114 / 147
7章.神々の思惑編
106話.悪魔の軍勢
しおりを挟む
突如自分たちに降りかかった現象に理解が追い付かず混乱を極めていた。
なにせ自分たちが獲物を蹂躙するための狩場が視界に入り、全軍のテンションが上がり始めていたところに、無数の隕石の襲撃を受けたためだった。
もちろん中には冷静さを失わなかったものもいたのだが、隕石の襲撃に続き突如自分たちの目の前の海が凍りだしたのだから動揺せずにはいられなかった。
「バカものどもめ!!!
この程度のことで狼狽えるでないわ!!」
大混乱の悪魔たちの中、一人の悪魔の怒号が響いた。
その怒号により先ほどのまでの混乱ぶりが嘘のように治まってゆくのであった。
「サタン様、申し訳ございません。
この者たちには厳しく指導しておきますので……」
「ベルゼブブか……
まぁよい、今は裏切り者のバロンの尻ふきをしなくてはならぬしな」
「ありがとうございます、サタン様。
お前ら!!!
偉大なるサタン様の温情にお応えするためにも奮戦せよ!!
全軍突撃開始!!!!」
ベルゼブブと呼ばれた悪魔の号令により悪魔たちは血相を変えてミレストンに向けて突撃を開始したのであった。
※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※
そんな悪魔たちの事情は知る由もないクロムたち。
クロムたちの視点ではクロムの先制攻撃を受けて激怒した悪魔たちが一斉に突撃を開始したように見えていた。
「兄貴の思惑通りっていうのはシャクだけど……
確かに美味しいところを独り占めさせるわけにはいかないね!!!」
見渡す限りの光景が突撃してくる悪魔たちという異常な状態にあるカルロたちであったが、一切動揺することもなく悪魔たちを迎撃するべく動き始める。
最初に動いたのはビネガであり、得意の火系の魔術を出し惜しみなしで放つことを決意していた。
「最初は我ですね。
とりあえず……
視界に映るすべての悪魔を消し炭にします!」
ビネガが前方に両手を突き出すと、そこには膨大な熱量の火球が無数に浮遊することとなった。
1つ1つの火球がバスケットボールほどの大きさになったころ、ビネガは無数の火球を一斉に悪魔目掛けて放つのだった。
一斉に悪魔たちを襲い掛かった火球たちは、悪魔たちに抵抗する時間を与える間もなく一気に消し炭へと変えてゆくのであった。
しかし悪魔たちの数は膨大であり、強者や賢者は周囲の悪魔たちを盾にするなどしてその火球から身を守るのであった。
そして彼らが今度は反撃だとばかりに勢いよく突撃を開始し始めたとき、彼らの大半は姿を氷像へと変えられるのであった。
「さすがはビネガ、すげー攻撃だったけど……
まだまだ甘いね」
その光景を作り出した張本人が楽し気にそういうのであった。
「はぁ……、主を基準に考えられても困りますけどね……
こんな非常識な光景を作り出せるのはこの世界に主のみですよ、自分が異常であることを自覚してください!」
「ほんとだよね!
クロムはいつもいつも無茶ばっかりするから私本当に心配なんだからね……」
「あははは……
でもまぁこれで雑魚はほぼ片付いて、氷像にならなかったあいつらは……
相当強そうだな」
クロムがそういうと氷像の影より何人かが姿を現し、そして後方にて鎮座していた男の元に集まり始めるのであった。
「ほぉ、まさか人間風情にこれほどのことができるやつがいたとはな」
「きっとあいつがバロンを懐柔して裏切らせたやつでしょうね」
中心で鎮座する男の周りには6人の悪魔が集まった。
そして鎮座していた男は一歩前に踏み出しつつ、クロムに向けて何かを放った。
クロムはその何かを氷の壁で防ぐと、そのまま男に語り掛けるのだった。
「あんたが悪魔の王、サタンか?
俺はこの街の王となったクロムだ」
「ほぉ、俺を前にして王を名乗るバカがいるとはな
確かに俺が悪魔王サタンである」
サタンがそう名乗ると周りにいた悪魔たちは片膝をつきサタンへ頭を垂れるのであった。
なにせ自分たちが獲物を蹂躙するための狩場が視界に入り、全軍のテンションが上がり始めていたところに、無数の隕石の襲撃を受けたためだった。
もちろん中には冷静さを失わなかったものもいたのだが、隕石の襲撃に続き突如自分たちの目の前の海が凍りだしたのだから動揺せずにはいられなかった。
「バカものどもめ!!!
この程度のことで狼狽えるでないわ!!」
大混乱の悪魔たちの中、一人の悪魔の怒号が響いた。
その怒号により先ほどのまでの混乱ぶりが嘘のように治まってゆくのであった。
「サタン様、申し訳ございません。
この者たちには厳しく指導しておきますので……」
「ベルゼブブか……
まぁよい、今は裏切り者のバロンの尻ふきをしなくてはならぬしな」
「ありがとうございます、サタン様。
お前ら!!!
偉大なるサタン様の温情にお応えするためにも奮戦せよ!!
全軍突撃開始!!!!」
ベルゼブブと呼ばれた悪魔の号令により悪魔たちは血相を変えてミレストンに向けて突撃を開始したのであった。
※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※
そんな悪魔たちの事情は知る由もないクロムたち。
クロムたちの視点ではクロムの先制攻撃を受けて激怒した悪魔たちが一斉に突撃を開始したように見えていた。
「兄貴の思惑通りっていうのはシャクだけど……
確かに美味しいところを独り占めさせるわけにはいかないね!!!」
見渡す限りの光景が突撃してくる悪魔たちという異常な状態にあるカルロたちであったが、一切動揺することもなく悪魔たちを迎撃するべく動き始める。
最初に動いたのはビネガであり、得意の火系の魔術を出し惜しみなしで放つことを決意していた。
「最初は我ですね。
とりあえず……
視界に映るすべての悪魔を消し炭にします!」
ビネガが前方に両手を突き出すと、そこには膨大な熱量の火球が無数に浮遊することとなった。
1つ1つの火球がバスケットボールほどの大きさになったころ、ビネガは無数の火球を一斉に悪魔目掛けて放つのだった。
一斉に悪魔たちを襲い掛かった火球たちは、悪魔たちに抵抗する時間を与える間もなく一気に消し炭へと変えてゆくのであった。
しかし悪魔たちの数は膨大であり、強者や賢者は周囲の悪魔たちを盾にするなどしてその火球から身を守るのであった。
そして彼らが今度は反撃だとばかりに勢いよく突撃を開始し始めたとき、彼らの大半は姿を氷像へと変えられるのであった。
「さすがはビネガ、すげー攻撃だったけど……
まだまだ甘いね」
その光景を作り出した張本人が楽し気にそういうのであった。
「はぁ……、主を基準に考えられても困りますけどね……
こんな非常識な光景を作り出せるのはこの世界に主のみですよ、自分が異常であることを自覚してください!」
「ほんとだよね!
クロムはいつもいつも無茶ばっかりするから私本当に心配なんだからね……」
「あははは……
でもまぁこれで雑魚はほぼ片付いて、氷像にならなかったあいつらは……
相当強そうだな」
クロムがそういうと氷像の影より何人かが姿を現し、そして後方にて鎮座していた男の元に集まり始めるのであった。
「ほぉ、まさか人間風情にこれほどのことができるやつがいたとはな」
「きっとあいつがバロンを懐柔して裏切らせたやつでしょうね」
中心で鎮座する男の周りには6人の悪魔が集まった。
そして鎮座していた男は一歩前に踏み出しつつ、クロムに向けて何かを放った。
クロムはその何かを氷の壁で防ぐと、そのまま男に語り掛けるのだった。
「あんたが悪魔の王、サタンか?
俺はこの街の王となったクロムだ」
「ほぉ、俺を前にして王を名乗るバカがいるとはな
確かに俺が悪魔王サタンである」
サタンがそう名乗ると周りにいた悪魔たちは片膝をつきサタンへ頭を垂れるのであった。
30
あなたにおすすめの小説
異世界に転生したけど、頭打って記憶が・・・え?これってチート?
よっしぃ
ファンタジー
よう!俺の名はルドメロ・ララインサルって言うんだぜ!
こう見えて高名な冒険者・・・・・になりたいんだが、何故か何やっても俺様の思うようにはいかないんだ!
これもみんな小さい時に頭打って、記憶を無くしちまったからだぜ、きっと・・・・
どうやら俺は、転生?って言うので、神によって異世界に送られてきたらしいんだが、俺様にはその記憶がねえんだ。
周りの奴に聞くと、俺と一緒にやってきた連中もいるって話だし、スキルやらステータスたら、アイテムやら、色んなものをポイントと交換して、15の時にその、特別なポイントを取得し、冒険者として成功してるらしい。ポイントって何だ?
俺もあるのか?取得の仕方がわかんねえから、何にもないぜ?あ、そう言えば、消えないナイフとか持ってるが、あれがそうなのか?おい、記憶をなくす前の俺、何取得してたんだ?
それに、俺様いつの間にかペット(フェンリルとドラゴン)2匹がいるんだぜ!
よく分からんが何時の間にやら婚約者ができたんだよな・・・・
え?俺様チート持ちだって?チートって何だ?
@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@
話を進めるうちに、少し内容を変えさせて頂きました。
転生したら鎧だった〜リビングアーマーになったけど弱すぎるので、ダンジョンをさまよってパーツを集め最強を目指します
三門鉄狼
ファンタジー
目覚めると、リビングアーマーだった。
身体は鎧、中身はなし。しかもレベルは1で超弱い。
そんな状態でダンジョンに迷い込んでしまったから、なんとか生き残らないと!
これは、いつか英雄になるかもしれない、さまよう鎧の冒険譚。
※小説家になろう、カクヨム、待ラノ、ノベルアップ+、NOVEL DAYS、ラノベストリート、アルファポリス、ノベリズムで掲載しています。
前世は不遇な人生でしたが、転生した今世もどうやら不遇のようです。
八神 凪
ファンタジー
久我和人、35歳。
彼は凶悪事件に巻き込まれた家族の復讐のために10年の月日をそれだけに費やし、目標が達成されるが同時に命を失うこととなる。
しかし、その生きざまに興味を持った別の世界の神が和人の魂を拾い上げて告げる。
――君を僕の世界に送りたい。そしてその生きざまで僕を楽しませてくれないか、と。
その他色々な取引を経て、和人は二度目の生を異世界で受けることになるのだが……
【完結】異世界召喚されたのはこの俺で間違いない?
苔原りゐ
ファンタジー
アデルは平凡で退屈な人生を送っていたが、ある日、突然異世界に召喚される。だがその世界で彼を待ち受けていたのは、期待された「勇者」ではなく、無能と蔑まれる「薄汚いエルフの末裔」としての扱いだった。城から追い出された彼は、優しさと強さを持つ女性エリザと、その娘リリに出会い、二人に拾われ新しい生活を始める。
町や森では不気味な霧や異形の怪物が出現し、人々は奴らに怯える。アデルは「影の王」と呼ばれる存在と接触し、その力に巻き込まれながらも、戦う決意を固める。
戦闘の中でアデルは能力を覚醒させるが、その力は彼自身の命を削る危険なものだった。影の王が放つ怪物や試練に立ち向かう中で、アデルはその力の正体や、自身の真実を求める旅に出ることになる。
俺のスキルが回復魔『法』じゃなくて、回復魔『王』なんですけど?
八神 凪
ファンタジー
ある日、バイト帰りに熱血アニソンを熱唱しながら赤信号を渡り、案の定あっけなくダンプに轢かれて死んだ
『壽命 懸(じゅみょう かける)』
しかし例によって、彼の求める異世界への扉を開くことになる。
だが、女神アウロラの陰謀(という名の嫌がらせ)により、異端な「回復魔王」となって……。
異世界ペンデュース。そこで彼を待ち受ける運命とは?
封印されていたおじさん、500年後の世界で無双する
鶴井こう
ファンタジー
「魔王を押さえつけている今のうちに、俺ごとやれ!」と自ら犠牲になり、自分ごと魔王を封印した英雄ゼノン・ウェンライト。
突然目が覚めたと思ったら五百年後の世界だった。
しかもそこには弱体化して少女になっていた魔王もいた。
魔王を監視しつつ、とりあえず生活の金を稼ごうと、冒険者協会の門を叩くゼノン。
英雄ゼノンこと冒険者トントンは、おじさんだと馬鹿にされても気にせず、時代が変わってもその強さで無双し伝説を次々と作っていく。
魔法物語 - 倒したモンスターの魔法を習得する加護がチートすぎる件について -
花京院 光
ファンタジー
全ての生命が生まれながらにして持つ魔力。
魔力によって作られる魔法は、日常生活を潤し、モンスターの魔の手から地域を守る。
十五歳の誕生日を迎え、魔術師になる夢を叶えるために、俺は魔法都市を目指して旅に出た。
俺は旅の途中で、「討伐したモンスターの魔法を習得する」という反則的な加護を手に入れた……。
モンスターが巣食う剣と魔法の世界で、チート級の能力に慢心しない主人公が、努力を重ねて魔術師を目指す物語です。
レベル上限5の解体士 解体しかできない役立たずだったけど5レベルになったら世界が変わりました
カムイイムカ(神威異夢華)
ファンタジー
前世で不慮な事故で死んだ僕、今の名はティル
異世界に転生できたのはいいけど、チートは持っていなかったから大変だった
孤児として孤児院で育った僕は育ての親のシスター、エレステナさんに何かできないかといつも思っていた
そう思っていたある日、いつも働いていた冒険者ギルドの解体室で魔物の解体をしていると、まだ死んでいない魔物が混ざっていた
その魔物を解体して絶命させると5レベルとなり上限に達したんだ。普通の人は上限が99と言われているのに僕は5おかしな話だ。
5レベルになったら世界が変わりました
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる