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解毒薬の正しくない使い方をレベル1はしてしまったようです。
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困った。
それはこっちに来て1週間たったころ。
こちらの世界にも慣れ親しんだころ。
ガルパからこう告げられた。
[明日他国の勇者様御一行との合同演習だから全員分の弁当作るゾォ!]
うん、ガンパは馬鹿なとこがあるようだ。
一晩で勇者20名、護衛の騎士150名、その他御付きの方々200名、総勢370人分の弁当を12名で作ろうというのだ。
[何だ?カズト不満でもあるのか?]
ありまくりだよ、絶対こいつは食材の在庫を把握してない。
朝見たがクソ不味いと有名なトロールの肉とロックペアーと言う熊の内臓しか残ってないぞ。
[いえ、何も]
しかしここでは紳士に振る舞おう、ここで焦っても本末転倒ってやつだ。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
さて所変わってここは厨房。
目の前にあるのはこちらのトロールの肉。
c級と言う強さに分類される。
まぁランクの説明は後ほど、いまはc級は騎士と同じ強さと考えてくれていい。
臭みが強く、消すために5日間酒に浸けられている……味は牛肉なのだが食感がゴムのような物なのでなんとも不味い代物。
定番はコクリの実と呼ばれる胡椒にも似た味の実を擦り合わし鍋に入れて煮込む。
これだけで美味い出汁が取れるのだが、結果煮込みすぎて噛みきれなくなるまで硬くなる。
焼いても秋刀魚のように油が大量に出るために火事になる可能性が高い。
もし苦労して焼いてもゴムのような食感と噛みきれない硬さは健在なので食えない。
その肉を使わなければならない。
ロックペアーの内臓は腐敗が進んでいたため敢え無く処分。
結果トロール肉を使用して後数時間後の遠征の料理を作らなければならないーーならば裏技を使うまで。
ポケットの中から小瓶を取り出しそれをドバッと肉へぶっかけた。
[何してんだテメェ!]
すると料理長のガルパが飛んでくる。
[調味料ですよ]
[調味料ってオメェ、それはどう見ても解毒ポーションじゃねぇか!]
そう、これは本来解毒のために作られた薬だ。
しかし、これには理由がある。
本来何やかんやで解毒するものだが、この薬は体に入った毒素そのものを分解して解毒する。
言い換えるならば毒素分解薬なのだ!ーーそれはいいとして。
今回使うのはその分解機能。
ゴムのように硬い肉の細胞を分解して柔らかくする、具体的にはこうだ。
[……なんだこれは]
ガルパは驚いていた、本来なら解毒以外に使い道のない薬、それをぶっかけただけでクソ肉がこのまで美味しくなると言われた。しかし信用ならないので試しに食って見たするとどうだ。
あのゴムのような感触が嘘のように消え、柔らかく肉汁がたっぷりと詰まった美味すぎるステーキが出来上がったではないか。
これは革命だ。
いつも処分される肉が調理法しだいでは高級肉よりも美味しくなると判明したのだ。
いつまでも食っていたい、この肉汁をこの旨味を永遠と楽しんでいたいそう、おれはこの為に……[料理長?、お口に会いませんでしたでしょうか?]
カズトの声で正気に戻る。
[あ、あぁ。すまないなあたりの美味しさで感情に浸っていた……これはあれだな弁当はトロール弁当に決まりだな。]
[はい、料理長。既に解毒薬は準備済みなので調理してしまいましょう。]
[おう!、調理開始じゃ!]
こうして遠征の為の弁当の調理が始まった……
その後、この国の名物にトロールの分解ステーキが名物に加わることを本人はまだ知らなかった。
それはこっちに来て1週間たったころ。
こちらの世界にも慣れ親しんだころ。
ガルパからこう告げられた。
[明日他国の勇者様御一行との合同演習だから全員分の弁当作るゾォ!]
うん、ガンパは馬鹿なとこがあるようだ。
一晩で勇者20名、護衛の騎士150名、その他御付きの方々200名、総勢370人分の弁当を12名で作ろうというのだ。
[何だ?カズト不満でもあるのか?]
ありまくりだよ、絶対こいつは食材の在庫を把握してない。
朝見たがクソ不味いと有名なトロールの肉とロックペアーと言う熊の内臓しか残ってないぞ。
[いえ、何も]
しかしここでは紳士に振る舞おう、ここで焦っても本末転倒ってやつだ。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
さて所変わってここは厨房。
目の前にあるのはこちらのトロールの肉。
c級と言う強さに分類される。
まぁランクの説明は後ほど、いまはc級は騎士と同じ強さと考えてくれていい。
臭みが強く、消すために5日間酒に浸けられている……味は牛肉なのだが食感がゴムのような物なのでなんとも不味い代物。
定番はコクリの実と呼ばれる胡椒にも似た味の実を擦り合わし鍋に入れて煮込む。
これだけで美味い出汁が取れるのだが、結果煮込みすぎて噛みきれなくなるまで硬くなる。
焼いても秋刀魚のように油が大量に出るために火事になる可能性が高い。
もし苦労して焼いてもゴムのような食感と噛みきれない硬さは健在なので食えない。
その肉を使わなければならない。
ロックペアーの内臓は腐敗が進んでいたため敢え無く処分。
結果トロール肉を使用して後数時間後の遠征の料理を作らなければならないーーならば裏技を使うまで。
ポケットの中から小瓶を取り出しそれをドバッと肉へぶっかけた。
[何してんだテメェ!]
すると料理長のガルパが飛んでくる。
[調味料ですよ]
[調味料ってオメェ、それはどう見ても解毒ポーションじゃねぇか!]
そう、これは本来解毒のために作られた薬だ。
しかし、これには理由がある。
本来何やかんやで解毒するものだが、この薬は体に入った毒素そのものを分解して解毒する。
言い換えるならば毒素分解薬なのだ!ーーそれはいいとして。
今回使うのはその分解機能。
ゴムのように硬い肉の細胞を分解して柔らかくする、具体的にはこうだ。
[……なんだこれは]
ガルパは驚いていた、本来なら解毒以外に使い道のない薬、それをぶっかけただけでクソ肉がこのまで美味しくなると言われた。しかし信用ならないので試しに食って見たするとどうだ。
あのゴムのような感触が嘘のように消え、柔らかく肉汁がたっぷりと詰まった美味すぎるステーキが出来上がったではないか。
これは革命だ。
いつも処分される肉が調理法しだいでは高級肉よりも美味しくなると判明したのだ。
いつまでも食っていたい、この肉汁をこの旨味を永遠と楽しんでいたいそう、おれはこの為に……[料理長?、お口に会いませんでしたでしょうか?]
カズトの声で正気に戻る。
[あ、あぁ。すまないなあたりの美味しさで感情に浸っていた……これはあれだな弁当はトロール弁当に決まりだな。]
[はい、料理長。既に解毒薬は準備済みなので調理してしまいましょう。]
[おう!、調理開始じゃ!]
こうして遠征の為の弁当の調理が始まった……
その後、この国の名物にトロールの分解ステーキが名物に加わることを本人はまだ知らなかった。
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