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商会立ち上げ編
第26話 番外編③月下の海戦(2)
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ヴェルデ岬付近では常に東から西に貿易風が吹いているので、アフリカ沿岸沿いに南下する船はこの辺りでは左舷側からの横風を受けながら進むことになる。
日ノ本の若者たちを乗せたオランダの貿易船もまた南下の途上にあったので、舳先を南に向けて停泊していたところに風上にあたる東側から海賊船の襲撃を受けることになった。
見張りの当直についていた彰吾と権之助の働きにより、海賊船がまだ2マイル(約3.7km)離れている早期に発見できたので不意を打たれることはなかったものの、停船状態から動きだしたばかりな上に横風でなかなか速度を上げられない鈍重なキャラックに対し、追い風を受けてぐんぐんと追いすがる快速のブリッグでは船足があまりにも違いすぎ、ついに海賊船はオランダ船の左舷後方30ヤード(約27㍍)にまで追い付いて来ていた。
「砲門、開け! 大砲、押し出せ!」
甲板で指揮を執る彰吾の号令で、1門あたり3人がかりで一斉に左舷側の5門のセーカー砲が砲門から押し出される。ここまですれば、撃つだけなら1人の砲手でできる。
「砲手以外は銃を隠し持ちなさい。船縁を盾に敵から見えないように」
彰吾と共にいるアネッタの指示で、大砲の砲手以外の2人は船縁の陰に隠してあったマスケット銃をこっそりと手元に引き寄せる。
「ゴンの狙撃を合図に、上級船員、狙い撃て。大砲は俺の合図、待て」
「敵の船長以外の上級船員、航海士や水夫長がどいつか、今のうちに見極めておくのよ」
彰吾とアネッタが甲板を歩いていき、それぞれの大砲のそばに待機する者たちに具体的な指示を出していく。敵にこちらの狙いに気づかせないよう、大声での指示は出さず、指示を受ける側も軽く頷いたり小声での返事に留め、静かに士気を高めていく。
一方で、海賊船では船長がメガホンを片手に大声で喚き、海賊たちを煽っている。
「てめぇら! 敵の砲手の発射の兆候を見落とすんじゃねぇぞ! 敵が大砲をぶっぱなそうとしたら甲板に伏せてやり過ごせ!!」
「「「うおぉぉう!」」」
「撃った砲手のつらぁしっかり覚えとけよ! そいつは誰よりも惨たらしく殺してやれぃ!!」
「「「うおぉぉう!」」」
そしてついに追いついた海賊船がオランダ船の左舷側20ヤード(約18㍍)の距離で並走する。
「面舵いっぱぁい! 敵船に接舷して斬り込めぇぇ!!」
船長の号令に海賊船の操舵手が舵輪を一気に右に回した瞬間──
──ダァァァンッ!
一発の銃声が鳴り響き、眉間を撃ち抜かれた船長が糸の切れた操り人形のように崩れ落ち、メガホンが甲板に転がった。
一瞬の沈黙の後、騒然となる海賊船。
「ハウエル! しっかりしろ!」「デイビス船長がやられたぞ!」「くそっ! どっから撃ってきやがった!?」
予想していなかった不意打ちの狙撃に浮き足立つ海賊たちに聞こえるように、アボット船長が声を張り上げる。
「敵の船長を討ち取ったぞぉぉ!! 次は敵の航海士と水夫長を狙い撃てぇぇ!!」
その声が聞こえた海賊たちがついとっさに航海士と水夫長の方を見てしまったのを見逃す彰吾ではない。手に持った十手で敵の航海士と水夫長を指し示す。
「あの2人だ! 撃て!!」
──ダダァァン!! ダァァァン!! ダダァァン!!
銃を隠し持っていた者たちが一斉に構えて撃ち放つ。狙撃に特化した権之助の火縄銃に比べれば射撃精度の低いフリントロック式のマスケット銃でも、たった20ヤードの近距離から2人のターゲットに10丁分の統制射撃が集中すれば一堪りもない。
「ぎゃあっ!」「ぐはっ!」
即死には至らなかったものの、何発もの銃弾を身に受けた航海士と水夫長が血まみれになって甲板に倒れて悶絶し、その様子を見た海賊たちが怖じ気づき、慌てふためく。
その間にも両船の距離は縮まっており、物を投げれば届くほどの10ヤード(約9㍍)まで近づいたその時、海賊船の甲板に漣がマスト上から煙玉をいくつか投げ込み、次弾装填を済ませた権之助の火縄銃が再び火を噴いた。
──ダァァァンッ!
海賊船の甲板に煙が充満するのと、操舵手が狙撃に倒れるのはほぼ同時だった。主を失った舵輪が反発で反対側にがらがらと空回りし、その反動で海賊船の船体が大きく横揺れする。
この時、指揮を執る上級船員たちがことごとく銃撃に倒れ、充満する煙でパニックを起こした海賊たちの頭からはすでに敵の大砲のことなど完全に抜け落ちていた。そのタイミングを待っていた彰吾が容赦なく砲撃命令を下す。
「片舷斉射! 撃てぇぇ!!」「後座する大砲から離れなさい!」
──ドドドドドォォォン!!
左舷側5門のセーカー砲が一斉に火を噴くと同時に激しく後退し、船体と大砲を繋いでいる太いロープがビンッと低い弦音を立てる。
1門あたり12発の散弾と大量のガラス片の暴風が海賊船の甲板上を吹き荒れ、無防備に立ち上がっていた者たちを一瞬で物言わぬ肉塊に変え、多くの者に手傷を負わせた。
「よおぉし! 十分だ! このまま逃げるぞ! 面舵で進路は西だ。帆を回せ!!」
アボット船長の指示に全員がすぐに操帆用のロープに駆け寄る。風の力で走る帆船の舵取りは舵輪を回すだけではない。船の旋回に合わせてマストを回して常に帆が風を受けれるようにしなければならない。
帆を回す準備ができたのを確認してからアボット船長が舵輪を大きく右に回して進路を西に向け、適切な角度に回された帆は真後ろからの貿易風を受けて大きく膨らみ、船はたちまち速度を上げながら沖に向かって走り出した。
海賊船の方はそんなオランダ船の動きに対応できない。それどころか追う素振りもなく、そのまま惰性で南に進路を取ったまましだいに離れていき、やがて夜の闇の中に消えていった。
権之助の目でも海賊船が見えなくなり、敵が完全にこちらへの追撃を断念したことが明らかになってようやくアボット船長が戦闘の終了を宣言したが、その時までに船はかなり沖まで出てしまっていた。
「船長、これから、どうする?」
「そうだな、この沖合いにカーサ・ヴェルデ諸島があるからまずはそこを目指すぞ。沿岸沿いは海賊が多いから沖合いを南下して喜望峰に向かおう。……だが、嫌な風になってきたな」
この辺りで常に吹いている貿易風の東風。そこに湿気が混ざりはじめていることにアボット船長は感じ取っていた。
「嵐が来る?」
「おそらくな。本格的に荒れる前にカーサ・ヴェルデ諸島の港に入れればいいんだがな」
彰吾が背後を振り返ればアフリカ大陸の稜線のシルエットの向こうからわき起こった黒い雲がどんどん空全体に広がりつつあった。
同時刻、海賊船にて。
「くそっ! かなり手酷くやられちまったな」「なんだってんだあの船は!」「船長たちまでやられちまってどうすんだよこれから」
甲板に並べられた、先の戦闘での死者たちの多さに生き残った海賊たちが途方に暮れる。並べられた死体の中には船長のハウエル・デイビスを筆頭に航海士や水夫長や操舵手といったこれまで船の意思決定に携わってきた高級船員たちまで含まれている。
「こうなっちまった以上、まずは新しい船長を決めるしかねぇだろう」
古参の海賊の1人がそう言うと、周りの者たちが期待を籠めてその男を見る。
「いや、俺はやらねえぜ? そもそも俺ぁバカだから船長なんかできねぇよ。俺ぁバーソロミューがいいと思うんだがよ」
「はぁ? オレか? おいおい、オレはほんの数週間前まで堅気だった海賊初心者だぜ? 船長やるなら他に誰かいるだろ?」
指名された30代半ばの中年男、バーソロミュー・ロバーツが同意を求めて周りを見回すが、意外にも反対する者はいなかった。
「バーソロミューか。いいんじゃねぇか?」「お前は元々貿易船の航海士だったしな」「頭も切れるし度胸もある。俺も賛成だ」「ロバーツなら文句はねぇ」
「おいおい、冗談キツいぜ。誰か反対しろよ」
乗り気でないバーソロミューに古参の連中が懇願する。
「頼むぜバーソロミュー。古参の俺たちが幹部じゃなかったのはその器じゃなかったからだ。お前がやってくれるんなら俺たちは全力で支えるからよぉ」
「そうだぜ。おめぇしかいねぇんだよ」
「おれらじゃ誰が船長になってもうまくいかねぇよ」
しばらくの問答の末にとうとうバーソロミューが折れる。
「あー、もう、分かったよ! やりゃあいいんだろ。その代わりオレのやり方に文句つけんじゃねえぞ!」
新たな船長の誕生に海賊たちが拍手喝采する。
かくして、後に黒の準男爵や海賊王と呼ばれるようになる伝説の海賊船長が歴史の表舞台に登場したのだった。
【作者コメント】
とりあえず番外編はここまでで次回から本編に戻ります。軽い新キャラ紹介のつもりが……どうしてこうなった
バーソロミュー・ロバーツが船長になる経緯が史実とは異なりますが、そこはまあフィクションということで。
この作中には有名どころの海賊が他にも登場予定ですが、史実に厳密に寄せすぎると活動期間の関係上、出したくても出せなくなる人物もいますので、その辺の歴史考証は緩めになっています。
むしろ本来なら活動期間の重なっていない海賊たちを同時に登場させたいがためにガチの歴史小説としてではなく歴史風味のVR実況小説というスタイルを選んだという経緯があります。
舞台背景は1720年前後、登場人物はその前後10年以内ぐらいですかね。だから有名でも活動期間がそれより離れているヘンリー・モーガンとかフランシス・ドレイクとかキャップテン・キッドなんかは登場しません。
日ノ本の若者たちを乗せたオランダの貿易船もまた南下の途上にあったので、舳先を南に向けて停泊していたところに風上にあたる東側から海賊船の襲撃を受けることになった。
見張りの当直についていた彰吾と権之助の働きにより、海賊船がまだ2マイル(約3.7km)離れている早期に発見できたので不意を打たれることはなかったものの、停船状態から動きだしたばかりな上に横風でなかなか速度を上げられない鈍重なキャラックに対し、追い風を受けてぐんぐんと追いすがる快速のブリッグでは船足があまりにも違いすぎ、ついに海賊船はオランダ船の左舷後方30ヤード(約27㍍)にまで追い付いて来ていた。
「砲門、開け! 大砲、押し出せ!」
甲板で指揮を執る彰吾の号令で、1門あたり3人がかりで一斉に左舷側の5門のセーカー砲が砲門から押し出される。ここまですれば、撃つだけなら1人の砲手でできる。
「砲手以外は銃を隠し持ちなさい。船縁を盾に敵から見えないように」
彰吾と共にいるアネッタの指示で、大砲の砲手以外の2人は船縁の陰に隠してあったマスケット銃をこっそりと手元に引き寄せる。
「ゴンの狙撃を合図に、上級船員、狙い撃て。大砲は俺の合図、待て」
「敵の船長以外の上級船員、航海士や水夫長がどいつか、今のうちに見極めておくのよ」
彰吾とアネッタが甲板を歩いていき、それぞれの大砲のそばに待機する者たちに具体的な指示を出していく。敵にこちらの狙いに気づかせないよう、大声での指示は出さず、指示を受ける側も軽く頷いたり小声での返事に留め、静かに士気を高めていく。
一方で、海賊船では船長がメガホンを片手に大声で喚き、海賊たちを煽っている。
「てめぇら! 敵の砲手の発射の兆候を見落とすんじゃねぇぞ! 敵が大砲をぶっぱなそうとしたら甲板に伏せてやり過ごせ!!」
「「「うおぉぉう!」」」
「撃った砲手のつらぁしっかり覚えとけよ! そいつは誰よりも惨たらしく殺してやれぃ!!」
「「「うおぉぉう!」」」
そしてついに追いついた海賊船がオランダ船の左舷側20ヤード(約18㍍)の距離で並走する。
「面舵いっぱぁい! 敵船に接舷して斬り込めぇぇ!!」
船長の号令に海賊船の操舵手が舵輪を一気に右に回した瞬間──
──ダァァァンッ!
一発の銃声が鳴り響き、眉間を撃ち抜かれた船長が糸の切れた操り人形のように崩れ落ち、メガホンが甲板に転がった。
一瞬の沈黙の後、騒然となる海賊船。
「ハウエル! しっかりしろ!」「デイビス船長がやられたぞ!」「くそっ! どっから撃ってきやがった!?」
予想していなかった不意打ちの狙撃に浮き足立つ海賊たちに聞こえるように、アボット船長が声を張り上げる。
「敵の船長を討ち取ったぞぉぉ!! 次は敵の航海士と水夫長を狙い撃てぇぇ!!」
その声が聞こえた海賊たちがついとっさに航海士と水夫長の方を見てしまったのを見逃す彰吾ではない。手に持った十手で敵の航海士と水夫長を指し示す。
「あの2人だ! 撃て!!」
──ダダァァン!! ダァァァン!! ダダァァン!!
銃を隠し持っていた者たちが一斉に構えて撃ち放つ。狙撃に特化した権之助の火縄銃に比べれば射撃精度の低いフリントロック式のマスケット銃でも、たった20ヤードの近距離から2人のターゲットに10丁分の統制射撃が集中すれば一堪りもない。
「ぎゃあっ!」「ぐはっ!」
即死には至らなかったものの、何発もの銃弾を身に受けた航海士と水夫長が血まみれになって甲板に倒れて悶絶し、その様子を見た海賊たちが怖じ気づき、慌てふためく。
その間にも両船の距離は縮まっており、物を投げれば届くほどの10ヤード(約9㍍)まで近づいたその時、海賊船の甲板に漣がマスト上から煙玉をいくつか投げ込み、次弾装填を済ませた権之助の火縄銃が再び火を噴いた。
──ダァァァンッ!
海賊船の甲板に煙が充満するのと、操舵手が狙撃に倒れるのはほぼ同時だった。主を失った舵輪が反発で反対側にがらがらと空回りし、その反動で海賊船の船体が大きく横揺れする。
この時、指揮を執る上級船員たちがことごとく銃撃に倒れ、充満する煙でパニックを起こした海賊たちの頭からはすでに敵の大砲のことなど完全に抜け落ちていた。そのタイミングを待っていた彰吾が容赦なく砲撃命令を下す。
「片舷斉射! 撃てぇぇ!!」「後座する大砲から離れなさい!」
──ドドドドドォォォン!!
左舷側5門のセーカー砲が一斉に火を噴くと同時に激しく後退し、船体と大砲を繋いでいる太いロープがビンッと低い弦音を立てる。
1門あたり12発の散弾と大量のガラス片の暴風が海賊船の甲板上を吹き荒れ、無防備に立ち上がっていた者たちを一瞬で物言わぬ肉塊に変え、多くの者に手傷を負わせた。
「よおぉし! 十分だ! このまま逃げるぞ! 面舵で進路は西だ。帆を回せ!!」
アボット船長の指示に全員がすぐに操帆用のロープに駆け寄る。風の力で走る帆船の舵取りは舵輪を回すだけではない。船の旋回に合わせてマストを回して常に帆が風を受けれるようにしなければならない。
帆を回す準備ができたのを確認してからアボット船長が舵輪を大きく右に回して進路を西に向け、適切な角度に回された帆は真後ろからの貿易風を受けて大きく膨らみ、船はたちまち速度を上げながら沖に向かって走り出した。
海賊船の方はそんなオランダ船の動きに対応できない。それどころか追う素振りもなく、そのまま惰性で南に進路を取ったまましだいに離れていき、やがて夜の闇の中に消えていった。
権之助の目でも海賊船が見えなくなり、敵が完全にこちらへの追撃を断念したことが明らかになってようやくアボット船長が戦闘の終了を宣言したが、その時までに船はかなり沖まで出てしまっていた。
「船長、これから、どうする?」
「そうだな、この沖合いにカーサ・ヴェルデ諸島があるからまずはそこを目指すぞ。沿岸沿いは海賊が多いから沖合いを南下して喜望峰に向かおう。……だが、嫌な風になってきたな」
この辺りで常に吹いている貿易風の東風。そこに湿気が混ざりはじめていることにアボット船長は感じ取っていた。
「嵐が来る?」
「おそらくな。本格的に荒れる前にカーサ・ヴェルデ諸島の港に入れればいいんだがな」
彰吾が背後を振り返ればアフリカ大陸の稜線のシルエットの向こうからわき起こった黒い雲がどんどん空全体に広がりつつあった。
同時刻、海賊船にて。
「くそっ! かなり手酷くやられちまったな」「なんだってんだあの船は!」「船長たちまでやられちまってどうすんだよこれから」
甲板に並べられた、先の戦闘での死者たちの多さに生き残った海賊たちが途方に暮れる。並べられた死体の中には船長のハウエル・デイビスを筆頭に航海士や水夫長や操舵手といったこれまで船の意思決定に携わってきた高級船員たちまで含まれている。
「こうなっちまった以上、まずは新しい船長を決めるしかねぇだろう」
古参の海賊の1人がそう言うと、周りの者たちが期待を籠めてその男を見る。
「いや、俺はやらねえぜ? そもそも俺ぁバカだから船長なんかできねぇよ。俺ぁバーソロミューがいいと思うんだがよ」
「はぁ? オレか? おいおい、オレはほんの数週間前まで堅気だった海賊初心者だぜ? 船長やるなら他に誰かいるだろ?」
指名された30代半ばの中年男、バーソロミュー・ロバーツが同意を求めて周りを見回すが、意外にも反対する者はいなかった。
「バーソロミューか。いいんじゃねぇか?」「お前は元々貿易船の航海士だったしな」「頭も切れるし度胸もある。俺も賛成だ」「ロバーツなら文句はねぇ」
「おいおい、冗談キツいぜ。誰か反対しろよ」
乗り気でないバーソロミューに古参の連中が懇願する。
「頼むぜバーソロミュー。古参の俺たちが幹部じゃなかったのはその器じゃなかったからだ。お前がやってくれるんなら俺たちは全力で支えるからよぉ」
「そうだぜ。おめぇしかいねぇんだよ」
「おれらじゃ誰が船長になってもうまくいかねぇよ」
しばらくの問答の末にとうとうバーソロミューが折れる。
「あー、もう、分かったよ! やりゃあいいんだろ。その代わりオレのやり方に文句つけんじゃねえぞ!」
新たな船長の誕生に海賊たちが拍手喝采する。
かくして、後に黒の準男爵や海賊王と呼ばれるようになる伝説の海賊船長が歴史の表舞台に登場したのだった。
【作者コメント】
とりあえず番外編はここまでで次回から本編に戻ります。軽い新キャラ紹介のつもりが……どうしてこうなった
バーソロミュー・ロバーツが船長になる経緯が史実とは異なりますが、そこはまあフィクションということで。
この作中には有名どころの海賊が他にも登場予定ですが、史実に厳密に寄せすぎると活動期間の関係上、出したくても出せなくなる人物もいますので、その辺の歴史考証は緩めになっています。
むしろ本来なら活動期間の重なっていない海賊たちを同時に登場させたいがためにガチの歴史小説としてではなく歴史風味のVR実況小説というスタイルを選んだという経緯があります。
舞台背景は1720年前後、登場人物はその前後10年以内ぐらいですかね。だから有名でも活動期間がそれより離れているヘンリー・モーガンとかフランシス・ドレイクとかキャップテン・キッドなんかは登場しません。
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