側妃達のお茶会

マヤ

文字の大きさ
7 / 15

果物はお好き?

しおりを挟む


輝く太陽。
降り注ぐ日差し。
中庭で5人の女が語り合う。
机には沢山のみずみずしい果物達が。
さあ、お茶にしましょう?


「さて、どうしましょうか?」
ノホラン妃は手に持つ喋る赤く小さな何かを手にし顔をひきつらせた。
ーたべごろだよー
ー酸っぱいよー


「私このようなもの始めて見ましたわ。」
リリーエバン妃は黄色い長いものを持って首を傾げた。

ー完熟だよー
ー甘いよー


「栄養とかどうなっているのでしょう。というか喋るって…口はドコですの!?」
モーゼル妃は白い網目のある緑の物を回しながら口を探した。

ー濃厚だよー
ー食べ頃だよー

「??」
ナターシャ側妃は机においてある紫色の粒が大量についてある房をつついた。

ー美味しいよー
ーちいさいよー
ー食べ頃だよー
ー甘いよー

「んー、食べられれば何でもいいよー。これ、ちょっと特殊な物で自分の今の状態を語る果物達だよー。ちょっと遠い国の市場にあって行くとめっちゃうるさい。」
コントラセント妃は手にしたマンゴーを切って食べた。
ーまだ摘むの早いよー
ー甘くないよー
ーあっー

「料理長が顔をひきつらせて持ってきた物ですがこんなのが有るなんてしりましんでしたわ。」
ー甘酸っぱいよー

「最近市場でよく見るようになったね。なんか知らないけど普通の果物がなりにくくなってしまったらしいよ。これがここまで来るとはねぇ。普通の物が手に入らなくなったか。」
コントラセント妃は新たに果物を取った。

「不思議ですわねぇ。何かが果物に影響を与えていると言うことで、最初になった場所に秘密があるのかもしれませんね。」
リリーエバン妃はバナナをむき、声を黙らせた。


「水かしら?あぁ、是非その土地にいきたいですわ!何が影響しているのか。調べたいですわ。」
モーゼル妃はメロンを叩きまくる。
ー甘いよー

「…土?絵本のマンドラゴラに似てる。」
リリーエバン妃は葡萄を摘まみ呟く。
ー食べ頃だよー

「それはおとぎ話ではありませんか?あの悲鳴を聴くと気絶するやつですわよね。現実にあってたまるも…喋りますね植物が。」
ー酸っぱいよー

「陛下に調査団を出して貰いましょうか。植物に詳しい人と実験出来る人も派遣させましょう。」
ーまだ摘むには早いよー

「…うるさい。」
ー濃厚だよー
しおりを挟む
感想 0

あなたにおすすめの小説

わたしの下着 母の私をBBA~と呼ぶことのある息子がまさか...

MisakiNonagase
青春
39才の母・真知子は息子が私の下着を持ち出していることに気づいた。 ネットで同様の事象がないか調べると、案外多いようだ。 さて、真知子は息子を問い詰める? それとも気づかないふりを続けてあげるか? そのほかに外伝も綴りました。

妻からの手紙~18年の後悔を添えて~

Mio
ファンタジー
妻から手紙が来た。 妻が死んで18年目の今日。 息子の誕生日。 「お誕生日おめでとう、ルカ!愛してるわ。エミリア・シェラード」 息子は…17年前に死んだ。 手紙はもう一通あった。 俺はその手紙を読んで、一生分の後悔をした。 ------------------------------

いまさら謝罪など

あかね
ファンタジー
殿下。謝罪したところでもう遅いのです。

【完結】あなたに知られたくなかった

ここ
ファンタジー
セレナの幸せな生活はあっという間に消え去った。新しい継母と異母妹によって。 5歳まで令嬢として生きてきたセレナは6歳の今は、小さな手足で必死に下女見習いをしている。もう自分が令嬢だということは忘れていた。 そんなセレナに起きた奇跡とは?

婚約破棄された公爵令嬢は虐げられた国から出ていくことにしました~国から追い出されたのでよその国で竜騎士を目指します~

ヒンメル
ファンタジー
マグナス王国の公爵令嬢マチルダ・スチュアートは他国出身の母の容姿そっくりなためかこの国でうとまれ一人浮いた存在だった。 そんなマチルダが王家主催の夜会にて婚約者である王太子から婚約破棄を告げられ、国外退去を命じられる。 自分と同じ容姿を持つ者のいるであろう国に行けば、目立つこともなく、穏やかに暮らせるのではないかと思うのだった。 マチルダの母の祖国ドラガニアを目指す旅が今始まる――   ※文章を書く練習をしています。誤字脱字や表現のおかしい所などがあったら優しく教えてやってください。    ※第二章まで完結してます。現在、最終章をゆっくり更新中です。書くスピードが亀より遅いので、お待たせしてすみませんm(__)m    ※小説家になろう様にも投稿しています。

愚者による愚行と愚策の結果……《完結》

アーエル
ファンタジー
その愚者は無知だった。 それが転落の始まり……ではなかった。 本当の愚者は誰だったのか。 誰を相手にしていたのか。 後悔は……してもし足りない。 全13話 ‪☆他社でも公開します

父親が再婚したことで地獄の日々が始まってしまいましたが……ある日その状況は一変しました。

四季
恋愛
父親が再婚したことで地獄の日々が始まってしまいましたが……ある日その状況は一変しました。

父が再婚しました

Ruhuna
ファンタジー
母が亡くなって1ヶ月後に 父が再婚しました

処理中です...