【第2章開始】あなた達は誰ですか?

みちこ

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第1章

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夜遅くにお祖父様達が帰ってきた。

お2人が家を出たのは朝早くだったから長時間の裁判になったみたいね

「お祖父様、お祖母様お帰りなさい。シイナもお疲れさま。私のせいで面倒臭い事に巻き込んでごめんなさい」

シイナには両親が私にしていたことを証言しにいって貰った。

1番私の近くに居てくれたから、両親やアリスが私にしていたことを1番近くでみていた人、

お祖父様達を呼んでくれたのもシイナだったと聞いた

シイナは私の命の恩人、シイナが困ったことがあったら次は私が助けてあげたい

「ただいま、ご飯は食べたかな?」

「ライト様とアレン様と食べました」

「なら1時間後に私の部屋に来なさい。今日の裁判の結果を話す。聞きたくないかもしれないが、無関係のものから適当なことを言われては困るからな」

「分かりました。お祖父様達も疲れたでしょうからゆっくりしてください」

1時間何をしてようかな?

何かをするには中途半端の時間よね

本読もうかな?

夢中になって時間が過ぎたら困るから、時間が来たらシイナに教えて貰うことにした

夢中で読んでいるとあっという間に時間になってしまった

まだ読んでいたいけどお祖父様との約束があるから仕方ないわね

お祖父様の私室のドアの前に着いた

コンコンッ

「お祖父様、イリスです。入ってよろしいですか?」

「入っておいで、そこのソファーに座りなさい。イリスにも紅茶を頼む」

「お嬢様いつものミルクティーでよろしいですか?」

「うん。ありがとう」

それぞれの紅茶が揃ってお祖父様が今日の結果を話し始めた

「まずはイリスの両親からだな。2人は死刑が決定したよ。重症のイリスを放置して医者を呼ばなかったから、悪質と判断された。直ぐに医者を呼んでいたらあそこまで重症化しなかった筈だからな。後はイリスが両親とアリスの記憶を失くすことになったのも決定打になった。記憶を失くすほど普段からイリスの扱いが悪かったと見なされた。使用人からもたまに暴力があったと証言された。」

暴力もあったの?

日記にはそんなことかいてなかったけど

「私は本当に暴力を受けていたんですか?日記には書いてなかったですけど」

「私達も知らなかったんだけど、貴女に会いに行こうとすると、たまに息子から貴女が体調を崩したから、別の日にして欲しいと言われることがあったの、使用人の話では風邪ではなく貴女に殴った痣があるから、治るまで私達に会わせないようにしていたみたいなの。シイナを雇う前だったから私達に知らせる人が居なかったのよ。」

「日記にはそんなこと書いてなかったのに」

「息子は自分の思い通りに成らなかったり、イライラしたらお前に暴力を振るっていたらしい。おそらくお前は親から暴力を受けたことを信じたくなかったんだろ。日記に書いたら現実を受け入れたことに成ると思って書かなかったんだろな。息子夫婦からどんな扱いを受けてもお前は頑なに2人からの愛情を欲していたから」

そうだったんだ。

もしも私は両親の記憶を思い出したら、また2人の愛情を欲しがるのかな?

もしもの事を考えたって仕方ないわね。

今はお祖父様とお祖母様から沢山の愛情を貰ってるもの、私を愛してくれない人なんてどうでも良いわ

「記憶がなくても息子達の話をしたら、落ち込むかと思ったが大丈夫みたいだな。これで息子達はイリスの前に現れる心配は無くなった」

「例え死刑に成らなくても私の両親は私に会いに来れないでしょ?絶縁書に接触を禁止するって契約のはずだよね?お祖父様が陛下にお願いして契約の時立ち会って貰って、陛下の前で誓わせたんだから破るなんて事無いと思うけど普通なら」

「息子達は庶民に成るのは決定してたから、庶民になったら絶対に契約を破って会いに来ていたはずよ。息子は自分で稼ぐってことを知らないからお金の無心に来たでしょうね。自力でお金を稼ぐことが出来ないなら飢え死にする事になる。だから例え陛下の前で誓ったこととは言え平気で破ると思うわ」

「はぁ~、彼奴は何であんな風に育ったんだろうな。子供は彼奴だけだから、ビアンカも俺も厳しく育ててきたんだが」

「後悔しても遅いわよ。私とジェームズが厳しく育てても、初孫だからって何回注意しても、私の両親とお義父様とお義母様が甘やかしてしまったから」

お祖父様とお祖母様も子育てに苦労してきたのね。

お2人から何であんな父親が育ったのか不思議だったけど、やっと理由が分かったわ

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