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第二十六話 星遥⑥
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それから、毎日のようにしごかれボロボロなって帰宅すると遥斗に「女の子に負けたんだ」と笑われた。それが悔しくて、一年以内に新宮と互角に戦えるようになったが、新宮の母が出てきた時は度肝を抜いた。
彼女の母は総合格闘技無差別級世界王者だ。
試合以外のテレビにはほとんど出ないが、コアなファン多い。
彼女にフルボッコにされた。あの時は本当に辛かった。
「今は感謝している」
遥は鏡に映った自分のシックスパックを見て頷いた。
「……兄の本性」
あの時は強くなることばかりに集中して、聞き流してしまった言葉だ。
笑顔を作り、鏡を覗き込んだ。笑えば遥斗にそっくりな顔になる。
「兄……」そうつぶやきながら、ベッドを見た。いつも遥斗と一緒寝るベッド。主が不在で寂しそうに感じた。
グシャグシャになった手紙が足元落ちていた。呼びだしの手紙だ。
「……手紙」
日時と場所だけが書かれた手紙。ラブレターよりも果たし状に近かった。
「本性」
手紙は未開封の様に見えたが、シールで封をしてある簡易なものであったため遥斗が内容を見ていない保証はない。
以前はラブレターの類を遥はよくもらっていたことを遥は思い出した。興味はなかったが、もらった物をその場で捨てる訳には行かずに鞄に入れていた。
「遥、これは?」と言って遥斗がラブレターの束を持って遥の前に現れたのは中学に行って丸二年たった頃だ。
「学校で貰った」
素っ気なく答えると遥斗は目を細めて全ての手紙を持って行ってしまった。
手紙に興味関心がなかったため遥斗に持って行かれた事をなんとも思わなかった。ゴミを捨ててくれる程度の認識であった。
「星」
学校の廊下を歩いていると新宮に肩を叩かれた。振り向くと、彼女の表情は硬かった。
「なに?」新宮にニ枚の写真見せられた。二人共よく会いにくる女の子でよく手紙をくれた。「あ~。知ってる」
面倒臭くて、手紙は読まずに鞄に入れぱなしだった。気づけばその手紙もなくなっているので『落としたかな』程度の認識であった。そこで、遥斗が大量の手紙を持っていたのを思い出した。
彼女にそれを説明すると、頷いてその場からいなくなった。その前後から写真の女の子を見掛けなくなりあとから引っ越したという話を他の子がしているのを聞いた。
「星、モテるねぇ」
そう言った新宮は、女の子から貰った手紙を奪った。そして、ソレをその場で破り捨てると「興味ないなら期待もたせるな」と言った。
「それもそうか」と彼女の言葉に納得して、それから手紙はくれた相手の前で破り捨てる事にした。
すると、不思議と手紙をくれる女の子が減った。
彼女の母は総合格闘技無差別級世界王者だ。
試合以外のテレビにはほとんど出ないが、コアなファン多い。
彼女にフルボッコにされた。あの時は本当に辛かった。
「今は感謝している」
遥は鏡に映った自分のシックスパックを見て頷いた。
「……兄の本性」
あの時は強くなることばかりに集中して、聞き流してしまった言葉だ。
笑顔を作り、鏡を覗き込んだ。笑えば遥斗にそっくりな顔になる。
「兄……」そうつぶやきながら、ベッドを見た。いつも遥斗と一緒寝るベッド。主が不在で寂しそうに感じた。
グシャグシャになった手紙が足元落ちていた。呼びだしの手紙だ。
「……手紙」
日時と場所だけが書かれた手紙。ラブレターよりも果たし状に近かった。
「本性」
手紙は未開封の様に見えたが、シールで封をしてある簡易なものであったため遥斗が内容を見ていない保証はない。
以前はラブレターの類を遥はよくもらっていたことを遥は思い出した。興味はなかったが、もらった物をその場で捨てる訳には行かずに鞄に入れていた。
「遥、これは?」と言って遥斗がラブレターの束を持って遥の前に現れたのは中学に行って丸二年たった頃だ。
「学校で貰った」
素っ気なく答えると遥斗は目を細めて全ての手紙を持って行ってしまった。
手紙に興味関心がなかったため遥斗に持って行かれた事をなんとも思わなかった。ゴミを捨ててくれる程度の認識であった。
「星」
学校の廊下を歩いていると新宮に肩を叩かれた。振り向くと、彼女の表情は硬かった。
「なに?」新宮にニ枚の写真見せられた。二人共よく会いにくる女の子でよく手紙をくれた。「あ~。知ってる」
面倒臭くて、手紙は読まずに鞄に入れぱなしだった。気づけばその手紙もなくなっているので『落としたかな』程度の認識であった。そこで、遥斗が大量の手紙を持っていたのを思い出した。
彼女にそれを説明すると、頷いてその場からいなくなった。その前後から写真の女の子を見掛けなくなりあとから引っ越したという話を他の子がしているのを聞いた。
「星、モテるねぇ」
そう言った新宮は、女の子から貰った手紙を奪った。そして、ソレをその場で破り捨てると「興味ないなら期待もたせるな」と言った。
「それもそうか」と彼女の言葉に納得して、それから手紙はくれた相手の前で破り捨てる事にした。
すると、不思議と手紙をくれる女の子が減った。
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