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変わった姿
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「……ん」
目を覚ますと、そこは、ベッドの上だった。慌てて体を起こし、刺された脇腹を確認するけれど、脇腹に傷跡はない。傷跡が残らないように、誰かが魔法でも使ってくれたのだろうか?
というか、そもそもこの部屋はどこなのだろう。ぐるりと辺りを見回すと、可愛らしいクマのぬいぐるみに、ピンクの壁紙。私が知らない部屋だ。見たところ、〈竜王の花嫁〉の最終試験が行われた、王城の一室ではないようだし。
私が首をかしげていると、女性が部屋に入ってきた。
「フレーネ、いつまで寝ているの! 今日は、マリアンナ学園の入学式でしょう」
今日は、マリアンナ学園の入学式? マリアンナ学園は、〈竜王の花嫁〉候補と、竜王の側近候補が集まる学園だ。もちろん、私も通っていた。
それに、今、彼女はなんといっただろうか? フレーネとは、フレーネ嬢のことだろう。でも、私の名前はアンナだ。フレーネではない。
「あの、助けていただき、ありがとうございます。ですが、私は……」
おそらく、この女性が助けてくれたのだろうと礼をいうと、もっと奇妙な顔をされた。
「フレーネ、頭がおかしくなったの? そんなことより、早く制服に着替えなさい。迎えの馬車が来ているわ」
そういって、クローゼットを指差すと、女性は部屋を出ていってしまった。
訳がわからないけれど、ひとまず、言われた通りに、クローゼットにかかっている制服に着替える。リボンの位置を大きな鏡で確認しようとして──
「……え?」
さらさらな藍色の髪。そして、金色の瞳──は以前と同じだけど。
「フレーネ嬢……?」
鏡に映っていたのは、私──アンナではなく、フレーネの姿、だった。
目を覚ますと、そこは、ベッドの上だった。慌てて体を起こし、刺された脇腹を確認するけれど、脇腹に傷跡はない。傷跡が残らないように、誰かが魔法でも使ってくれたのだろうか?
というか、そもそもこの部屋はどこなのだろう。ぐるりと辺りを見回すと、可愛らしいクマのぬいぐるみに、ピンクの壁紙。私が知らない部屋だ。見たところ、〈竜王の花嫁〉の最終試験が行われた、王城の一室ではないようだし。
私が首をかしげていると、女性が部屋に入ってきた。
「フレーネ、いつまで寝ているの! 今日は、マリアンナ学園の入学式でしょう」
今日は、マリアンナ学園の入学式? マリアンナ学園は、〈竜王の花嫁〉候補と、竜王の側近候補が集まる学園だ。もちろん、私も通っていた。
それに、今、彼女はなんといっただろうか? フレーネとは、フレーネ嬢のことだろう。でも、私の名前はアンナだ。フレーネではない。
「あの、助けていただき、ありがとうございます。ですが、私は……」
おそらく、この女性が助けてくれたのだろうと礼をいうと、もっと奇妙な顔をされた。
「フレーネ、頭がおかしくなったの? そんなことより、早く制服に着替えなさい。迎えの馬車が来ているわ」
そういって、クローゼットを指差すと、女性は部屋を出ていってしまった。
訳がわからないけれど、ひとまず、言われた通りに、クローゼットにかかっている制服に着替える。リボンの位置を大きな鏡で確認しようとして──
「……え?」
さらさらな藍色の髪。そして、金色の瞳──は以前と同じだけど。
「フレーネ嬢……?」
鏡に映っていたのは、私──アンナではなく、フレーネの姿、だった。
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