97 / 409
第六章
十話 【ダンジョンへの決意!】
しおりを挟む
かれこれ12時間が経過。
まだ巨人には戻らない。
このまま治る事を祈るばかりだ。
「なぁモモ。ダンジョン産の薬って、よくある物なのか?」
「珍しい……と…思います」
「ダンジョン産に弱くなる薬や、何でも治す薬でもあればなぁ」
ネットで毒に効く薬が買えれば効きそうなのだが、処方箋がいる物は買えないし、そもそもなんの毒なのかも分からない。
そんな惣一郎も言うほど知識がある訳でもない。
「いえ……でも…ダンジョンのクリア報酬は……その…強い思いに…左右されると…聞いた事が……」
まどろこしい喋り方だ。
意見を言えない環境で育って来たのだろうか?
「まぁダンジョンは、行ってみるつもりだったし、いっちょ狙って見ますか!」
「おお!」っと返事をしたのは、やはりベンゾウだけであった。
そこでモモが巨大化する!
半日はもちそうだな…
テントの中にベッドを増やして、明日出発する事にした。
翌朝、ご飯と納豆と味噌汁と和食な朝食を食べ、今度こそエルサムロへ向かう!
意外にモモは、納豆が気に入ったそうだ。
リアクションを期待する惣一郎は面白くない。
クロの荷車で草原を北に進む。
地図によればこの先の小さな森を抜けるとエルサムロの街があるはずなのだが、まっ距離はまだあるので、のんびり行きましょう!
荷車に揺られながら冒険者と言うモモは、どんなタイプか質問すると、槍が得意なのだそうで、魔法は[サーチ]とキュアが使えると言う。
基本このサーチと言う索敵魔法で無駄な戦闘は避けて行くそうだが、残念ながら索敵はクロとベンゾウが普通に出来るので、期待はしていなかった。
モモの心…
『惣一郎様は、面倒臭さそうにしながらも、最後には助けてくださる。ただのキュアにここまでの効果があるなんて…… 本当にすごい。この方が現れなければ、わたくしはずっとあの林を出る事が出来なかったでしょう… 名の知れる大魔導士なのかも知れません…それにマジックバッグを必要としない魔法も… 年上とお見受けするが、ベンゾウ殿とはどういった御関係なのでしょうか… 気になります』
軽やかな足取りのクロは疲れる様子も無く、3人を乗せ荷車を引いて行く。
荷車の秘密を知らないモモには、凄い犬に見えるだろう。
そんなクロが、右遠くに見える岩と木が固まってる場所を気にしてる様だった。
そして進行方向先に見える大岩の手前で足取りがゆっくりと止まり、惣一郎の顔を見る。
何かあるのだろうか…
ベンゾウも腰の小刀に手をかけている。
すると岩陰から数人の異様な姿の男が現れる。
ベルフ? ではない様だが…
オオカミの様な顔に冒険者の様な格好で、手には武器を持っている。
十中八九盗賊の類いであろう、この異様な種族は…
「あれは[ニキ族]! 惣一郎様、逃げましょう… ニキ族です!」
パンダ達の様な、獣人が色濃く出た種族なのだろうか?
逃げる事はないだろうと惣一郎は、荷車から降り杖を持つ。
ベンゾウもすでにクロの前にいる。
「おいおい、賢いワンちゃんだなぁ」
「ウヒョーこりゃ、べっぴんさんだ! 俺がもらうぜ!」
はい、ゲス確定です。
惣一郎の周りにはすでに、苦無が4本浮かんでいた。
「何か用か?」
惣一郎の問いを無視するオオカミ男達は、いやらしい笑みを浮かべ、仲間を呼ぶ。
アオーーーン!
するとクロが気にしてた右の岩場から、さらに七人のオオカミ男が馬に乗り、こちらへと向かって来る。
ヨダレを垂らし、ベンゾウを見る五人のオオカミ男。
モモの顔は引き攣っていた。
「ベンゾウ、そっちは任せた。俺は向こうから来るのをやるよ」
淡々と指示する惣一郎の言葉を聞くと、ニヤっと口元を上げるベンゾウ。
一瞬で五人の背後にまわる!
惣一郎の周りの苦無は回転を始め、まだ遠いニキ族へ飛ぶ。
目の前の獣人の少女が消えた事に遅れて気付くオオカミ男達は、慌てて武器を前に少女を探す。
すると、一番後ろのニキ族の首が落ちる。
ドサっと倒れる音に振り返る四人には、ベンゾウは映らなかった。
宙を舞うベンゾウは四人の後ろに音もなく降りると、また後ろの男が左右の肩から対角線に四つになってバサバサっと崩れる。
馬に乗って向かって来るニキ族も後ろから、惣一郎の苦無の餌食になって行く。
馬で前を走る者は気付かずに、その後を馬だけが追う。
ベンゾウの前の三人が、二人減った事に気付くと、笑みは消えていた。
「な、なんなんだテメー!」
ゆっくり歩き出すベンゾウ、三人は答えないベンゾウに一斉に襲い掛かる。
上から振り下ろされる剣を体を少し捻って、やり過ごすと國千代が両腕ごと首を刎ね、右から来る2人目の突きを背中で無視すると、振りかぶる左の3人目が下半身と分かれる。
ようやく惣一郎の前に馬で着いたニキ族の援軍は、ベンゾウと戦う仲間を見て手綱を引き、後ろの六人に「先にあの女だ!」と振り返る!
だが後ろには、馬だけが六頭いるだけだった。
さらに自分達が来た方向に点々と倒れている仲間を見つける。
突きを躱された男は、なんの抵抗も見せない剣に勢いが余り、バランスを崩し前に出過ぎると、後ろから首を冷たい感触が通過するのを感じ意識を失くす。
惣一郎は鉄球を出し、馬上で振り返り驚く最後の一人に飛ばす。
下顎を鉄球で殴られ、馬から落ちるオオカミ男は地面が回り、すぐには立てずに暴れる。
モモは何が起きたか理解するのに、時間がいる様だった。
まだ巨人には戻らない。
このまま治る事を祈るばかりだ。
「なぁモモ。ダンジョン産の薬って、よくある物なのか?」
「珍しい……と…思います」
「ダンジョン産に弱くなる薬や、何でも治す薬でもあればなぁ」
ネットで毒に効く薬が買えれば効きそうなのだが、処方箋がいる物は買えないし、そもそもなんの毒なのかも分からない。
そんな惣一郎も言うほど知識がある訳でもない。
「いえ……でも…ダンジョンのクリア報酬は……その…強い思いに…左右されると…聞いた事が……」
まどろこしい喋り方だ。
意見を言えない環境で育って来たのだろうか?
「まぁダンジョンは、行ってみるつもりだったし、いっちょ狙って見ますか!」
「おお!」っと返事をしたのは、やはりベンゾウだけであった。
そこでモモが巨大化する!
半日はもちそうだな…
テントの中にベッドを増やして、明日出発する事にした。
翌朝、ご飯と納豆と味噌汁と和食な朝食を食べ、今度こそエルサムロへ向かう!
意外にモモは、納豆が気に入ったそうだ。
リアクションを期待する惣一郎は面白くない。
クロの荷車で草原を北に進む。
地図によればこの先の小さな森を抜けるとエルサムロの街があるはずなのだが、まっ距離はまだあるので、のんびり行きましょう!
荷車に揺られながら冒険者と言うモモは、どんなタイプか質問すると、槍が得意なのだそうで、魔法は[サーチ]とキュアが使えると言う。
基本このサーチと言う索敵魔法で無駄な戦闘は避けて行くそうだが、残念ながら索敵はクロとベンゾウが普通に出来るので、期待はしていなかった。
モモの心…
『惣一郎様は、面倒臭さそうにしながらも、最後には助けてくださる。ただのキュアにここまでの効果があるなんて…… 本当にすごい。この方が現れなければ、わたくしはずっとあの林を出る事が出来なかったでしょう… 名の知れる大魔導士なのかも知れません…それにマジックバッグを必要としない魔法も… 年上とお見受けするが、ベンゾウ殿とはどういった御関係なのでしょうか… 気になります』
軽やかな足取りのクロは疲れる様子も無く、3人を乗せ荷車を引いて行く。
荷車の秘密を知らないモモには、凄い犬に見えるだろう。
そんなクロが、右遠くに見える岩と木が固まってる場所を気にしてる様だった。
そして進行方向先に見える大岩の手前で足取りがゆっくりと止まり、惣一郎の顔を見る。
何かあるのだろうか…
ベンゾウも腰の小刀に手をかけている。
すると岩陰から数人の異様な姿の男が現れる。
ベルフ? ではない様だが…
オオカミの様な顔に冒険者の様な格好で、手には武器を持っている。
十中八九盗賊の類いであろう、この異様な種族は…
「あれは[ニキ族]! 惣一郎様、逃げましょう… ニキ族です!」
パンダ達の様な、獣人が色濃く出た種族なのだろうか?
逃げる事はないだろうと惣一郎は、荷車から降り杖を持つ。
ベンゾウもすでにクロの前にいる。
「おいおい、賢いワンちゃんだなぁ」
「ウヒョーこりゃ、べっぴんさんだ! 俺がもらうぜ!」
はい、ゲス確定です。
惣一郎の周りにはすでに、苦無が4本浮かんでいた。
「何か用か?」
惣一郎の問いを無視するオオカミ男達は、いやらしい笑みを浮かべ、仲間を呼ぶ。
アオーーーン!
するとクロが気にしてた右の岩場から、さらに七人のオオカミ男が馬に乗り、こちらへと向かって来る。
ヨダレを垂らし、ベンゾウを見る五人のオオカミ男。
モモの顔は引き攣っていた。
「ベンゾウ、そっちは任せた。俺は向こうから来るのをやるよ」
淡々と指示する惣一郎の言葉を聞くと、ニヤっと口元を上げるベンゾウ。
一瞬で五人の背後にまわる!
惣一郎の周りの苦無は回転を始め、まだ遠いニキ族へ飛ぶ。
目の前の獣人の少女が消えた事に遅れて気付くオオカミ男達は、慌てて武器を前に少女を探す。
すると、一番後ろのニキ族の首が落ちる。
ドサっと倒れる音に振り返る四人には、ベンゾウは映らなかった。
宙を舞うベンゾウは四人の後ろに音もなく降りると、また後ろの男が左右の肩から対角線に四つになってバサバサっと崩れる。
馬に乗って向かって来るニキ族も後ろから、惣一郎の苦無の餌食になって行く。
馬で前を走る者は気付かずに、その後を馬だけが追う。
ベンゾウの前の三人が、二人減った事に気付くと、笑みは消えていた。
「な、なんなんだテメー!」
ゆっくり歩き出すベンゾウ、三人は答えないベンゾウに一斉に襲い掛かる。
上から振り下ろされる剣を体を少し捻って、やり過ごすと國千代が両腕ごと首を刎ね、右から来る2人目の突きを背中で無視すると、振りかぶる左の3人目が下半身と分かれる。
ようやく惣一郎の前に馬で着いたニキ族の援軍は、ベンゾウと戦う仲間を見て手綱を引き、後ろの六人に「先にあの女だ!」と振り返る!
だが後ろには、馬だけが六頭いるだけだった。
さらに自分達が来た方向に点々と倒れている仲間を見つける。
突きを躱された男は、なんの抵抗も見せない剣に勢いが余り、バランスを崩し前に出過ぎると、後ろから首を冷たい感触が通過するのを感じ意識を失くす。
惣一郎は鉄球を出し、馬上で振り返り驚く最後の一人に飛ばす。
下顎を鉄球で殴られ、馬から落ちるオオカミ男は地面が回り、すぐには立てずに暴れる。
モモは何が起きたか理解するのに、時間がいる様だった。
28
あなたにおすすめの小説
スライムすら倒せない底辺冒険者の俺、レベルアップしてハーレムを築く(予定)〜ユニークスキル[レベルアップ]を手に入れた俺は最弱魔法で無双する
カツラノエース
ファンタジー
ろくでもない人生を送っていた俺、海乃 哲也は、
23歳にして交通事故で死に、異世界転生をする。
急に異世界に飛ばされた俺、もちろん金は無い。何とか超初級クエストで金を集め武器を買ったが、俺に戦いの才能は無かったらしく、スライムすら倒せずに返り討ちにあってしまう。
完全に戦うということを諦めた俺は危険の無い薬草集めで、何とか金を稼ぎ、ひもじい思いをしながらも生き繋いでいた。
そんな日々を過ごしていると、突然ユニークスキル[レベルアップ]とやらを獲得する。
最初はこの胡散臭過ぎるユニークスキルを疑ったが、薬草集めでレベルが2に上がった俺は、好奇心に負け、ダメ元で再びスライムと戦う。
すると、前までは歯が立たなかったスライムをすんなり倒せてしまう。
どうやら本当にレベルアップしている模様。
「ちょっと待てよ?これなら最強になれるんじゃね?」
最弱魔法しか使う事の出来ない底辺冒険者である俺が、レベルアップで高みを目指す物語。
他サイトにも掲載しています。
男女比がおかしい世界の貴族に転生してしまった件
美鈴
ファンタジー
転生したのは男性が少ない世界!?貴族に生まれたのはいいけど、どういう風に生きていこう…?
最新章の第五章も夕方18時に更新予定です!
☆の話は苦手な人は飛ばしても問題無い様に物語を紡いでおります。
※ホットランキング1位、ファンタジーランキング3位ありがとうございます!
※カクヨム様にも投稿しております。内容が大幅に異なり改稿しております。
※各種ランキング1位を頂いた事がある作品です!
S級クラフトスキルを盗られた上にパーティから追放されたけど、実はスキルがなくても生産力最強なので追放仲間の美少女たちと工房やります
内田ヨシキ
ファンタジー
[第5回ドラゴンノベルス小説コンテスト 最終選考作品]
冒険者シオンは、なんでも作れる【クラフト】スキルを奪われた上に、S級パーティから追放された。しかしシオンには【クラフト】のために培った知識や技術がまだ残されていた!
物作りを通して、新たな仲間を得た彼は、世界初の技術の開発へ着手していく。
職人ギルドから追放された美少女ソフィア。
逃亡中の魔法使いノエル。
騎士職を剥奪された没落貴族のアリシア。
彼女らもまた、一度は奪われ、失ったものを、物作りを通して取り戻していく。
カクヨムにて完結済み。
( https://kakuyomu.jp/works/16817330656544103806 )
スキルはコピーして上書き最強でいいですか~改造初級魔法で便利に異世界ライフ~
深田くれと
ファンタジー
【文庫版2が4月8日に発売されます! ありがとうございます!】
異世界に飛ばされたものの、何の能力も得られなかった青年サナト。街で清掃係として働くかたわら、雑魚モンスターを狩る日々が続いていた。しかしある日、突然仕事を首になり、生きる糧を失ってしまう――。 そこで、サナトの人生を変える大事件が発生する!途方に暮れて挑んだダンジョンにて、ダンジョンを支配するドラゴンと遭遇し、自らを破壊するよう頼まれたのだ。その願いを聞きつつも、ダンジョンの後継者にはならず、能力だけを受け継いだサナト。新たな力――ダンジョンコアとともに、スキルを駆使して異世界で成り上がる!
間違い召喚! 追い出されたけど上位互換スキルでらくらく生活
カムイイムカ(神威異夢華)
ファンタジー
僕は20歳独身、名は小日向 連(こひなた れん)うだつの上がらないダメ男だ
ひょんなことから異世界に召喚されてしまいました。
間違いで召喚された為にステータスは最初見えない状態だったけどネットのネタバレ防止のように背景をぼかせば見えるようになりました。
多分不具合だとおもう。
召喚した女と王様っぽいのは何も持っていないと言って僕をポイ捨て、なんて世界だ。それも元の世界には戻せないらしい、というか戻さないみたいだ。
そんな僕はこの世界で苦労すると思ったら大間違い、王シリーズのスキルでウハウハ、製作で人助け生活していきます
◇
四巻が販売されました!
今日から四巻の範囲がレンタルとなります
書籍化に伴い一部ウェブ版と違う箇所がございます
追加場面もあります
よろしくお願いします!
一応191話で終わりとなります
最後まで見ていただきありがとうございました
コミカライズもスタートしています
毎月最初の金曜日に更新です
お楽しみください!
最難関ダンジョンをクリアした成功報酬は勇者パーティーの裏切りでした
新緑あらた
ファンタジー
最難関であるS級ダンジョン最深部の隠し部屋。金銀財宝を前に告げられた言葉は労いでも喜びでもなく、解雇通告だった。
「もうオマエはいらん」
勇者アレクサンダー、癒し手エリーゼ、赤魔道士フェルノに、自身の黒髪黒目を忌避しないことから期待していた俺は大きなショックを受ける。
ヤツらは俺の外見を受け入れていたわけじゃない。ただ仲間と思っていなかっただけ、眼中になかっただけなのだ。
転生者は曾祖父だけどチートは隔世遺伝した「俺」にも受け継がれています。
勇者達は大富豪スタートで貧民窟の住人がゴールです(笑)
レベルが上がらない【無駄骨】スキルのせいで両親に殺されかけたむっつりスケベがスキルを奪って世界を救う話。
玉ねぎサーモン
ファンタジー
絶望スキル× 害悪スキル=限界突破のユニークスキル…!?
成長できない主人公と存在するだけで周りを傷つける美少女が出会ったら、激レアユニークスキルに!
故郷を魔王に滅ぼされたむっつりスケベな主人公。
この世界ではおよそ1000人に1人がスキルを覚醒する。
持てるスキルは人によって決まっており、1つから最大5つまで。
主人公のロックは世界最高5つのスキルを持てるため将来を期待されたが、覚醒したのはハズレスキルばかり。レベルアップ時のステータス上昇値が半減する「成長抑制」を覚えたかと思えば、その次には経験値が一切入らなくなる「無駄骨」…。
期待を裏切ったため育ての親に殺されかける。
その後最高レア度のユニークスキル「スキルスナッチ」スキルを覚醒。
仲間と出会いさらに強力なユニークスキルを手に入れて世界最強へ…!?
美少女たちと冒険する主人公は、仇をとり、故郷を取り戻すことができるのか。
この作品はカクヨム・小説家になろう・Youtubeにも掲載しています。
爺さんの異世界建国記 〜荒廃した異世界を農業で立て直していきます。いきなりの土作りはうまくいかない。
秋田ノ介
ファンタジー
88歳の爺さんが、異世界に転生して農業の知識を駆使して建国をする話。
異世界では、戦乱が絶えず、土地が荒廃し、人心は乱れ、国家が崩壊している。そんな世界を司る女神から、世界を救うように懇願される。爺は、耳が遠いせいで、村長になって村人が飢えないようにしてほしいと頼まれたと勘違いする。
その願いを叶えるために、農業で村人の飢えをなくすことを目標にして、生活していく。それが、次第に輪が広がり世界の人々に希望を与え始める。戦争で成人男性が極端に少ない世界で、13歳のロッシュという若者に転生した爺の周りには、ハーレムが出来上がっていく。徐々にその地に、流浪をしている者たちや様々な種族の者たちが様々な思惑で集まり、国家が出来上がっていく。
飢えを乗り越えた『村』は、王国から狙われることとなる。強大な軍事力を誇る王国に対して、ロッシュは知恵と知識、そして魔法や仲間たちと協力して、その脅威を乗り越えていくオリジナル戦記。
完結済み。全400話、150万字程度程度になります。元は他のサイトで掲載していたものを加筆修正して、掲載します。一日、少なくとも二話は更新します。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる