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第7章
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ヒートの時に誰かがそばにいてくれるなんてイレギュラーがあったおかげか、通常よりも短く三日足らずで終わった。
未紘は何度か気絶していたが、その間も藤城は離れずにそばにいてくれたらしい。
結局最後まですることはなかった。ヒートが終わった今は、抱きかかえられて浴室まで連れて行かれて、後ろからわしゃわしゃと髪を洗われている。
絶妙な力加減にうつらうつらとしていると、背後から声が飛んできた。
「おいまだ寝んな、もうちょい耐えて」
「んー……」
「流すから目ぇ閉じてな」
声と共に上からシャワーが降ってくる。頭から被った後にふるふると頭を左右に振りながら、疑問がひとつ頭に浮かんだ。
(なんで俺は甲斐甲斐しく世話を焼かれてるんだ……?)
疑問が解消されることはないまま、その後も藤城が洗濯したふわふわのタオルで身体を拭かれ、彼のパジャマに着替えさせられた未紘は、あれよあれよと運び込まれ、気付けば彼のベッドの上に転がされていた。
ぽすん、と隣に当たり前のような顔をして藤城が横たわる。ぎょっとして背を向けると、後ろからぎゅっと抱き締められた。
すっかり思考を奪われてしまった未紘は、背中に感じる温かい熱と鼓動に身を任せる。
「……藤城」
「ん?」
「仕事、ずっと休ませてごめん」
申し訳なさに心を痛めながら言うと、クスクスと笑う声が背中越しに伝わってきた。
「いいよ。全然問題ない。おまえはそんなの気にしなくていいの」
「……ありがとう」
照れ臭くなって、小さな声で呟いた。
らしくない。甘やかすような声も、優しすぎる触れ方も。全部彼らしくないのに、それが特別のように思えて嬉しい。
「……藤城、俺さ」
「うん」
だからだろうか。
このタイミングで、わざわざ自分の弱さを彼に打ち明けようと思ったのは。
この甘ったるい空気の中でなら、自分の苦々しい過去だって清算できるような、そんな気がした。
「高校のとき、親友だと思ってたヤツに、襲われかけたことがあるんだ」
言葉を発すると、腹の前に回された彼の手が、一瞬ピクッと動いた。
「……そいつは、アルファだった。オメガである自分が恥ずかしくて、俺はベータの振りをしてたんだけど、ある日突然ヒートがきて……」
忘れもしない高校の卒業式の日。打ち上げを終える頃にはすっかり辺りは暗くなっていた。親友と二人で、馴染みのある通学路を歩いていた。
──なあ、どうかした? さっきからずっと上の空だけど、俺の話聞いてる?
朝からぽつぽつと雨が降り出していたその日は、思えば前日の夜から調子が悪かったような気がする。
休むほどでもなかったから当たり前に高校最後の日を過ごして、気心の知れた親友と他愛もない話をしながら、きっと気が緩んでいたんだと思う。
空返事ばかりする親友の様子がおかしくて声を掛けると、気味の悪い真顔のまま彼が振り向いた。
──未紘、今日香水とか付けてる?
──つけてねーけど、なに? なんか匂いする?
──じゃあさ、未紘って……オメガなの?
そう言って自分を見る親友の顔は、知らない男のように見えた。
「道路の端っこに連れて行かれて押し倒された。抵抗しようにも力が強すぎてうまくいかなくて、シャツの中に手を入れられて、上半身をまさぐられた」
まるでそれが現実だとは信じられなかった。現実逃避でもするかのように目の前に広がる光景をぼんやりと眺めていた。
しかし首筋に舌を這わせられた瞬間、ずくんと下腹部が疼くのを感じた。
その瞬間、ぶわっと身体中の毛穴が開いて、みるみるうちに全身が熱くなるのがわかった。
次第に呼吸がし辛くなり、息が乱れ始める。自分の身体なのに自分のものじゃないみたいに制御が効かなくなるのが怖かった。
それが未紘の、初めてのヒートの瞬間だった。
──やめろっ、離せっ……! 友達だって思ってたのに……!
──友達? オメガとなんか友達になれるわけないだろ。ああ、そういう"オトモダチ"にならなれるかもな。
そう言われた瞬間、目の前の親友の姿が真っ黒に塗り潰されていった。
「期待するとその分傷付くし、信じても裏切られる。だから他人とはそれなりの距離感で、浅い付き合いを続けていこうって、あの日そう決めたんだ」
踏み込みすぎるのはやめよう。深い仲になろうとするのはやめよう。だって俺はどう足掻いたってオメガだから。
そんな自分に傘を傾けてくれたのは、藤城だった。
「信じるのが怖い。もう期待したくない。あんな思い、二度としたくないって、そう思ってたのにさ」
それなのに──。
藤城と関わるようになってから、塞ぎ込んでいたはずの期待が顔を出して仕方がない。
未紘だけが特別みたいな顔をして、未紘のことをとびきり甘やかしてくるこの男に、もうとっくに心の扉を開け放たれていた。
「……いっぱい頑張ってきたんだね」
耳元に穏やかな声が吹き込まれる。甘やかすように腹の辺りをトントンと撫でられて、背後から肩に顎を乗せられた。
「すぐに答えを出さなくてもいいし、別に俺に期待なんかしなくたっていい。未紘はただ、俺に流されてくれてればいいよ」
「っ、何するつもりだ」
「違う違う。そういう意味じゃなくて、いっぱい甘やかされてってこと」
こんな感じで、と付け足した藤城は、ちゅ、と未紘の項に唇を落とした。大袈裟に肩を上げてしまった未紘は、恥ずかしくなって彼の足を軽く蹴り上げる。
「~~っ、流されてたまるか!」
「はいはい、チョロいチョロい」
「ぶっ飛ばす」
「っふは、嘘だって。本当おまえって、思った通りの反応してくれるよね」
後ろからクツクツと喉を鳴らして笑う声が聞こえる。部屋が暗くてよかった。きっと自分は今、首まで赤くなってるかもしれないから。
「大丈夫。未紘をひとりにはしないよ」
芯を持った力強い声は、さっきまでのふざけた言い方とは違った響きを持って、未紘の心の柔らかい部分をそっと撫でてくれた。
未紘は何度か気絶していたが、その間も藤城は離れずにそばにいてくれたらしい。
結局最後まですることはなかった。ヒートが終わった今は、抱きかかえられて浴室まで連れて行かれて、後ろからわしゃわしゃと髪を洗われている。
絶妙な力加減にうつらうつらとしていると、背後から声が飛んできた。
「おいまだ寝んな、もうちょい耐えて」
「んー……」
「流すから目ぇ閉じてな」
声と共に上からシャワーが降ってくる。頭から被った後にふるふると頭を左右に振りながら、疑問がひとつ頭に浮かんだ。
(なんで俺は甲斐甲斐しく世話を焼かれてるんだ……?)
疑問が解消されることはないまま、その後も藤城が洗濯したふわふわのタオルで身体を拭かれ、彼のパジャマに着替えさせられた未紘は、あれよあれよと運び込まれ、気付けば彼のベッドの上に転がされていた。
ぽすん、と隣に当たり前のような顔をして藤城が横たわる。ぎょっとして背を向けると、後ろからぎゅっと抱き締められた。
すっかり思考を奪われてしまった未紘は、背中に感じる温かい熱と鼓動に身を任せる。
「……藤城」
「ん?」
「仕事、ずっと休ませてごめん」
申し訳なさに心を痛めながら言うと、クスクスと笑う声が背中越しに伝わってきた。
「いいよ。全然問題ない。おまえはそんなの気にしなくていいの」
「……ありがとう」
照れ臭くなって、小さな声で呟いた。
らしくない。甘やかすような声も、優しすぎる触れ方も。全部彼らしくないのに、それが特別のように思えて嬉しい。
「……藤城、俺さ」
「うん」
だからだろうか。
このタイミングで、わざわざ自分の弱さを彼に打ち明けようと思ったのは。
この甘ったるい空気の中でなら、自分の苦々しい過去だって清算できるような、そんな気がした。
「高校のとき、親友だと思ってたヤツに、襲われかけたことがあるんだ」
言葉を発すると、腹の前に回された彼の手が、一瞬ピクッと動いた。
「……そいつは、アルファだった。オメガである自分が恥ずかしくて、俺はベータの振りをしてたんだけど、ある日突然ヒートがきて……」
忘れもしない高校の卒業式の日。打ち上げを終える頃にはすっかり辺りは暗くなっていた。親友と二人で、馴染みのある通学路を歩いていた。
──なあ、どうかした? さっきからずっと上の空だけど、俺の話聞いてる?
朝からぽつぽつと雨が降り出していたその日は、思えば前日の夜から調子が悪かったような気がする。
休むほどでもなかったから当たり前に高校最後の日を過ごして、気心の知れた親友と他愛もない話をしながら、きっと気が緩んでいたんだと思う。
空返事ばかりする親友の様子がおかしくて声を掛けると、気味の悪い真顔のまま彼が振り向いた。
──未紘、今日香水とか付けてる?
──つけてねーけど、なに? なんか匂いする?
──じゃあさ、未紘って……オメガなの?
そう言って自分を見る親友の顔は、知らない男のように見えた。
「道路の端っこに連れて行かれて押し倒された。抵抗しようにも力が強すぎてうまくいかなくて、シャツの中に手を入れられて、上半身をまさぐられた」
まるでそれが現実だとは信じられなかった。現実逃避でもするかのように目の前に広がる光景をぼんやりと眺めていた。
しかし首筋に舌を這わせられた瞬間、ずくんと下腹部が疼くのを感じた。
その瞬間、ぶわっと身体中の毛穴が開いて、みるみるうちに全身が熱くなるのがわかった。
次第に呼吸がし辛くなり、息が乱れ始める。自分の身体なのに自分のものじゃないみたいに制御が効かなくなるのが怖かった。
それが未紘の、初めてのヒートの瞬間だった。
──やめろっ、離せっ……! 友達だって思ってたのに……!
──友達? オメガとなんか友達になれるわけないだろ。ああ、そういう"オトモダチ"にならなれるかもな。
そう言われた瞬間、目の前の親友の姿が真っ黒に塗り潰されていった。
「期待するとその分傷付くし、信じても裏切られる。だから他人とはそれなりの距離感で、浅い付き合いを続けていこうって、あの日そう決めたんだ」
踏み込みすぎるのはやめよう。深い仲になろうとするのはやめよう。だって俺はどう足掻いたってオメガだから。
そんな自分に傘を傾けてくれたのは、藤城だった。
「信じるのが怖い。もう期待したくない。あんな思い、二度としたくないって、そう思ってたのにさ」
それなのに──。
藤城と関わるようになってから、塞ぎ込んでいたはずの期待が顔を出して仕方がない。
未紘だけが特別みたいな顔をして、未紘のことをとびきり甘やかしてくるこの男に、もうとっくに心の扉を開け放たれていた。
「……いっぱい頑張ってきたんだね」
耳元に穏やかな声が吹き込まれる。甘やかすように腹の辺りをトントンと撫でられて、背後から肩に顎を乗せられた。
「すぐに答えを出さなくてもいいし、別に俺に期待なんかしなくたっていい。未紘はただ、俺に流されてくれてればいいよ」
「っ、何するつもりだ」
「違う違う。そういう意味じゃなくて、いっぱい甘やかされてってこと」
こんな感じで、と付け足した藤城は、ちゅ、と未紘の項に唇を落とした。大袈裟に肩を上げてしまった未紘は、恥ずかしくなって彼の足を軽く蹴り上げる。
「~~っ、流されてたまるか!」
「はいはい、チョロいチョロい」
「ぶっ飛ばす」
「っふは、嘘だって。本当おまえって、思った通りの反応してくれるよね」
後ろからクツクツと喉を鳴らして笑う声が聞こえる。部屋が暗くてよかった。きっと自分は今、首まで赤くなってるかもしれないから。
「大丈夫。未紘をひとりにはしないよ」
芯を持った力強い声は、さっきまでのふざけた言い方とは違った響きを持って、未紘の心の柔らかい部分をそっと撫でてくれた。
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