※完結済 【R-18】白薔薇の騎士と純白の姫

白金犬

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第3章 欲望と謀略の秋 編

第59話 リリライトとシンパ

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「ふむぅ……」

 リリライト邸の謁見室で、シンパがコウメイとアンナに関する報告をしていた。内容はコウメイと打ち合わせをした通りの内容。

 昨夜、コウメイの態度を窘めるために彼が宿泊する寮へ向かったシンパが、何やら大きな荷物を運んでいるのを目撃。その時は特に気にしなかったが、コウメイの部屋が荒らされており血痕が残っていることから、すぐにアンナを追ったものの、見つけることが出来なかった。そして今日になっても、両者が姿を現すことが無かった。

 彼女の前でその報告を受けているのはリリライトとグスタフの2人。報告が終わると、グスタフは表情の読めない顔で、唸るような声を漏らした。

「なんとも、よく分からぬ話じゃのう」

 シンパからみても、納得しているかいないのか読めない表情のグスタフ。リリライトの表情は心なしか弱弱しく暗いように見える。

「しかし、信じられません。どうしてアンナがコウメイを手にかけるようなことをしたのでしょうか」

「それは、私にも分かりません。とりあえず、今は2人の捜索隊を編成しているところです」

 コウメイに言われた通り、余計なことは努めて口にしないようにする。必要最低限度のことだけだ。幸いにも、シンパは普段から口数が多い方ではないので、そういった態度をとっても不自然とは取られないだろう。

「まあ、今はシンパ卿にお任せするしかなかろうて。それよりも、カリオス殿下やルエール卿へは、どのようにした方がいいじゃろうかな」

 と、意外に呆気なくシンパの報告を受け入れた様子のグスタフ。

 ――いや、この男のことだ。本当に納得しているのか、疑問を抱いているのか。
 龍牙騎士団長の愛娘と第1王子からの使者が行方不明となったという一大事にも関わらず、嬉しそうにニンマリと唇の端を釣り上げているグスタフから、その本心は読み取れない。

「申し訳ありません。これは白薔薇騎士団の責任――騎士団長の私の不徳です。最悪の場合はこの命をもって責任を取ります」

「い、いえいえ。それはダメです。責任を取る必要はあるにせよ、貴女の命に代えるものではありません」

 シンパの申し出に、思わずリリライトが慌てて止めに入る。

 もちろん、これはシンパの本心ではない。コウメイもアンナも行方を暗ましてなどいない。今頃王都への道中についているに違いない。ありもしない失敗の責任に命を懸けるわけにはいかない。リリライトならきっと止めてくれるであろうと、自信もあった。

 ひとえにグスタフを信用させるため。捏造した事実に命まで懸けようとするはずがない、そう思わせるがためのシンパの駆け引きだ。

本来こうした駆け引きは、誠実を美徳とする騎士らしくなくシンパは好まない。しかしリリライトを守るために、それ以外の矜持を捨てることをとうに決意していた。

「ほほっ! リリライト姫様のおっしゃる通りじゃて。何もシンパ卿が責を負うことはあるまい。とりあえず、カリオス殿下とルエール卿への報告は時間を置くことにしてはいかがですかなぁ。まあ最悪見つからなければ、王都へ戻る際に野獣にでも襲われたのではないか、という風にすればよろしい」

 まだ行方不明という段階なのに、グスタフの中ではまるでコウメイは死んでいるような扱いだった。

だとすると、シンパの報告に疑いは持っているとしても、コウメイは死んでいる判断したに違いない。いけしゃあしゃあとそんな言葉を吐くことが出来るグスタフに、シンパは怒りと不快を覚える。

 また同時に違和感も生まれる。

『コウメイの死』――これをグスタフに信じ込ませるのが肝要だったのだが、グスタフは呆気なく信用したらしい。そもそもシンパの言い分を深く吟味している感じがしない。使者の暗殺などといった大それた陰謀を企むわりには、あまりにも雑過ぎではないだろうか。

(こんな浅慮な男が、どのようにしてアンナを操れるのだ?)

 この一事だけ切り取れば、無能極まりない男だ。

しかし、アンナのことに限らず、この男は聖アルマイト王国の様々な問題を解決し、長年手を焼いていたヘルベルト連合国との同盟締結も実現させたという実績も持つ人物である。どうしても、そのイメージと目の前のグスタフが一致しない。

「それでよろしいかな、リリライト姫?」

 ギョロリと目線をリリライトに向けるグスタフ。その視線を受けたリリライトは驚いたようにビクリとすると、やはり弱弱しくうなずく。

「そ、そうですね。コウメイについては、王都への帰途で野獣に襲われたことにすれば、シンパの責任にもならないでしょう。お兄様の方から何か言われるまでは、こちらからは何も言わないようにしましょう。グスタフ、コウメイが来たことを知っている者達へ口外しないように、手を打っておいてください」

「ぐひひひ。アンナ嬢のことも同様でよろしいですかな?」

「そうですね。ひょっとしたら、明日にでもひょっこり元気な姿を現すかもしれませんし。何にしろ何が起こっているのか判明するまでは、ルエールへの報告も少し待ちましょう。学園の方については、教師や生徒達に余計な動揺を与えないように休学扱いにしておいてください。できますか、グスタフ?」

 青い顔をしながら、テキパキと指示を下すリリライトと、それにうなずくグスタフ。その姿を見て、シンパは驚きを隠せなかった。

 彼女が主と仰ぎ敬愛する姫は、このような人物だったろうか。

2人の人間が忽然と姿を消した――しかも不穏な目撃証言もある。それはコウメイとシンパで打ち合わせた虚偽の報告なのだが、そんなことを聞かされて、ここまで冷静に事実の隠蔽が出来るような人間だったか? これがあの「純白の姫」なのだろうか?

「どうかしましたか、シンパ?」

 シンパが驚いている理由が本当にわからないのだろうか。リリライトは首を傾げながらシンパの顔を見返してくる。

 相変わらずその顔色は優れない。しかしそれは事実隠蔽に対する罪悪感ではないような気がする。隣で不気味な威圧感を放っているグスタフに対する怯えのようにも見えた。

(一体、何が起こっているというのだ)

 幾度となく繰り返した自問を胸中でつぶやかずにはいられなかった。

 リリライトとグスタフを見れば見る程、話をすればするほどに、コウメイの話が真実味を帯びてくる。

 コウメイと別れる頃には、シンパ自身もかなり危機感を持った自覚はあったが、それでもまだ足りてないくらいなのでは。

 シンパは得体のしれない不安に冷や汗をかきながら、「いえ…」とリリライトの問いに首を振った。

「ところでシンパ卿。アンナ嬢がどこへ行ったのか、心当たりはないかのぅ? 何やら気になるんじゃが……ルエール卿の娘でもあるし、やはりすぐにでも報告した方がいいのかもしれんじゃて」

 唐突なグスタフの質問に、シンパの心臓は跳ね上がりそうになる。実際に思わずビクリと身体を動かしてしまったが、何とか言葉や表情には動揺が現れないように必死に冷静と無感情を装おう。

 リリライトはリリライトで、グスタフの言葉に驚いたように目を見開いている。先延ばしにするつもりだったルエールへの報告について、恐れているのだろう。アンナの身に何かあれば、近くにいる第2王女の自分の責を問われることは避けられないことなので、無理もないだろうが。

 グスタフのその質問は、あまりに不自然だった。どうして2人が行方不明となったのに、アンナだけの行方を確認してくるのか。

 答えは簡単だ。コウメイが死んだのは良しとしても、アンナが行方不明だという事実が不可解なのだろう。暗殺を成功させたアンナが姿を暗ましたことは納得できていないらしい。

 それは、グスタフがアンナを刺客として差し向けてきた張本人である裏付けにもなる。もはやここまでくれば疑いようはないだろう。
「私は――……っ!」

 知らぬ存ぜぬと答えようとしてグスタフを見上げた時、シンパは戦慄した。

 その時、グスタフがシンパを見据える視線は、無能で醜悪なものではなく、狡猾で猜疑心の塊のようなものだった。

(この男、このような表情をするのか)

シンパは、今初めてグスタフに恐怖に似た感情を抱く。ぞくっと背筋を震わせる。

「なんじゃあ? やっぱり何か知っておるのかぁ?」

「い、いえっ。私も皆目見当がつきません。そもそも彼女が疾走する理由も、さっぱり分かりませんので」

「――本当に?」

 しまった。余計なことを言ってしまっただろうか。「知らない」の一言で良かったはずなのに、つい動揺して口を滑らせしまった。だが、特に不自然なことではないはずだ。シンパの心臓の鼓動が速くなる。

 疑いを深めたグスタフの視線がギロリとシンパに向けられる。コウメイの件についてはさして疑うこともなかったくせに、アンナのこととなるとやけに突っかかってくる。

 そのグスタフの不自然な態度が、コウメイの仮説が正しいことをシンパに確信させていく。だとすると、やはり暗殺が失敗したなどと、露にも思っていないはずだ。こちらがグスタフを出し抜くことが出来る唯一の芽。

 コウメイの生存とこちらがアンナの身柄を確保していることは絶対に知られてはいけない。

 シンパは、いつの間にか乾いている唇を湿らしてから、唾を飲み込む。そして猜疑心そのものかのようなグスタフの視線を真っ直ぐと見返しながら答える。

「存じ上げません。逆に、グスタフ卿に心当たりがあるのでは?」

 コウメイとの打ち合わせ通り、堂々と知らないと断じるシンパ。さらに、反撃へと転じる。

「学生の中に、ここ数日アンナが学園長室に通っているような噂を耳にいたしました。卿とアンナの間に何かあるのではないかという噂も耳に入っておりますが」

 それはシンパにとっては渾身の駆け引き。そんな話は聞いたこともなかったが、アンナがグスタフの支配下にあったのならば何かしらの接触があるはず、という1つの賭けだった。

 グスタフの表情を見るに、どうやらその賭けは功を奏したようだった。

「う、ぬう……知らんわ、そのような学生など。そもそも、あんな小便臭いガキなど、微塵も興味無いわい」

 自分の言葉の中に明らかな矛盾があるのにも気づいていないのか、不機嫌にそう言って捨てるグスタフ。どうやら、アンナとの関係をシンパに知られるのは望むところではないらしい。

「まあ良い。しばらく様子を見るしかあるまいて。ルーエル卿にも、姫がおっしゃられていた通り、報告を少し待つのがよろしいじゃろうて」

「そ、そうですよね……」

 そのグスタフの結論に安心したように手を合わせて反応するリリライト。

 “明日にでもひょっこり姿を現すかもしれない”

 確かにそれはそうなのだが、その対応はルエールに対してそれは不誠実ではないだろうか。果たして、リリライトはいくら苦手なルエールが相手だとしても、そのような不誠実な対応を許す姫だったろうか。自分の身可愛さに、都合が悪いことを隠ぺいするような人物だったろうか。

 シンパのリリライトへの不信感が募る。そしてその不信感はリリライトではなく、その根源だと疑われるグスタフに対して、強く激しく憎悪となって渦巻いていく。

「シンパ、報告ありがとうございました。とにかく2人の捜索をよろしくお願いいたします。何としても見つけ出してください」

 その言葉は2人の身を案じているものだが、もうシンパには空虚に聞こえる。リリライトは自らの保身を優先させた後にしか、その言葉を出せないのだ。

「御意」

 不自然と不信だらけの結果となったが、礼儀正しく身体を折り曲げるシンパ。

リリライトのこの変容は間違いなくグスタフの手によるものだと確信する。

 かつては自分よりも他人のことを想うような優しさを持ち、不正は嫌って許さない誇り高き「純白の姫」だったはずなのに。このビクビクと自らの責任におびえて、事実を隠蔽しようとする姿は、一体どういうことなのか。

 これ以上、リリライトがグスタフの毒牙にかからないよう、コウメイが王都から助けの手を伸ばしてくるまで、守らなければならない。シンパは胸中でそう決意を新たにする。

「おっと、もうこんな時間じゃ。リリライト姫、これからワシはヘルベルト連合の使者との会談がありますじゃ。これで失礼いたしますぞ」

 グスタフは、早口でそう言うと肥満の身体をゆさゆさと揺らして謁見室を足早に去っていった。どうやら本当に急いでいるらしい。

 残されたのは、リリライトと彼女の護衛騎士である白薔薇の騎士を統率するシンパの2人。

「こ、コホン……それではシンパも疲れているでしょうから、これで」

 2人きりになった途端、気まずい雰囲気が蔓延してリリライトがわざとらしく咳払いをする。

「リリライト殿下っ!」

 邪魔者がいなくなり、シンパは思わず強い口調でリリライトの名を呼ぶ。

 自分が細かいことに口うるさくて、リリライトにとっては煙たいと思われていることは自覚している。しかし母親を幼い頃に無くし、側ではっきりと物を申せる女性はシンパくらいしかいない。思い上がりかもしれないが、リリライトに嫌われたとしても、彼女にとって母親のような役割は自分に課せられた任務だと思っている。それが、亡きアウリィ女王に対する最大の忠義でもあるはずだ。

「例え世界全てが殿下の敵に回ったとしても、私だけはずっと味方でありつづけます。どんなことがあっても、リリライト殿下を見限ったりすることはありません。怖いことやどうしようもないことがあれば、どうか私をお頼り下さい。私が全身全霊、この身命を賭して必ず助けになることを誓います」

「……シンパ」

 その熱のこもったシンパの言葉に、リリライトはわずかに瞳が潤んだようだった。少し驚きながらも、今までとは違った感情の色が見え隠れする。

「グスタフ卿に何かをされているのではないでしょうか? 怖いかもしれませんが、不安に感じるかもしれませんが……どうか、どんなことでもこの私にお話しください。必ず、どんなことがあろうとも、貴女をお守りいたします」

 核心に迫る質問。

 教育係のグスタフがああだから、せめて自分がとリリライトのことを思って言いたくないことも言ってきた。それは全てリリライトのことを想ってのこと――例え嫌われていても、自分のその思いは届いていると信じて、シンパは思い切って自分の忠義を伝える。

 するとその想いが通じたのか、リリライトは椅子から立ち上がって、シンパに近寄ると、彼女の手を取る。

「ありがとうございます、シンパ。考えてみたら……昔から、私に色々と言ってくれるのは、シンパだけでしたね」

「殿下……」

 顔を上げると、微笑を浮かべながらこちらを見てくるリリライトの目も僅かにうるんでいるようだった。そのリリライトの表情に、シンパは胸に熱いものを感じる。

「大丈夫……信じています。頼りにしています。貴女は私に失望しないと……助けてくれると、今の言葉で信じることが出来ました。貴女になら、全てを――」

 そこで言葉を切ると、リリライトは急に微笑を消して、真剣な表情で――これまでの弱弱しさを消し飛ばすような強い意志を込めた瞳で、続きの言葉を紡ごうとする。

「いかんいかん、ワシとしたことが。忘れもんじゃあ」

 と、完全に不意をついて、先ほど出ていったグスタフが謁見室の扉を開けて戻ってくる。リリライトもシンパも心臓が跳ね上がる程の衝撃を受けて、慌てて離れる。

「――おんやあ? シンパ卿、まだいらっしゃったのかのぅ? さっさと本来の業務に戻ったらどうじゃ? んん?」

 意地悪そうな笑みで、心底相手を不快にさせる口調でそういうグスタフ。どうやら2人の会話に不信感を抱いている様子はなかったが、それでも両者共に激しく脈打つ心臓を止めることは出来なかった。

「リリライト姫も、“余計”なことを喋らぬようお気を付けなされ。シンパ卿は幼き頃から姫に仕えているという話じゃが、主人と騎士という身分を超えることはよろしくないないからのぅ。ぐふふふ」

 それは、事情を知っている者からすれば明らかな脅迫めいた言葉だった。

「う、あ……そ、そうですね。分かっていますよ、グスタフ」

 グスタフが戻ってきた途端、青い顔をするリリライト。

 ――やはり、何かしらグスタフに逆らえない事情があるのは間違いなさそうだ。

 リリライトの態度から、シンパはそれを確信する。

 しかし、それでもリリライトの口から話してもらわないとシンパにもどうしようもできない。相手は大臣――下手をすれば反逆罪で処罰されるのはシンパの方になる。

 忘れ物と言いつつ、グスタフはいつまでも謁見室に残り、シンパをうかがっているようだ。どうやらリリライトが何か都合の悪いことを言わないかどうか確認しに来たに違いない。これ以上シンパが強引に居座ることも不自然だろう。

「では、リリライト殿下。これにて失礼いたします」

 シンパは王族に対する最敬礼を行うと、そのままリリライトに背を向けて謁見室を去ろうとする。

「シンパ」

 シンパの背に声をかけるリリライト。

「安心してください。先ほど言ったことは全て本心ですから。ですから、シンパも誓いを守って下さいね」

 にっこりとそうほほ笑むリリライトの表情は、いつもの太陽のような朗らかな笑みだった。

 その時、リリライトの顔はシンパがよく知る“純白の姫”に戻っているように見えた。
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