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第五章
七話 【覚醒!】
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ベンゾウは落ち着いていた。
前回は体力を削られてのボス戦だったが、今度は違う。
相手があの時より強かろうが、ベンゾウには関係なかった…
ぼーっとしてる様にも見えるベンゾウは、なんだか不思議な感覚の中にいた。
周りの時間だけがゆっくり流れる感覚に近かった。
王の目の前で少女は、ただ立っていた。
それが王の逆鱗に触れる。
怒りを露わにした顔で、力任せに右手の剣を振り下ろす。
ベンゾウにはスローモーションに映る。
半身を右に下げるだけで、剣はゆっくりとベンゾウの目の前を通り過ぎて地面をえぐる。
王の目はまだ地面に刺さる剣を見ている。
避けられたと認識した王の視線が、右のベンゾウを追いかける。
ゆっくり剣が下から右へ薙ぎ払う様にベンゾウを追いかけて来るが、右手の國家を左に抱え込む様に体を丸めると、王の剣はベンゾウの上を通過し、王の体正面はガラ空きになる。
決まった…
だがベンゾウは、この感覚をもっと楽しみたかった。
地面を蹴り伸び切った王の左足を、力を蓄えた右手の國家で斬りながら、くるりと回るベンゾウ。
背後の王と同じ姿勢になり、離れた惣一郎を目視する。
王はまだ気付かない。
目の前で背中を見せる少女に。
薙ぎ払った剣に何の感触も無い事に気付くと、遅れて隙を作ってしまった事に焦りを見せる王。
勢いよく振り抜いた剣を力任せに引き戻そうとすると、踏ん張った左足が勝手に下がる!
王が理解できたのは、置き去りにされた自分の足を見てからだった。
右足だけでは踏ん張れず、開いた体そのままに背中から後ろに倒れると、すぐ上体を起こし少女を探す王!
お目当ての少女は何もせず、振り返る様に背中を見せて笑っていた。
銀髪の少女はメガネの奥で、冷たく笑って王を見下ろしていたのだ。
背中から倒れた様は、さぞ滑稽に見えただろう。
すでに怒りをむき出しにしていた王だったが、少女の笑みに理性を失い、動物の本能だけで怒り狂う!
斬るはずの剣を投げつけ、無い足で地面を蹴り、掴み掛かろうと牙を剥き出して少女に襲い掛かる!
だが少女には全てが届かなかった。
すでに飽きたのか、こちらを見もせず離れていく少女の背中。
相手にもされていなかった事に、王は気付いただろうか?
王の目にはゆっくりと世界が縦に回り、首のない自分の体が一瞬見えたのを最後に意識は闇に堕ちて行く。
この戦いは惣一郎にも見えていた。
見えてはいたが、理解が出来なかった。
いつもの素早い動きのベンゾウじゃない、普通に動いているだけだったのだ。
王の猛攻を予知でもしてた様に、事前に知っていた動きに見えたのだ。
惣一郎はククリ刀を収納すると、笑顔で戻るベンゾウの頭をクシャクシャしながら「お疲れ」っと声をかける。
リヴォイ達は瞬きも忘れ、一連の出来事に夢でも見ている様な感覚だった。
『ただの噂じゃなかった… 今なら盗賊が1000人でも信じる!』
そう思っていた…
リヴォイ達は討伐証明の為、ハイオークの耳を集めていた。
元々リヴォイ達の依頼は町の近くの森でオークの目撃が相次ぎ、ギルドが調査に乗り出した結果、ここにいる。
事は大きく、目撃のあったオークはハイオークであり、それだけでも大騒ぎになるだろう。
しかも行き合った惣一郎達がそれを、あっさり討伐した…
誰も信じないだろう話に、せめて証拠にと耳を集めている。
「終わりました、ソウイチロウ殿」
殿?
「じゃ、まぁ早く森を出ますか!」
「はい!」
?
急によそよそしさを感じながら、惣一郎は森の中を歩き出す。
ハイオークの群れを倒してからは危険も無く順調に進んでいたが、一向に森が終わる気配はない。
まぁ冒険者が迷子になる森だ、近いわけもないかと、一泊も視野に考えながら歩き続ける。
しかしこのテレキシスの魔法は、使い勝手がいいぞ…
思い通りに動く円盤は魔法っぽくはないが、結構強くなった気がするなぁ…
その通りである。
ただの運搬魔法をこんな使い方出来るのは、惣一郎だけだろう。
通常ククリ刀一本を持ち上げ、回転させながら自在に飛ばせば、魔力なんていくらあっても足りない。
呪羅流眠あっての話なのだろう…
実際あの数のハイオークをひとりで倒せる者はこの国にはおらず、罠や毒などで弱らせてと時間と金と人のいる仕事になるはずだった今回の事件…
ギルドに知れれば惣一郎の名は、益々有名になり世界に知れ渡る事だろう。
そこで…
「あぁ、海神の矛の皆さん! これって今後、危険は無くなったって事だよね?」
「はい… ハイオークの王はもういませんし、はぐれたハイオークでもいない限り危険は無いかと…」
「では、何も無かった事にしませんか?」
突然の提案に理解が追いつかない3人の冒険者。
「えっでも、すごい功績ですよ! きっと報酬も相当な額に…」
「いえ、終わった事で不安にさせる必要もないですし、お金や名声はいりませんので… そだ! ここにゴブリンの耳がいくつかあります! 皆さんでオークじゃなくゴブリンだったと報告してくれれば誰も不安にならずに済みますよね?」
固まるリヴォイ…
『凄いお人だ… これだけの事を無かった事になんて、とても真似できない… きっと今までも人知れず、凄い事をして来たのだろう…』
目を輝かす冒険者が答える。
「わかりました、命の恩人の頼みです。全て無かった事にすると約束しましょう」
ホッと胸を撫で下ろす惣一郎だった…
前回は体力を削られてのボス戦だったが、今度は違う。
相手があの時より強かろうが、ベンゾウには関係なかった…
ぼーっとしてる様にも見えるベンゾウは、なんだか不思議な感覚の中にいた。
周りの時間だけがゆっくり流れる感覚に近かった。
王の目の前で少女は、ただ立っていた。
それが王の逆鱗に触れる。
怒りを露わにした顔で、力任せに右手の剣を振り下ろす。
ベンゾウにはスローモーションに映る。
半身を右に下げるだけで、剣はゆっくりとベンゾウの目の前を通り過ぎて地面をえぐる。
王の目はまだ地面に刺さる剣を見ている。
避けられたと認識した王の視線が、右のベンゾウを追いかける。
ゆっくり剣が下から右へ薙ぎ払う様にベンゾウを追いかけて来るが、右手の國家を左に抱え込む様に体を丸めると、王の剣はベンゾウの上を通過し、王の体正面はガラ空きになる。
決まった…
だがベンゾウは、この感覚をもっと楽しみたかった。
地面を蹴り伸び切った王の左足を、力を蓄えた右手の國家で斬りながら、くるりと回るベンゾウ。
背後の王と同じ姿勢になり、離れた惣一郎を目視する。
王はまだ気付かない。
目の前で背中を見せる少女に。
薙ぎ払った剣に何の感触も無い事に気付くと、遅れて隙を作ってしまった事に焦りを見せる王。
勢いよく振り抜いた剣を力任せに引き戻そうとすると、踏ん張った左足が勝手に下がる!
王が理解できたのは、置き去りにされた自分の足を見てからだった。
右足だけでは踏ん張れず、開いた体そのままに背中から後ろに倒れると、すぐ上体を起こし少女を探す王!
お目当ての少女は何もせず、振り返る様に背中を見せて笑っていた。
銀髪の少女はメガネの奥で、冷たく笑って王を見下ろしていたのだ。
背中から倒れた様は、さぞ滑稽に見えただろう。
すでに怒りをむき出しにしていた王だったが、少女の笑みに理性を失い、動物の本能だけで怒り狂う!
斬るはずの剣を投げつけ、無い足で地面を蹴り、掴み掛かろうと牙を剥き出して少女に襲い掛かる!
だが少女には全てが届かなかった。
すでに飽きたのか、こちらを見もせず離れていく少女の背中。
相手にもされていなかった事に、王は気付いただろうか?
王の目にはゆっくりと世界が縦に回り、首のない自分の体が一瞬見えたのを最後に意識は闇に堕ちて行く。
この戦いは惣一郎にも見えていた。
見えてはいたが、理解が出来なかった。
いつもの素早い動きのベンゾウじゃない、普通に動いているだけだったのだ。
王の猛攻を予知でもしてた様に、事前に知っていた動きに見えたのだ。
惣一郎はククリ刀を収納すると、笑顔で戻るベンゾウの頭をクシャクシャしながら「お疲れ」っと声をかける。
リヴォイ達は瞬きも忘れ、一連の出来事に夢でも見ている様な感覚だった。
『ただの噂じゃなかった… 今なら盗賊が1000人でも信じる!』
そう思っていた…
リヴォイ達は討伐証明の為、ハイオークの耳を集めていた。
元々リヴォイ達の依頼は町の近くの森でオークの目撃が相次ぎ、ギルドが調査に乗り出した結果、ここにいる。
事は大きく、目撃のあったオークはハイオークであり、それだけでも大騒ぎになるだろう。
しかも行き合った惣一郎達がそれを、あっさり討伐した…
誰も信じないだろう話に、せめて証拠にと耳を集めている。
「終わりました、ソウイチロウ殿」
殿?
「じゃ、まぁ早く森を出ますか!」
「はい!」
?
急によそよそしさを感じながら、惣一郎は森の中を歩き出す。
ハイオークの群れを倒してからは危険も無く順調に進んでいたが、一向に森が終わる気配はない。
まぁ冒険者が迷子になる森だ、近いわけもないかと、一泊も視野に考えながら歩き続ける。
しかしこのテレキシスの魔法は、使い勝手がいいぞ…
思い通りに動く円盤は魔法っぽくはないが、結構強くなった気がするなぁ…
その通りである。
ただの運搬魔法をこんな使い方出来るのは、惣一郎だけだろう。
通常ククリ刀一本を持ち上げ、回転させながら自在に飛ばせば、魔力なんていくらあっても足りない。
呪羅流眠あっての話なのだろう…
実際あの数のハイオークをひとりで倒せる者はこの国にはおらず、罠や毒などで弱らせてと時間と金と人のいる仕事になるはずだった今回の事件…
ギルドに知れれば惣一郎の名は、益々有名になり世界に知れ渡る事だろう。
そこで…
「あぁ、海神の矛の皆さん! これって今後、危険は無くなったって事だよね?」
「はい… ハイオークの王はもういませんし、はぐれたハイオークでもいない限り危険は無いかと…」
「では、何も無かった事にしませんか?」
突然の提案に理解が追いつかない3人の冒険者。
「えっでも、すごい功績ですよ! きっと報酬も相当な額に…」
「いえ、終わった事で不安にさせる必要もないですし、お金や名声はいりませんので… そだ! ここにゴブリンの耳がいくつかあります! 皆さんでオークじゃなくゴブリンだったと報告してくれれば誰も不安にならずに済みますよね?」
固まるリヴォイ…
『凄いお人だ… これだけの事を無かった事になんて、とても真似できない… きっと今までも人知れず、凄い事をして来たのだろう…』
目を輝かす冒険者が答える。
「わかりました、命の恩人の頼みです。全て無かった事にすると約束しましょう」
ホッと胸を撫で下ろす惣一郎だった…
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