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イリスはぎくっとした。
――正直、1回だけ、慌ててパッチを買いに走ったことがある。
数年前のこと。同い年だった元カレは、お互いが初めての恋人だった。
だから、一番最初に寝たときに不安で、イリスは朝が弱いにもかかわらず、早朝に薬局まで走ったのだった。
(初めてだったから、ゴムだけじゃ、不安だったんだよね……! 今なら、そんなの大丈夫って思うけど)
元カレに知られたら笑われそうで、イリスはそっと走って買ってきて、恋人が寝ている隣でこっそり脇腹に貼ったのだった。
しかし、そんな初々しい過去を、サイラスに言う必要はないだろう。
「い、いえいえ、一般論ですよ! 一般論……!」
するとサイラスはちょっと溜息をついて、再びマッサージを再開した。
「同じことならば、私が行うべきでしょう。だいたい、女子にだけ方法が充実していることそのものが、不公平と思いませんか」
「え……そうですかね?」
「男も薬を打ったり飲んだりして対策すべきです。少なくとも私は――あなたの身体を変えたいとは思わない。あなたはそのままでいい」
サイラスはイリスを見上げて言った。
「だって、私のほうが、より切実にあなたとの行為を求めているのですから」
その目は、どこまでも真面目で、真摯であった。
(わ、わぁ……)
イリスはちょっと驚いて――そして、胸の中がおどろくほどあったかくなっていることに気が付いた。
(た、ただの発情期の発散相手……なのに、こんなに相手をいたわってくれる、なんて)
イリスは思わず、感極まってぎゅっと目を閉じた。
(うっ……えらい! 感動しました……!)
なんて律儀な人なんだろう。
いやもしかしたら、あとあと面倒になることが嫌できっちり対策しているだけかもしれないが、それでも。
「あ、ありがとうございます……先生のお心遣い、痛み入ります……」
イリスは手を合わせて頭を下げた。
するとサイラスはちょっと面食らったような顔をしたあと、またクールな顔に戻った。
「足、どうですか」
彼がふと手を離したので、イリスは足をひょいと上げてみた。
「わ、さっきよりも軽くなってます! すごい」
痛みはちょっと残っているが、ずっと楽になった。
(こ、こんなことまで上手、なんてね……ッ)
イリスがちょっと劣等感の混ざった気持ちで感じ入っているうちに、サイラスはイリスの両足を大きなタオルで包んで拭いていた。
「あっ、いいですよ、やります自分で」
しかし彼はにべもなく言った。
「動かないで」
「あっはい……」
ふわっふわのバスタオルで、足をもこもこ拭かれていると、なんだかイリスはくすぐったいような不思議な気持ちになった。
(こんな風に人にしてもらうのって、いつぶりだろう。美味しいごはんを用意してもらって、身体も気遣ってもらって…)
ひょっとしたら、誰か男の人に、こんなに大事にしてもらったことなんて、初めてかもしれない。
(いい人……彼の恋人になる女の人は、幸せだろうな)
思わず、切ない気持ちになってしまう。
しかしイリスは、その気持ちを抑え込んだ。
(だ、ダメダメ! 私はそんなんじゃない、ただの発散相手なんだから)
イリスにだんだん、焦りと不安がわいてくる。
(いけない……こんなの)
きっと彼は、発情の発散を承諾したイリスに対して義を通すために、こんなに気遣ってくれているのだ。
だけど――こんなに優しくされ続ければ、イリスのほうは。
(勘違いして……す、好きになっちゃうじゃない)
彼の優しさにずぶずぶはまって、発散相手以上のものを求めるようになって、きっと迷惑をかける。
(そ、そんなの辛いじゃん――!)
イリスは立ち上がった。
「あ、ありがとうございました先生! 何から何まで!」
「いえ、私は……」
何か言おうとしたサイラスを、イリスはさえぎっていった。
「長居しすぎちゃったので、そろそろ失礼しますね……!」
するとサイラスは、少し目を見開いたあと、イリスに問うた。
「ですが、足は」
イリスは元気に請け負った。
「おかげさまで、もうよくなりました! ぜんぜん歩いて帰れますッ!」
きっぱり言い切ると、サイラスもそれ以上は何も言わなかった。
「……そうですか、わかりました」
あなたの服を取り込んでくるので待っていてください、と彼は背中を向けた。
――なんだか、ひどく落ち込んでいるような声だった。
◆
ありがとうございました、と重ねてお礼を伝えて、イリスは彼の家の玄関を出た。
お礼を言うイリスに、彼は引き止めるように言った。
「家まで気を付けて。週末は無理をしないで過ごしてください。何か身体に異変があれば、すぐ連絡を」
そして、イリスが出ていくまで、じっとひたむきに、イリスの顔を見つめていた。
ドアを出ていくとき――いや、出て行って歩いている今も、あの目の色にドキドキしている自分がいた。
(わかってる、先生はそういうつもりじゃない……だけど、なんだろう)
なんだか恋人みたいに大事にされている気がして、心の中が、ふわふわ高揚している感じがした。
(気遣ってもらえるのって、幸せなことなんだな)
自分ももっと、人を気遣えるようになりたいな……そんなことを思いながら歩いているイリスのつむじを、日差しがじりじり灼いていた。
イリスは太陽を見上げてあちゃあと思った。
(あっつい……日傘、おいてきちゃったなぁ……)
幸いメインストリートなので、立ち並ぶ建物の影に入りながら、道を進んでいく。
(結構にぎわってるな……)
土曜日の昼下がり。いささか暑くとも、通りは夏を満喫する人々であふれていた。
カフェのテラス席で大きなアイスを分け合っているカップルや、買い物袋を手に、信号待ちをしている夫婦。
それらを見て、イリスはちょっと苦い気持ちでほほ笑んだ。
(数か月前、別れたばっかりの時は、幸せそうなカップルばっかり目に入って、辛かったっけな)
初めての彼氏、フィズを、イリスはそれなりにちゃんと好きだった。けれど、何もかも初めての二人は、いろんな歯車がかみ合わなくて、結局うまくいかなかった。
別れた直後は、けっこう辛いものがあった。自分をたくさん責めもしたし、なんならその気持ちはまだ少し、心の中に残っている。けれど。
(なんだろう、もう、仲のよさそうな恋人たちを見ても、なんとも思わないや)
もうすぐ、半年たつ。だからさすがに、イリスは吹っ切れたのだろう。彼のことを思い出しても、身を切るような辛い気持ちではなく、ぼんやりと鈍い感傷のような気持ちを感じる。
それは多分。
(あれだな……先生とこうなったことも、あるのかもな)
たった一回、今日の朝、たくさん優しくしてもらったおかげで、イリスはなんだか、フィズと別れて寂しかった心の傷がちょっとふさがったような気がしたのだ。
(ありがとうございます、先生……)
しかしイリスは、自分を戒めた。
(けど! 勘違いはダメダメ!)
あくまで取引関係だということを、肝に銘じておかなければ。イリスはうなずいて、勇ましく自宅アパートまで歩いて帰った。
(はー、暑かった。シャワー浴びて、冷たいお茶でも飲もう……)
そう思いながらドアを開けると、はらりと足元に紙が落ちた。
「ん? 伝言メモ? 留守の間に誰かおいていったのかな?」
ぴらっと紙を開いて、げっ、とイリスは顔をしかめた。
「フィズ……⁉ 今更何の用⁉」
伝言メモには簡潔に、話したい事があるから時間を取ってくれないか、と書いてあった。
◆
ぱたん、とドアが閉まって、軽い足音が遠ざかっていく。
ぱたぱた……。
サイラスは玄関脇の窓をのぞいて、遠ざかっていくイリスの後ろ姿を確認した。
強い日差しの中、彼女は人込みにまぎれ、見えなくなった。
サイラスは、ぎゅっと目をつぶってうつむいた。
――あまりにも、甘く幸福な時間だった。
そしてそれが今、唐突に終わってしまった。
その喪失感を、サイラスは受け止めきれず立ち尽くしていた。
(イリス……)
この暑い中、どうして彼女は逃げるように帰っていってしまったのだろう。
ここに居るのが嫌になった? 食事や空間に飽きた?
(違う……そんなんじゃない)
サイラスは胸がキリキリするのを無視して、真実に目を向けた。
(私の発情が収まった。だから彼女は……帰ったんだ)
取引なのだ。事が終わったら、彼女はもうここにいる理由がない。
職場の嫌な上司――しかも淫魔である男のもとになんて。
わかっていたが、しかし、サイラスはなかなか玄関から離れられなかった。
窓枠を、無意識にぎゅっとつかむ。
(イリス……)
できることなら、引き止めたかった。家まで送ろうかと、ついていきたかった。
けれど、サイラスにはそんなことは到底できなかった。
(そんなことをして、もし彼女に嫌われたら……次は来ないといわれたら)
だから、彼女が帰りたいと言ったら、そうさせるしかないのだ。
(ああ……馬鹿だな、私は)
彼女が浸かったアロマの香りの立ち込める部屋で、サイラスは一人自分を嗤った。
こうなるのは、わかっていたのに。
――正直、1回だけ、慌ててパッチを買いに走ったことがある。
数年前のこと。同い年だった元カレは、お互いが初めての恋人だった。
だから、一番最初に寝たときに不安で、イリスは朝が弱いにもかかわらず、早朝に薬局まで走ったのだった。
(初めてだったから、ゴムだけじゃ、不安だったんだよね……! 今なら、そんなの大丈夫って思うけど)
元カレに知られたら笑われそうで、イリスはそっと走って買ってきて、恋人が寝ている隣でこっそり脇腹に貼ったのだった。
しかし、そんな初々しい過去を、サイラスに言う必要はないだろう。
「い、いえいえ、一般論ですよ! 一般論……!」
するとサイラスはちょっと溜息をついて、再びマッサージを再開した。
「同じことならば、私が行うべきでしょう。だいたい、女子にだけ方法が充実していることそのものが、不公平と思いませんか」
「え……そうですかね?」
「男も薬を打ったり飲んだりして対策すべきです。少なくとも私は――あなたの身体を変えたいとは思わない。あなたはそのままでいい」
サイラスはイリスを見上げて言った。
「だって、私のほうが、より切実にあなたとの行為を求めているのですから」
その目は、どこまでも真面目で、真摯であった。
(わ、わぁ……)
イリスはちょっと驚いて――そして、胸の中がおどろくほどあったかくなっていることに気が付いた。
(た、ただの発情期の発散相手……なのに、こんなに相手をいたわってくれる、なんて)
イリスは思わず、感極まってぎゅっと目を閉じた。
(うっ……えらい! 感動しました……!)
なんて律儀な人なんだろう。
いやもしかしたら、あとあと面倒になることが嫌できっちり対策しているだけかもしれないが、それでも。
「あ、ありがとうございます……先生のお心遣い、痛み入ります……」
イリスは手を合わせて頭を下げた。
するとサイラスはちょっと面食らったような顔をしたあと、またクールな顔に戻った。
「足、どうですか」
彼がふと手を離したので、イリスは足をひょいと上げてみた。
「わ、さっきよりも軽くなってます! すごい」
痛みはちょっと残っているが、ずっと楽になった。
(こ、こんなことまで上手、なんてね……ッ)
イリスがちょっと劣等感の混ざった気持ちで感じ入っているうちに、サイラスはイリスの両足を大きなタオルで包んで拭いていた。
「あっ、いいですよ、やります自分で」
しかし彼はにべもなく言った。
「動かないで」
「あっはい……」
ふわっふわのバスタオルで、足をもこもこ拭かれていると、なんだかイリスはくすぐったいような不思議な気持ちになった。
(こんな風に人にしてもらうのって、いつぶりだろう。美味しいごはんを用意してもらって、身体も気遣ってもらって…)
ひょっとしたら、誰か男の人に、こんなに大事にしてもらったことなんて、初めてかもしれない。
(いい人……彼の恋人になる女の人は、幸せだろうな)
思わず、切ない気持ちになってしまう。
しかしイリスは、その気持ちを抑え込んだ。
(だ、ダメダメ! 私はそんなんじゃない、ただの発散相手なんだから)
イリスにだんだん、焦りと不安がわいてくる。
(いけない……こんなの)
きっと彼は、発情の発散を承諾したイリスに対して義を通すために、こんなに気遣ってくれているのだ。
だけど――こんなに優しくされ続ければ、イリスのほうは。
(勘違いして……す、好きになっちゃうじゃない)
彼の優しさにずぶずぶはまって、発散相手以上のものを求めるようになって、きっと迷惑をかける。
(そ、そんなの辛いじゃん――!)
イリスは立ち上がった。
「あ、ありがとうございました先生! 何から何まで!」
「いえ、私は……」
何か言おうとしたサイラスを、イリスはさえぎっていった。
「長居しすぎちゃったので、そろそろ失礼しますね……!」
するとサイラスは、少し目を見開いたあと、イリスに問うた。
「ですが、足は」
イリスは元気に請け負った。
「おかげさまで、もうよくなりました! ぜんぜん歩いて帰れますッ!」
きっぱり言い切ると、サイラスもそれ以上は何も言わなかった。
「……そうですか、わかりました」
あなたの服を取り込んでくるので待っていてください、と彼は背中を向けた。
――なんだか、ひどく落ち込んでいるような声だった。
◆
ありがとうございました、と重ねてお礼を伝えて、イリスは彼の家の玄関を出た。
お礼を言うイリスに、彼は引き止めるように言った。
「家まで気を付けて。週末は無理をしないで過ごしてください。何か身体に異変があれば、すぐ連絡を」
そして、イリスが出ていくまで、じっとひたむきに、イリスの顔を見つめていた。
ドアを出ていくとき――いや、出て行って歩いている今も、あの目の色にドキドキしている自分がいた。
(わかってる、先生はそういうつもりじゃない……だけど、なんだろう)
なんだか恋人みたいに大事にされている気がして、心の中が、ふわふわ高揚している感じがした。
(気遣ってもらえるのって、幸せなことなんだな)
自分ももっと、人を気遣えるようになりたいな……そんなことを思いながら歩いているイリスのつむじを、日差しがじりじり灼いていた。
イリスは太陽を見上げてあちゃあと思った。
(あっつい……日傘、おいてきちゃったなぁ……)
幸いメインストリートなので、立ち並ぶ建物の影に入りながら、道を進んでいく。
(結構にぎわってるな……)
土曜日の昼下がり。いささか暑くとも、通りは夏を満喫する人々であふれていた。
カフェのテラス席で大きなアイスを分け合っているカップルや、買い物袋を手に、信号待ちをしている夫婦。
それらを見て、イリスはちょっと苦い気持ちでほほ笑んだ。
(数か月前、別れたばっかりの時は、幸せそうなカップルばっかり目に入って、辛かったっけな)
初めての彼氏、フィズを、イリスはそれなりにちゃんと好きだった。けれど、何もかも初めての二人は、いろんな歯車がかみ合わなくて、結局うまくいかなかった。
別れた直後は、けっこう辛いものがあった。自分をたくさん責めもしたし、なんならその気持ちはまだ少し、心の中に残っている。けれど。
(なんだろう、もう、仲のよさそうな恋人たちを見ても、なんとも思わないや)
もうすぐ、半年たつ。だからさすがに、イリスは吹っ切れたのだろう。彼のことを思い出しても、身を切るような辛い気持ちではなく、ぼんやりと鈍い感傷のような気持ちを感じる。
それは多分。
(あれだな……先生とこうなったことも、あるのかもな)
たった一回、今日の朝、たくさん優しくしてもらったおかげで、イリスはなんだか、フィズと別れて寂しかった心の傷がちょっとふさがったような気がしたのだ。
(ありがとうございます、先生……)
しかしイリスは、自分を戒めた。
(けど! 勘違いはダメダメ!)
あくまで取引関係だということを、肝に銘じておかなければ。イリスはうなずいて、勇ましく自宅アパートまで歩いて帰った。
(はー、暑かった。シャワー浴びて、冷たいお茶でも飲もう……)
そう思いながらドアを開けると、はらりと足元に紙が落ちた。
「ん? 伝言メモ? 留守の間に誰かおいていったのかな?」
ぴらっと紙を開いて、げっ、とイリスは顔をしかめた。
「フィズ……⁉ 今更何の用⁉」
伝言メモには簡潔に、話したい事があるから時間を取ってくれないか、と書いてあった。
◆
ぱたん、とドアが閉まって、軽い足音が遠ざかっていく。
ぱたぱた……。
サイラスは玄関脇の窓をのぞいて、遠ざかっていくイリスの後ろ姿を確認した。
強い日差しの中、彼女は人込みにまぎれ、見えなくなった。
サイラスは、ぎゅっと目をつぶってうつむいた。
――あまりにも、甘く幸福な時間だった。
そしてそれが今、唐突に終わってしまった。
その喪失感を、サイラスは受け止めきれず立ち尽くしていた。
(イリス……)
この暑い中、どうして彼女は逃げるように帰っていってしまったのだろう。
ここに居るのが嫌になった? 食事や空間に飽きた?
(違う……そんなんじゃない)
サイラスは胸がキリキリするのを無視して、真実に目を向けた。
(私の発情が収まった。だから彼女は……帰ったんだ)
取引なのだ。事が終わったら、彼女はもうここにいる理由がない。
職場の嫌な上司――しかも淫魔である男のもとになんて。
わかっていたが、しかし、サイラスはなかなか玄関から離れられなかった。
窓枠を、無意識にぎゅっとつかむ。
(イリス……)
できることなら、引き止めたかった。家まで送ろうかと、ついていきたかった。
けれど、サイラスにはそんなことは到底できなかった。
(そんなことをして、もし彼女に嫌われたら……次は来ないといわれたら)
だから、彼女が帰りたいと言ったら、そうさせるしかないのだ。
(ああ……馬鹿だな、私は)
彼女が浸かったアロマの香りの立ち込める部屋で、サイラスは一人自分を嗤った。
こうなるのは、わかっていたのに。
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