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果物はお好き?
しおりを挟む輝く太陽。
降り注ぐ日差し。
中庭で5人の女が語り合う。
机には沢山のみずみずしい果物達が。
さあ、お茶にしましょう?
「さて、どうしましょうか?」
ノホラン妃は手に持つ喋る赤く小さな何かを手にし顔をひきつらせた。
ーたべごろだよー
ー酸っぱいよー
「私このようなもの始めて見ましたわ。」
リリーエバン妃は黄色い長いものを持って首を傾げた。
ー完熟だよー
ー甘いよー
「栄養とかどうなっているのでしょう。というか喋るって…口はドコですの!?」
モーゼル妃は白い網目のある緑の物を回しながら口を探した。
ー濃厚だよー
ー食べ頃だよー
「??」
ナターシャ側妃は机においてある紫色の粒が大量についてある房をつついた。
ー美味しいよー
ーちいさいよー
ー食べ頃だよー
ー甘いよー
「んー、食べられれば何でもいいよー。これ、ちょっと特殊な物で自分の今の状態を語る果物達だよー。ちょっと遠い国の市場にあって行くとめっちゃうるさい。」
コントラセント妃は手にしたマンゴーを切って食べた。
ーまだ摘むの早いよー
ー甘くないよー
ーあっー
「料理長が顔をひきつらせて持ってきた物ですがこんなのが有るなんてしりましんでしたわ。」
ー甘酸っぱいよー
「最近市場でよく見るようになったね。なんか知らないけど普通の果物がなりにくくなってしまったらしいよ。これがここまで来るとはねぇ。普通の物が手に入らなくなったか。」
コントラセント妃は新たに果物を取った。
「不思議ですわねぇ。何かが果物に影響を与えていると言うことで、最初になった場所に秘密があるのかもしれませんね。」
リリーエバン妃はバナナをむき、声を黙らせた。
「水かしら?あぁ、是非その土地にいきたいですわ!何が影響しているのか。調べたいですわ。」
モーゼル妃はメロンを叩きまくる。
ー甘いよー
「…土?絵本のマンドラゴラに似てる。」
リリーエバン妃は葡萄を摘まみ呟く。
ー食べ頃だよー
「それはおとぎ話ではありませんか?あの悲鳴を聴くと気絶するやつですわよね。現実にあってたまるも…喋りますね植物が。」
ー酸っぱいよー
「陛下に調査団を出して貰いましょうか。植物に詳しい人と実験出来る人も派遣させましょう。」
ーまだ摘むには早いよー
「…うるさい。」
ー濃厚だよー
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