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2、誰も知らない
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* * *
「うーん……、やっぱりな。十回目も全然変わらん……」
期待はしていなかったが、またここからである。
俺は学園の寮の一室、自分の部屋の寝台の上で目を覚ました。ここがセーブ地点みたいなものなのだろうか? できるならもう少し前からやり直したいのだが、そういう希望は通らないらしかった。
寝台から下りると、部屋に備え付けてある鏡の方へと向かった。貴族の令嬢令息が集うこの学園の寮は、一流ホテルのスイートルームかと錯覚するような豪華な設備が整っている。
もちろんドライヤーとかアメニティなんかはないが、この世界での最高級品は揃えられていた。
鏡には、ふわふわした金髪の美青年が映っている。
我ながら、ジュリアンは美しい顔をしていた。モテまくるのも納得である。
(でも俺はまあ、見飽きたけどな……)
どこかつんとした生意気そうな見た目はウケが良いが、何度もトラブルの元になっている。最初の頃は自分の顔に自分で見とれていたが、もうどうでもよくなっていた。大体、目は前についているので俺は普段視界に入らないし。
一応変化がないか、部屋中を見回ってみたが、何も起こっていなかった。今までのことを記していた本も白紙に戻っている。また最初の時のことから書き直さなければならないと思うとげんなりした。
やり直しの回数が増えれば増えるほど、負担も増えるというわけだ。もし二十回目とかになった時、果たして自分は一回目や二回目の詳細を思い出せるのだろうか。
ジュリアンというキャラクターは聡明な設定だが、中身は俺だ。この世界で学んだことは忘れにくいが、それは勉学などに限ったことで、「俺」自身の記憶力は特別良い方ではない。
一回目から九回目までの出来事を、早めに紙に書き出しておいた方がいいだろう。
「さて……今回はどういう作戦で進もうかな……」
俺はあくびをかみ殺し、憂鬱ながらも十度目のルートをスタートさせたのだった。
◇
確か、ネットで調べ物をしていたと思う。そして見つけたのが、インディーズの乙女ゲームだった。いわゆる異世界もので、四人の攻略対象キャラがいて、主人公の男爵令嬢の他に目立つキャラは悪役令嬢だけだった。
軽い気持ちでプレイしたのだが、スチル絵がすごく綺麗で、ハマってしまったのだ。中でも攻略対象キャラである、公爵令息のエリックが好きだった。
そしてある時気づいたら、俺はゲームの中の「ジュリアン」というキャラになっていて、地獄のバッドエンドループが始まったのである。
気が狂いそうになるほど悩んで、途中から俺は目的を「ロイド王子を救うこと」に定めた。何故かロイドは俺とセットで、しかも俺より先に不幸な最期を迎えてしまう。
俺はロイドの数少ない友人だ。どうしても救ってやりたいのだ。そして、それができるのは俺しかいない。
いつも戻るのは、俺が死ぬ一年前だ。学園に入学して少し経った頃。寮での生活にも慣れ、学生生活を楽しんでいる頃だった。
◇
「さて、とりあえず殿下の様子を見に行くとするか……」
朝食は食べる気にならずにパスした。午前の授業が始まるまで、生徒達は支度をしてからあちこちで談笑しているはずである。
鏡の前で身だしなみのチェックをした。制服はきっちりしすぎない着こなしで、ジュリアンの見た目の良さをより強調できるよう工夫する。
授業に必要な道具を脇に抱えて、部屋を出た。
ふと、二度目のスタートの時を思い出し、口元に苦笑いが浮かんだ。
断頭台で処刑された直後に目を覚ました俺は、状況が飲み込めず、叫びながら部屋を飛び出したのだ。みんなには驚かれ、医務室に運ばれた。
俺は処刑されたとか、ここはゲームの世界で俺はジュリアンじゃないとかわめいていたので、病気になったんだと思われたのだ。ロイドや他の学友、先輩や教師にも酷く心配されたが、俺はなかなか落ち着かなかった。
三度目もパニックになって号泣し、あの時はエリックになだめてもらったんだった。
――エリック様。
ずきりと胸が痛んだのには気づかないふりをして、俺はロイド王子をさがして歩いた。
男子寮を抜ける。廊下に、紅茶色の髪をした青年が立っていて、誰かと話し込んでいた。
「ロイド殿下、おはようございます」
「やあ、ジュリアン。今日は朝食を食べに来なかったそうじゃないか。具合が悪いのかと心配したぞ」
ロイドは王族ということで、食事はかなり気をつかわれ、個室でとる決まりとなっている。俺、ジュリアンが食堂に現れなかったのを誰かから聞いたのだろう。
「ジュリアン様、おはようございます」
ロイドの隣に立っていた令嬢が挨拶をする。
「カレン様。おはようございます」
俺はその男爵令嬢ににっこりと微笑みかけた。
カレン・ハートリー。彼女こそが、このゲームの主人公である。俺とロイドを含めた四人の攻略対象の誰かと結ばれるというのが基本のストーリーだ。
ちなみに一度、カレン嬢が俺に惚れ、嫉妬に狂ったロイドが俺と取っ組み合いになって階段から落ちて死ぬという最低の展開を迎えたことがあった。その時も悲劇は俺のせいにされている。
なので、カレンに惚れられるのは御法度である。気をつけなければ。
ロイドもカレンもいつもと同じ様子で、これまた変わったところはない。
「どうした、ジュリアン。また寝坊か?」
見知った顔の人物が近寄ってきて声をかけてきた。彼はウォーレンと言い、優等生でメインキャラの一人である。
俺、ロイド、ウォーレン、エリックが攻略対象キャラ。カレンが主人公の女性キャラだ。ウォーレンに尋ねたところ、先輩であるエリックも何の異変もなく普通に生活しているらしい。
安堵しながら、俺は彼らに「いつもの質問」をぶつけてみた。
「レティシャはどうしてる? リリィフェン侯爵家の」
すると、ロイドやカレン、ウォーレンは不思議そうに顔を見合わせていた。ウォーレンが訝しげに質問を返してくる。
「レティシャって、誰だ?」
「ジュリアン様のお知り合いですか?」
カレンも小首を傾げていた。
――まただ。誰もレティシャのことを知らない。レティシャ・リリィフェンという女は、この世界から消えている。
つまり、断罪されるはずの悪役令嬢は、綺麗さっぱり存在しないことになっているのだ。
「うーん……、やっぱりな。十回目も全然変わらん……」
期待はしていなかったが、またここからである。
俺は学園の寮の一室、自分の部屋の寝台の上で目を覚ました。ここがセーブ地点みたいなものなのだろうか? できるならもう少し前からやり直したいのだが、そういう希望は通らないらしかった。
寝台から下りると、部屋に備え付けてある鏡の方へと向かった。貴族の令嬢令息が集うこの学園の寮は、一流ホテルのスイートルームかと錯覚するような豪華な設備が整っている。
もちろんドライヤーとかアメニティなんかはないが、この世界での最高級品は揃えられていた。
鏡には、ふわふわした金髪の美青年が映っている。
我ながら、ジュリアンは美しい顔をしていた。モテまくるのも納得である。
(でも俺はまあ、見飽きたけどな……)
どこかつんとした生意気そうな見た目はウケが良いが、何度もトラブルの元になっている。最初の頃は自分の顔に自分で見とれていたが、もうどうでもよくなっていた。大体、目は前についているので俺は普段視界に入らないし。
一応変化がないか、部屋中を見回ってみたが、何も起こっていなかった。今までのことを記していた本も白紙に戻っている。また最初の時のことから書き直さなければならないと思うとげんなりした。
やり直しの回数が増えれば増えるほど、負担も増えるというわけだ。もし二十回目とかになった時、果たして自分は一回目や二回目の詳細を思い出せるのだろうか。
ジュリアンというキャラクターは聡明な設定だが、中身は俺だ。この世界で学んだことは忘れにくいが、それは勉学などに限ったことで、「俺」自身の記憶力は特別良い方ではない。
一回目から九回目までの出来事を、早めに紙に書き出しておいた方がいいだろう。
「さて……今回はどういう作戦で進もうかな……」
俺はあくびをかみ殺し、憂鬱ながらも十度目のルートをスタートさせたのだった。
◇
確か、ネットで調べ物をしていたと思う。そして見つけたのが、インディーズの乙女ゲームだった。いわゆる異世界もので、四人の攻略対象キャラがいて、主人公の男爵令嬢の他に目立つキャラは悪役令嬢だけだった。
軽い気持ちでプレイしたのだが、スチル絵がすごく綺麗で、ハマってしまったのだ。中でも攻略対象キャラである、公爵令息のエリックが好きだった。
そしてある時気づいたら、俺はゲームの中の「ジュリアン」というキャラになっていて、地獄のバッドエンドループが始まったのである。
気が狂いそうになるほど悩んで、途中から俺は目的を「ロイド王子を救うこと」に定めた。何故かロイドは俺とセットで、しかも俺より先に不幸な最期を迎えてしまう。
俺はロイドの数少ない友人だ。どうしても救ってやりたいのだ。そして、それができるのは俺しかいない。
いつも戻るのは、俺が死ぬ一年前だ。学園に入学して少し経った頃。寮での生活にも慣れ、学生生活を楽しんでいる頃だった。
◇
「さて、とりあえず殿下の様子を見に行くとするか……」
朝食は食べる気にならずにパスした。午前の授業が始まるまで、生徒達は支度をしてからあちこちで談笑しているはずである。
鏡の前で身だしなみのチェックをした。制服はきっちりしすぎない着こなしで、ジュリアンの見た目の良さをより強調できるよう工夫する。
授業に必要な道具を脇に抱えて、部屋を出た。
ふと、二度目のスタートの時を思い出し、口元に苦笑いが浮かんだ。
断頭台で処刑された直後に目を覚ました俺は、状況が飲み込めず、叫びながら部屋を飛び出したのだ。みんなには驚かれ、医務室に運ばれた。
俺は処刑されたとか、ここはゲームの世界で俺はジュリアンじゃないとかわめいていたので、病気になったんだと思われたのだ。ロイドや他の学友、先輩や教師にも酷く心配されたが、俺はなかなか落ち着かなかった。
三度目もパニックになって号泣し、あの時はエリックになだめてもらったんだった。
――エリック様。
ずきりと胸が痛んだのには気づかないふりをして、俺はロイド王子をさがして歩いた。
男子寮を抜ける。廊下に、紅茶色の髪をした青年が立っていて、誰かと話し込んでいた。
「ロイド殿下、おはようございます」
「やあ、ジュリアン。今日は朝食を食べに来なかったそうじゃないか。具合が悪いのかと心配したぞ」
ロイドは王族ということで、食事はかなり気をつかわれ、個室でとる決まりとなっている。俺、ジュリアンが食堂に現れなかったのを誰かから聞いたのだろう。
「ジュリアン様、おはようございます」
ロイドの隣に立っていた令嬢が挨拶をする。
「カレン様。おはようございます」
俺はその男爵令嬢ににっこりと微笑みかけた。
カレン・ハートリー。彼女こそが、このゲームの主人公である。俺とロイドを含めた四人の攻略対象の誰かと結ばれるというのが基本のストーリーだ。
ちなみに一度、カレン嬢が俺に惚れ、嫉妬に狂ったロイドが俺と取っ組み合いになって階段から落ちて死ぬという最低の展開を迎えたことがあった。その時も悲劇は俺のせいにされている。
なので、カレンに惚れられるのは御法度である。気をつけなければ。
ロイドもカレンもいつもと同じ様子で、これまた変わったところはない。
「どうした、ジュリアン。また寝坊か?」
見知った顔の人物が近寄ってきて声をかけてきた。彼はウォーレンと言い、優等生でメインキャラの一人である。
俺、ロイド、ウォーレン、エリックが攻略対象キャラ。カレンが主人公の女性キャラだ。ウォーレンに尋ねたところ、先輩であるエリックも何の異変もなく普通に生活しているらしい。
安堵しながら、俺は彼らに「いつもの質問」をぶつけてみた。
「レティシャはどうしてる? リリィフェン侯爵家の」
すると、ロイドやカレン、ウォーレンは不思議そうに顔を見合わせていた。ウォーレンが訝しげに質問を返してくる。
「レティシャって、誰だ?」
「ジュリアン様のお知り合いですか?」
カレンも小首を傾げていた。
――まただ。誰もレティシャのことを知らない。レティシャ・リリィフェンという女は、この世界から消えている。
つまり、断罪されるはずの悪役令嬢は、綺麗さっぱり存在しないことになっているのだ。
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