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4章.カロライン王国編
53話.鬼族との決闘
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激を飛ばされたアキナは一直線にトーマの元までダッシュし、その勢いのまま右手の疾風の短刀にて斬りかかった。
対するトーマは自身の闘気を右手に集めることによって鋼鉄以上の硬度になった右腕でアキナの斬撃を弾き飛ばす。
「アキナ!
お前の最大の武器はスピードとリズムだ!
そんな直線的な攻撃じゃなくて、曲線を描き踊るように剣舞を舞うことをイメージして戦うんだ!」
「そんな…… いきなり剣舞とか言われても……」
「剣舞を思い描きながらあとは思いつくがままに動けば大丈夫!!」
アキナはクロムの助言の意図が分からずにただただ混乱するのであった。
そしてそんなクロムにゴランの回し蹴りが襲いかかってくることになる。
「のんきに周りを気にしているとお前が死ぬぞ!!」
「ちっ!」
クロムの後頭部目掛けて放たれた右回し蹴りをクロムは屈むことでなんとか回避したのだが、ゴランはその回転をそのまま生かして左ひじをクロムの脳天目掛けて打ち下ろしてきた。
ゴランの巨体に似合わない素早い連続攻撃を受けたクロムは、咄嗟に首を捻ることで脳天への直撃は回避したが、右肩に被弾することになってしまった。
「ぐぁぁ……
これは…… 完全に折れてるな」
クロムが右肩に回復魔術を施しながら、ゴランとの間合いをとっていると……
『はぁ、アキナのことは僕に任せておきなよ。
真剣に向き合わなきゃあんた死ぬよ?』
同じことを考えていたクロムは、アキナのことを一旦ナビに任せてゴランと真剣に対峙することにしたのである。
「ゴランさん、すまん少し舐めてたわ。
ここからは真剣にいかせてもらうよ!!」
「負け惜しみにしか聞こえぬわ!」
気を引き締めたクロムは一気に自分の周囲に濃厚な魔力の靄を展開し、そこから牽制としてアイスランスを10発同時に放った。
ゴランは急変したクロムに驚きつつも二本ある角のうち一本を引き抜き、その角にてアイスランスを難なく迎撃したのであった。
そしてゴランがその角で正眼の構えをとると、角は一本の刀へと変化したのである。
「その角が刀になるとはな…… 鬼族、面白いな!!」
「お前こそな、その高みまで至る人族など初めてみたわい。
ワシも真剣にいかせてもらう」
アキナとトーマが響かせる甲高い金属音をバックに、二人は魔力と闘気を高め合いながらにらみ合うのであった。
そして両者の緊張が高まり切ったところでゴランがもう一つの角を抜いてクロムに向けて投擲をしたのである。
突然の投擲ではあったがクロムは冷静にそれを凍結させ、氷ついた角は地面へと落下した。
そして、その角が地面に落ちきるより早くクロムが反撃を開始する。
右手に氷の魔力の塊、左手に火の魔力の塊を生成しながら突撃をし、刀の間合いの少し手前でそれらをぶつけ合った。
それによりあたり一面が高温の水蒸気に包まれ二人の視界は閉ざされることになった。
「目くらましとは小癪な!
この程度問題にもならぬわ!!」
ゴランが目くらましと思った水蒸気は、それ以外にも目的があった。
クロムはビネガとの試練のときに発生した水蒸気のカーテンを一人で再現させたのである。
突然目の前に水蒸気のカーテンが広がったゴランは水蒸気によってできた死角より襲撃があると判断し、高熱の水蒸気を浴びることを避けることもなく腰を落として迎撃の体勢をとるのであった。
そんなゴランの対応を想定していたクロムは、後方にジャンプして再び間合いをとりつつ、両手に必殺の魔力を生成し始めるのであった。
対するトーマは自身の闘気を右手に集めることによって鋼鉄以上の硬度になった右腕でアキナの斬撃を弾き飛ばす。
「アキナ!
お前の最大の武器はスピードとリズムだ!
そんな直線的な攻撃じゃなくて、曲線を描き踊るように剣舞を舞うことをイメージして戦うんだ!」
「そんな…… いきなり剣舞とか言われても……」
「剣舞を思い描きながらあとは思いつくがままに動けば大丈夫!!」
アキナはクロムの助言の意図が分からずにただただ混乱するのであった。
そしてそんなクロムにゴランの回し蹴りが襲いかかってくることになる。
「のんきに周りを気にしているとお前が死ぬぞ!!」
「ちっ!」
クロムの後頭部目掛けて放たれた右回し蹴りをクロムは屈むことでなんとか回避したのだが、ゴランはその回転をそのまま生かして左ひじをクロムの脳天目掛けて打ち下ろしてきた。
ゴランの巨体に似合わない素早い連続攻撃を受けたクロムは、咄嗟に首を捻ることで脳天への直撃は回避したが、右肩に被弾することになってしまった。
「ぐぁぁ……
これは…… 完全に折れてるな」
クロムが右肩に回復魔術を施しながら、ゴランとの間合いをとっていると……
『はぁ、アキナのことは僕に任せておきなよ。
真剣に向き合わなきゃあんた死ぬよ?』
同じことを考えていたクロムは、アキナのことを一旦ナビに任せてゴランと真剣に対峙することにしたのである。
「ゴランさん、すまん少し舐めてたわ。
ここからは真剣にいかせてもらうよ!!」
「負け惜しみにしか聞こえぬわ!」
気を引き締めたクロムは一気に自分の周囲に濃厚な魔力の靄を展開し、そこから牽制としてアイスランスを10発同時に放った。
ゴランは急変したクロムに驚きつつも二本ある角のうち一本を引き抜き、その角にてアイスランスを難なく迎撃したのであった。
そしてゴランがその角で正眼の構えをとると、角は一本の刀へと変化したのである。
「その角が刀になるとはな…… 鬼族、面白いな!!」
「お前こそな、その高みまで至る人族など初めてみたわい。
ワシも真剣にいかせてもらう」
アキナとトーマが響かせる甲高い金属音をバックに、二人は魔力と闘気を高め合いながらにらみ合うのであった。
そして両者の緊張が高まり切ったところでゴランがもう一つの角を抜いてクロムに向けて投擲をしたのである。
突然の投擲ではあったがクロムは冷静にそれを凍結させ、氷ついた角は地面へと落下した。
そして、その角が地面に落ちきるより早くクロムが反撃を開始する。
右手に氷の魔力の塊、左手に火の魔力の塊を生成しながら突撃をし、刀の間合いの少し手前でそれらをぶつけ合った。
それによりあたり一面が高温の水蒸気に包まれ二人の視界は閉ざされることになった。
「目くらましとは小癪な!
この程度問題にもならぬわ!!」
ゴランが目くらましと思った水蒸気は、それ以外にも目的があった。
クロムはビネガとの試練のときに発生した水蒸気のカーテンを一人で再現させたのである。
突然目の前に水蒸気のカーテンが広がったゴランは水蒸気によってできた死角より襲撃があると判断し、高熱の水蒸気を浴びることを避けることもなく腰を落として迎撃の体勢をとるのであった。
そんなゴランの対応を想定していたクロムは、後方にジャンプして再び間合いをとりつつ、両手に必殺の魔力を生成し始めるのであった。
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