、どこかの家庭から流れてくる夕餉の匂いが濃くなった。
「あっちゃん先生だって本当は、お花だって花壇から抜いてきたって思ってるくせに。桜の芽だって、亜理紗ちゃんのパクリだって思ってるくせに」
声の震えが、大きくなる。それを必死に抑えようとする美里の声は、苦しげに掠れていた。
美里はきっと、たくさんのことに憤っている。けれど憤りの大きさを持て余して、抱えきれずに喘いでいる。美里が抱えた重い澱みを、淳美は肩代わりすることはできない。だが、軽くすることならできる。綿菓子のように柔らかいマジシャンの笑みを思い描いて、淳美は言葉を唱えた。
「誰があなたに、そんなふうに言ったのかは知らない。あとで教えてほしいけど、とにかく聞いて。先生はみんなが絵を描いている姿を見てた。ここに桜の芽があったことも、知ってるよ。あなたが教えてくれたんだから」
今日の格好がスカートではなくパンツスタイルで正解だった。淳美は柵を颯爽とまたいで、美里と同じ桜の巨木側に立った。そんな淳美を、美里は面食らった様子でまじまじと見上げてくる。
「柵の内側に入ったら、他の先生に怒られるんだよ」
「今日はウサギさんのお墓参りってことで許してもらおう。それでも怒られるなら、二人で一緒に怒られよう」
「あっちゃん先生って、変わってる」
「ほら、美里ちゃん、見て。――この枝」
淳美は、ちょうど目線の高さにある小枝を手で示した。美里は不審そうにしながらも幹を見上げて、淳美の指すものに気がついた。目が見開かれ、眉間に寄せられた皺がなくなった。
「美里ちゃんたちが見つけた新芽は、こんなに大きくなったんだよ。まだまだ他の枝より細くて柔らかいし、葉っぱも頼りないけど、ほら。葉の表面がこんなにつやつやしていて、透き通りそうな緑が優しくて逞しい。絵に描いた時と、姿かたちが変わっても。ここに確かにあったことは、消えずに残っているんだよ」
「……ウサギも?」
若い枝葉を食い入るように見つめていた美里は、視線を淳美へ転じた。
「死んだら、帰ってこないもん。もっと早く、誰かが見つけてあげてたら、死なずに済んだかもしれないのに。ここにウサギが埋められた時、このお化け桜の下なら、化けて出てくるかもしれないって、ふざけて言ってたやつがいた。そんなわけないのに……」
たくさんの憤りの一つだけに向き合っても、頭上に拡がった先達の枝葉のように複雑で膨大な感情に、すぐには整理がつかないだろう。言葉でぶつけられた死の痛みを受け止める淳美の脳裏に、菊次の声が蘇った。
――『途方もなく悲しい別れを迎えた日に、ふらりと見上げた夕空を、これまでの人生で見た中で一番美しいと感じる時が、誰にだってあるものさ』
「……悲しいね」
ぽつりと淳美はそう言って、茜色の空を見上げた。チョークで引いたような飛行機雲が、冴え冴えと澄み渡る青色と、彼岸花に似た赤色の間を、流れ星のように貫いている。
ウサギを亡くした美里にとって、この日の空は美しく映るのだろうか。予後の鈴の音が、また頭の奥で凛と鳴った。自問するまでもない。淳美はとうに知っているはずだ。誰かを失った日の空を、一度見上げているはずだ。
なのに思い出してしまうのは、介護用ベッドの上で老獪に笑う菊次の顔だった。
祖父の顔も、喪失の日の色彩も、淳美は何も思い出せない。それでも、桜の若葉のような瑞々しさを損なわずに、今も残り続けるものがある。その名前を、淳美は小声で口にした。
「いなくなっても、大好きだった記憶は消えないよ」
美里は淳美を睨みつけていたが、その瞳に張っていた潤みが雫の形を取る前に、野良猫が人間から逃げるように、たっと走って行ってしまった。淳美には見えなくなった色彩を瞳に映しているかもしれない少女の背中を、淳美は見送ることしかできなかった。
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