側妃達のお茶会

マヤ

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恋をしました。

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空からは雪。
凍えるほどの寒さの中。
暖炉に火を焚いて。
春の風をおこすのは?


「それで?いつまで続くのですの?」
ノホラン妃は、ため息をはいた。


「もう少し効率良く、走らないと疲れるだけですのに、全く、陛下は変なところで優秀なのね。かくれんぼが上手ですわ。」
クッキーをつまみながら、リリーエバン妃は微笑んだ。


「半年ぐらいいなくなってから、あれですからねぇ。何かあったのかしら?」
モーゼル妃は頬に手を当て考え始めた。


「元気。いいこと。」
ナターシャ妃は、疲れきっているコントラセント妃にハンカチを渡した。


「諦めないよ。ある人の嫁になりたいからね。」
コントラセント妃は顔を赤くして、視線を反らした。


「まぁ!恋ですの?私気づきませんでしたわ!」
モーゼル妃は身を乗り出した。


「部屋に籠ってたら気づかないでしょう?無理ね。諦めなさい。私だってあの方に下賜をして欲しいと伝えて4年以上たちますもの。気長に待つしかないわ。」
ノホラン妃は布がシワになるのも気にせずにハンカチを握りしめた。


「陛下を捕まえる方法が無いわけでもありませんわ。教えて差し上げます。なので、詳細にお話くださいませ。」
リリーエバン妃は眼を細め紅茶を飲んだ。


「この間、出掛けたときに食糧尽きて倒れたところ拾って貰ったんだ。それから、色々話したら意気投合してね。嫁に来るかって言われたの。」
モジモジして語るコントラセント妃。


「え、それだけ?」
ナターシャ妃は驚いて、クッキータワーを壊した。


「まぁ、いいでしょう。陛下にこちらの紙を私から預かっていると言えば陛下は来ますわ。」
リリーエバン妃は手紙を1枚出しコントラセント妃に渡した。


「リリーエバン妃、何の手紙ですの?」
ノホラン妃は、首を傾げた。


「では、私からも。こちらを差し上げますわ。用量を守ってくださいませと伝えていただける?」
モーゼル妃は小さな小瓶を出した。


「…二人ともえげつない。私はこれ。渡してくれる?」
ナターシャ妃も3通の封筒を渡した。


「大量だね。でもありがとうー。行ってくる!」
すべて持ち、叫びながら去っていった。


「なに渡したんですの?」
ノホラン妃は呆れ顔をして3人を見た。


「私は、頼まれていた騎士達の調査ですわ。」
リリーエバン妃は微笑むとテーブルのお菓子を選び始めた。


「私も陛下から頼まれていたものですわ。育毛剤の試作品ですわ。」
モーゼル妃は扇子で口元を隠した。


「不正の手紙と暗殺計画の手紙の暗号を解読したのと、私のきょうだいが嫁入りするので通りがかりに少し滞在するという手紙。」
ナターシャ妃が指を折りながら答える。


「第一、捕まえる方法を無いとは言っても話ができるようになるとは一言も言ってないわ。


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