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法務大臣は国王陛下が面倒くさい
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僕の従甥であるルカが変わったという事は噂が出る前から知っていた。ある日いとこであり国王フィリップに呼び出された。国王の公務時間以外あの男に呼び出されて良い思いをした事がない。正しくは面倒な事を運んでくる。
夜もふけた頃、国王の私室に向かった。気持ちが後ろ向きであったため言われた時間より二時間ほど遅れた。本来この時間は愛しの伴侶オリバーと就寝している時間だ。
本当嫌だった。
国王ではない時のフィリップの言うことなど聞きたくない。別に、フィリップを嫌っているわけではないむしろ好きであるし力になりたいと思っている。しかし、僕に取ってフィリップは最優先事項ではないのだ。部屋を出るときオリバーがとても残念そうな顔していた。しかし国王の呼び出しだから引き止めはしなかった。
僕は公務時間外はフィリップの事国王陛下だとは思っていない。あくまでいとこである。
“今すぐ帰りたい”とした気持ちでフィリップの私室の前に着いた。扉の前にいる衛兵が声をかけようしたが手で静止させ扉を開けてもらう。衛兵が案内してくれようとしたが断り、入室する。僕が来たことを事前に知らせる必要はない。
国王の私室に入ると大きなテーブルがあり、その横に作業するための机と椅子がある。更に奥に寝室に繋がる扉がある。寝室は二部屋あり国王と王妃が各部屋を使用するのだがフィリップは常に王妃であるエマと同じ部屋を使用している。
部屋のテーブルの正面に眉間にシワを寄せたフィリップが腕を組んで座っていた。
今すぐに帰りたい。
作業机にはエマが座っており僕が着た事に気づくと席を立ち、ドレスを持ち上げてゆっくりとテーブルへ移動した。フィリップの横の席に着くと眉を下げて僕の顔を見た。
「夜遅くにごめんなさい。残念な国王陛下は約束の時間からずっとそこに座っているわ」
言いたい事がある様だがフィリップは何も言わない。じっと僕を見ている。その察してほしいという態度が気に入らない。伝えずらいことでも自らの口で告げるべきである。大人なのだから。
「二時間も?本当に残念な国王陛下だね」
フィリップをワザとバカにする様笑いながらフィリップの正面に座った。それでもフィリップは何も言わずに僕を見ている。たまにチラリと王妃であるエマを気にしているようである。すごく優柔不断な男に見える。
「ねー。私いったよね。こんな夜遅くに呼び出しても絶対に時間通り来られないって」
「もう、本題にしたい」
やっと口を開いたと思ったが出てきた言葉は弱い。暗い顔をするフィリップは国王の威厳はない。国王とそうでない時の差が大きい。
「だったら、国王陛下として命じれば僕はなんでも聞くよ」
「できないから呼んだんだ」
知ってる。
彼は国王としての権利をけして私情で使ったりはしない。あくまでも民のため使う。だから頼りない国王陛下でも支えようと思うのだ。優しい国王陛下と言えばとても聞こえがいい。
「ルカの事だ。さっき久しぶりに夕食を共にしたんだ。そこで、ルイを避けてたのを認めてもう大丈夫だと言った。それで、なんかルカを否定するものがいたりして、でも大丈夫だって言って」
意味が分からない。何が大丈夫のであろうか。言いたいことが全く見えないのだ。彼の説明はいつも理解できない。普段の業務では説明してくれる者がいるため説明能力を使わず衰えているのだと思う。
横でエマが肩を震わせて笑っている。
オリバーとの時間をさいてきたのに訳が分からない事言われ腹立たしく思う。頭をかきながら文句を言おうとしたところでエマが動いた。
「フィリップ黙って」
更に話しを続けようとするフィリップを一言で黙らせた。流石王妃殿下。彼女がいなくては彼は行けていけないのではないかと思うほど頼りきっている。
「貴方の説明は意味が分からない。時間の無駄」
エマの言葉にフィリップは何も言わずに助けを求めるように僕見る。しかし、何を助けて欲しいのか分からない。だったら最初から僕が分かるように説明するべきである。そもそも、エマの辛らつな物言いは今始まった事ではない。エマの初対面で攻撃を受けた。
「ルカは体調不良と称して家族の夕食に参加していないことは知っているわよね」
僕が頷くと更に話しを続けた。
「しかし、本日は夕食に参加したわ。なのでフィリップが理由を聞いたの。その理由が学習する際誰かにルイとの学習理解度を比較されたらしいわ。そしてルカは否定され、ルイに嫉妬したらしいのね。その感情からルイを避けたら、それ以降話しずらくなったらしいのよ」
その状況に特に怒っているわけでもなく、淡々と事実をアーサーに伝えた。ルカの家庭教師の問題点についてはオリバーと共に確認している。だが、ルカにそろそろ自分から動いて欲しいと願いあえて何もしなかった。
「ルカはそれではいけないと思い夕食に参加したようね。そこまでは問題はないわ。ルカは良い方向に向いたのだと思いったし」
そこまで話しエマは大きなため息をついてフィリップを見る。フィリップは下を向いて何も言わない。きっと彼は何かやらかそうたしたのだろう。ルカが第二王子と言うことからフィリップはすこし過敏になりすぎている。
「そこで大きな問題を起こそうとした人がいたわ」
エマは腕を組みわざと強めな口調で話す。それに僕は思わず苦笑してしまった。彼が何をしようとしてのかは容易に想像できる。フィリップの方を見ると顔を青くして小さくなっていることからまずい事をしたとは思っているらしい。
「ああ、ルカを否定して傷ついた犯人探しかなぁ」
「ルカも何か察したらしく自分の思いこみと言っていたわ。しかし、更に追求しようとしたのよ」
何度もため息をつくエマから彼女の苦労が伝わってくる。国王が犯人探しをする言えば各役職が動き、犯人は罰せなければならなくなる。問題が大きくなってしまう。
「私が慌ててとめて、それカミラが賛同してくれたので話は終わったわ。フィリップ国王陛下の言葉ですからフィリップ自身の思いは伝わらずにすんだと思うけど…。しかし、あれからずっと犯人探しをしたいと言うの」
面倒くさいとエマの顔にはっきりと書いてある。僕も同感だ。
「帰りたい」
思わず、心の声が言葉に出てしまった。慌ててフィリップは頭をあげ、眉を下げた顔で僕を見る。
「そんな事言わないで欲しい。ルカを傷つけた奴を罰したい。ルカには心安らかに生活して欲しい」
フィリップは第二王子であるルカに対して過保護すぎると何度も思う。しかし、だだ保護するだけではルカは成長しない。手を差し伸べる事も大切だが見守る時間も必要である。まだルカは子どもだ。
「フィリップはさ。ルカにどうなってほしいの。見守る大切さも必要だと思わない」
「しかし、そいつらのせいでルイとルカは不仲になった」
「ルカが誰に対して罰を望んだんだい?」
僕のその言葉でフィリップはとまった。ルカは誰を罰してほしい言っていないことは今のエマの発言から想像つく。ルカは今自分で何とかしたいと思っているに違いない。それを応援してやるのが大人である僕たちの役目だと思う。
この男もいい加減わかってほしい。
「ルカは夕食不参加について誰のせいだと認識してるのかな」
更に言葉を続けると、フィリップは、何かに気づいたように目を大きくかけた。やっと気づいてくれたかと安心する。こんなことで毎回呼び出されては叶わない。何か大きな問題があれば僕から動くと伝えてあるのだからもう少し任せてほしい。
「僕は、もう幼子ではないルカの力を信じたいと思うよ」
「そうだね。ありがとう」
安心した顔で頷くフィリップは安堵しているようだがエマは僕の鋭い目でみた。その目の僕の心はざわついた。
「ありがとう。でもルカは王族なのよね」
「そうですね」
エマの言葉に素直に頷く。フィリップは理解していないようであるが、エマは家庭教師がルカを王族として扱わないのは問題だと言っているのだろう。
確かに、今後それが他に及ぼす影響も気にしているのかもしれない。
エマの目がなんとかしろと言っている。承諾の意味を込めて頷く。
あれからしばらくルカの様子を魔法陣を使い法務大臣の事務室から見ていた。魔法陣は体力の消耗が激しいからあまり使いたくない。この一日何十時間も使用しているから日が沈むころには限界がきて眠くなる。
夜、すぐに眠くなってしまうのは僕とって死活問題である。
ルカは朝はルイと手合わせしてから一人で鍛錬を行う。午後は図書室にこもっている。図書室ではひたすら本を読んでいるのだ。
家庭教師の授業を受ける様子はない。家庭教師は無視して独学を選んだかと思った。矢先、家庭教師の授業を受けるために自室いた。そして、貧困地域について質問しているから驚いた。
貧困地域に対しての興味は悪くない。むしろ、国家の改善すべき点であるため着目すべきである。
家庭教師と何やら揉めたかと思うと国務室へ向かったので慌てて、国務室戻るとルカよりも早くした。
本当良かった。
ルカが国務室に着てくれたおかげで、本日の魔法陣の使用は終了である。きっとルカが何か動くだかろから、その後直接ルカに接触しようと思った。
それなら今日は夜元気でいられると思うと気持ちが高揚した。
夜もふけた頃、国王の私室に向かった。気持ちが後ろ向きであったため言われた時間より二時間ほど遅れた。本来この時間は愛しの伴侶オリバーと就寝している時間だ。
本当嫌だった。
国王ではない時のフィリップの言うことなど聞きたくない。別に、フィリップを嫌っているわけではないむしろ好きであるし力になりたいと思っている。しかし、僕に取ってフィリップは最優先事項ではないのだ。部屋を出るときオリバーがとても残念そうな顔していた。しかし国王の呼び出しだから引き止めはしなかった。
僕は公務時間外はフィリップの事国王陛下だとは思っていない。あくまでいとこである。
“今すぐ帰りたい”とした気持ちでフィリップの私室の前に着いた。扉の前にいる衛兵が声をかけようしたが手で静止させ扉を開けてもらう。衛兵が案内してくれようとしたが断り、入室する。僕が来たことを事前に知らせる必要はない。
国王の私室に入ると大きなテーブルがあり、その横に作業するための机と椅子がある。更に奥に寝室に繋がる扉がある。寝室は二部屋あり国王と王妃が各部屋を使用するのだがフィリップは常に王妃であるエマと同じ部屋を使用している。
部屋のテーブルの正面に眉間にシワを寄せたフィリップが腕を組んで座っていた。
今すぐに帰りたい。
作業机にはエマが座っており僕が着た事に気づくと席を立ち、ドレスを持ち上げてゆっくりとテーブルへ移動した。フィリップの横の席に着くと眉を下げて僕の顔を見た。
「夜遅くにごめんなさい。残念な国王陛下は約束の時間からずっとそこに座っているわ」
言いたい事がある様だがフィリップは何も言わない。じっと僕を見ている。その察してほしいという態度が気に入らない。伝えずらいことでも自らの口で告げるべきである。大人なのだから。
「二時間も?本当に残念な国王陛下だね」
フィリップをワザとバカにする様笑いながらフィリップの正面に座った。それでもフィリップは何も言わずに僕を見ている。たまにチラリと王妃であるエマを気にしているようである。すごく優柔不断な男に見える。
「ねー。私いったよね。こんな夜遅くに呼び出しても絶対に時間通り来られないって」
「もう、本題にしたい」
やっと口を開いたと思ったが出てきた言葉は弱い。暗い顔をするフィリップは国王の威厳はない。国王とそうでない時の差が大きい。
「だったら、国王陛下として命じれば僕はなんでも聞くよ」
「できないから呼んだんだ」
知ってる。
彼は国王としての権利をけして私情で使ったりはしない。あくまでも民のため使う。だから頼りない国王陛下でも支えようと思うのだ。優しい国王陛下と言えばとても聞こえがいい。
「ルカの事だ。さっき久しぶりに夕食を共にしたんだ。そこで、ルイを避けてたのを認めてもう大丈夫だと言った。それで、なんかルカを否定するものがいたりして、でも大丈夫だって言って」
意味が分からない。何が大丈夫のであろうか。言いたいことが全く見えないのだ。彼の説明はいつも理解できない。普段の業務では説明してくれる者がいるため説明能力を使わず衰えているのだと思う。
横でエマが肩を震わせて笑っている。
オリバーとの時間をさいてきたのに訳が分からない事言われ腹立たしく思う。頭をかきながら文句を言おうとしたところでエマが動いた。
「フィリップ黙って」
更に話しを続けようとするフィリップを一言で黙らせた。流石王妃殿下。彼女がいなくては彼は行けていけないのではないかと思うほど頼りきっている。
「貴方の説明は意味が分からない。時間の無駄」
エマの言葉にフィリップは何も言わずに助けを求めるように僕見る。しかし、何を助けて欲しいのか分からない。だったら最初から僕が分かるように説明するべきである。そもそも、エマの辛らつな物言いは今始まった事ではない。エマの初対面で攻撃を受けた。
「ルカは体調不良と称して家族の夕食に参加していないことは知っているわよね」
僕が頷くと更に話しを続けた。
「しかし、本日は夕食に参加したわ。なのでフィリップが理由を聞いたの。その理由が学習する際誰かにルイとの学習理解度を比較されたらしいわ。そしてルカは否定され、ルイに嫉妬したらしいのね。その感情からルイを避けたら、それ以降話しずらくなったらしいのよ」
その状況に特に怒っているわけでもなく、淡々と事実をアーサーに伝えた。ルカの家庭教師の問題点についてはオリバーと共に確認している。だが、ルカにそろそろ自分から動いて欲しいと願いあえて何もしなかった。
「ルカはそれではいけないと思い夕食に参加したようね。そこまでは問題はないわ。ルカは良い方向に向いたのだと思いったし」
そこまで話しエマは大きなため息をついてフィリップを見る。フィリップは下を向いて何も言わない。きっと彼は何かやらかそうたしたのだろう。ルカが第二王子と言うことからフィリップはすこし過敏になりすぎている。
「そこで大きな問題を起こそうとした人がいたわ」
エマは腕を組みわざと強めな口調で話す。それに僕は思わず苦笑してしまった。彼が何をしようとしてのかは容易に想像できる。フィリップの方を見ると顔を青くして小さくなっていることからまずい事をしたとは思っているらしい。
「ああ、ルカを否定して傷ついた犯人探しかなぁ」
「ルカも何か察したらしく自分の思いこみと言っていたわ。しかし、更に追求しようとしたのよ」
何度もため息をつくエマから彼女の苦労が伝わってくる。国王が犯人探しをする言えば各役職が動き、犯人は罰せなければならなくなる。問題が大きくなってしまう。
「私が慌ててとめて、それカミラが賛同してくれたので話は終わったわ。フィリップ国王陛下の言葉ですからフィリップ自身の思いは伝わらずにすんだと思うけど…。しかし、あれからずっと犯人探しをしたいと言うの」
面倒くさいとエマの顔にはっきりと書いてある。僕も同感だ。
「帰りたい」
思わず、心の声が言葉に出てしまった。慌ててフィリップは頭をあげ、眉を下げた顔で僕を見る。
「そんな事言わないで欲しい。ルカを傷つけた奴を罰したい。ルカには心安らかに生活して欲しい」
フィリップは第二王子であるルカに対して過保護すぎると何度も思う。しかし、だだ保護するだけではルカは成長しない。手を差し伸べる事も大切だが見守る時間も必要である。まだルカは子どもだ。
「フィリップはさ。ルカにどうなってほしいの。見守る大切さも必要だと思わない」
「しかし、そいつらのせいでルイとルカは不仲になった」
「ルカが誰に対して罰を望んだんだい?」
僕のその言葉でフィリップはとまった。ルカは誰を罰してほしい言っていないことは今のエマの発言から想像つく。ルカは今自分で何とかしたいと思っているに違いない。それを応援してやるのが大人である僕たちの役目だと思う。
この男もいい加減わかってほしい。
「ルカは夕食不参加について誰のせいだと認識してるのかな」
更に言葉を続けると、フィリップは、何かに気づいたように目を大きくかけた。やっと気づいてくれたかと安心する。こんなことで毎回呼び出されては叶わない。何か大きな問題があれば僕から動くと伝えてあるのだからもう少し任せてほしい。
「僕は、もう幼子ではないルカの力を信じたいと思うよ」
「そうだね。ありがとう」
安心した顔で頷くフィリップは安堵しているようだがエマは僕の鋭い目でみた。その目の僕の心はざわついた。
「ありがとう。でもルカは王族なのよね」
「そうですね」
エマの言葉に素直に頷く。フィリップは理解していないようであるが、エマは家庭教師がルカを王族として扱わないのは問題だと言っているのだろう。
確かに、今後それが他に及ぼす影響も気にしているのかもしれない。
エマの目がなんとかしろと言っている。承諾の意味を込めて頷く。
あれからしばらくルカの様子を魔法陣を使い法務大臣の事務室から見ていた。魔法陣は体力の消耗が激しいからあまり使いたくない。この一日何十時間も使用しているから日が沈むころには限界がきて眠くなる。
夜、すぐに眠くなってしまうのは僕とって死活問題である。
ルカは朝はルイと手合わせしてから一人で鍛錬を行う。午後は図書室にこもっている。図書室ではひたすら本を読んでいるのだ。
家庭教師の授業を受ける様子はない。家庭教師は無視して独学を選んだかと思った。矢先、家庭教師の授業を受けるために自室いた。そして、貧困地域について質問しているから驚いた。
貧困地域に対しての興味は悪くない。むしろ、国家の改善すべき点であるため着目すべきである。
家庭教師と何やら揉めたかと思うと国務室へ向かったので慌てて、国務室戻るとルカよりも早くした。
本当良かった。
ルカが国務室に着てくれたおかげで、本日の魔法陣の使用は終了である。きっとルカが何か動くだかろから、その後直接ルカに接触しようと思った。
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