偽乳と女装と俺とルームシェア男友達

田舎のニワカのハニワ

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#65哲夫の選択

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サトシの弱々しい頼みにも、哲夫はすぐに動こうとはしなかった。ベンチに座ったまま、ニヤリと口の端を吊り上げる。

「ほう。俺にそばにいてほしい、と?」

哲夫の視線が、顔を伏せたサトシの頭上から突き刺さる。サトシは何も言えず、ただ頷くことしかできなかった。その様子を見て、哲夫は満足げに笑った。

「じゃあ、その間、俺に逆らうなよ?」

その言葉は、まるでサトシの抵抗を完全に封じる呪文のようだった。サトシはハッと顔を上げたが、哲夫の目は真剣だ。拒否権はない。哲夫は立ち上がると、サトシの腕を掴み、再び女性モノ下着のコーナーへと引きずっていった。

今度は、サトシが哲夫の隣にぴったりと寄り添う。周囲の視線が気にならないわけではないが、哲夫がそばにいるという安心感、そして「逆らうな」という命令が、サトシの羞恥心を麻痺させていく。

哲夫は棚に並んだ色とりどりの下着の中から、楽しそうに物色し始めた。

「俺は血色の良いオレンジや黄色、ピンク系の下着のほうが好みだな……」

そう言いながら、哲夫は躊躇なく、棚からレースがあしらわれたブラジャーを手に取ると、そのままサトシの胸元に当てて見せた。シリコンの胸の上に重ねられた華やかなブラジャーは、まるでサトシが本当の女性であるかのようにフィットする。

「うん、これ、サトシに似合うな。可愛い」

哲夫は、まるで自分の彼女に下着を選んであげるかのように、真剣な眼差しでサトシを見つめ、そして、満足げな笑みを浮かべた。サトシは、その場で哲夫に下着を選ばれ、まるで着せ替え人形にされたかのような屈辱を感じながらも、哲夫が自分に似合う下着を選んでくれているという事実に、奇妙な感覚に襲われていた。
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