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第七章
一話 【入場】
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街の中心にある丘を登ると、大岩が並ぶ真ん中に、大きな顔の石像が口を開けている。
口の大きさは、幅4m高さ5mぐらいあり、下顎部分は土の中に埋まっている。
その口の中がダンジョンになっている。
入り口の鎧を着た門番に入場許可証を見せ、中に入る。
バオ達も自分の許可証を見せ惣一郎の後を追う。
いよいよダンジョンだ!
広い洞窟の中は奥へ伸びており、入って直ぐ惣一郎は驚いていた。
奥へ続く道は登っているのだ!
混乱する惣一郎…… 何で上に道が?
これでは石像の口から、後頭部を抜けて空中に出てしまうはず?
意味がわからない……
バオ達は気にもせず普通に進んで行く。
何故か質問したら負けな気がする惣一郎は、黙って疑問を飲み込み、奥へと進む。
「ご主人様、何で上に登るの?」
『俺に聞くな!』っとコールの無駄遣い。
はっ!「ねっ、ねぇ何でバオ?」
ナイスベンゾウ!
世界一無駄な魔法の使い方する、惣一郎であった。
するとバオが、
「ダンジョンの中は、外とは別の世界と言われています。学者の中には、世界中にあるダンジョンは全て繋がっていると言う者も……」
それで倒しても減らない魔物も、どこか他所から来てるっていう仮説らしい。
この世界にいくつか確認されているダンジョンだが、まだ何処も踏破されて無いから仮説止まりって事か。
安全に奥まで行けたら、ワープで遠くに行けるかも知れないな!
真っ直ぐ登る洞窟の中は、壁が薄っすら光っているので、足元は見えるが薄暗い。
すると、ビルゲンが杖を構え念じると、光源が杖に宿り中が昼間の様に明るくなる。
ライトの魔法の様だ。
ダンジョンでは必須な魔法の様だが、惣一郎にはいくらでも、ネットで光源を作る手はあった。
魔力無しで。
「明るくて……助かります…」
モモもせっかく褒めてるし、ここはビルゲンに華を持たせよう。
一階層は強くても、ベルフぐらいとの事で、先導はバオとクロがしてくれている。
するとダンジョン初モンスターは、言った側からベルフだった。
ベルフが三匹現れ、バオがマジックバッグから弓を出し、弦を引くと、光りが現れ矢に変わる!
シュ!っと放たれた光の矢はベルフを捉え2本、3本と連続で刺さる。
流石は六階層まで登った冒険者といった感じであった。
ベルフは近づく事も出来ずに、三匹とも光る矢を胸から生やし倒れると、ゆっくり地面に吸い込まれて行く。
「魔法なのか? その弓は」
「ええ、弓自体ミチル鋼で出来ており魔石も嵌め込まれているので、杖と同じように使えます。魔法は[ライトアロー]を射っているだけなんですが、私にはこの弓の方が威力が上がるんです」
元々弓が得意な、バオならではの武器であった。
口の大きさは、幅4m高さ5mぐらいあり、下顎部分は土の中に埋まっている。
その口の中がダンジョンになっている。
入り口の鎧を着た門番に入場許可証を見せ、中に入る。
バオ達も自分の許可証を見せ惣一郎の後を追う。
いよいよダンジョンだ!
広い洞窟の中は奥へ伸びており、入って直ぐ惣一郎は驚いていた。
奥へ続く道は登っているのだ!
混乱する惣一郎…… 何で上に道が?
これでは石像の口から、後頭部を抜けて空中に出てしまうはず?
意味がわからない……
バオ達は気にもせず普通に進んで行く。
何故か質問したら負けな気がする惣一郎は、黙って疑問を飲み込み、奥へと進む。
「ご主人様、何で上に登るの?」
『俺に聞くな!』っとコールの無駄遣い。
はっ!「ねっ、ねぇ何でバオ?」
ナイスベンゾウ!
世界一無駄な魔法の使い方する、惣一郎であった。
するとバオが、
「ダンジョンの中は、外とは別の世界と言われています。学者の中には、世界中にあるダンジョンは全て繋がっていると言う者も……」
それで倒しても減らない魔物も、どこか他所から来てるっていう仮説らしい。
この世界にいくつか確認されているダンジョンだが、まだ何処も踏破されて無いから仮説止まりって事か。
安全に奥まで行けたら、ワープで遠くに行けるかも知れないな!
真っ直ぐ登る洞窟の中は、壁が薄っすら光っているので、足元は見えるが薄暗い。
すると、ビルゲンが杖を構え念じると、光源が杖に宿り中が昼間の様に明るくなる。
ライトの魔法の様だ。
ダンジョンでは必須な魔法の様だが、惣一郎にはいくらでも、ネットで光源を作る手はあった。
魔力無しで。
「明るくて……助かります…」
モモもせっかく褒めてるし、ここはビルゲンに華を持たせよう。
一階層は強くても、ベルフぐらいとの事で、先導はバオとクロがしてくれている。
するとダンジョン初モンスターは、言った側からベルフだった。
ベルフが三匹現れ、バオがマジックバッグから弓を出し、弦を引くと、光りが現れ矢に変わる!
シュ!っと放たれた光の矢はベルフを捉え2本、3本と連続で刺さる。
流石は六階層まで登った冒険者といった感じであった。
ベルフは近づく事も出来ずに、三匹とも光る矢を胸から生やし倒れると、ゆっくり地面に吸い込まれて行く。
「魔法なのか? その弓は」
「ええ、弓自体ミチル鋼で出来ており魔石も嵌め込まれているので、杖と同じように使えます。魔法は[ライトアロー]を射っているだけなんですが、私にはこの弓の方が威力が上がるんです」
元々弓が得意な、バオならではの武器であった。
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