※完結済 【R-18】白薔薇の騎士と純白の姫

白金犬

文字の大きさ
100 / 155
第4章 激動の冬編

第92話 龍牙騎士ミリアム=ティンカーズ VS 龍の爪強襲部隊『殲滅』のオーエン

しおりを挟む
 リリライト邸正面玄関は、轟音が鳴り響く激戦の場と化していた。

 来客を迎えるための豪奢な調度品はほとんどが粉々に砕け散っており、床や壁もとこどころ抉られている。

 2mの巨体に相応しい鉄球を振り回す、オーエン。対してミリアムは飛んで、跳ねて、翻りながら、オーエンの猛攻を回避していた。

(一撃必殺――か)

 オーエンの鉄球を避けながら、ミリアムの額に冷や汗が伝う。

 この強烈な一撃は受け止めることも叶わない。動きを捕らえられれば、絶命まではいかなくとも致命傷は間違いない。その時点で勝敗が決してしまう。

 幸いなことに、オーエンはリリライトのことは眼中にないようだ。リリライトには鉄球の及ぶ範囲から逃れたところに避難してもらっているが、オーエンが狙うはミリアムだけ。

 強烈な攻撃だが、決して速くはない。集中力を切らすことが無ければ、避け続けることは難しくない。

「はっはー。なかなかやるじゃねえか」

 投げつけた鉄球を回避され、床にめり込んだその鎖を引っ張って引き戻すオーエンは笑いながら言った。

 オーエンの猛攻が一時的に休止すると、ミリアムは一定距離を保ちながら動きを止めてオーエンと対峙する。

「ヘルベルト連合の猛将が、どうして他国の姫の私邸にいるのだ」

 少しでも情報を引き出そうと、ミリアムはオーエンの姿を真っ直ぐ見据えながら言う。すると、オーエンは出会い頭からずっと変わらない嘲笑を浮かべながら答える。

「はっ。なーにが猛将だ。どうせ碌な評判聞いてねぇだろう」

 大陸全土にその名を響かせる英雄は数人いる。最大国家聖アルマイト王国第1王子のカリオス=ド=アルマイト、龍牙騎士団騎士団長ルエール=ヴァルガンダルのように、目の前のオーエン=ブラッドリィもその内の1人だ。

 二つ名は『殲滅』。

 ヘルベルト連合が抱える戦闘部隊『龍の爪』の中で、最も好戦的で血を好むという評判の猛者。相手が逃げようと全面降伏しようとも、例外容赦なく皆殺しにするという性格から付けられたものだった。

「龍牙騎士と戦うのは初めてだ。女ってのが少々残念だが、せいぜい楽しませてくれよ」

 そう言いながら、戦闘再開の合図のように、オーエンはその鈍重そうな鉄球を軽々と振り回し始める。

「俺を倒せば、お前の知りたいことは教えてやるよっ!」

 鉄球を投げつけながら叫ぶオーエン。

 迫り来る鉄球を飛んで回避するミリアム。そしてオーエンは巧みな鎖捌きで、逃げるミリアムを追撃していく。

 再び、正面玄関に鉄球の破壊音が鳴り響く。

(これではキリがない…っ!)

 ミリアムの攻撃範囲外から猛攻をくわえてくるオーエンに、ミリアムは反撃の手段がない。オーエンも、ミリアムの素早さに鉄球が追い付かず、当てることが出来ない。

 お互いに決定打を欠かしたまま、時間が過ぎていく。

 屋敷外からグスタフの手勢がやってくる気配は無い。まだ情報が外に漏れ出ていないのか、そもそも外にはグスタフの手にかかっている者がいないのかは分からない。

 屋敷内の追手はシンパが食い止めているおかげか、まだやってこない。しかしいずれは突破されるだろう。

 時間が経てば経つほどに、ミリアムにとって状況は悪くなる一方だ。なんとかして、この状況を打破しなければ。

 ミリアムは意を決すると、持っていた緑色の刀身をした騎士剣を構える。

「ほぅ……」

 この戦いで初めて攻撃の姿勢を見せたミリアムに、オーエンは僅かに表情を反応させた。

 ミリアムの背後では、リリライトが心配そうな表情で視線を送ってくる。それを背後に感じるミリアム。

(ルエール団長、リリライト様は必ずお助け致します)

 攻撃の構えを見せるミリアムに、オーエンは再び鉄球を叩きこむ。その鉄球を、やはり危なげなく回避するミリアム。ミリアムにかわされた鉄球は、そのまま床を砕いてめり込む。

「芸がねぇな! 結局は避けるだけか――あん?」

 それまでは、距離を取って鉄球の追撃を回避するに徹していたミリアムが、今度は逆にオーエンに向かって踏み込み、距離を詰める。

「っは! そうこなくちゃなあ! うおりゃあ!

 オーエンは鎖を渾身の力で引き戻すと、床にめり込んだ鉄球が跳ね上がるように虚空に浮かぶ。そしてそのままオーエンに向けて距離を詰めるミリアムの背後から、彼女に襲い掛かる。

「――このっ!」

 ミリアムは振り向かず、その気配だけで鉄球の軌道を読む。そして、そのまま真横に身体を滑らせると、背後から襲い掛かる鉄球を回避した。

「あめぇっ!」

「っ!」

 そのまま鉄球はオーエンの前に落ちる――そのはずだった鉄球の軌道が、真横にとんだミリアムを追尾するように、不自然に曲がる。

 予想外の鉄球の動きに対応することは不可能。ミリアムは迫ってくる鉄球に向けて、騎士剣の腹を向けて受け止める。

 耳を覆いたくような衝撃音が鳴り、ミリアムの身体はそのまま壁まで吹き飛ばされ、激突する。

「っぐあ! っつ……遠隔操作の魔術か。小癪な真似を」

「あー、ちっと浅かったか。魔術ってのは繊細で、どうにも慣れねぇから力の入れ具合を間違っちまったぜ。ま、安心しろ、次で決めてやる」

 苦痛に顔を歪めるミリアム。

 オーエンの言葉通り、魔術で不自然な力が加わった鉄球の一撃は、致命傷には至らなかった。鉄球と壁への激突で、数秒の間呼吸が出来ない程の激痛は走ったが、内臓や骨にも異常はないようだ。

 まだ、戦える。

 ミリアムは苦痛をこらえながら、騎士剣を杖代わりにして立ち上がると、再び剣を構える。

「案外、龍牙騎士ってのも呆気ないもんだな。この程度か」

 苦痛を隠し切れないミリアムの表情から勝利を確信したのか、オーエンは鎖を引き戻しながら、そう零す。

 しかしミリアムは何も答えない。弾む息を整えて、射抜くような視線でオーエンと鉄球を睨みつけ、集中力を高める。

「肩透かしもいいところだ。死ねや、こらぁっ!」

 再びオーエンが鉄球を叩きつけてくる。

 今のミリアムの状態では初撃は躱せても、追撃の回避は難しい。

 それでもミリアムは躊躇することなく、先ほどと同じように初撃を回避すると、再びオーエンに向けて踏み込んで距離を詰める。

「馬鹿の一つ覚えがっ! 死ねぇ!」

 この時――オーエンが、ミリアムは大陸に名高い龍牙騎士であることを、正しくしっかり認識していれば結果は異なったかもしれない。

 ミリアム個人はオーエンのように大陸全土に名を轟かせるような騎士ではない。しかし龍牙騎士そのものが、大陸最強と名高い騎士団である。そしてミリアムはその騎士団で、ナンバー2の実力だと団長のルエールから認められている、極めて優秀な騎士なのだ。

 無策に突っ込むはずがない。

 鉄球を躱し踏み込んだミリアムを追撃するために、同じように鎖を引き戻すオーエン。しかし今度は、ミリアムは背後からの鉄球を躱す気配は無い。その場に踏みとどまり、瞳を閉じている。

「……あ?」

 そして、オーエンはそこで気づく。いつの間にか、ミリアムの手に握られていた騎士剣は鞘に納められている。そして、瞳を閉じたミリアムの右手はその柄に添えられていた。

 ミリアムが息を吸う。そして、吐き出す――その瞬間、カッと目を見開いて、鞘に納められた騎士剣を滑らせるように引き抜く。

 そして側で踊っていた鉄球の鎖を、一縷の歪みなく、真っ直ぐ一直線に切り裂いた。

「んだとぉぉ?」

 オーエンの力を伝える鎖は、まるで神の仕業のように、綺麗に真っ直ぐに斬られた。引き戻そうとしたオーエンの力は鉄球に伝わらず、そのまま鉄球はあらぬ方向へ飛んでいき、壁に激突。鎖もジャラリと音を立てながら床に転がる。

「んなアホなっ! 剣で鎖を斬るだと? ヘルベルト連合の黒鉄だぞ!」

「これが――」

 オーエンの驚愕に付き合っている暇は、ミリアムにはない。

 今は一刻も早くリリライトを連れて、ここから脱出しなければならない。それは、その激闘の最中でも、一瞬たりとも忘れることなどなかった。

 そういった意味では、ミリアムは最初からオーエンのことなど眼中にない。

「龍牙騎士だっ!」

 得物を失ったオーエンに一足飛びに間合いを詰めるミリアム。手に持った騎士剣の刃を向けて、オーエンの両膝を斬りつける。

「うおおおおおっ?」

「リリライト殿下、走ってっ!」

 オーエンの驚愕の叫びと同時、ミリアムは柱の陰に隠れるようにしたリリライトへ叫ぶ。2人の死闘をハラハラしながら見ていたリリライトは、ミリアムの言葉に応えるように、ドレスの裾をもって彼女なりに懸命に走る。

 温室育ちのリリライトの走りは拙く鈍い。しかし両膝を斬られて血しぶきをまき散らすオーエンは、その場から動けない。真っ直ぐ正面入り口に向かう2人を見守ることしか出来ない。

「ぐうううっ! くそが……クソったれがぁぁっっ!」

 玄関前で2人は合流。ミリアムはリリライトの手を取ると、そのままリリライト邸の脱出に成功する。

「身の程を弁えろ、連合の傭兵風情が。誇り高き龍牙騎士に、貴様らのような下賤な輩が相手になるはずもない」

 屋敷を後にする前、ミリアムは蔑むような目線で、崩れ落ちるオーエンを見下ろしていた。

「こ、殺してやるっ! 必ずだっ! 必ず殺してやるぞぉぉ!」

 しかし、そのオーエンの怨嗟の声は、既に屋敷を後にしたミリアムには届かない。

 龍牙騎士とヘルベルト連合の猛者――最初から、相手にすらならない程の差があったことを、ミリアムは見せつけたのだった。

   ▽▼▽▼▽▼▽▼▽▼▽▼▽▼▽▼▽▼▽▼▽▼▽▼▽▼▽▼▽▼▽▼

 リリライト邸から抜け出したミリアムとリリライト。

「先ほどの剣術――魔術ですか? 剣で鎖を斬るなんて、凄いですね」

「ルエール団長直伝の技です。剣を鞘に納めて集中力を高めることで、神速鋭利を極めた一撃を実現する魔術と剣術の複合技――団長は「居合術」と呼んでいました」

 ついついこんな状況でも、剣のこととなると饒舌になってしまうミリアム。姫であるリリライトには何のことか、あまり理解できないだろう。

 咳払いをして軽く自省してから、これからの行動指針をまとめる。

 まずはここから少し離れた白薔薇騎士団の兵舎に係留してある馬を手に入れて、そこからルエールの部隊と合流する。これがベストだろう。

 邸宅の外は平穏そのもので、外で働いていた使用人達も、慌てて中から出てきたミリアムとリリライトを驚いて見ているだけだった。

 それらの視線を無視して、ミリアムはリリライトの手を引いて、真っ直ぐに白薔薇騎士団兵舎へ足を向ける。

 やはり、まだ邸内の様子は外には出ていないようだ。このままグスタフの追手が集まらないうちに、早急に抜け出そう。

 仮に白薔薇騎士団全てがグスタフの手に堕ちていると仮定すると、兵舎ではもう一戦交える可能性が高い。

 ――が、近衛兵である白薔薇騎士と、戦争を本業とする龍牙騎士であるミリアムとの実力差は、先ほどリリライト邸謁見室で証明した通りだ。

 白薔薇騎士でミリアムが手こずるであろう相手は、騎士団長のシンパくらいだ。あと強いて言うならば、ミリアムは直接知らないが、ミュリヌス学園開校以来の「天才」或いは「化物」という評判の2年生首席ステラ=ストール。

 ミュリヌス学園とは関係が遠いミリアムですら耳にするくらいなのだらか、相当な実力の持ち主だと思われる。

(とはいえ、所詮は学生)

 そもそもステラは、リリライトが企画したヘルベルト連合への特別遠征のため不在にしているのだが、ミリアムはそれを知らない。

 いずれにせよ、白薔薇騎士での要注意人物はいないということになる。

「リリライト殿下、もうすぐです。もうすぐで、兄殿下にお会いできますからね」

 リリライト邸で軽はずみ行動を起こしてしまった時は、正直なところ苦境に違いないと思っていたが、ようやく先の見通しが見えてくると、ミリアムは自然と表情が明るくなる。

 あの悪辣な悪魔に怯え、苦しめられていたであろう純白の姫。彼女を愛し、また彼女も愛しているであろう兄に合わせるため、龍牙騎士ミリアムはミュリヌス地方脱出に向けて、急ぐのだった。
しおりを挟む
感想 1

あなたにおすすめの小説

どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~

さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」 あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。 弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。 弟とは凄く仲が良いの! それはそれはものすごく‥‥‥ 「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」 そんな関係のあたしたち。 でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥ 「うそっ! お腹が出て来てる!?」 お姉ちゃんの秘密の悩みです。

肉食御曹司の独占愛で極甘懐妊しそうです

沖田弥子
恋愛
過去のトラウマから恋愛と結婚を避けて生きている、二十六歳のさやか。そんなある日、飲み会の帰り際、イケメン上司で会社の御曹司でもある久我凌河に二人きりの二次会に誘われる。ホテルの最上階にある豪華なバーで呑むことになったさやか。お酒の勢いもあって、さやかが強く抱いている『とある願望』を彼に話したところ、なんと彼と一夜を過ごすことになり、しかも恋人になってしまった!? 彼は自分を女除けとして使っているだけだ、と考えるさやかだったが、少しずつ彼に恋心を覚えるようになっていき……。肉食でイケメンな彼にとろとろに蕩かされる、極甘濃密ラブ・ロマンス!

ヤンデレ社長は別れた妻を一途に愛しすぎている

藍川せりか
恋愛
コスメブランドでマーケティング兼アドバイザートレーナーとして働く茉莉花は三十歳のバツイチOL。離婚して一年、もう恋も結婚もしない! と仕事に没頭する彼女の前に、突然、別れた夫の裕典が新社長として現れた。戸惑う茉莉花をよそに、なぜか色気全開の容赦ないアプローチが始まって!? 分かり合えずに離婚した元旦那とまた恋に落ちるなんて不毛すぎる――そう思うのに、昔とは違う濃密な愛撫に心も体も甘く乱され、眠っていた女としての欲求が彼に向かって溢れ出し……。「もう遠慮しない。俺だけ見て、俺以外考えられないくらい愛させて」すれ違い元夫婦の、やり直し極上ラブ!

私が王子との結婚式の日に、妹に毒を盛られ、公衆の面前で辱められた。でも今、私は時を戻し、運命を変えに来た。

MayonakaTsuki
恋愛
王子との結婚式の日、私は最も信頼していた人物――自分の妹――に裏切られた。毒を盛られ、公開の場で辱められ、未来の王に拒絶され、私の人生は血と侮辱の中でそこで終わったかのように思えた。しかし、死が私を迎えたとき、不可能なことが起きた――私は同じ回廊で、祭壇の前で目を覚まし、あらゆる涙、嘘、そして一撃の記憶をそのまま覚えていた。今、二度目のチャンスを得た私は、ただ一つの使命を持つ――真実を突き止め、奪われたものを取り戻し、私を破滅させた者たちにその代償を払わせる。もはや、何も以前のままではない。何も許されない。

敗戦国の姫は、敵国将軍に掠奪される

clayclay
恋愛
架空の国アルバ国は、ブリタニア国に侵略され、国は壊滅状態となる。 状況を打破するため、アルバ国王は娘のソフィアに、ブリタニア国使者への「接待」を命じたが……。

【R18】純粋無垢なプリンセスは、婚礼した冷徹と噂される美麗国王に三日三晩の初夜で蕩かされるほど溺愛される

奏音 美都
恋愛
数々の困難を乗り越えて、ようやく誓約の儀を交わしたグレートブルタン国のプリンセスであるルチアとシュタート王国、国王のクロード。 けれど、それぞれの執務に追われ、誓約の儀から二ヶ月経っても夫婦の時間を過ごせずにいた。 そんなある日、ルチアの元にクロードから別邸への招待状が届けられる。そこで三日三晩の甘い蕩かされるような初夜を過ごしながら、クロードの過去を知ることになる。 2人の出会いを描いた作品はこちら 「純粋無垢なプリンセスを野盗から助け出したのは、冷徹と噂される美麗国王でした」https://www.alphapolis.co.jp/novel/702276663/443443630 2人の誓約の儀を描いた作品はこちら 「純粋無垢なプリンセスは、冷徹と噂される美麗国王と誓約の儀を結ぶ」 https://www.alphapolis.co.jp/novel/702276663/183445041

JKメイドはご主人様のオモチャ 命令ひとつで脱がされて、触られて、好きにされて――

のぞみ
恋愛
「今日から、お前は俺のメイドだ。ベッドの上でもな」 高校二年生の蒼井ひなたは、借金に追われた家族の代わりに、ある大富豪の家で住み込みメイドとして働くことに。 そこは、まるでおとぎ話に出てきそうな大きな洋館。 でも、そこで待っていたのは、同じ高校に通うちょっと有名な男の子――完璧だけど性格が超ドSな御曹司、天城 蓮だった。 昼間は生徒会長、夜は…ご主人様? しかも、彼の命令はちょっと普通じゃない。 「掃除だけじゃダメだろ? ご主人様の癒しも、メイドの大事な仕事だろ?」 手を握られるたび、耳元で囁かれるたび、心臓がバクバクする。 なのに、ひなたの体はどんどん反応してしまって…。 怒ったり照れたりしながらも、次第に蓮に惹かれていくひなた。 だけど、彼にはまだ知られていない秘密があって―― 「…ほんとは、ずっと前から、私…」 ただのメイドなんかじゃ終わりたくない。 恋と欲望が交差する、ちょっぴり危険な主従ラブストーリー。

彼の言いなりになってしまう私

守 秀斗
恋愛
マンションで同棲している山野井恭子(26才)と辻村弘(26才)。でも、最近、恭子は弘がやたら過激な行為をしてくると感じているのだが……。

処理中です...