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出会い
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同じ穴のムジナ…そう。あなたも?
神奈川県川崎市、僕はここで生まれ育った。
どいつもこいつも同じ場所、同じ生き方、『吐き気』がする。生きる意味がわからない僕は朦朧と電車を待っていた。
同じ場所、同じ生き方、そう。僕は今日もこの場所にいる。
黄色の電車を見ながら待つ僕はふと後ろから声が聞こえた。
『そう。…あなたも?』
か細い声が聞こえた。
次の瞬間、体が宙を浮いていたのを覚えている。
…いや、それしか覚えていない。
……なぜ?僕が?
子供の頃から『夢』を掴みたいなら勉強をしろと言われていた僕は今年受験生になった。
友達も捨て、恋人も捨て、勉強ばかりしていた。
『夢』を掴むために。
テレビで有名な大学にも先生は僕なら問題ないといった。
自身満々で受けたテストも勿論合格だろう。
「将来の夢はなんですか?」
僕は答えられなかった。
ひたすら勉強してきた事も全て無意味だったと知った。
『夢』
そう、18歳になった今も『夢』は決まらない。
僕は何がしたいんだろう。。
親に言われたから勉強をしてきたけど、肝心の『夢』が決まらない。
じゃあなぜ、なんのために勉強してきたのか?
そんな事を考えてたら聞こえてきたんだ。
『そう。…あなたも?』
★★★★★★★★
頭の痛みを抑えながら目が醒めると
僕は真っ赤な小さな部屋にいたんだ。
ここは犬小屋か?
いや、犬小屋よりはでかいな。四畳くらいある。
僕は瞬時に空間を把握した。
何故こんな所にいるのか、考えようとしたが頭が痛くて思い出せない。
思い出せるのはあのか細い声…。
目の前にはお皿が2つ、片方に水、片方にドッグフードらしきものがはいっている。
とりあえず立とう。
……
立とうとしたが立てれない。
恐る恐る首に手をやると首には首輪が…
…僕は犬かよ…
なぜだかこの環境に冷静でいられる自分が不思議だった。
それほど今の自分が無に近い感情なんだろう。
犬か…僕にお似合いの動物かもな。
幼い頃から親の言うことばかり聞いてきた。
それが正しいのだと思っていたからだ。
だがいざ親元から離れようとすると
自分が何をすればいいか、何をしたいのかわからない。
なんとなく彼女もできた時期もあった。
ただそれは向こうが寄り添ってきただけで、断る理由もなかったからだ。
『夢』か…なんだろうな。
…!?
よく見ると床に四角い穴が3つ空いている。
『D』 『G』 『O』の四角いパネルもある。
これをはめれってか?ありきたりの安っぽい仕掛けだな。
この部屋はどう見ても犬小屋、目の前にはドッグフード。…ただ全てが真っ赤な事以外は
僕はパネルをはめた。くよくよしてても何もはじまらない。罠かもしれないがもうどうでもよかったのかもしれない。
…『D』『O』『G』
ではなく
『G』 『O』 『D』…で。
その瞬間光が降り注ぎなにやら生き物がでできた。
「た、たぬき!?」
狸らしき生き物がいきなり目の前に現れたのだ。
「君は自分の事を犬ではなく神というの~?
笑っちゃうな~ムモモモモ~」
いきなりのことにさすがに驚いた。
ここに僕がいるのは人為的なもので拉致監禁されていたんだと思っていたからだ。
しかも、この狸、喋ってる!?
ムモモモモって鳴き声!?笑い声!?どっち!?
一番ツッコミたいところは
なぜ狸なのに目が赤いんだ……
その目を見た瞬間僕は意識が遠くなっていった。
この部屋と同じ赤色。。。
神奈川県川崎市、僕はここで生まれ育った。
どいつもこいつも同じ場所、同じ生き方、『吐き気』がする。生きる意味がわからない僕は朦朧と電車を待っていた。
同じ場所、同じ生き方、そう。僕は今日もこの場所にいる。
黄色の電車を見ながら待つ僕はふと後ろから声が聞こえた。
『そう。…あなたも?』
か細い声が聞こえた。
次の瞬間、体が宙を浮いていたのを覚えている。
…いや、それしか覚えていない。
……なぜ?僕が?
子供の頃から『夢』を掴みたいなら勉強をしろと言われていた僕は今年受験生になった。
友達も捨て、恋人も捨て、勉強ばかりしていた。
『夢』を掴むために。
テレビで有名な大学にも先生は僕なら問題ないといった。
自身満々で受けたテストも勿論合格だろう。
「将来の夢はなんですか?」
僕は答えられなかった。
ひたすら勉強してきた事も全て無意味だったと知った。
『夢』
そう、18歳になった今も『夢』は決まらない。
僕は何がしたいんだろう。。
親に言われたから勉強をしてきたけど、肝心の『夢』が決まらない。
じゃあなぜ、なんのために勉強してきたのか?
そんな事を考えてたら聞こえてきたんだ。
『そう。…あなたも?』
★★★★★★★★
頭の痛みを抑えながら目が醒めると
僕は真っ赤な小さな部屋にいたんだ。
ここは犬小屋か?
いや、犬小屋よりはでかいな。四畳くらいある。
僕は瞬時に空間を把握した。
何故こんな所にいるのか、考えようとしたが頭が痛くて思い出せない。
思い出せるのはあのか細い声…。
目の前にはお皿が2つ、片方に水、片方にドッグフードらしきものがはいっている。
とりあえず立とう。
……
立とうとしたが立てれない。
恐る恐る首に手をやると首には首輪が…
…僕は犬かよ…
なぜだかこの環境に冷静でいられる自分が不思議だった。
それほど今の自分が無に近い感情なんだろう。
犬か…僕にお似合いの動物かもな。
幼い頃から親の言うことばかり聞いてきた。
それが正しいのだと思っていたからだ。
だがいざ親元から離れようとすると
自分が何をすればいいか、何をしたいのかわからない。
なんとなく彼女もできた時期もあった。
ただそれは向こうが寄り添ってきただけで、断る理由もなかったからだ。
『夢』か…なんだろうな。
…!?
よく見ると床に四角い穴が3つ空いている。
『D』 『G』 『O』の四角いパネルもある。
これをはめれってか?ありきたりの安っぽい仕掛けだな。
この部屋はどう見ても犬小屋、目の前にはドッグフード。…ただ全てが真っ赤な事以外は
僕はパネルをはめた。くよくよしてても何もはじまらない。罠かもしれないがもうどうでもよかったのかもしれない。
…『D』『O』『G』
ではなく
『G』 『O』 『D』…で。
その瞬間光が降り注ぎなにやら生き物がでできた。
「た、たぬき!?」
狸らしき生き物がいきなり目の前に現れたのだ。
「君は自分の事を犬ではなく神というの~?
笑っちゃうな~ムモモモモ~」
いきなりのことにさすがに驚いた。
ここに僕がいるのは人為的なもので拉致監禁されていたんだと思っていたからだ。
しかも、この狸、喋ってる!?
ムモモモモって鳴き声!?笑い声!?どっち!?
一番ツッコミたいところは
なぜ狸なのに目が赤いんだ……
その目を見た瞬間僕は意識が遠くなっていった。
この部屋と同じ赤色。。。
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