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第一部 プロローグ
異世界転生ってやつですかぁ?
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あれ?ここ、どこ?
「マリー。初めまして。」
目は開いてるけど、ぼんやりしてよく見えない。人影が二つ。
「ぱぱですよ~マリーちゃん。」
ん?ぱぱ?私パパなんて呼ばないよ?お父さんなの?じゃあ、もう片方がお母さん?マリーって誰?
自分では動けないし、お腹がすいたらおっぱい……これって、赤ちゃん。私赤ちゃんになってるの?あれ?私セリーヌ、今年二十ニ歳で仕事は役者……まてまて、誰か説明して~
これって、学生時代に読んでいた小説みたいじゃない?異世界転生とか?あれって、赤ん坊から始めるものなの?ええ~っっ………
神様と出会うこともなく、誰からも説明してもらえず、特殊な能力もなく……まあ、とっても元気ってくらいで、普通………前世の普通じゃなくて、この世界の普通ね……普通にスクスク成長しています。
この世界の私はマリーという名前で、貴族の家庭の三番目の子ども。兄、姉、私。
五歳になったある日、私は理解した。私が何をするべきか………
「マリー、お前は姫の側付になることが決まった。」
「姫様?」
「お生まれになったばかりのソフィーナ姫。」
「私が…ソフィーナ姫の……」
「今すぐと言うわけではないぞ?側付きになるための教育を受け…五年後だ。姫の五歳の誕生日に、お前は正式に側付きとなる。」
父に呼ばれて書斎に行ったら、父から重大決定事項を聞かされた。その話を聞きながら、前世の記憶が私の脳裏に鮮やかに甦った。
ソフィーナ姫!聞き覚えのある名前。そうよ、私の前世の役名!私は姫役だったはず。途中まで撮影していて……台本……覚えてるけど、エリーの過去の話なんてなかったわよ。ああ、今はマリーか………でも、なんで?私が側付き……側付きって、名前はエリーじゃなかった?しかも、何で私が側付き?姫じゃないの?
……まてまて、そうすると……この世界って、前世のドラマの世界ってことになるわよね。ドラマの世界で私生きてるの?夢じゃないわよね?転んで怪我したこともあったわよね。血が出て痛くて……そうよ、回復魔法が使える魔術師がいるって聞いたけど、すごく少なくって、会ったこともない。だから、魔法ありの世界なんだけど、ファンタジーっても、あまり実感なかったわね。前世みたいに便利な世の中じゃないけど、生まれてずっとこの生活だったから、これが当たり前みたいに思ってた。魔獣だとか、魔法だとか、言葉や知識はあるけど、街から出たことないし、見たことない。ドラマのまんまの設定だけど、今の私にはここが現実なの。そうよ、私はマリー、只今五歳!なんです。
「マリー?どうした、マリー。」
父に呼び掛けられ、我にかえった。
「はい。わかってます。側付きになります。あ、母に呼ばれてましたので、これで……」
頭の中ではぐるぐるしていたけど、なんとか返事をした。とにかく、この部屋から出たかった。
「明日から、先生がくるからな~」
父の言葉を背に父の書斎を出た。
「マリー。初めまして。」
目は開いてるけど、ぼんやりしてよく見えない。人影が二つ。
「ぱぱですよ~マリーちゃん。」
ん?ぱぱ?私パパなんて呼ばないよ?お父さんなの?じゃあ、もう片方がお母さん?マリーって誰?
自分では動けないし、お腹がすいたらおっぱい……これって、赤ちゃん。私赤ちゃんになってるの?あれ?私セリーヌ、今年二十ニ歳で仕事は役者……まてまて、誰か説明して~
これって、学生時代に読んでいた小説みたいじゃない?異世界転生とか?あれって、赤ん坊から始めるものなの?ええ~っっ………
神様と出会うこともなく、誰からも説明してもらえず、特殊な能力もなく……まあ、とっても元気ってくらいで、普通………前世の普通じゃなくて、この世界の普通ね……普通にスクスク成長しています。
この世界の私はマリーという名前で、貴族の家庭の三番目の子ども。兄、姉、私。
五歳になったある日、私は理解した。私が何をするべきか………
「マリー、お前は姫の側付になることが決まった。」
「姫様?」
「お生まれになったばかりのソフィーナ姫。」
「私が…ソフィーナ姫の……」
「今すぐと言うわけではないぞ?側付きになるための教育を受け…五年後だ。姫の五歳の誕生日に、お前は正式に側付きとなる。」
父に呼ばれて書斎に行ったら、父から重大決定事項を聞かされた。その話を聞きながら、前世の記憶が私の脳裏に鮮やかに甦った。
ソフィーナ姫!聞き覚えのある名前。そうよ、私の前世の役名!私は姫役だったはず。途中まで撮影していて……台本……覚えてるけど、エリーの過去の話なんてなかったわよ。ああ、今はマリーか………でも、なんで?私が側付き……側付きって、名前はエリーじゃなかった?しかも、何で私が側付き?姫じゃないの?
……まてまて、そうすると……この世界って、前世のドラマの世界ってことになるわよね。ドラマの世界で私生きてるの?夢じゃないわよね?転んで怪我したこともあったわよね。血が出て痛くて……そうよ、回復魔法が使える魔術師がいるって聞いたけど、すごく少なくって、会ったこともない。だから、魔法ありの世界なんだけど、ファンタジーっても、あまり実感なかったわね。前世みたいに便利な世の中じゃないけど、生まれてずっとこの生活だったから、これが当たり前みたいに思ってた。魔獣だとか、魔法だとか、言葉や知識はあるけど、街から出たことないし、見たことない。ドラマのまんまの設定だけど、今の私にはここが現実なの。そうよ、私はマリー、只今五歳!なんです。
「マリー?どうした、マリー。」
父に呼び掛けられ、我にかえった。
「はい。わかってます。側付きになります。あ、母に呼ばれてましたので、これで……」
頭の中ではぐるぐるしていたけど、なんとか返事をした。とにかく、この部屋から出たかった。
「明日から、先生がくるからな~」
父の言葉を背に父の書斎を出た。
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