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第四章 昔話をしよう
3 昔話をしよう
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「俺はソニーだ、といっても信じないよな。」
「ソニーの可能性もあったが、記憶や行動が合わない。隣国の諜報員ではと、疑っていたが、それなら、あまりにお粗末だ。身辺の調査とテオが探りを入れてたが、別人の確信がもてた。」
ふーん、疑われてたのか、そーだよなあ。
「何の…ミスやらかしたかなぁ。」
「彼は男色家だ。」
「っう、それは知らなかったな。」
そうか、ソニーは男が好きだったか。そこまで親しくなかったからな。知らなかったわ。恐らく彼のタイプのテオを使ってきたんだな。まいった。マックとホントは関係がないってばれちゃってたか。どうする、テキトーな嘘言ってボコボコのコースは嫌だな。
「オマエの目的は?」
「…せっかく生きて戻ったから…のんびり、楽しく過ごす?」
へらへら笑うと、イグナートのお怒りに触れたようだ。
「ふざけるな!なんのために来た?」
「……」
「黙ってないで、なんとか言え。」
頬を叩かれた。意識が飛ぶほど強くはない。まだ、手加減しているのか。
うーん、どうするかなぁ…
パシッ
また、叩かれた。これ…白状するまで終わらないよな……
しかたない。覚悟を決めよう。
ふぅっ。一呼吸。
「………覚えているぞ。」
…………落ち着け。
「イグナート。」
…………声は同じだ。大丈夫。
「?」
「…おまえが騎士見習いになった日。」
…………感情を殺せ。
「!?」
「私の元に、ハルバートに連れられて、挨拶にきたよな。」
…………声に力を込めろ。
「な、…」
「…顔をあわせて十秒ほど…私に見とれて、手に持った剣を落とした。」
おまえは覚えているか?
「何を…言ってる?」
「ハルバートにゲンコツで殴られて…涙目になっていたよなあ。……牛乳嫌いは克服できたのか?」
…………我に従え!
「!!」
イグナートの息を飲む音が聞こえた。
「顔が変わったから、わからないか?」
感じるぞ。イグナートの震えが。
「宰相とは出世したな。知らなかったとはいえ、私に手をあげた事を知ったら…ハルバートがここにいたら……きつく叱られるぞ?………さあ、…そろそろ、縄をほどいてくれないか。」
「ぁぁ……」
イグナートの小さく吐き出す声が聞こえノロノロと動き始めたのがわかった。
「しかし……てっきり騎士になるものと思っていたぞ。九才の君が剣を捧げてくれた時は嬉しかったよ。……」
拘束がとかれた。ようやく、彼の顔をみることができる。しかしイグナートは平伏していた。
「申し訳ありません。マークス王子!!」
「ソニーの可能性もあったが、記憶や行動が合わない。隣国の諜報員ではと、疑っていたが、それなら、あまりにお粗末だ。身辺の調査とテオが探りを入れてたが、別人の確信がもてた。」
ふーん、疑われてたのか、そーだよなあ。
「何の…ミスやらかしたかなぁ。」
「彼は男色家だ。」
「っう、それは知らなかったな。」
そうか、ソニーは男が好きだったか。そこまで親しくなかったからな。知らなかったわ。恐らく彼のタイプのテオを使ってきたんだな。まいった。マックとホントは関係がないってばれちゃってたか。どうする、テキトーな嘘言ってボコボコのコースは嫌だな。
「オマエの目的は?」
「…せっかく生きて戻ったから…のんびり、楽しく過ごす?」
へらへら笑うと、イグナートのお怒りに触れたようだ。
「ふざけるな!なんのために来た?」
「……」
「黙ってないで、なんとか言え。」
頬を叩かれた。意識が飛ぶほど強くはない。まだ、手加減しているのか。
うーん、どうするかなぁ…
パシッ
また、叩かれた。これ…白状するまで終わらないよな……
しかたない。覚悟を決めよう。
ふぅっ。一呼吸。
「………覚えているぞ。」
…………落ち着け。
「イグナート。」
…………声は同じだ。大丈夫。
「?」
「…おまえが騎士見習いになった日。」
…………感情を殺せ。
「!?」
「私の元に、ハルバートに連れられて、挨拶にきたよな。」
…………声に力を込めろ。
「な、…」
「…顔をあわせて十秒ほど…私に見とれて、手に持った剣を落とした。」
おまえは覚えているか?
「何を…言ってる?」
「ハルバートにゲンコツで殴られて…涙目になっていたよなあ。……牛乳嫌いは克服できたのか?」
…………我に従え!
「!!」
イグナートの息を飲む音が聞こえた。
「顔が変わったから、わからないか?」
感じるぞ。イグナートの震えが。
「宰相とは出世したな。知らなかったとはいえ、私に手をあげた事を知ったら…ハルバートがここにいたら……きつく叱られるぞ?………さあ、…そろそろ、縄をほどいてくれないか。」
「ぁぁ……」
イグナートの小さく吐き出す声が聞こえノロノロと動き始めたのがわかった。
「しかし……てっきり騎士になるものと思っていたぞ。九才の君が剣を捧げてくれた時は嬉しかったよ。……」
拘束がとかれた。ようやく、彼の顔をみることができる。しかしイグナートは平伏していた。
「申し訳ありません。マークス王子!!」
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