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第1章
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しおりを挟む「アリス何のつもりなの?ナイフを離しなさい。王太子様達にナイフを向けるなんて死にたいの?」
「イリスなんかが私に指図しないで!!安心して?王太子様は殺さないわ。殺すのはあんたと王太子様の婚約者よ」
「何で私とレイチェル様がアリスに殺されないといけないのよ」
「あんたが邪魔だからよ。パパとママ以外は皆、私よりあんたを誉める、私の方が可愛いのに何であんたなの?王太子様の婚約者だって、生まれが隣国の姫ってだけで王太子様の婚約者になるなんてずるい。王太子様だってその女より私の方が良いに決まってるわ。今時、政略結婚なんて時代遅れよ。私の方が王太子様に相応しいのよ。だから2人とも死んで?」
頭おかしいにも程があるわ。
何で私達がこの子の幸せのために死なないといけないのよ
「馬鹿なこと言わないで、王太子様に好かれるなんて何処からそんな自信が来るのよ。王太子様とレイチェル様は両想いなのよ。アリスは知らないの?2人の婚約は政略結婚の扱いになってるけど、お2人が両想いなのを知ったご両親がお2人を婚約させたのよ。」
「嘘よ!!そんな都合の良い事があるわけないじゃない。それにラブロマンス小説でよくあるでしょ?王太子様が親に勝手に決められた婚約に不満があって、そんな時に義理の家族から虐められてるヒロインに出会って恋に落ちるのよ。まさに私でしょ?だから邪魔者は死んでよね」
そう言ってアリスはナイフを振り回しながら私達に突進してきた。
私は近くに居たボーイが持ってたトレーを借りて盾代わりにした
「アンナさん!!レイチェル様から離れないで守って」
「分かったわ。でもあの子の狙いはレイチェル様と貴女なのよ!!近づくのは危険よ」
危険なのは分かってる。
だけど騎士を目指してるものが、守るものが居る状態で逃げるわけにはいかない。
「私は騎士になるのよ。どんな状況でも逃げたりしないわ。」
「そう言う、いい子ちゃんな所が昔っから嫌いなのよ。やっぱり貴女は殺さないわ。それより貴女の夢を奪ってやるわ」
アリスは私の目の前まで来てナイフを滅茶苦茶に振り回す、
トレーで防ぎながらアリスの体力を徐々に奪っていく
「何で当たらないのよ!!退きなさいよ!!私が殺したいのはあの女なのよ!!私の王太子様なのにベタベタ触りやがって!!」
アリスの動きが鈍くなったところで、トレーの角でアリスの手首を思い切り殴る。痛みで落ちたナイフを蹴って遠くにやる
アリスを取り押さえるけどドレスでは上手く押さえ込むことが出来ない。
「イリス!?大丈夫か!!」
「ライト様!!良いところに来てくれました。ドレスでは上手く押さえ込めないので代わってください。」
ライト様はすぐに代わってくれた。
「王太子様、本日の護衛は何処ですか?近くに居ないみたいですが?」
「置いてきたよ」
「はぁ~、ロナルド様またですか?何回も言ってますよね?護衛が居ないのは危険な行動だって、今回はお一人では無いんですよ。レイチェル様も居るのですから安全対策は確りしてください。」
「ここには騎士見習いが沢山いるから大丈夫だよ。ライトも居るしな。俺はレイチェルと2人でデートがしたかった。」
お2人は王族だから常に誰かに見張られてる生活だから、気持ちは分かるだけに怒りづらいわね
「次からは止めてくださいね。イリスとアンナ嬢は俺が戻るまでお2人に付いててくれ。俺はこいつを牢屋にいれてくる」
ライト様は抵抗するアリスを引きずって行った
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