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第4章 激動の冬編

第91話 時来たるーーミリアム=ティンカーズ到着

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「お初にお目にかかります、リリライト殿下、グスタフ様。龍牙騎士団のミリアム=ティンカーズと申します」

 リリライト邸に突然の来客として訪れたのは、長い金髪をなびかせて、クールな雰囲気を持つ痩躯の美人。冬の寒さに鼻を赤くしながら喋るその声は、相変わらず見た目からは想像だに出来ない幼女然としていたが、室内の誰がも笑うことなどできなかった。

「りゅ、龍牙騎士団……の……ミ、ミリサム……ですか?」

「ミリアム、です。殿下」

 あまりにも突然すぎる来客を前にしたリリライトは、いつもの謁見室にて、椅子に座りながら明らかに狼狽していた。

「も、申し訳ございません……その、あまりにも突然のことですので、私も驚いておりまして」

「無理もありません、殿下。お気にならさないで下さい」

 狼狽するリリライトとは対照的に、いたって冷静で落ち着いた態度のミリアム。

 ミリアムにじっと見据えられれば、リリライトは耐えきれないように視線をそらし、チラチラと隣にいるグスタフに助けを求めるような視線を投げかける。すると、グスタフも脂汗を浮かべているのが分かった。

「ふん、一騎士に過ぎん小娘が……事前の連絡も無しに突然第2王女を訪ねてくるなど、無礼にも程があるではないか」

 グスタフがいつもと変わらない傲慢な口調で言うが、そこに余裕はなかった。吐き捨てるような口調のグスタフに、ミリアムはにこりと笑いながら答える。

「それでも、リリライト殿下は面会を許可して下さいました。ありがとうございます」

 無論、リリライトからすれば断れるはずもないだろう。本当に、リリライトと面識のない龍牙騎士団の一騎士が無断で第2王女を訪れるはずがない。その背後には団長のルエールが、そして龍牙騎士団を統括している兄・カリオスがいることは、自明の理だ。

「グスタフ様。私がここにいるのは、ルエール団長の命令によるものです。急ぎ、リリライト殿下とグスタフ様の下に馳せ参じて確認するよう、申しつかっております」

「確認だとぉ?」

 地の底から響くような、とにかく他人を不快にさせるねっとりとした声で、グスタフは腰を折るミリアムを見下ろす。

 しかしミリアムは、そんなグスタフの言動など、さほどにも影響を受けない。ただ静かに、冷静に、次の言葉を口にする。

「コウメイという者が、昨年末頃にこちらに来ているはずです。カリオス殿下からの使者として。彼について、リリライト殿下とグスタフ様に確認させていただきたいと思います」

 ミリアムは傍目には全く出さないが、この言葉でドクンと心臓が高鳴るのを感じる。

 これは、ある意味で開戦の合図のようなものだ。

 コウメイが王都ユールディアに戻っていることは、当たり前だがミリアムも把握している。

 この問いにどう答えてくるのか……その反応よっては、グスタフの白黒がはっきりする。ルエールからは、本隊がつくまでのミリアムの仕事は抑止――これ以上グスタフの好き勝手をさせない程度の監視で良い、と言われている。くれぐれも無茶はしないようにと、しつこいくらいに念押しをされていた。

 しかし、状況によっては、この場ですぐにグスタフを捕らえることも辞さない。ミリアムは何があろうとも、すぐに戦闘態勢に移せるように心構えをする。

「あの無礼な小僧か。奴なら、とうに王都へ戻った。それ以降のことは知らん」

 しかしグスタフの言葉から出たのは、ミリアムの予想を裏切り、白とも黒とも断定できないような微妙なものだった。

 ミリアムからしてみれば用意されていた文章を読んでいるような印象を受けたが、それは主観が多分に交じっていることを否定できない。

 グスタフの一挙足一動を見逃すまいとしていた視線を、隣のリリライトへ滑らせる。

「そうなのでしょうか、リリライト殿下」

「うえ……あう……そ、その……」

 しかしリリライトはすぐには答えることは出来ず、またも助けるような視線をグスタフに向けると、グスタフはあからさまに不機嫌な顔で舌打ちをした。

(――コウメイ殿の見立ては、間違いない)

 そのやり取りで、ミリアムは直感する。

 リリライトに代わって自信たっぷりに答えるグスタフと、グスタフに対して違和感しかないリリライトの態度。理由は分からないが、リリライトはグスタフに逆らえない状況にあると考えると、その違和感も解消する。

「コ、コウメイは帰りました。大臣であるグスタフに、あまりにも不敬な態度でしたので、お兄様に抗議文を出したのですが……」

「ふん。大方、その抗議文を読んだカリオス殿下に制裁されるのを恐れて、行方を暗ましたのではないか。ワシにはあれだけ生意気な態度を取る割には、カリオス殿下は恐れるのか。情けない小僧じゃて」

(よく回る舌なこと)

 どうも人を蔑むことは得意であろう、そのグスタフの饒舌を聞いて、ミリアムは内心でニヤリと笑う。

「――私は、コウメイ殿が行方不明などとは一言もおっしゃっておりませんよ。コウメイ殿は、今は王都で息災です」

「なんじゃとお?」

「っきゃあ!」

 ミリアムの言葉にグスタフが表情を歪めたのと同時に、ミリアムは謁見室内に控えていた白薔薇騎士団の女性騎士にとびかかると、そのまま剣を奪い取り、そのまま女性騎士を昏倒させる。

 まさに刹那の間、瞬き程度の一瞬の出来事。

 ミリアムは奪った剣先をリリライト――いや、グスタフへと向ける。即座に残りの白薔薇騎士が反応し、ミリアムを囲むようにして剣を向けた。

「おのれ、乱心したか」

「それはこちらのセリフです、グスタフ様――いえ、グスタフ。コウメイ殿は、ルエール団長のご息女を連れ戻してきたのだ。どうして行方不明などと思った? 団長のご息女に始末させたと思ったからだろう」

「なんとっ……おのれ……おのれおのれおのれ! あの小僧、やはり生きておったのかっ!」

 驚くべきことに、ミリアムの言葉を否定するどころか、それを肯定するようなグスタフの言動。いやむしろ、認否などどうでもいいと思っているのか、ただただコウメイが生き残っていたという事実に、ひたすら憤慨しているだけだった。

「コウメイ殿を害そうとしたことは認めるわけですね。ならば、貴様を国家反逆罪で捕らえる。神妙にせよ」

「ぐひひひ……正気か、この雌豚が。状況が分かっておるのか」

 いよいよ本性をあらわにしたように、グスタフは悪魔の笑みを浮かべながら、両手で組む。

 ミリアムは、謁見室に控えていた護衛の白薔薇騎士9人に囲まれている。対するミリアムは唯一人――得物は先ほど奪った細身の剣1本のみ。

「あの小僧から聞いておるだろう。ワシの異能にかかった者は、戦闘力が大幅に増強されるんじゃ。たかだか一介の騎士であるお主一人が、この状況でどうする?」

 グスタフの言う通り、アンナの変わり様――特に白薔薇騎士団団長のシンパですら圧倒したという話は聞いている。

「――ふ。たかだか一介の騎士?」

 しかしミリアムは不敵に笑う。

 それを油断と見たのか、ミリアムを囲む白薔薇の騎士1人が先駆けるように、ミリアムを捕らえようと動き出す。

 しかしミリアムはいとも簡単に、流れる水のごとき動きで、その剣尖を回避すると、剣を空振りした騎士の足を払い地面に転がし、その喉元に剣を突き付ける。

 もはや「鮮やか」の一言でしか表現できない程に、華麗で流麗で優美なるその所作。顔色一つ変えないで、白薔薇の騎士の攻撃をいなしたミリアムは、歴然とした差を見せつけた。

「私はミリアム=ティンカーズ。王国3騎士筆頭ルエール=ヴァルガンダルに、龍牙騎士ナンバー2と認められた騎士だ」

「ば、馬鹿な……」

 自らの異能で強化した白薔薇の騎士勢であれば、騎士1人如くどうでもなる。それがグスタフに余裕を与えていたのかもしれないが、その目論見はあっけなく崩れ去った。

「奸臣グスタフ、覚悟しろっ! 貴様は絶対に許さない!」

▽▼▽▼▽▼▽▼▽▼▽▼▽▼▽▼▽▼▽▼▽▼▽▼▽▼▽▼▽▼▽▼

 謁見室でグスタフへ刃を向けたミリアムは、リリライトの手を取りながら邸内の廊下を疾走していた。

 謁見室内で白薔薇騎士達に襲い掛かられたものの、ミリアムはその包囲を突破し、リリライトを連れて謁見室から抜け出すことに成功したのだった。

「ミ、ミリアム……はぁ、はぁ……ま、待って……」

「リリライト殿下、申し訳ありません。苦しいでしょうが、もう少し頑張って下さい」

 第2王女として育ってきたリリライトが、戦場の最前線を任される騎士として鍛えられたミリアムの足についていけるはずが無かった。引っ張られるようにしながら、リリライトはぜえぜえと息を切らしていた。

「本当に、私は助かるのでしょうか?」

 それでも何とかミリアムに必死になって付いていくリリライトがそうこぼすと、ミリアムはようやく足を止めて、リリライトへ振り返る。

「ええ、必ず。ルエール団長やカリオス殿下も、リリライト殿下の身を案じております。本当に無事でよかった」

「ルエールや、兄様が……」

 そのミリアムの言葉に、リリライトは胸に手を当てて、息を大きく吸い込んでいるようだった。ミリアムはリリライトを安心させるように微笑む。

「本当なら、行動を起こすのは団長達が到着してからの予定だったんですが……私の独断で申し訳ありません。あのような男の側にリリライト殿下を置いておけないと思い、つい……」

「そ、そのようなこと……」

「このような状況になってしまった以上、一刻も早くルエール団長達と合流しましょう。このままミュリヌス地方を脱出します。……走れますね?」

 ミリアムのその言葉に、リリライトはうなずくしかない。

 強引で無礼な振る舞いではあることの自覚はあったが、何よりもリリライトの身が第一だ。仕方ない。

 それにしても、1人先駆けて軽はずみな行動をとったミリアムにコウメイは怒るだろうか。彼としては、グスタフの身柄を拘束するまでを考えていたはずだが、ミリアム1人ではリリライトの救出までが限界だ。

 このままリリライトを連れてルエールと合流できたとしても、グスタフはこのまま姿を暗まし、取り逃がすこととなるだろう。

(まあ、後で謝っておけばいいか)

 自分でもなんだかコウメイへの態度がぞんざいな気はしたが、あまり深く考えないことにする。

 純白の姫とまで唄われたリリライトを、あのような醜悪で悪辣で不快な男の側に少しの間だけでも置いておくなど、ミリアムは許せなかった。普段は冷静なミリアムにしてみれば珍しいことだったが、それ程にグスタフの言動は他人に不快感を与えるということだろう。

 いずれにせよ、もう自分の行動は取り消せない。今やるべきことはこの屋敷から、ミュリヌス地方から脱出することだ。

 ミリアムは再びリリライトの手を握ると屋敷の廊下を駆け抜けていく。

 すると、白薔薇騎士団の銀色の鎧が視界に入ってくる。新手の白薔薇騎士かとミリアムが腰に収めていた剣の柄に手をかけようとしたところで、その人物は既知の人間だと知る。

「シンパ様っ?」

「ミリアム。この騒ぎは貴女だったの」

 相対するシンパも今まさに戦闘態勢に入ろうとしていたのか、腰の剣に手をかけていたが、ミリアムの姿を認めると構えを解く。

「賊が入り込んだと聞いたのだけど……貴女が来ているということは、ルエール様も?」

 そう聞いてくるシンパは、ミリアムに襲い掛かってきた白薔薇騎士とは違い理性的な瞳の色をしており、ミリアムがよく知るシンパだった。

 ミリアムは力強くうなずく。

「そう……コウメイ殿がやってくれたのね」

「ええ、彼のおかげでグスタフの陰謀が露見されました。そしてついさっき、奴も馬脚を現しました。もう奴は聖アルマイトの反逆者です。さあ、シンパ様ご一緒にルエール団長に元へ参りましょう」

 今も追手が迫ってきているため、ついつい急き立てるような早口になってしまうミリアム。

 しかしシンパは首を横に振った。

「リリライト殿下をお願いするわ。貴女やルエール様になら、安心して任せられる」

「そんなっ……シンパ様は?」

「リリライト殿下の安全が確保されたなら、次は彼女達を守らないと。私は白薔薇騎士団の騎士団長よ」

 あくまでも騎士団長としての責務を全うとするシンパ。涼やかな表情でなんともなしに言うシンパのその声が、逆に彼女の意志の強さを感じさせた。

 瞬時に、シンパを説き伏せるのは無理だと察するミリアム。

「追ってくるのは私が止める。貴女はリリライト様をルエール様の下へ」

「――くれぐれもご注意を。彼女達は、不自然に強いです」

 コウメイからの情報、そしてグスタフ自身も言っていた通り、白薔薇騎士の面々はグスタフの「異能」で大幅に戦闘力を強化されているようだった。

 近衛兵に過ぎない白薔薇騎士を、常に戦争の最前線を渡り歩く龍牙騎士であるミリアムが軽くあしらえるのは当たり前のこと――しかし、それでもミリアムは、あの謁見室の一戦で、これが本当に白薔薇騎士なのかと驚愕を隠せなかったのだ。

「シンパ……」

 リリライトは2人の会話を聞きながら、1人残るというシンパのことを見つめていた。そんなリリライトに、シンパは今までに見せたことのない、優しい笑顔を向ける。

「ご心配なさらないで下さい、リリライト殿下。多少歳はとっても、私は現役の白薔薇騎士団長です。――お互い無事な姿で、必ず会いましょう」

「……行きましょう、リリライト様」

 シンパの言葉を聞いて、茫然として動かなくなったリリライトの手を引いて、ミリアムが歩みを進める。

「ミリアム、待ってください。本当にシンパを置いていくのですか?」

 弱弱しい声で訴えてくるリリライト。

 胸が痛いのはリリライトだけではない、とミリアムは胸中にしまう。

 シンパが明確にグスタフに対する反抗の意志を見せれば、グスタフは容赦しないだろう。

 いくら白薔薇騎士団の団長とはいえ、グスタフの「異能」で強化された騎士達に囲まれれば、勝敗は絶望的だ。実際に剣を交えてきたミリアムだからこそ、それは断言できる。

「シンパ様のご意志を無駄にしてはいけません」

 ミリアムはそれだけ言って、再びリリライトの手を取って駆けだす。

 側近として尽くしてくれたシンパへの想いもあるだろう――しかし、頑なにリリライトが抵抗しないのは、ミリアムにとってせめてもの救いだった。

 そうして、ミリアムは屋敷の入口へ向けて、リリライトと2人走り抜けていく。

 外から白薔薇の騎士やミュリヌス学園の生徒が押し寄せてくる気配は無い。グスタフの力が及んでいるのが屋敷内の人間だけなのか、相手の対応が遅れているのかは分からないが、これは幸運だった。

 時折、使用人などとすれ違うものはあるものの、戦闘能力を有する人間と出会うことは無かった。このまま屋敷を抜けて外にさえ出られれば、追手を撒くことも難しくない。

 行く先に光明が見えて明るくなるミリアムの表情――しかし、そんな彼女の前に最後の壁が立ちはだかる。

「おうおう。大臣を討とうっていう不逞な賊が入り込んだっつーから、どんなごっつい奴かと思ったら、とんだ美人じゃねえか」

 リリライト邸の正面玄関の大広間――そこに、岩のような大男が立ちはだかる。

 まさに岩のような筋骨隆々とした身体――人体の急所のみを防護して、あとは肌を露出させているという、どこか原始的な鎧が、その強靭さを強調していた。

 短く刈り込んだ暗く赤い髪に、顔も含めた露出した肌には無数の傷跡が。持っている得物は、見るからに鈍重そうな棘付きの鉄球。

身長は優に2mは超えていそうなその男は、不敵に笑いながら威圧感たっぷりにミリアムを見下ろしていた。

 瞬時に只者ではないと感じたミリアムはリリライトを後ろにかばう。

「その紋章――ヘルベルト連合国か!」

 ミリアムは、男が身に着けている鎧の肩の部分に刻まれた紋章に気づく。3本の龍の爪が切り裂いている紋章――ヘルベルト連合国所属“龍の爪”のものである。

「くははははっ! そうかそうか、お上品な騎士様は、戦いの前に名乗りを上げるんだったかあ?」

 男は唾を飛ばしながら豪快に笑う。その笑みは、明らかに嘲弄を含んでいた。

「“龍の爪”強襲部隊オーエン=ブラッドリィだ」

 男――オーエン=ブラッドリィが名乗る。そこにはミリアムが重んじる騎士の礼儀も誇りも感じられない。オーエンの皮肉めいた笑みには、嘲りしかない。

 しかしミリアムは憤りを感じるよりも、その名前に動揺を露わにする。

「まさか、あの『殲滅のオーエン』……?」

「おいおいおいおい。こっちゃ、そっちの流儀に合わせてやったんだぜ。名前を教えろよ、美人さんよ」

 ヘルベルト連合のこんな大物がここにいるということは、やはりグスタフは既にヘルベルト連合をも……

 しかし、ミリアムは余計なことを考えるのをやめた。集中力を乱して勝てる相手ではない。

 リリライトの手を離し、ミリアムは腰の剣を抜く。

 謁見室で白薔薇騎士から強奪したものではない。謁見室に入る前に使用人に預けて、逃げる際に取り戻した自分専用の騎士剣。

 ルエールより賜った、普通の騎士剣よりも一回り厚く、切れ味も研ぎ澄まされているその剣は、龍牙騎士であることを主張するように、淡い緑色の刀身をしていた。

 ミリアムは騎士剣の切っ先を、鉄球を手にしたオーエンに向けて名乗りを上げる。

「龍牙騎士ミリアム=ティンカーズ、参る!」

 純白の姫を守るべく、ミリアムの戦いが始まる。
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