4 / 4
快楽に堕ちる
しおりを挟む
私はあなたのためなら、快楽に堕ちていいとさえ思った。
伯爵様。どうか、私を抱いてください。
そこは、眩いばかりに艶やかな光景だった。広いだけの貴族のお屋敷とはまた違って、輝いていた。主の伯爵様は紳士的で大人の男性だ。伯爵様が放つオーラは他者を魅了していた。
初めて伯爵様をお見かけした私は、ただただ見惚れるしかなかった。圧倒的に豪奢で美しい伯爵様に。
社交界デビューしてからの私は、伯爵様にずっと憧れていた。だって、伯爵様は他の男性とは違うんだもの。
そんな私に二度とないチャンスが巡ってきた。伯爵様からお呼びがかかった。
「…は…初めまして、伯爵様」
憧れの伯爵様……伯爵様の放つ、あまりのオーラに言葉を奪われそうになる。
「すまないね。君と中々話す機会を作れなくて」
伯爵様は、しっとりと落ち着いた声を紡いでいく。
私の心臓はさっきから暴れてばかりいた。
「執事から聞いているよ。覚悟はできていると。いいんだね?」
覚悟──そう。私は今夜、伯爵様に抱かれる。
「はい」
私は伯爵様の目を見つめた。
「いいだろう。では──」
伯爵様が目を優しくふっと細めて、私の腰を抱き寄せる。伯爵様にエスコートされて、お部屋に入る。
「わあ…素敵……」
窓から三日月が見える。
「これからもっと素敵な夜になるよ」
「っ……」
伯爵様は妖艶に微笑み、私の唇にキスを落とす。
「……君の唇は柔らかいな」
それから私の名を優しく呼んだ。
「はい」
私はしっかりと応える。
「裸になるんだ」
伯爵様のお望みのままに──私はドレスを脱いでいく。
あぁ…ヤだぁ、もう感じちゃうぅ。
伯爵様は私がドレスを脱いでいる間も、視線を逸らさない。
アァァっ!
「……綺麗だな」
伯爵様の陽だまりのような優しい目が、私へそっと向けられる。
「ありがとうございます」
伯爵様に褒められた。こんなに名誉なことってあるかしら。夢なら覚めないで。
私はベッドに腰掛け、両足を惜しげなく広げた。
「いい眺めだ」
「はぁっ…」
やだ、見られているだけで身体が熱い。なのに、私の近くまで来て……ああん、伯爵様のお顔がすぐそこに!
「触るよ」
「は、はい…」
伯爵様のしなやかな指が、私の裸体に触れる。
アアっ!
身体がビクビクしてる。
「ふふ、もう感じているのかな」
「ああっ……伯爵様っ」
伯爵様の指が私の裸体から離れる。それから「四つん這いになるんだ」と言われ、私は伯爵様の言う通りにベッドの上で四つん這いになった。
「あっ…あっ…あぁんっ!」
「……どうだ?」
伯爵様は興味深そうに、四つん這いになった私のあそこを視姦している。それも両手でお尻を揉みながら。お尻がぐちゃぐちゃ形を変えている。
「アァっん…気持ちいい」
「そうか。では、指を挿れようか」
ジュクッ…ジュチャッ…ジュッジュッ…
もう既に私の秘部は濡れていた。股の割れ目から卑猥な音がして、それに反応するようにいやらしい蜜が溢れ出る。
「すごい量だな……」
そんな私の愛液のあとを辿るように、伯爵様がくいっとその液をすくい上げ、クリトリスにそっと触れた。
「あはぁ!」
ヤだ、伯爵様!
「は、はぁんっ」
そんなこと、それは──不意打ちです。
「あっ…あっ…あぁぁん…」
伯爵様の指が、クリトリスを責め続ける。感じるううう!
「気持ちいいだろう?」
「は…はいいいいっ」
伯爵様は愛でるように前後に動かして、次は円を描くように時間をかけて愛撫する。
きっと伯爵様は女性を何人も抱いてきているのだわ。
私のような小娘にだって分かる。でも、私やっぱり伯爵様が好き──!
伯爵さまぁ……!
「あっ…あぁぁ…もっと、もっと、もっとぉ…!!」
あまりの快感に、自らのお尻をぐっと突き出す。
「そうだろう?」
「あはぁん!」
「我慢は禁物だ」
伯爵様の指が奥まで挿った。
「はぁん!!」
私のその動きと伯爵様の指の動きが、ダンスをしているようで、大きな快感の波が押し寄せた。
クチュ…ジュチュッ…グチュチュッ!
「んっ…んんっ…アァァァ!!」
「イくんだ」
伯爵様の指が、私のクリの皮を剥く動きに変わった。
「あぁん…あぁん…あんっ…アハァァァァ!!」
強い稲妻が、私の身体を一気に駆け巡った。
「あぁぁっ……!」
伯爵様の指の動きが気持ちいい。目に生理的な涙を浮かべながら、伯爵様の方を振り向いた。
「伯爵さまぁ…気持ち…いいです」
「それは良かった。俺も男として嬉しいよ」
何て色気なの……!
伯爵様は満足気に微笑み、私に覆い被さり深くキスをする。
舌が入ってる!
アアアっ!!
私を悦ばせるのは、舌だけなはずはなかった。
「あぁぁんっ!」
急に下半身に甘い快感が押し寄せた。クリトリスを責めていた伯爵様の指が、ナカに押し挿れられたから……何これえ!?
「あっ…っ…アァァン!!」
人差し指で私のナカを掻き混ぜている。強弱をつけながら──それはもう私の快感を遠慮なく増長させる
「あはぁ…はぁ…ああ…アンッ、アンッ、アンッ、アンッ、アンッ!!」
ズチャッ…ズチャッ…ズッズッズッ…!!
今度は二本目の指がナカに埋め込まれる。最初はゆっくりだった動きは、やがて速くなる。
「アァ…んんっ…あぁん!」
伯爵様がナカに与える刺激は、とても強く甘かった。力加減を絶妙に変えて、私の感じるところを見つけ出しては、苛める。
ああんっ!!
そんなところまで!?
伯爵さまぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!
「はぁぁっ…あ゛あ゛あ゛っあ゛っ」
私の知らない世界が広がる。
堕ちる。
堕ちていく。
普段はレディを気取っているのに、今は伯爵様のされるがままに堕ちる。
「アァッ、あはぁ、もっと…もっとぉぉ!!」
「ふふ、みだれるといい」
「伯爵様ぁ!」
気づけば伯爵様の指に夢中で、腰を振っていた。
「はぁぁんっ」
「どれ。胸もそろそろ……」
露わになった乳房を、伯爵様の逞しい手が甘く包み込んだ。
「んっ…アァ…っううぅ…」
乳首にも触れて、左右に倒しながら優しく弄ぶその指は、まさに女性の身体を知り尽くしている。
「あんっあんっあんっあんっ……」
乳首を指でつねったり、引っ張ったりと、私の身体の隅々まで性感帯に変えていく。
「あぁぁ……伯爵さまぁぁ!!」
私に大きな快楽の波が訪れた。
「どうしたんだい?」
「ううっ……」
「まだもの足りないかい?」
分かってるでしょう?
伯爵様。私が欲しいもの。
「あぁ…もうダメっ!」
伯爵様は妖しく笑う。
「いけない子だね」
ごめんなさい。そうです。私はいけない子です。
「ふふふ……やってごらん?」
私は恐る恐る伯爵様の下半身に手を伸ばす。
「っ…」
本当にいいの?
「もう限界なんです、伯爵様…」
「ああ。知っているよ」
伯爵様は私の手を優しく受け入れてくれた。ゆっくりだけど確実に伯爵様の着衣を解いていく。
凄いわ……!
形を変えた雄々しいモノが、私の目の前にその姿を見せた。
イメージトレーニングしていて良かったわ。
手で伯爵様のモノに触れる。
「はっ、優しいな」
伯爵様は、しっかりと反応してくださっている。
嬉しいです……伯爵様。
その気持ちを代弁するように、私は伯爵様自身をそっと口に引き寄せた。
「むぅ…」
おっきい!!
全てを含むのは無理だと分かった。それは逞しくて頑健で、大きく、太く、固く、長い。
「んんっ…ん゛っ…むふぅん…」
口で伯爵様を愛し始めると、更に固さが増していく。その先端からは、透明な液が流れ、まるで私を誘っているようだった。
もしこんなにも立派なモノが、私のナカに挿ったら……?
「んー…むぅん…」
あぁ…欲しいわ。伯爵さまぁ……ください。
「んう…むぅ…」
私は訴えるように、伯爵様を上目遣いで見つめた。もちろん伯爵様のモノは口から離さない。
「いいだろう……はぁ…だが、まずは後ろからだ」
ベッドが大きく軋んだ。伯爵様が私の背後に廻る。
胸がドキドキしている。
「はぁん」
伯爵様ご自身のモノの根元を握ると、私のお尻の周りの愛液を、ねっとりと塗りつけ始めた。
「あぁんっ!」
ただ塗りつけるだけではなかった。クリトリス責めも忘れていなかった。
「伯爵さまぁ…!!」
こんなにクリトリスを刺激されるのが、堪らなく好きだなんて!
「感じているね。好きなんだね、ここ」
「はぁい…」
そして相変わらず下半身は疼いたままで、私は自ら腰を突き出した。
早く……伯爵様の……ください。
そう願った瞬間だった。
「あぁぁっ!!」
伯爵様の先端が、たっぷりの愛液を推し寄せながら、ゆっくりと私のナカに埋め込まれた。
「あぁぁ…アハァっ…アハァン」
股の割れ目を遠慮なく押し分けて、伯爵様が奥まで侵入してくる。
「ああっ、すごいっ、すごいです!」
私のナカを隙間なく埋め尽くした伯爵様は、挿っただけなのにイキそうになるほどだった。
「動くよ」
パンッ…パンッ…パンッ!!
「あっ…あっ…あっ…」
私の腰をしっかりと持ち、伯爵様の律動が開始された。とてもゆっくりと大きくて、
まるで伯爵様の男を私の身体に覚えさせるようだった。
「はぁん」
なのに、突如として動きに変化があった。
パンッパンッパンッパンッパンッパンッパンッ!!
「あはぁ、アン、アン、アン、アン、アン、アンッ!」
伯爵様と私を繋ぐ音が激しく鳴り出した。
「ああんっ!!」
激しく抜き差しされている。
「アァン!あぁぁ!あはぁっ!!」
甘くて強い刺激が全身に流れる。
「あっ、あっ、あっ、あっ、アッ…!」
枕に顔を埋めなくては耐えられない。
「まだだ!!」
何度も何度も強く突かれる。
「あはぁ!アァァ…伯爵さまぁぁ!!」
すると突然、あんなに気持ち良かった下半身の甘さが消えた。
「あぁっ…!」
油断は大敵。伯爵様が私の身体をくるっと反転させ、今度は仰向けの姿勢を取らせた。
「やん、胸が…」
こともあろうか、乳首が屹立していた。こんなの初めて。
「あはぁ…ん」
伯爵様の美しい唇が私の乳首を淫靡に捉え、甘噛みしながら吸い上げる。
「ああっ…アァァン…アァァ……」
こんなことが現実に起きるなんて。
毎晩、伯爵様を想い自慰をしている。私の乳首は少し触れられただけでビクビクしてしまう。
「手加減はできそうにないな」
伯爵様が一気に私に覆い被さり、最上級に隆起したモノを私のナカに勢いよく埋め込んだ。
「あぁぁ!アッ、アッ、あはぁ……あはぁんっ!!」
パンッパンッパンッパンッパンッパンッ!!
伯爵様は私の裏腿をしっかりと持ち上げて、上から貫くように奥までグリグリと責め立てる。
「あんっあんっあんっあんっあんっあんっあんっ…伯爵さまぁ!!」
あぁ…スゴいわぁぁぁぁぁぁぁぁ!!
「あんっ、あんっ、あんっ、あんっ、あんっ」
全身が性感帯になるほど、伯爵様に触れられた場所が恥ずかしいほどに火照っていく。
「あぁぁっ…伯爵さまぁ…もぉ…っ…アハァン…ダメぇぇ…!」
私の目の前に、伯爵様の端正な顔と逞しい胸板が広がる。
「うう……はぁんっ……あぁ!」
私は生理的な涙を浮かべながら、伯爵様が刻む快感に身を委ねていく。
「ああっ!!」
憧れの伯爵様に、激しく抱かれる夜が来るなんて、夢みたい。
「アァァ…あんっ…あんっ!」
目でダメと訴えたのに、伯爵様の動きは留まることを知らない。
「伯爵さまぁ…アァァ…ッ…もぉ…んんっ…イっちゃうぅぅ!!」
「…ああ…俺も…そろそろ……っ」
パン!パン!パン!パン!パン!
肌のぶつかる音がさらに激しくなり、私のお尻が弾んでベッドに埋め込まれていく。
「あぁんっ…伯爵さまぁぁ──!」
「……イクぞっ……っっ!!」
最高潮の瞬間が訪れた。伯爵様は遠慮なく、大量の白濁を私の中に吐き出した。
「はぁ…はぁ…はぁ…」
幸せだわ。
「そうだ……このまま堕ちろ」
「伯爵さま…」
「俺だけのレディ」
伯爵さまの甘い言葉が、ずっと私の耳に残っていた。
その夜の後も私は、伯爵様に抱かれ続けていた。
「はぁ…あんっ、あっ…うあぁ…んっ」
伯爵様の指が今夜も器用に私のナカを動き回る。
「いやぁ…アァァァ…」
ジュップ…ジュクン…ズチャ…
私はいつの間にか、濡れやすい体質になっていた。
「ダメじゃないか。嫌がっては。君はこれからも俺に身体を開発されるんだ」
開発だなんて……!
「また指を締めつけたね。感じている証拠だ」
伯爵様がクスクス笑う。
感じています…伯爵様。だって、今も愛液が恥ずかしいほどに溢れているんですもの。
何度も何度も快楽に堕ちていく。
伯爵様。どうか、私を抱いてください。
そこは、眩いばかりに艶やかな光景だった。広いだけの貴族のお屋敷とはまた違って、輝いていた。主の伯爵様は紳士的で大人の男性だ。伯爵様が放つオーラは他者を魅了していた。
初めて伯爵様をお見かけした私は、ただただ見惚れるしかなかった。圧倒的に豪奢で美しい伯爵様に。
社交界デビューしてからの私は、伯爵様にずっと憧れていた。だって、伯爵様は他の男性とは違うんだもの。
そんな私に二度とないチャンスが巡ってきた。伯爵様からお呼びがかかった。
「…は…初めまして、伯爵様」
憧れの伯爵様……伯爵様の放つ、あまりのオーラに言葉を奪われそうになる。
「すまないね。君と中々話す機会を作れなくて」
伯爵様は、しっとりと落ち着いた声を紡いでいく。
私の心臓はさっきから暴れてばかりいた。
「執事から聞いているよ。覚悟はできていると。いいんだね?」
覚悟──そう。私は今夜、伯爵様に抱かれる。
「はい」
私は伯爵様の目を見つめた。
「いいだろう。では──」
伯爵様が目を優しくふっと細めて、私の腰を抱き寄せる。伯爵様にエスコートされて、お部屋に入る。
「わあ…素敵……」
窓から三日月が見える。
「これからもっと素敵な夜になるよ」
「っ……」
伯爵様は妖艶に微笑み、私の唇にキスを落とす。
「……君の唇は柔らかいな」
それから私の名を優しく呼んだ。
「はい」
私はしっかりと応える。
「裸になるんだ」
伯爵様のお望みのままに──私はドレスを脱いでいく。
あぁ…ヤだぁ、もう感じちゃうぅ。
伯爵様は私がドレスを脱いでいる間も、視線を逸らさない。
アァァっ!
「……綺麗だな」
伯爵様の陽だまりのような優しい目が、私へそっと向けられる。
「ありがとうございます」
伯爵様に褒められた。こんなに名誉なことってあるかしら。夢なら覚めないで。
私はベッドに腰掛け、両足を惜しげなく広げた。
「いい眺めだ」
「はぁっ…」
やだ、見られているだけで身体が熱い。なのに、私の近くまで来て……ああん、伯爵様のお顔がすぐそこに!
「触るよ」
「は、はい…」
伯爵様のしなやかな指が、私の裸体に触れる。
アアっ!
身体がビクビクしてる。
「ふふ、もう感じているのかな」
「ああっ……伯爵様っ」
伯爵様の指が私の裸体から離れる。それから「四つん這いになるんだ」と言われ、私は伯爵様の言う通りにベッドの上で四つん這いになった。
「あっ…あっ…あぁんっ!」
「……どうだ?」
伯爵様は興味深そうに、四つん這いになった私のあそこを視姦している。それも両手でお尻を揉みながら。お尻がぐちゃぐちゃ形を変えている。
「アァっん…気持ちいい」
「そうか。では、指を挿れようか」
ジュクッ…ジュチャッ…ジュッジュッ…
もう既に私の秘部は濡れていた。股の割れ目から卑猥な音がして、それに反応するようにいやらしい蜜が溢れ出る。
「すごい量だな……」
そんな私の愛液のあとを辿るように、伯爵様がくいっとその液をすくい上げ、クリトリスにそっと触れた。
「あはぁ!」
ヤだ、伯爵様!
「は、はぁんっ」
そんなこと、それは──不意打ちです。
「あっ…あっ…あぁぁん…」
伯爵様の指が、クリトリスを責め続ける。感じるううう!
「気持ちいいだろう?」
「は…はいいいいっ」
伯爵様は愛でるように前後に動かして、次は円を描くように時間をかけて愛撫する。
きっと伯爵様は女性を何人も抱いてきているのだわ。
私のような小娘にだって分かる。でも、私やっぱり伯爵様が好き──!
伯爵さまぁ……!
「あっ…あぁぁ…もっと、もっと、もっとぉ…!!」
あまりの快感に、自らのお尻をぐっと突き出す。
「そうだろう?」
「あはぁん!」
「我慢は禁物だ」
伯爵様の指が奥まで挿った。
「はぁん!!」
私のその動きと伯爵様の指の動きが、ダンスをしているようで、大きな快感の波が押し寄せた。
クチュ…ジュチュッ…グチュチュッ!
「んっ…んんっ…アァァァ!!」
「イくんだ」
伯爵様の指が、私のクリの皮を剥く動きに変わった。
「あぁん…あぁん…あんっ…アハァァァァ!!」
強い稲妻が、私の身体を一気に駆け巡った。
「あぁぁっ……!」
伯爵様の指の動きが気持ちいい。目に生理的な涙を浮かべながら、伯爵様の方を振り向いた。
「伯爵さまぁ…気持ち…いいです」
「それは良かった。俺も男として嬉しいよ」
何て色気なの……!
伯爵様は満足気に微笑み、私に覆い被さり深くキスをする。
舌が入ってる!
アアアっ!!
私を悦ばせるのは、舌だけなはずはなかった。
「あぁぁんっ!」
急に下半身に甘い快感が押し寄せた。クリトリスを責めていた伯爵様の指が、ナカに押し挿れられたから……何これえ!?
「あっ…っ…アァァン!!」
人差し指で私のナカを掻き混ぜている。強弱をつけながら──それはもう私の快感を遠慮なく増長させる
「あはぁ…はぁ…ああ…アンッ、アンッ、アンッ、アンッ、アンッ!!」
ズチャッ…ズチャッ…ズッズッズッ…!!
今度は二本目の指がナカに埋め込まれる。最初はゆっくりだった動きは、やがて速くなる。
「アァ…んんっ…あぁん!」
伯爵様がナカに与える刺激は、とても強く甘かった。力加減を絶妙に変えて、私の感じるところを見つけ出しては、苛める。
ああんっ!!
そんなところまで!?
伯爵さまぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!
「はぁぁっ…あ゛あ゛あ゛っあ゛っ」
私の知らない世界が広がる。
堕ちる。
堕ちていく。
普段はレディを気取っているのに、今は伯爵様のされるがままに堕ちる。
「アァッ、あはぁ、もっと…もっとぉぉ!!」
「ふふ、みだれるといい」
「伯爵様ぁ!」
気づけば伯爵様の指に夢中で、腰を振っていた。
「はぁぁんっ」
「どれ。胸もそろそろ……」
露わになった乳房を、伯爵様の逞しい手が甘く包み込んだ。
「んっ…アァ…っううぅ…」
乳首にも触れて、左右に倒しながら優しく弄ぶその指は、まさに女性の身体を知り尽くしている。
「あんっあんっあんっあんっ……」
乳首を指でつねったり、引っ張ったりと、私の身体の隅々まで性感帯に変えていく。
「あぁぁ……伯爵さまぁぁ!!」
私に大きな快楽の波が訪れた。
「どうしたんだい?」
「ううっ……」
「まだもの足りないかい?」
分かってるでしょう?
伯爵様。私が欲しいもの。
「あぁ…もうダメっ!」
伯爵様は妖しく笑う。
「いけない子だね」
ごめんなさい。そうです。私はいけない子です。
「ふふふ……やってごらん?」
私は恐る恐る伯爵様の下半身に手を伸ばす。
「っ…」
本当にいいの?
「もう限界なんです、伯爵様…」
「ああ。知っているよ」
伯爵様は私の手を優しく受け入れてくれた。ゆっくりだけど確実に伯爵様の着衣を解いていく。
凄いわ……!
形を変えた雄々しいモノが、私の目の前にその姿を見せた。
イメージトレーニングしていて良かったわ。
手で伯爵様のモノに触れる。
「はっ、優しいな」
伯爵様は、しっかりと反応してくださっている。
嬉しいです……伯爵様。
その気持ちを代弁するように、私は伯爵様自身をそっと口に引き寄せた。
「むぅ…」
おっきい!!
全てを含むのは無理だと分かった。それは逞しくて頑健で、大きく、太く、固く、長い。
「んんっ…ん゛っ…むふぅん…」
口で伯爵様を愛し始めると、更に固さが増していく。その先端からは、透明な液が流れ、まるで私を誘っているようだった。
もしこんなにも立派なモノが、私のナカに挿ったら……?
「んー…むぅん…」
あぁ…欲しいわ。伯爵さまぁ……ください。
「んう…むぅ…」
私は訴えるように、伯爵様を上目遣いで見つめた。もちろん伯爵様のモノは口から離さない。
「いいだろう……はぁ…だが、まずは後ろからだ」
ベッドが大きく軋んだ。伯爵様が私の背後に廻る。
胸がドキドキしている。
「はぁん」
伯爵様ご自身のモノの根元を握ると、私のお尻の周りの愛液を、ねっとりと塗りつけ始めた。
「あぁんっ!」
ただ塗りつけるだけではなかった。クリトリス責めも忘れていなかった。
「伯爵さまぁ…!!」
こんなにクリトリスを刺激されるのが、堪らなく好きだなんて!
「感じているね。好きなんだね、ここ」
「はぁい…」
そして相変わらず下半身は疼いたままで、私は自ら腰を突き出した。
早く……伯爵様の……ください。
そう願った瞬間だった。
「あぁぁっ!!」
伯爵様の先端が、たっぷりの愛液を推し寄せながら、ゆっくりと私のナカに埋め込まれた。
「あぁぁ…アハァっ…アハァン」
股の割れ目を遠慮なく押し分けて、伯爵様が奥まで侵入してくる。
「ああっ、すごいっ、すごいです!」
私のナカを隙間なく埋め尽くした伯爵様は、挿っただけなのにイキそうになるほどだった。
「動くよ」
パンッ…パンッ…パンッ!!
「あっ…あっ…あっ…」
私の腰をしっかりと持ち、伯爵様の律動が開始された。とてもゆっくりと大きくて、
まるで伯爵様の男を私の身体に覚えさせるようだった。
「はぁん」
なのに、突如として動きに変化があった。
パンッパンッパンッパンッパンッパンッパンッ!!
「あはぁ、アン、アン、アン、アン、アン、アンッ!」
伯爵様と私を繋ぐ音が激しく鳴り出した。
「ああんっ!!」
激しく抜き差しされている。
「アァン!あぁぁ!あはぁっ!!」
甘くて強い刺激が全身に流れる。
「あっ、あっ、あっ、あっ、アッ…!」
枕に顔を埋めなくては耐えられない。
「まだだ!!」
何度も何度も強く突かれる。
「あはぁ!アァァ…伯爵さまぁぁ!!」
すると突然、あんなに気持ち良かった下半身の甘さが消えた。
「あぁっ…!」
油断は大敵。伯爵様が私の身体をくるっと反転させ、今度は仰向けの姿勢を取らせた。
「やん、胸が…」
こともあろうか、乳首が屹立していた。こんなの初めて。
「あはぁ…ん」
伯爵様の美しい唇が私の乳首を淫靡に捉え、甘噛みしながら吸い上げる。
「ああっ…アァァン…アァァ……」
こんなことが現実に起きるなんて。
毎晩、伯爵様を想い自慰をしている。私の乳首は少し触れられただけでビクビクしてしまう。
「手加減はできそうにないな」
伯爵様が一気に私に覆い被さり、最上級に隆起したモノを私のナカに勢いよく埋め込んだ。
「あぁぁ!アッ、アッ、あはぁ……あはぁんっ!!」
パンッパンッパンッパンッパンッパンッ!!
伯爵様は私の裏腿をしっかりと持ち上げて、上から貫くように奥までグリグリと責め立てる。
「あんっあんっあんっあんっあんっあんっあんっ…伯爵さまぁ!!」
あぁ…スゴいわぁぁぁぁぁぁぁぁ!!
「あんっ、あんっ、あんっ、あんっ、あんっ」
全身が性感帯になるほど、伯爵様に触れられた場所が恥ずかしいほどに火照っていく。
「あぁぁっ…伯爵さまぁ…もぉ…っ…アハァン…ダメぇぇ…!」
私の目の前に、伯爵様の端正な顔と逞しい胸板が広がる。
「うう……はぁんっ……あぁ!」
私は生理的な涙を浮かべながら、伯爵様が刻む快感に身を委ねていく。
「ああっ!!」
憧れの伯爵様に、激しく抱かれる夜が来るなんて、夢みたい。
「アァァ…あんっ…あんっ!」
目でダメと訴えたのに、伯爵様の動きは留まることを知らない。
「伯爵さまぁ…アァァ…ッ…もぉ…んんっ…イっちゃうぅぅ!!」
「…ああ…俺も…そろそろ……っ」
パン!パン!パン!パン!パン!
肌のぶつかる音がさらに激しくなり、私のお尻が弾んでベッドに埋め込まれていく。
「あぁんっ…伯爵さまぁぁ──!」
「……イクぞっ……っっ!!」
最高潮の瞬間が訪れた。伯爵様は遠慮なく、大量の白濁を私の中に吐き出した。
「はぁ…はぁ…はぁ…」
幸せだわ。
「そうだ……このまま堕ちろ」
「伯爵さま…」
「俺だけのレディ」
伯爵さまの甘い言葉が、ずっと私の耳に残っていた。
その夜の後も私は、伯爵様に抱かれ続けていた。
「はぁ…あんっ、あっ…うあぁ…んっ」
伯爵様の指が今夜も器用に私のナカを動き回る。
「いやぁ…アァァァ…」
ジュップ…ジュクン…ズチャ…
私はいつの間にか、濡れやすい体質になっていた。
「ダメじゃないか。嫌がっては。君はこれからも俺に身体を開発されるんだ」
開発だなんて……!
「また指を締めつけたね。感じている証拠だ」
伯爵様がクスクス笑う。
感じています…伯爵様。だって、今も愛液が恥ずかしいほどに溢れているんですもの。
何度も何度も快楽に堕ちていく。
10
この作品の感想を投稿する
あなたにおすすめの小説
ちょっと大人な体験談はこちらです
神崎未緒里
恋愛
本当にあった!?かもしれない
ちょっと大人な体験談です。
日常に突然訪れる刺激的な体験。
少し非日常を覗いてみませんか?
あなたにもこんな瞬間が訪れるかもしれませんよ?
※本作品ではGemini PRO、Pixai.artで作成した生成AI画像ならびに
Pixabay並びにUnsplshのロイヤリティフリーの画像を使用しています。
※不定期更新です。
※文章中の人物名・地名・年代・建物名・商品名・設定などはすべて架空のものです。
極上イケメン先生が秘密の溺愛教育に熱心です
朝陽七彩
恋愛
私は。
「夕鶴、こっちにおいで」
現役の高校生だけど。
「ずっと夕鶴とこうしていたい」
担任の先生と。
「夕鶴を誰にも渡したくない」
付き合っています。
♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡
神城夕鶴(かみしろ ゆづる)
軽音楽部の絶対的エース
飛鷹隼理(ひだか しゅんり)
アイドル的存在の超イケメン先生
♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡
彼の名前は飛鷹隼理くん。
隼理くんは。
「夕鶴にこうしていいのは俺だけ」
そう言って……。
「そんなにも可愛い声を出されたら……俺、止められないよ」
そして隼理くんは……。
……‼
しゅっ……隼理くん……っ。
そんなことをされたら……。
隼理くんと過ごす日々はドキドキとわくわくの連続。
……だけど……。
え……。
誰……?
誰なの……?
その人はいったい誰なの、隼理くん。
ドキドキとわくわくの連続だった私に突如現れた隼理くんへの疑惑。
その疑惑は次第に大きくなり、私の心の中を不安でいっぱいにさせる。
でも。
でも訊けない。
隼理くんに直接訊くことなんて。
私にはできない。
私は。
私は、これから先、一体どうすればいいの……?
JKメイドはご主人様のオモチャ 命令ひとつで脱がされて、触られて、好きにされて――
のぞみ
恋愛
「今日から、お前は俺のメイドだ。ベッドの上でもな」
高校二年生の蒼井ひなたは、借金に追われた家族の代わりに、ある大富豪の家で住み込みメイドとして働くことに。
そこは、まるでおとぎ話に出てきそうな大きな洋館。
でも、そこで待っていたのは、同じ高校に通うちょっと有名な男の子――完璧だけど性格が超ドSな御曹司、天城 蓮だった。
昼間は生徒会長、夜は…ご主人様?
しかも、彼の命令はちょっと普通じゃない。
「掃除だけじゃダメだろ? ご主人様の癒しも、メイドの大事な仕事だろ?」
手を握られるたび、耳元で囁かれるたび、心臓がバクバクする。
なのに、ひなたの体はどんどん反応してしまって…。
怒ったり照れたりしながらも、次第に蓮に惹かれていくひなた。
だけど、彼にはまだ知られていない秘密があって――
「…ほんとは、ずっと前から、私…」
ただのメイドなんかじゃ終わりたくない。
恋と欲望が交差する、ちょっぴり危険な主従ラブストーリー。
大嫌いな歯科医は変態ドS眼鏡!
霧内杳/眼鏡のさきっぽ
恋愛
……歯が痛い。
でも、歯医者は嫌いで痛み止めを飲んで我慢してた。
けれど虫歯は歯医者に行かなきゃ治らない。
同僚の勧めで痛みの少ない治療をすると評判の歯科医に行ったけれど……。
そこにいたのは変態ドS眼鏡の歯科医だった!?
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる