46 / 159
お仕事頑張りましょう
本日のファー様 その9
しおりを挟む
『マネージャーサクラの今日のファー様』
映画公開!
『僕とキミの秘密の魚』
感想が続々寄せられております!
最後の最後まで見てくださいね~監督からの続編に繋がるメッセージが込められたエンドマーク。サクラは涙なしには見られませんでした。
新装版の原作小説もよろしくです~
「サクラ、新作出たの知ってた?」
久しぶりに会った、友達のリリーがパステル画の美しい天使が描かれた新刊の絵本を見せながら言った。
リリーは幼年学校の同級生で今でも仲良し。
あ、バックの中の携帯電話に着信があった。あ、また着信。チェックしなきゃね。
「知ってるも何も…この前会ったもん……」
鞄に片手を突っ込み、携帯を取り出す。
「シンラさんに?」
「うん。仕事で……………」
片手で……着信を確認っと。おお、添付あり、でかした!ファイブ!どれどれ、画像も……うおっ!
「いいなあ~サイン欲しいなぁ~……サクラ、聞いてる?」
「う。ん。聞いてるよ……」
今チェックした画像に、ちょっと、やられた。ふぅ~
シンラは人気絵本作家。同じ学校の出身で、顔見知りだったこともあり、仕事の交渉もスムーズであった。何より、彼女が騎士姿のファイブのファンであることが判明して、あっという間に話が盛り上がった訳だが。
「へえ~売れてるもんね。絵本。でも彼女、顔出しはしてないのよね?」
「そうよ~謎深き作家さんってこと。それと…少し前に~ジグ様にも会いに行ったのよ。」
「え~ジグ様にも!いいなあ~今、タクーンでしょ?行きたいなぁ~」
「うん。会いに行ったのはタクーンだけど……それがね、今、ベルドンナにいるって。」
友達でも、仕事の内容によってはまだ話せないこともあるので、何しに行ったとか、何故会ったのかは言わないのよ。
「どうして、ベルドンナ?」
「弟さんがいるんだって。」
「え?あの?」
「そう。あの。六歳下の……」
「天使。」
リリーが頬を染めて目を閉じて呟く。幼年学校の風景を思い出しているのね。そうなのよ。騎士のジグ様も格好良いけど、ジグ様がそれは、それは、可愛がっていた弟君は、もう……可愛くて、私達の間では天使と呼ばれていたのよ。サラサラの白髪に印象的な朱色の瞳。家族に愛されて宝物のように大切に守られていた。
「え?じゃあ、今、天使はベルドンナにいるの?」
「ええ。」
「成長した天使……ああ…見たい……」
「見たい?」
「見たい!見たい!見たい!」
リリーに両肩をガシッと掴まれた。
「どうしようかな…」
「サク……ラーヤ?」
肩の手に力がこもる。ごめんごめん。見せるって~
「わかったから、ちょっと、待って!」
携帯に送られてきた画像を表示し、見せるだけよ、と念を押した。
「きゃ~!何!これ!天使健在!万歳!ありがとう神様!……ふふふ…ふふふふ」
お~い、リリー……帰ってこ~い………
「この画像欲しい欲しい欲しい!」
すがるリリーから、なんとか携帯を奪い返し、鞄に入れた。
「だめ。」
更にすがるリリーに冷たく拒否を伝える。
「お願いお願いお願いしますぅぅ」
ダメなものは、だめ。
「だめです。」
「サクラさま~お願い~」
「リリー、今度、同窓会企画してよ。」
「お願い~……い?」
「この写真のお店でさ。」
「ベルドンナの?」
「そう。彼のお店で……あ、彼と婚約者のお店。」
「………う、そうかぁ、彼女いるよなぁ…天使の幸せに祝杯(号泣語り合いの夜)ツアーと同窓会……合わせて企画…させて……いただきます……」
「よろしく~」
ふふ、これでまた、ジク様と天使に会えるわね~
あ、ファイブに次のお仕事が情報公開になったこと連絡しなくちゃ。
映画公開!
『僕とキミの秘密の魚』
感想が続々寄せられております!
最後の最後まで見てくださいね~監督からの続編に繋がるメッセージが込められたエンドマーク。サクラは涙なしには見られませんでした。
新装版の原作小説もよろしくです~
「サクラ、新作出たの知ってた?」
久しぶりに会った、友達のリリーがパステル画の美しい天使が描かれた新刊の絵本を見せながら言った。
リリーは幼年学校の同級生で今でも仲良し。
あ、バックの中の携帯電話に着信があった。あ、また着信。チェックしなきゃね。
「知ってるも何も…この前会ったもん……」
鞄に片手を突っ込み、携帯を取り出す。
「シンラさんに?」
「うん。仕事で……………」
片手で……着信を確認っと。おお、添付あり、でかした!ファイブ!どれどれ、画像も……うおっ!
「いいなあ~サイン欲しいなぁ~……サクラ、聞いてる?」
「う。ん。聞いてるよ……」
今チェックした画像に、ちょっと、やられた。ふぅ~
シンラは人気絵本作家。同じ学校の出身で、顔見知りだったこともあり、仕事の交渉もスムーズであった。何より、彼女が騎士姿のファイブのファンであることが判明して、あっという間に話が盛り上がった訳だが。
「へえ~売れてるもんね。絵本。でも彼女、顔出しはしてないのよね?」
「そうよ~謎深き作家さんってこと。それと…少し前に~ジグ様にも会いに行ったのよ。」
「え~ジグ様にも!いいなあ~今、タクーンでしょ?行きたいなぁ~」
「うん。会いに行ったのはタクーンだけど……それがね、今、ベルドンナにいるって。」
友達でも、仕事の内容によってはまだ話せないこともあるので、何しに行ったとか、何故会ったのかは言わないのよ。
「どうして、ベルドンナ?」
「弟さんがいるんだって。」
「え?あの?」
「そう。あの。六歳下の……」
「天使。」
リリーが頬を染めて目を閉じて呟く。幼年学校の風景を思い出しているのね。そうなのよ。騎士のジグ様も格好良いけど、ジグ様がそれは、それは、可愛がっていた弟君は、もう……可愛くて、私達の間では天使と呼ばれていたのよ。サラサラの白髪に印象的な朱色の瞳。家族に愛されて宝物のように大切に守られていた。
「え?じゃあ、今、天使はベルドンナにいるの?」
「ええ。」
「成長した天使……ああ…見たい……」
「見たい?」
「見たい!見たい!見たい!」
リリーに両肩をガシッと掴まれた。
「どうしようかな…」
「サク……ラーヤ?」
肩の手に力がこもる。ごめんごめん。見せるって~
「わかったから、ちょっと、待って!」
携帯に送られてきた画像を表示し、見せるだけよ、と念を押した。
「きゃ~!何!これ!天使健在!万歳!ありがとう神様!……ふふふ…ふふふふ」
お~い、リリー……帰ってこ~い………
「この画像欲しい欲しい欲しい!」
すがるリリーから、なんとか携帯を奪い返し、鞄に入れた。
「だめ。」
更にすがるリリーに冷たく拒否を伝える。
「お願いお願いお願いしますぅぅ」
ダメなものは、だめ。
「だめです。」
「サクラさま~お願い~」
「リリー、今度、同窓会企画してよ。」
「お願い~……い?」
「この写真のお店でさ。」
「ベルドンナの?」
「そう。彼のお店で……あ、彼と婚約者のお店。」
「………う、そうかぁ、彼女いるよなぁ…天使の幸せに祝杯(号泣語り合いの夜)ツアーと同窓会……合わせて企画…させて……いただきます……」
「よろしく~」
ふふ、これでまた、ジク様と天使に会えるわね~
あ、ファイブに次のお仕事が情報公開になったこと連絡しなくちゃ。
0
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
義妹がピンク色の髪をしています
ゆーぞー
ファンタジー
彼女を見て思い出した。私には前世の記憶がある。そしてピンク色の髪の少女が妹としてやって来た。ヤバい、うちは男爵。でも貧乏だから王族も通うような学校には行けないよね。
バーンズ伯爵家の内政改革 ~10歳で目覚めた長男、前世知識で領地を最適化します
namisan
ファンタジー
バーンズ伯爵家の長男マイルズは、完璧な容姿と神童と噂される知性を持っていた。だが彼には、誰にも言えない秘密があった。――前世が日本の「医師」だったという記憶だ。
マイルズが10歳となった「洗礼式」の日。
その儀式の最中、領地で謎の疫病が発生したとの凶報が届く。
「呪いだ」「悪霊の仕業だ」と混乱する大人たち。
しかしマイルズだけは、元医師の知識から即座に「病」の正体と、放置すれば領地を崩壊させる「災害」であることを看破していた。
「父上、お待ちください。それは呪いではありませぬ。……対処法がわかります」
公衆衛生の確立を皮切りに、マイルズは領地に潜む様々な「病巣」――非効率な農業、停滞する経済、旧態依然としたインフラ――に気づいていく。
前世の知識を総動員し、10歳の少年が領地を豊かに変えていく。
これは、一人の転生貴族が挑む、本格・異世界領地改革(内政)ファンタジー。
俺に王太子の側近なんて無理です!
クレハ
ファンタジー
5歳の時公爵家の家の庭にある木から落ちて前世の記憶を思い出した俺。
そう、ここは剣と魔法の世界!
友達の呪いを解くために悪魔召喚をしたりその友達の側近になったりして大忙し。
ハイスペックなちゃらんぽらんな人間を演じる俺の奮闘記、ここに開幕。
魔道具は歌う~パーティ追放後に最高ランクになった俺を幼馴染は信じない。後で気づいてももう遅い、今まで支えてくれた人達がいるから~
喰寝丸太
ファンタジー
異世界転生者シナグルのスキルは傾聴。
音が良く聞こえるだけの取り柄のないものだった、
幼馴染と加入したパーティを追放され、魔道具に出会うまでは。
魔道具の秘密を解き明かしたシナグルは、魔道具職人と冒険者でSSSランクに登り詰めるのだった。
そして再び出会う幼馴染。
彼女は俺がSSSランクだとは信じなかった。
もういい。
密かにやってた支援も打ち切る。
俺以外にも魔道具職人はいるさ。
落ちぶれて行く追放したパーティ。
俺は客とほのぼのとした良い関係を築きながら、成長していくのだった。
どうして私が我慢しなきゃいけないの?!~悪役令嬢のとりまきの母でした~
涼暮 月
恋愛
目を覚ますと別人になっていたわたし。なんだか冴えない異国の女の子ね。あれ、これってもしかして異世界転生?と思ったら、乙女ゲームの悪役令嬢のとりまきのうちの一人の母…かもしれないです。とりあえず婚約者が最悪なので、婚約回避のために頑張ります!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる