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文化祭
10.※ 将来の夢
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修吾が出て行って、あきらと2人きりになった。
「あきら・・・・ 何で戻って来たんだ?」
あきらはオレの腕を掴んだまま、膝を曲げて腰をかがめ、無言でオレのカオを覗き込んできた。
至近距離でカオを見られて恥ずかしくなる。
カオを背けようとしたオレの頬に、あきらの手が触れた。
「レイキ・・・ 泣いてたのか・・・・?」
心配そうなあきらの瞳。
でも、なんでそんなことを聞かれたのか分からない。
「な、泣いてねーよ」
オレの言葉を聞いて、あきらはホッとしたように息を吐いた。
「そっか、良かった・・・・」
そして、眉間にシワを寄せる。
「・・・ったく、修吾のヤツ・・・・」
「どうしたんだよ?」
あきらはオレから手を放すと、スマホを取り出した。
「コレ、見ろよ」
差し出されたスマホの画面を見ると、
『お姫サマが泣いてるぜー。 早く部室に戻らねーと、オレがなぐさめちゃうかも♡』
「・・・・・なんだ、コレ」
修吾があきらに送ったメッセージだった。
「修吾のヤツ、こんなもん送ってきやがって」
不機嫌そうに言うあきら。
でも、あきらはこのメッセージ見て、慌てて走ってきてくれたんだよな・・・・・
そのことが嬉しくて、オレは思わず笑ってしまった。
「レイキ?」
オレは立ち上がって、あきらに抱きついた。
「コレ見て、走ってきてくれたんだろ?」
あきらがオレの背中に手を回す。
「・・・・修吾がLINEくんなきゃ、オレ、レイキが待ってるなんて知らなかったし・・・ そこは感謝するけどな」
「だな」
少し体を離して、あきらはオレを見つめる。
「・・・でもオレ、すげー心配したんだぜ?」
「泣いてるってこと? ・・・・それとも、修吾のこと?」
「両方に決まってるだろ」
茶化すように聞くと、あきらは怒ったように答えた。
そして、唇を寄せてくる。
「ん・・・・」
深い、キス。
あきらの舌が、オレの口内をゆっくりとなぞっていく。
「・・・・ん、んっ、 ・・・ふッ・・・・」
すげー気持ちよくて足の力が抜けてしまった。
「はッ・・・・」
オレは力なく、ベンチに座り込んでしまう。
「レイキ・・・・気持ちよかった?」
そんなオレを見て、あきらは微笑みながらオレの隣に座った。
恥ずかしくて、オレはカオを背ける。
「・・・なあ、なんで待ってたんだ?」
「別に・・・ ただ、なんとなく」
「でもさ、連絡くれなきゃ、レイキが待ってるなんてわかんねーじゃん」
「だから・・・・ 別に、待ってたわけじゃねーんだって。 なんとなく・・・・ 帰りたく、なくて」
「・・・・オレ、来ない方がよかった・・・・?」
少し不安気なあきらの声。
「んなわけ、ねーだろ」
オレはあきらの手を握った。
「・・・・ホントは、あきらと、話がしたくて」
あきらはオレの手を優しく握り返してくれた。
「・・・・うん。 なに・・・・?」
あきらのカオは見れず、オレはうつむいたまま口を開いた。
部長の話があきらにあったこと、
特進クラスに入ろうとしていること、
進路調査票を出していないこと、
今回の試験の結果のこと、
色々聞きたくて、それをあきらに伝えた。
「・・・・そっか。 亮介から聞いたんだな」
「・・・・ああ」
「・・・・オレも、レイキと話がしたかったんだ」
オレとつないだ、あきらの手に力が入る。
「・・・色々、黙っててゴメン。 でも、ある程度、ちゃんとした目標になってから、話したくて」
オレはあきらを見た。
あきらは少し視線を落としたまま、言葉を紡ぐ。
「・・・部長の話は、確かにあったんだ。 でも、勉強を頑張りたくて、断った。 本当は部活もやめようかと思ったけど、先輩たちに止められて・・・・・
まあ、オレもテニス好きだし、やめたらレイキと過ごせる時間も減るから、それも嫌だなって・・・・
だから、部活は続けることにしたんだけど」
オレと過ごす時間・・・・
あきらがそんな風に考えてくれてるなんて、純粋にうれしかった。
「・・・特進クラスは?」
あきらは視線を上げ、真っ直ぐに前を見つめた。
・・・・その瞳には、強い、意志の光。
「・・・・オレさ、医者になろうと思うんだ」
え・・・・医者・・・・?
少し驚きながらあきらを見つめていると、あきらはオレを見て少し恥ずかしそうに笑った。
「・・・・びっくりしただろ?」
「・・・ああ・・・・少しな・・・・」
オレは正直にうなずいた。
あきらのお父さんは開業医。
あきらには2人のお兄さんがいて、2番目の駿さんは医学部生、一番上の遼さんはもう医者として働いている。
・・・・ずっと前。 中3の頃かな。 受験生になった時、あきらに聞いたことがあるんだ。
あきらも医者を目指してるのかって。
お兄さんたちが医学部に行ってるのは知ってたし、あきらも医者を目指すんだったら、きっと高校は違うんだろうなって。
そうなったら、少し寂しいなって思って、聞いたんだ。
その時、あきらは笑って、そんなこと全然考えてないって言ってた。
で、実際オレたちは同じ高校に来たわけだけど。
「でも・・・・なんで・・・?」
・・・・前は全然考えてないって言ってたけど・・・・
あきらはまたオレから視線を外して、前を見つめる。
「・・・やっぱさ、医者って仕事って、いいなって、思って。
もちろん、大変なことも多いのはわかる。 父さんとか、遼兄とか見てたらな。
でもそれよりも、人の役に立てる、助けられるって、すげーなって、やっぱ思ってさ」
「うん・・・・ そうだよな・・・・」
「・・・・本当はさ、ずっと、憧れてたんだ、オレ。
でも中学受験で失敗して・・・・ もう、イイやって、思って。 そこで諦めてた。
・・・・諦めたフリ、してたんだ」
「・・・・・そうだったんだ・・・・」
「・・・・ああ。 オレ、一番下だし、年も離れてるから、甘やかされてるからな。
オレがイヤだってって言ったら、両親は強制とかしてこなかった。 オレの好きにしていいって、言ってくれてさ」
・・・・・知らなかった、そんなこと・・・・
「・・・でもやっぱり、父さんや遼兄達みたいに、医者になりたいなって、思って。
遼兄達に比べたら、出だしが遅いからさ。 まじでがんばんなきゃなんだけど」
「それで・・・・特進クラス・・・か・・・・」
あきらはオレを見て笑った。
「・・・ああ。 今更って、感じだよな」
オレは勢いよく首を振る。
「そんなこと、ねーよ! ちゃんと考えて、実行して・・・・ すげーって、思う!」
だって、学年3位だぜ!? 本当、すげーよ。
あきら、めちゃくちゃ頑張ったんだな・・・・
「・・・なんかオレ、全然気づかなくて、ゴメン」
「気付かれねーように、隠してたんだよ。 医者になりたい、なんて言ったって、成績がついてこなかったら、カッコ悪いだろ。
だからさ、しばらくは黙っときたかったんだ」
「そ・・・・っか」
オレはあきらの肩に頭を乗せた。
「じゃあ、進路調査票も、もう出すんだよな・・・?」
「ああ」
・・・・あきらは、ちゃんと将来のこと考えてるんだな・・・・
オレ、そんなに真剣に考えたこと・・・・ないかも・・・・
はー・・ ダメだなー、オレ・・・・
オレはあきらの首に腕を回して抱き付いた。
「・・・レイキ?」
「・・・やっぱ、あきらはすげーよ。 カッコいい」
「なんだよ、それ」
笑いを含んだあきらの声。
「・・・だってオレ、将来のこと、そこまで真剣にまだ考えてねーよ。
・・・・あきら見習って、真面目に考えねーと、な」
あきらの手がオレの背中に回って、抱きしめられる。
「・・・・レイキに話せてよかった」
「・・・うん」
オレも聞けて、よかった。
オレは抱き付いていた腕を緩めて、少し体を離した。
あきらのことを見つめて・・・ 唇を、寄せる。
あきらにキスをして、その口内に、舌を入れた。
ぴちゃっ・・・
オレは舌であきらの口内をゆっくりとなぞる。
あきらはオレの舌に自分の舌を絡めてきた。
深いキスをしながら、あきらはオレの腰を引き寄せる。
「レイキ・・・ ココ、乗って」
促されるまま、オレは足を開いて、あきらの太腿の上に跨って座らされた。
向かい合って、見つめあう。
「あきら・・・ オレ、応援する。 あきらの負担にならないように、する」
「ありがと。 でも、レイキが負担になるなんて、絶対ねーよ」
「でも、勉強のジャマとか、したら悪いし」
つき合いだしてから、オレはほぼ毎週末あきらのところに泊まってる。
・・・・でも、そういうのも、控えた方がいいよな・・・・
「大丈夫。 レイキと居れる時間が減ったら、逆にやる気なくす」
「なんだよ、それ」
「だから、会わないとか言うなよ・・・・?」
不安そうにオレを見上げるあきらに、嬉しくて笑ってしまう。
・・・・あきらは、オレと一緒に居たいんだ。
・・・すっげー、うれしいな。
「わかった。 じゃあ、オレも一緒に勉強する」
「レイキ、も?」
「ん。 そしたら、邪魔じゃねーだろ?
オレだって大学行きたいし、だったら勉強頑張る方がいいに決まってる。
・・・・もちろん、あきらみたいには出来ないけど」
あきらはぎゅってオレに抱き付いてきた。
「・・・・すっげーうれしい。 レイキ・・・ありがと」
オレの胸にカオをうずめる、あきらの頭を抱きしめる。
「・・・・一緒に、がんばろ」
「ああ」
医者を目指すって決めたあきらは、やっぱすげーって思う。
そんな中でも、オレと一緒の時間は減らしたくないって言ってくれた・・・・
あきらの中で、オレってそんなに重要なんだって感じて、うれしかった。
・・・あきらと一緒に居たいのは、オレも同じ。
一緒に勉強を頑張ってこうって、心に決めた。
「あきら・・・・ 何で戻って来たんだ?」
あきらはオレの腕を掴んだまま、膝を曲げて腰をかがめ、無言でオレのカオを覗き込んできた。
至近距離でカオを見られて恥ずかしくなる。
カオを背けようとしたオレの頬に、あきらの手が触れた。
「レイキ・・・ 泣いてたのか・・・・?」
心配そうなあきらの瞳。
でも、なんでそんなことを聞かれたのか分からない。
「な、泣いてねーよ」
オレの言葉を聞いて、あきらはホッとしたように息を吐いた。
「そっか、良かった・・・・」
そして、眉間にシワを寄せる。
「・・・ったく、修吾のヤツ・・・・」
「どうしたんだよ?」
あきらはオレから手を放すと、スマホを取り出した。
「コレ、見ろよ」
差し出されたスマホの画面を見ると、
『お姫サマが泣いてるぜー。 早く部室に戻らねーと、オレがなぐさめちゃうかも♡』
「・・・・・なんだ、コレ」
修吾があきらに送ったメッセージだった。
「修吾のヤツ、こんなもん送ってきやがって」
不機嫌そうに言うあきら。
でも、あきらはこのメッセージ見て、慌てて走ってきてくれたんだよな・・・・・
そのことが嬉しくて、オレは思わず笑ってしまった。
「レイキ?」
オレは立ち上がって、あきらに抱きついた。
「コレ見て、走ってきてくれたんだろ?」
あきらがオレの背中に手を回す。
「・・・・修吾がLINEくんなきゃ、オレ、レイキが待ってるなんて知らなかったし・・・ そこは感謝するけどな」
「だな」
少し体を離して、あきらはオレを見つめる。
「・・・でもオレ、すげー心配したんだぜ?」
「泣いてるってこと? ・・・・それとも、修吾のこと?」
「両方に決まってるだろ」
茶化すように聞くと、あきらは怒ったように答えた。
そして、唇を寄せてくる。
「ん・・・・」
深い、キス。
あきらの舌が、オレの口内をゆっくりとなぞっていく。
「・・・・ん、んっ、 ・・・ふッ・・・・」
すげー気持ちよくて足の力が抜けてしまった。
「はッ・・・・」
オレは力なく、ベンチに座り込んでしまう。
「レイキ・・・・気持ちよかった?」
そんなオレを見て、あきらは微笑みながらオレの隣に座った。
恥ずかしくて、オレはカオを背ける。
「・・・なあ、なんで待ってたんだ?」
「別に・・・ ただ、なんとなく」
「でもさ、連絡くれなきゃ、レイキが待ってるなんてわかんねーじゃん」
「だから・・・・ 別に、待ってたわけじゃねーんだって。 なんとなく・・・・ 帰りたく、なくて」
「・・・・オレ、来ない方がよかった・・・・?」
少し不安気なあきらの声。
「んなわけ、ねーだろ」
オレはあきらの手を握った。
「・・・・ホントは、あきらと、話がしたくて」
あきらはオレの手を優しく握り返してくれた。
「・・・・うん。 なに・・・・?」
あきらのカオは見れず、オレはうつむいたまま口を開いた。
部長の話があきらにあったこと、
特進クラスに入ろうとしていること、
進路調査票を出していないこと、
今回の試験の結果のこと、
色々聞きたくて、それをあきらに伝えた。
「・・・・そっか。 亮介から聞いたんだな」
「・・・・ああ」
「・・・・オレも、レイキと話がしたかったんだ」
オレとつないだ、あきらの手に力が入る。
「・・・色々、黙っててゴメン。 でも、ある程度、ちゃんとした目標になってから、話したくて」
オレはあきらを見た。
あきらは少し視線を落としたまま、言葉を紡ぐ。
「・・・部長の話は、確かにあったんだ。 でも、勉強を頑張りたくて、断った。 本当は部活もやめようかと思ったけど、先輩たちに止められて・・・・・
まあ、オレもテニス好きだし、やめたらレイキと過ごせる時間も減るから、それも嫌だなって・・・・
だから、部活は続けることにしたんだけど」
オレと過ごす時間・・・・
あきらがそんな風に考えてくれてるなんて、純粋にうれしかった。
「・・・特進クラスは?」
あきらは視線を上げ、真っ直ぐに前を見つめた。
・・・・その瞳には、強い、意志の光。
「・・・・オレさ、医者になろうと思うんだ」
え・・・・医者・・・・?
少し驚きながらあきらを見つめていると、あきらはオレを見て少し恥ずかしそうに笑った。
「・・・・びっくりしただろ?」
「・・・ああ・・・・少しな・・・・」
オレは正直にうなずいた。
あきらのお父さんは開業医。
あきらには2人のお兄さんがいて、2番目の駿さんは医学部生、一番上の遼さんはもう医者として働いている。
・・・・ずっと前。 中3の頃かな。 受験生になった時、あきらに聞いたことがあるんだ。
あきらも医者を目指してるのかって。
お兄さんたちが医学部に行ってるのは知ってたし、あきらも医者を目指すんだったら、きっと高校は違うんだろうなって。
そうなったら、少し寂しいなって思って、聞いたんだ。
その時、あきらは笑って、そんなこと全然考えてないって言ってた。
で、実際オレたちは同じ高校に来たわけだけど。
「でも・・・・なんで・・・?」
・・・・前は全然考えてないって言ってたけど・・・・
あきらはまたオレから視線を外して、前を見つめる。
「・・・やっぱさ、医者って仕事って、いいなって、思って。
もちろん、大変なことも多いのはわかる。 父さんとか、遼兄とか見てたらな。
でもそれよりも、人の役に立てる、助けられるって、すげーなって、やっぱ思ってさ」
「うん・・・・ そうだよな・・・・」
「・・・・本当はさ、ずっと、憧れてたんだ、オレ。
でも中学受験で失敗して・・・・ もう、イイやって、思って。 そこで諦めてた。
・・・・諦めたフリ、してたんだ」
「・・・・・そうだったんだ・・・・」
「・・・・ああ。 オレ、一番下だし、年も離れてるから、甘やかされてるからな。
オレがイヤだってって言ったら、両親は強制とかしてこなかった。 オレの好きにしていいって、言ってくれてさ」
・・・・・知らなかった、そんなこと・・・・
「・・・でもやっぱり、父さんや遼兄達みたいに、医者になりたいなって、思って。
遼兄達に比べたら、出だしが遅いからさ。 まじでがんばんなきゃなんだけど」
「それで・・・・特進クラス・・・か・・・・」
あきらはオレを見て笑った。
「・・・ああ。 今更って、感じだよな」
オレは勢いよく首を振る。
「そんなこと、ねーよ! ちゃんと考えて、実行して・・・・ すげーって、思う!」
だって、学年3位だぜ!? 本当、すげーよ。
あきら、めちゃくちゃ頑張ったんだな・・・・
「・・・なんかオレ、全然気づかなくて、ゴメン」
「気付かれねーように、隠してたんだよ。 医者になりたい、なんて言ったって、成績がついてこなかったら、カッコ悪いだろ。
だからさ、しばらくは黙っときたかったんだ」
「そ・・・・っか」
オレはあきらの肩に頭を乗せた。
「じゃあ、進路調査票も、もう出すんだよな・・・?」
「ああ」
・・・・あきらは、ちゃんと将来のこと考えてるんだな・・・・
オレ、そんなに真剣に考えたこと・・・・ないかも・・・・
はー・・ ダメだなー、オレ・・・・
オレはあきらの首に腕を回して抱き付いた。
「・・・レイキ?」
「・・・やっぱ、あきらはすげーよ。 カッコいい」
「なんだよ、それ」
笑いを含んだあきらの声。
「・・・だってオレ、将来のこと、そこまで真剣にまだ考えてねーよ。
・・・・あきら見習って、真面目に考えねーと、な」
あきらの手がオレの背中に回って、抱きしめられる。
「・・・・レイキに話せてよかった」
「・・・うん」
オレも聞けて、よかった。
オレは抱き付いていた腕を緩めて、少し体を離した。
あきらのことを見つめて・・・ 唇を、寄せる。
あきらにキスをして、その口内に、舌を入れた。
ぴちゃっ・・・
オレは舌であきらの口内をゆっくりとなぞる。
あきらはオレの舌に自分の舌を絡めてきた。
深いキスをしながら、あきらはオレの腰を引き寄せる。
「レイキ・・・ ココ、乗って」
促されるまま、オレは足を開いて、あきらの太腿の上に跨って座らされた。
向かい合って、見つめあう。
「あきら・・・ オレ、応援する。 あきらの負担にならないように、する」
「ありがと。 でも、レイキが負担になるなんて、絶対ねーよ」
「でも、勉強のジャマとか、したら悪いし」
つき合いだしてから、オレはほぼ毎週末あきらのところに泊まってる。
・・・・でも、そういうのも、控えた方がいいよな・・・・
「大丈夫。 レイキと居れる時間が減ったら、逆にやる気なくす」
「なんだよ、それ」
「だから、会わないとか言うなよ・・・・?」
不安そうにオレを見上げるあきらに、嬉しくて笑ってしまう。
・・・・あきらは、オレと一緒に居たいんだ。
・・・すっげー、うれしいな。
「わかった。 じゃあ、オレも一緒に勉強する」
「レイキ、も?」
「ん。 そしたら、邪魔じゃねーだろ?
オレだって大学行きたいし、だったら勉強頑張る方がいいに決まってる。
・・・・もちろん、あきらみたいには出来ないけど」
あきらはぎゅってオレに抱き付いてきた。
「・・・・すっげーうれしい。 レイキ・・・ありがと」
オレの胸にカオをうずめる、あきらの頭を抱きしめる。
「・・・・一緒に、がんばろ」
「ああ」
医者を目指すって決めたあきらは、やっぱすげーって思う。
そんな中でも、オレと一緒の時間は減らしたくないって言ってくれた・・・・
あきらの中で、オレってそんなに重要なんだって感じて、うれしかった。
・・・あきらと一緒に居たいのは、オレも同じ。
一緒に勉強を頑張ってこうって、心に決めた。
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