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7.始まりの予感(香奈)
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鼻をくすぐるコーヒーの薫りにハッと我に返る。コーヒーは正直なところ、飲めなくはないけど取り立てて好きでもなかった。でも、なんかこのコーヒーは匂いからしてちょっと違う。お父さんが毎朝飲んでるコーヒーに比べてずいぶんとエレガントな匂いで、どんな味がするんだろうと興味が涌いた。
そして、砂糖もミルクも入れないブラックで一口すすってみて、言葉を失った。
「────っ!?」
な、なんこれ!? こんなん、あたしの知ってるコーヒーちゃうやん。
苦味がまるで無くて、酸っぱさも無くて、まろやかな口当たりと深みのある味わい。そして口に中で広がる独特のエキゾチックな風味。これがコーヒーなんて、こんなに美味しいコーヒーがあるなんて知らなかった。
「なんですかこのコーヒー? こんなに美味しいコーヒー、飲んだことないです!」
思わず訊ねると、イタズラが成功した子供みたいな笑顔のお姉さん。
「うふふ。むっちゃ美味しいやろ? これな、松阪の焙煎所『ふぉれすとこーひー』さんから毎週取り寄せとるスペシャルティコーヒーなんよ。エチオピアのグジ地区で生産されたナチュラル精製のシングルオリジンなんやに」
呪文かな? 言ってることは分からないけど、なんとなく凄そうってのは分かった。
「なんかよく分からないけど、今まで飲んだコーヒーと全然違うんはわかります」
「あはは。基礎知識なしに聞いてもわからんよなー。ざっくり説明するとスペシャルティコーヒーってのはこだわりの農家さんがきちんと管理して丁寧に作った特別なコーヒー豆のこと。お米に例えるなら新潟県魚沼市の米農家の山田さんが作った特級のコシヒカリ──みたいな生産者まで特定できるコーヒー豆ってことね。シングルオリジンってのはブレンドしてない一つの農園の単一品種の豆のことで、個性がはっきりしとるんが特徴やね」
「な、なるほど」
「グジ地区っていうのはエチオピアでも特別美味しいコーヒーの生産地として有名な場所でな。収穫したコーヒー豆を天日干しで乾かす昔ながらのナチュラル精製法で処理されたコーヒー豆は、この独特のエレガントな『貴婦人の香り』と呼ばれる特徴的な匂いになるんよね」
「はー、貴婦人の香りですか。コーヒーって奥深いんですね。でも、そんだけ特別なコーヒーならこんなに美味しいんも納得です」
「うふふ。うちも初めてマスターの淹れるスペシャルティコーヒーを飲んだ時はそんな感じやったわ。でも、うちが淹れたコーヒーでもその反応貰えたんは嬉しいなぁ。ちょっとマスターの気持ちが理解できたかも」
「あ、そういえばそのマスターさんの姿は見えませんけど、お姉さん一人ですか?」
「あー、マスターはすごい忙しい人でなー、昼間は別の仕事をしとるからほとんどここにはおらんのよなー。夜中から朝まででパンとサンドイッチの製造を終わらせて、朝、うちが出勤したら入れ替わりでパンの配達に出て、そのまま次の仕事に行っちゃうから、うちが一応雇われ店長みたいな感じやね」
「はー、お姉さんも若いのに一人で店長って大変ですね」
「そやにー。でも慣れるまではマスターが付いとってくれてたし、ここの店はSNSとかタウン情報誌やサイトに掲載してへんから常連さんも地元の人らメインで客層めっちゃええから助かっとるんよね。それでも常連さんもクチコミでぼちぼち増えとるから一人やとやっぱり大変やね」
「あ、確かにうちのお母さんも近所の人から評判を聞いて、今朝、ここの食パンをお父さんに買ってきてもらってました。その食パンがめっちゃ美味しくて、メロンパンとクロワッサンが特に美味しいって話やったからあたしも学校帰りに寄ってみようかなって」
「うふふ。そう、それなんよね。時間はかかるけどやっぱり最終的に生き残る飲食店は地元民に愛される店なんやっていうのがマスターのモットーなんよね。ささ、せっかくのパンとコーヒーが冷めちゃうから食べてなー」
「あ、はい。いただきます」
お姉さんとの会話が楽しくてついつい話し込んでしまった。家族以外の人間とこんなに話すのなんか久しぶりやなぁ。学校でも宮本君以外とはぜんぜん話さんし。
気を取り直してメロンパンを手に取る。メロンの表面にはグラニュー糖ではなく粒の大きいザラメ糖がまぶしてあり、バターとシナモンの匂いに思わず喉がごくりと鳴る。
──サクッ
かぶりついたメロン皮はサックサクで、中のパンは卵の味が濃いしっとりとした甘いパンで、あたしの知ってるメロン皮がベタベタしてて中のパンがパサパサのメロンパンとはもう、根本的に違うものだった。
な、なんこれ! うまっ! すごい。これは評判になるのも納得やわ。
さっき話を聞いてた時は本当に宣伝しなくて大丈夫なんかな、と思ってたけど、こんなパン食べてしまったらもう他所のパンでは満足できないだろうから、さぞかしリピート率は高いことだろう。あたしも絶対また来る。
メロンパンをあっという間に食べきってしまって、コーヒーで口をリセットしてクロワッサンに取りかかる。
──ザクッ
「────っ!」
もはや言葉にならない。筆舌に尽くしがたいとはこのことか。
噛んだ瞬間に口の中でバラバラに砕け、濃厚なバターとこんがり焼けたパンの香りが圧倒的な存在感であたしの味覚を支配し蹂躙する。もう、屈伏するしかない。マーガリンを使わずにバターだけで作ったらクロワッサンってここまで美味しくなるの? それともここのバターが特別なの? いずれにせよ、バターってこんなに美味しいんだと分からされる味だった。
そして再びコーヒーを一口含んだ瞬間に、口に残るバターの余韻とスペシャルティコーヒーの強い個性が混ざり合い、絶妙な美味しさへと昇華させ、飲み終えた後になんとも言えない幸せな気持ちになってしまった。
あー、なんやろ。めっちゃ美味しかったし、落ち着くし、めっちゃほっこりしてまった。はー、癒される……。
なるほど。美味しいものって人を幸せにするんやな。実感を伴って納得できた。
あたしがイート席でまったりしている間も、次から次にお客さんが来ては買い物とお姉さんとの会話を楽しみながら笑顔で帰っていく。コミュ力高いなー。
ああ、なんかこういう仕事ってええよなぁ。とりあえず、常連であろうお客さんたちがみんなそう呼んでいるのでお姉さんの名前が『サラ』であることは分かった。
「サラちゃん、おまけしてくれておおきんな。また来るでな」
「いえいえ。もう最後やったからあまり選べなくてごめんなー。また来てなー。おおきにー」
さほど時間も立たずにとうとう1個も残らずに売り切れてしまった。正確には最後にきたおばちゃんにサラさんが最後に1、2個残ってたパンをおまけに付けてあげてたんだけど。
サラさんが入り口のオープンの札を裏返してクローズにして、外の幟を片付け始めたので、あたしも席を立つ。
「あの、あたしも帰ります。めっちゃ美味しかったです。また来ますねサラ先輩」
「あ、うちの名前覚えてくれたんやな。おおきんな。また来てな! えーと……」
「香奈。大倉香奈です」
「香奈ちゃんやな。うん。覚えた。待っとんでな」
「はい。ごちそうさまでした」
──カラン、カラン♪
店の外に出ると、やけに空が青く感じられて、店のすぐそばにある三郷山の新緑の鮮やかさとちょうど咲いている藤の花の薄紫色が綺麗だなーと気づいて、なんだか急に視界がセピアからフルカラーに変わったような気がした。
ずっとあった胸のつかえが取れて、心が晴れやかになっていて、何か新しいことに挑戦してみたいと高揚感さえ感じていた。
ここに入る時は気づきもしなかったけど、ここから少し離れた高台にあるあたしの家がはっきり見えている。そりゃうちからここが見えるんだからこっちからも当然見えるよね。そんなことにも気づかないほど、今までのあたしには余裕がなく、視野も狭かったんだなと思い知らされた。
【作者コメント】
ワイズベーカリーがコーヒー豆を仕入れているフォレストコーヒーにもモデルになっている実在の焙煎所兼スペシャルティコーヒー専門店があります。実名出しは控えますがヒントはだいぶ出てるので特定は難しくないかな、と。
そして、砂糖もミルクも入れないブラックで一口すすってみて、言葉を失った。
「────っ!?」
な、なんこれ!? こんなん、あたしの知ってるコーヒーちゃうやん。
苦味がまるで無くて、酸っぱさも無くて、まろやかな口当たりと深みのある味わい。そして口に中で広がる独特のエキゾチックな風味。これがコーヒーなんて、こんなに美味しいコーヒーがあるなんて知らなかった。
「なんですかこのコーヒー? こんなに美味しいコーヒー、飲んだことないです!」
思わず訊ねると、イタズラが成功した子供みたいな笑顔のお姉さん。
「うふふ。むっちゃ美味しいやろ? これな、松阪の焙煎所『ふぉれすとこーひー』さんから毎週取り寄せとるスペシャルティコーヒーなんよ。エチオピアのグジ地区で生産されたナチュラル精製のシングルオリジンなんやに」
呪文かな? 言ってることは分からないけど、なんとなく凄そうってのは分かった。
「なんかよく分からないけど、今まで飲んだコーヒーと全然違うんはわかります」
「あはは。基礎知識なしに聞いてもわからんよなー。ざっくり説明するとスペシャルティコーヒーってのはこだわりの農家さんがきちんと管理して丁寧に作った特別なコーヒー豆のこと。お米に例えるなら新潟県魚沼市の米農家の山田さんが作った特級のコシヒカリ──みたいな生産者まで特定できるコーヒー豆ってことね。シングルオリジンってのはブレンドしてない一つの農園の単一品種の豆のことで、個性がはっきりしとるんが特徴やね」
「な、なるほど」
「グジ地区っていうのはエチオピアでも特別美味しいコーヒーの生産地として有名な場所でな。収穫したコーヒー豆を天日干しで乾かす昔ながらのナチュラル精製法で処理されたコーヒー豆は、この独特のエレガントな『貴婦人の香り』と呼ばれる特徴的な匂いになるんよね」
「はー、貴婦人の香りですか。コーヒーって奥深いんですね。でも、そんだけ特別なコーヒーならこんなに美味しいんも納得です」
「うふふ。うちも初めてマスターの淹れるスペシャルティコーヒーを飲んだ時はそんな感じやったわ。でも、うちが淹れたコーヒーでもその反応貰えたんは嬉しいなぁ。ちょっとマスターの気持ちが理解できたかも」
「あ、そういえばそのマスターさんの姿は見えませんけど、お姉さん一人ですか?」
「あー、マスターはすごい忙しい人でなー、昼間は別の仕事をしとるからほとんどここにはおらんのよなー。夜中から朝まででパンとサンドイッチの製造を終わらせて、朝、うちが出勤したら入れ替わりでパンの配達に出て、そのまま次の仕事に行っちゃうから、うちが一応雇われ店長みたいな感じやね」
「はー、お姉さんも若いのに一人で店長って大変ですね」
「そやにー。でも慣れるまではマスターが付いとってくれてたし、ここの店はSNSとかタウン情報誌やサイトに掲載してへんから常連さんも地元の人らメインで客層めっちゃええから助かっとるんよね。それでも常連さんもクチコミでぼちぼち増えとるから一人やとやっぱり大変やね」
「あ、確かにうちのお母さんも近所の人から評判を聞いて、今朝、ここの食パンをお父さんに買ってきてもらってました。その食パンがめっちゃ美味しくて、メロンパンとクロワッサンが特に美味しいって話やったからあたしも学校帰りに寄ってみようかなって」
「うふふ。そう、それなんよね。時間はかかるけどやっぱり最終的に生き残る飲食店は地元民に愛される店なんやっていうのがマスターのモットーなんよね。ささ、せっかくのパンとコーヒーが冷めちゃうから食べてなー」
「あ、はい。いただきます」
お姉さんとの会話が楽しくてついつい話し込んでしまった。家族以外の人間とこんなに話すのなんか久しぶりやなぁ。学校でも宮本君以外とはぜんぜん話さんし。
気を取り直してメロンパンを手に取る。メロンの表面にはグラニュー糖ではなく粒の大きいザラメ糖がまぶしてあり、バターとシナモンの匂いに思わず喉がごくりと鳴る。
──サクッ
かぶりついたメロン皮はサックサクで、中のパンは卵の味が濃いしっとりとした甘いパンで、あたしの知ってるメロン皮がベタベタしてて中のパンがパサパサのメロンパンとはもう、根本的に違うものだった。
な、なんこれ! うまっ! すごい。これは評判になるのも納得やわ。
さっき話を聞いてた時は本当に宣伝しなくて大丈夫なんかな、と思ってたけど、こんなパン食べてしまったらもう他所のパンでは満足できないだろうから、さぞかしリピート率は高いことだろう。あたしも絶対また来る。
メロンパンをあっという間に食べきってしまって、コーヒーで口をリセットしてクロワッサンに取りかかる。
──ザクッ
「────っ!」
もはや言葉にならない。筆舌に尽くしがたいとはこのことか。
噛んだ瞬間に口の中でバラバラに砕け、濃厚なバターとこんがり焼けたパンの香りが圧倒的な存在感であたしの味覚を支配し蹂躙する。もう、屈伏するしかない。マーガリンを使わずにバターだけで作ったらクロワッサンってここまで美味しくなるの? それともここのバターが特別なの? いずれにせよ、バターってこんなに美味しいんだと分からされる味だった。
そして再びコーヒーを一口含んだ瞬間に、口に残るバターの余韻とスペシャルティコーヒーの強い個性が混ざり合い、絶妙な美味しさへと昇華させ、飲み終えた後になんとも言えない幸せな気持ちになってしまった。
あー、なんやろ。めっちゃ美味しかったし、落ち着くし、めっちゃほっこりしてまった。はー、癒される……。
なるほど。美味しいものって人を幸せにするんやな。実感を伴って納得できた。
あたしがイート席でまったりしている間も、次から次にお客さんが来ては買い物とお姉さんとの会話を楽しみながら笑顔で帰っていく。コミュ力高いなー。
ああ、なんかこういう仕事ってええよなぁ。とりあえず、常連であろうお客さんたちがみんなそう呼んでいるのでお姉さんの名前が『サラ』であることは分かった。
「サラちゃん、おまけしてくれておおきんな。また来るでな」
「いえいえ。もう最後やったからあまり選べなくてごめんなー。また来てなー。おおきにー」
さほど時間も立たずにとうとう1個も残らずに売り切れてしまった。正確には最後にきたおばちゃんにサラさんが最後に1、2個残ってたパンをおまけに付けてあげてたんだけど。
サラさんが入り口のオープンの札を裏返してクローズにして、外の幟を片付け始めたので、あたしも席を立つ。
「あの、あたしも帰ります。めっちゃ美味しかったです。また来ますねサラ先輩」
「あ、うちの名前覚えてくれたんやな。おおきんな。また来てな! えーと……」
「香奈。大倉香奈です」
「香奈ちゃんやな。うん。覚えた。待っとんでな」
「はい。ごちそうさまでした」
──カラン、カラン♪
店の外に出ると、やけに空が青く感じられて、店のすぐそばにある三郷山の新緑の鮮やかさとちょうど咲いている藤の花の薄紫色が綺麗だなーと気づいて、なんだか急に視界がセピアからフルカラーに変わったような気がした。
ずっとあった胸のつかえが取れて、心が晴れやかになっていて、何か新しいことに挑戦してみたいと高揚感さえ感じていた。
ここに入る時は気づきもしなかったけど、ここから少し離れた高台にあるあたしの家がはっきり見えている。そりゃうちからここが見えるんだからこっちからも当然見えるよね。そんなことにも気づかないほど、今までのあたしには余裕がなく、視野も狭かったんだなと思い知らされた。
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