体験版3ヶ月異世界体験版無料！…チートにご注意を

プロローグは3ヶ月！

二話だ！二羽だ！！庭でガーデニングだ！！！byどっかのトチ狂った庭師

目覚めてまず液体とガラス越しに禿げた白衣のおじさんがモルモットを見るかのような目をしてこちらを見ているのはなんて言うのは拷問ですか？女神？ さん。
後ろには禿げおっさんがゾロゾロとーー

［目覚めたかNo.08バルバトスよ］

なんだか上から目線だな……よし、無視しよう無視！。
無視を決め込むと何人かの後ろの取り巻きが騒ぎ出す。

(まだ自我を得ていないのでわ？)
(そんなはずない、私たちの計算ではとっくに自我を持っているはずだ！)
(なにかエラーが発生したか……)

などなど色々な事を言っている、正直なんのことだかわからないが。
すると最初に話しかけて来た禿げたおっさんが発言した。

［単純に知識がなく、我々を認識できていないのだろう］

その発言に同意するかのように(うぉー！)と驚きの声が複数聞こえる。

［ならばリスクは高いですが知識の強制注入をしてはいかがでしょう？］

二番目に話した仮称バーコード禿げが発言すると一番目に話した仮称禿げおじさんがコクリと首を縦に降る。

［ではでは］

すると一番端にいた仮称斜めバーコードがレバーのような突起物を下ろす。
すると頭に付いていた電極から激痛が走った。

［グゴゴゴゴ］

思わず声を上げてしまい視界が泡だらけになった。
激痛が治ると今度は、何かしらの情報が頭になだれ込んでくる。その感覚は不快でとても好きに慣れそうにはなかった。

［どうかね？気分は？］

また仮称禿げおじさんが話しかけて来たが、先ほどの件でイラついていた為に無視を決め込むーーって言うか禿げおじさん多すぎだろ！？
そんな思いとは裏腹に、何が考えた表情になる仮称禿げおじさん。

［ふむ……No.08はまだ様子見だな］

その言葉を最後に景色がブラックアウト、つまり何も見えなくなった。
しかし意識ははっきりとしている為に先ほど与えられた知識を確認する。
先ほどの科学者、仮称禿げおじさんは本名 ホバートリー・ルイスと言うらしい。
ソロモンシリーズと言う、魔物と遺伝子結合させた人造人間を作り出す計画のようだ。
つまりは自分No.08は人工的に作られた人間ってことか……ある意味複雑。
その他、常識など異世界の知識でを学習しているとーー


【緊急事態発生、緊急マニュアルに基づき強制覚醒します】

緊急マニュアル？強制覚醒？？

その疑問はすぐに答えが出た。
またも目を覚ますとするとそこには先ほどとは違う風景が広がっていた。
カプセルのガラス面には植物らしきツタが絡め付き外の様子が見えないしかし、異変があったらしい。
どう見ても時間がかなり経ってるな……
覚醒から数分経つとカプセルが開きだした。
自分を包み充満していた液体が外へなだれ込む、それに合わせて体を固定していたケーブルが外れ体も一緒に流れる。
やっぱりシャバの空気は最こ……でもないな。
液体からは薬品臭が漂い、部屋は薬品の匂いで充満する。
うん、臭い。
とりあえず立つ事を考える。
この世界に来て一度も体を扱ってはいない為に体の操作がおぼつかない。
なかなか立てず苦戦するが両腕を駆使することによってようやく立ち上がる。
そしてまじまじと右手を見つめた。
［やっぱ、り義手、だった］
この体は六割が機械でできているらしい。
理由としては自分No.08には神獣と呼ばれる獣、フェンリルの遺伝子が組み込まれている。
その影響かハッキリとはしていないが肉体生成が四割しか生成されなかった。
それを補う為に両足右腕全てを儀式で補っている。
足は脹脛と足の裏に噴射口が付いており短時間程度なら飛べるらしい。
右腕は折りたたみ式に成っている、後ろの方に折り曲げて手のひら型肩のカバーで覆うらしい。
そんな完全サイボーグだが不完全な部分はある、それはーー

［指が三本か……］

当時の技術でも五本指は難しかったらしく指は三本しかない。

［なんとかなるだろ］

気持ちを入れ替えて周りを探索する。
すると瓦礫の下に白骨化死体を発見した。
胸にIDバッチを付けており誰かはすぐにわかった。
仮称バーコード禿げ、科学者インフェル・スタゴスターニャだ。
主に自分の義手を担当した科学者らしいが、もう知らんな。
バーコード禿げの来ていた白衣を羽織る、流石に裸は寒い。
それからめぼしいものがないか探索するが何も見つからず奥へ進んだ。


・・・・・・・・・・・・・・・・・・

数分歩いているとある物を見つけた。

［うぉ～、こいつはかなり……大きいな］

目の前に立てかけてあるのは身の丈もあるような大きな盾だった。
盾の淵には刃物のような鋭さがあり、どうやって使うのだろうと疑問に思ったが、しかし刷り込まれた記憶の中に答えはあった。
武装:シールド・セイバー
本来はNo.65の武装らしい。
基本的に大楯して運用するようだがグリップを稼働させて大剣とも使える物らしい。

持って行くか否か考えるどこだが次の出来事で結論が出てしまう。

【敵性生物の反応を感知、バトルモードへと移行】

どうやらモンスターとエンカウントらしいね！