私を裏切った相手とは関わるつもりはありません

みちこ

文字の大きさ
42 / 52

41

しおりを挟む

私は次の日にはベルナールさん宛に手紙を書いて、使用人にお願いしてお2人が拠点にしてる家に届けてもらった

手紙には昨日のお礼と私が転生者だとすぐに分かるように、『大事な話があるので、東京タワーに身に覚えがあったら会いに来て欲しい』と書いた

最初は全部を日本語で書こうかと思ったけど、もしも誰かが拾って読んだり、ミカエルお父様が選んだ使用人がそんな事をするとは思えないけど、盗み読みされた時に変に思われないように、この国の言葉で書くことにした

もしも見られたりした時に、日本語で書いてたら私が狂ったと思われるものね

手紙を出す時にミカエルお父様と使用人達には、昨日遠くまで付き合ってもらった2人にお礼の手紙を渡すって言った

使用人とミカエルお父様には、偉いって言われたけど、2人はミカエルお父様に依頼をされたとはいえ、私の都合に付き合わせたことには間違いない、私が居るから歩くスピードも遅かっただろうし、2人に報酬を払ったのはミカエルお父様であって私ではない、お礼を言うぐらいしか出来ないけど言わないよりは良いわよね

手紙を出すだけなのに、ミカエルお父様と使用人達が私に激甘なのがよくわかった

執事とメイド長が感動してたけど何でかしら?

気になって隣に居たミレイユお母様に聞いてみることにした

「ミレイユお母様、メイド長は何であんなに嬉しそうにしてるの?」

「うふふ、エミリーにお母様って呼ばれるのやっぱり嬉しいわね。メイド長の事だったわね。みんなはエミリーが本当にいい子だから嬉しいのよ。ここに居るメイドや執事達はエミリーのことを、私やミカエルの話でしか情報を知ることが出来なかったから、私たちからエミリーがいい子だと言われても、身内贔屓ではないかった心配だったのよ」

昨日帰ってからミレイユお母様って呼んでから、ミレイユお母様はずっと嬉しそうにしてるわね。

今もニコニコしてすごく嬉しそう

こんなに喜んで貰えると呼び方を変えて本当に良かった

使用人達は私がいい子ってことがそんなに嬉しいのかしら?

 確かにこれから仕える相手が性格悪い相手では、仕事していくのが心配にはなるだろうけどそこまで喜ぶもの?  

私が今までこの家に来たことがないから、私を実際に見ることが無いせいで、不安だったのかな?

王都で暮らしてた時に我儘で有名な令嬢がいたけど、確かにその令嬢の専属メイドは顔色が悪かったわね

私が王都から来たってことで余計に不安だったのかな?

私たち家族がこの領地に来ないことで、私たちはここを嫌がってるって思われたのかな?

巻き戻り前もロヴァーン領に1度も来ることはなかったし、私が亡くなるまで結局誰がこの領地を継ぐか決まらなかった

この領地にいる人からしたら、そんなにここに来るのが嫌なのかと思ってもおかしくないよね

しかも来ることになったのが女の私だから余計に不安だよね。

女はどうしたって男に劣ると思われがちだし、男性と比べて女性の方が贅沢な暮らしにハマりやすい、王都と比べたら辺境地方は不便なことが多い

王都の貴族女性は我儘な人も多いのは間違いないし、辺境地方を馬鹿にしてるような人までいる

そんな王都で育った私が来るってなったら不安に思うわよね

ミカエルお父様やミレイユお母様にどんなにいい子だと言われても、自分の目で見るまで信じられないよね

辺境地方に嫁いで、数年で離婚するとかの話はよく聞く話だし、当主が離婚して奥さんが出て行くならまだしも、次期跡取りが逃げたってなったら、使用人達にとって今後が不安になるわよね

私のことを歓迎してくれるみんなの為にも、これから精一杯頑張らないといけないわね

しおりを挟む
感想 45

あなたにおすすめの小説

私を家から追い出した妹達は、これから後悔するようです

天宮有
恋愛
 伯爵令嬢の私サフィラよりも、妹エイダの方が優秀だった。  それは全て私の力によるものだけど、そのことを知っているのにエイダは姉に迷惑していると言い広めていく。  婚約者のヴァン王子はエイダの発言を信じて、私は婚約破棄を言い渡されてしまう。  その後、エイダは私の力が必要ないと思い込んでいるようで、私を家から追い出す。  これから元家族やヴァンは後悔するけど、私には関係ありません。

虐げられた令嬢、ペネロペの場合

キムラましゅろう
ファンタジー
ペネロペは世に言う虐げられた令嬢だ。 幼い頃に母を亡くし、突然やってきた継母とその後生まれた異母妹にこき使われる毎日。 父は無関心。洋服は使用人と同じくお仕着せしか持っていない。 まぁ元々婚約者はいないから異母妹に横取りされる事はないけれど。 可哀想なペネロペ。でもきっといつか、彼女にもここから救い出してくれる運命の王子様が……なんて現れるわけないし、現れなくてもいいとペネロペは思っていた。何故なら彼女はちっとも困っていなかったから。 1話完結のショートショートです。 虐げられた令嬢達も裏でちゃっかり仕返しをしていて欲しい…… という願望から生まれたお話です。 ゆるゆる設定なのでゆるゆるとお読みいただければ幸いです。 R15は念のため。

帰国した王子の受難

ユウキ
恋愛
庶子である第二王子は、立場や情勢やら諸々を鑑みて早々に隣国へと無期限遊学に出た。そうして年月が経ち、そろそろ兄(第一王子)が立太子する頃かと、感慨深く想っていた頃に突然届いた帰還命令。 取り急ぎ舞い戻った祖国で見たのは、修羅場であった。

石女を理由に離縁されましたが、実家に出戻って幸せになりました

お好み焼き
恋愛
ゼネラル侯爵家に嫁いで三年、私は子が出来ないことを理由に冷遇されていて、とうとう離縁されてしまいました。なのにその後、ゼネラル家に嫁として戻って来いと手紙と書類が届きました。息子は種無しだったと、だから石女として私に叩き付けた離縁状は無効だと。 その他にも色々ありましたが、今となっては心は落ち着いています。私には優しい弟がいて、頼れるお祖父様がいて、可愛い妹もいるのですから。

私はもう必要ないらしいので、国を護る秘術を解くことにした〜気づいた頃には、もう遅いですよ?〜

AK
ファンタジー
ランドロール公爵家は、数百年前に王国を大地震の脅威から護った『要の巫女』の子孫として王国に名を残している。 そして15歳になったリシア・ランドロールも一族の慣しに従って『要の巫女』の座を受け継ぐこととなる。 さらに王太子がリシアを婚約者に選んだことで二人は婚約を結ぶことが決定した。 しかし本物の巫女としての力を持っていたのは初代のみで、それ以降はただ形式上の祈りを捧げる名ばかりの巫女ばかりであった。 それ故に時代とともにランドロール公爵家を敬う者は減っていき、遂に王太子アストラはリシアとの婚約破棄を宣言すると共にランドロール家の爵位を剥奪する事を決定してしまう。 だが彼らは知らなかった。リシアこそが初代『要の巫女』の生まれ変わりであり、これから王国で発生する大地震を予兆し鎮めていたと言う事実を。 そして「もう私は必要ないんですよね?」と、そっと術を解き、リシアは国を後にする決意をするのだった。 ※小説家になろう・カクヨムにも同タイトルで投稿しています。

完結 若い愛人がいる?それは良かったです。

音爽(ネソウ)
恋愛
妻が余命宣告を受けた、愛人を抱える夫は小躍りするのだが……

嘘つきと言われた聖女は自国に戻る

七辻ゆゆ
ファンタジー
必要とされなくなってしまったなら、仕方がありません。 民のために選ぶ道はもう、一つしかなかったのです。

姉から奪うことしかできない妹は、ザマァされました

饕餮
ファンタジー
わたくしは、オフィリア。ジョンパルト伯爵家の長女です。 わたくしには双子の妹がいるのですが、使用人を含めた全員が妹を溺愛するあまり、我儘に育ちました。 しかもわたくしと色違いのものを両親から与えられているにもかかわらず、なぜかわたくしのものを欲しがるのです。 末っ子故に甘やかされ、泣いて喚いて駄々をこね、暴れるという貴族女性としてはあるまじき行為をずっとしてきたからなのか、手に入らないものはないと考えているようです。 そんなあざといどころかあさましい性根を持つ妹ですから、いつの間にか両親も兄も、使用人たちですらも絆されてしまい、たとえ嘘であったとしても妹の言葉を鵜呑みにするようになってしまいました。 それから数年が経ち、学園に入学できる年齢になりました。が、そこで兄と妹は―― n番煎じのよくある妹が姉からものを奪うことしかしない系の話です。 全15話。 ※カクヨムでも公開しています

処理中です...