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私服をコスプレにするカメラ

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ある日
骨董市で変なカメラを手に入れた

それは私服を
コスプレにするというカメラ

考えるにおそらく
私服が別の衣装に変わるというものだろう

俺マキトはタイマーをかけ
カメラのレンズの前に立つ

「試しに自分を撮ってみよう」

大体どんな衣装に変わるかは
具体的には説明されていない
だからこそ気になって買ったんだ

もうすぐでタイマーが切れる…

いち…に、さん

はい!

同時にシャッターがおり
撮影された

「うっ…!」

フラッシュに目が眩み
俺はその場に倒れてしまった


数分も経たないうちに
目を覚ます

何か…ふわふわするし
身体が重くなったような

足を崩した体勢で
身体を起こすと
ずっしりとした尻肉が
太ももの上に乗っかる感触を覚えた

え…なっ何?

後ろを確認しようと
身体をくねらせると
腹肉に沿って尻と胸には
脂肪が付いていて
どちらも肥大化している


少し動くと
ぱたんぱたんと揺れ
変な感覚を覚える


途端に俺は青ざめ声を上げた

「なななっ…!何だよこの身体‼」

慌てて起き上がろうとするが
耐えられず
何度もバランスを崩し
その度に乳房と巨尻を揺らす

「んんふううっ!♡///」

揺れる身体に
敏感になり
変な声ばかり上げていく


やべぇ…ムラムラしてきたぁ♡///

自然と手を股間へと伸ばす

だが
いくら探っても
何も掴むことができない

あれ?…何で!
何でぇ‼♡///


股間を確認しようと
身体を見下ろすが
胸が邪魔くさく
いくら頑張っても見えない

手探りで触れアソコの
喪失感に俺は悟った

俺の身体…女になっちゃったんだ


だけど何で…?


思い当たる節といえば…

「あのコスプレカメラか…」

必死に起き上がり
今度こそ立つと
カメラを手に取った

どうやら
俺はカメラの力の本当の意味を
誤解していたみたいだな…

私服をコスプレにするカメラ
つまり例として俺を
男装のコスプレをした
コスプレイヤーの女にするという意味


しかし困ったな
服が変わると思って
試したのに…まさか性別が変わるなんて


いや…ちょっと待てよ
俺を男装した女性に変身させたなら
もしかしたら、俺が女装をして
カメラに再び写れば
元の性別に戻るかもしれん!


俺に一つの兆しが見えてきた


だが…
問題はどうやって女性用の服を
手に入れるかだ

ブラジャーなんて
自分で買いに行く勇気は俺にはない…
それにそんな金ないよ
今月の水道代や電気代に家賃を払ったばかりだし

やむおえん…こうなったら
この体で金持ちの男でも
捕まえて利用して服をねだるか…

そしてその日の夜
俺は風俗などの立ち並ぶ街へと
出向いた

誰か…金持ちっぽい男は…

探してると
ブランドの時計を腕に巻いた
見た目三枚目以下のブ男がウロウロとしていた

丁度良さそうなヤツ発見!
アイツなら言いなりにできそうだww!

あたりを見渡しているブ男に
俺は偶然を装って飛びつく

「きゃあっ♡」

「ぶひっ⁉♡///」

その瞬間に
鼻の下を伸ばした
豚のような顔になるブ男に
俺はスキンシップをかける

「ごっごめんなさい♡
突然そこの小石に躓いちゃって♡
あなたが居なかったら
私、転んでたかも♡」

するとブ男は
興奮気味に俺の腰に手を回した

「ひゃああっ♡///」

他人に触れられてなのか
思わず声が出る

「ブひひぃ!♡
だったらお礼に僕ちゃんと
遊んでくれないかな♡♡♡///」


「えっ…良いのぉ?♡
じゃあショッピングにでも
私を連れてってほしいなぁ♡」

「良いともぉ…ふごふご♡
でも今日はもう遅いから
何だったら
うちに泊まらないかい…?♡
ほら裏に車も用意してるからさぁ♡」


ブ男の指を指した方向には
リムジンが停まっていた

「きゃああ♡すっごぉーい♡
お兄さんってもしかして大金持ち?♡」


「そうだよぉ…ぶひゅ♡
じゃあ…早く乗って♡」

腰に手を回したまま
ブ男は俺をリムジンの中へと入れた


走るリムジンの中
車内でブ男が注いだ酒を
俺に渡す

「じゃあ♡二人の出会いを
祝してぇ♡乾杯ぃ♡ぶひょぶひょひょ♡」

「はーい♡乾杯♡」

「僕ちゃん、ヒラトっていうんだ♡
君のお名前は♡」

「私はマキト…じゃなくてマキ♡」

全く…気持ち悪いノリだな

なんやかんや考えつつも
もとに戻るためだと
俺は出された酒を飲む

しかしその瞬間
突然の眠気が俺を襲った


ん…なんだコレ?
急に眠気が襲って…

ものの数分で身体を
横に倒させ俺は眠りにつく

何時間経っただろうか
ふと、俺は目を覚ます

布団の上にいるらしく
フカフカしてて居心地がいい…

「ここ…どこぉ?」

視界がハッキリすると
目の前に覆いかぶさるように
ブ男が俺を見下ろしていた


「ぶひゅひゅ♡マキちゃん…」


「いっ⁉」

俺は怯えるが
すぐに
此処まで来た状況を整理して
また馬鹿っぽい女を演じる

「何してるのぉ?ヒラトくん♡」

「マキちゃんって
とっても
エッチな身体してる…よね♡」

裸を晒された状態の俺に
なだめるように息をかけて
耳打ちしていく

気持ち悪い…やめてくれ…

そう言いたいが
もとに戻るためだと
性行為に合意した

キスの跡をつけられる度に
気持ちとは裏腹に
喘ぎ声をあげる

「んっ♡ヒラト…くぅん♡///」

やっ♡やあっんん…♡
俺の身体おかしいよぉ♡


乳房も優しく揉まれ
俺の心もブ男に
まんざらじゃなくなってしまう…

「ヒラト…くぅん♡」

足りないぃ♡もっとぉ
他のところもさわってぇ…♡

思いが通じたのか
ブ男は俺のまんこもクチュクチュと
かき回し始めた

「んぅっんぅっ♡…好きぃ♡」

ホントに気持ちいぃよぉ♡

回を追うごとに
少しずつ手の動きが
激しくなっていく


「あんっんぅっん♡気持ちいいのぉ♡
ヒラトくんの指…好きぃ♡///」

「じゃあ僕ちゃんのオチンチンも
好きになって♡」

するとブ男の
でかいイチモツが
金玉を揺らし
俺のまんこに無理やり入り込んだ

「お゛っ⁉♡///」

挿入できた長さは半分しか満たないが
ゆっくりと腰を打たれ
徐々に加速していく

「あんっあんっ♡
ヒラトくんのオチンチン
太くておっきいのぉぉ♡///」

「いぐぅ!マキちゃーんん゛ぅ!♡♡♡」

どびゅるるるるるぅうううう♡
びゅるぶりゅるるる♡

数分も満たないうちに
大量の精子が俺の腹へと
注ぎ込まれる

「ひゃあああああああああ♡///」

うっ嘘だろぉ…♡
種付け…されちゃった…どうしよ…う♡

…いいや焦るな♡どうせ
この後もとに戻るんだし良いかぁフフ♡

行為が終わると
俺はお腹いっぱいの精子が
受精するのを
感じながら余韻に浸った

そして翌朝ブ男に
相談を持ちかけた

「ねぇ♡ヒラトくん♡
私にかわいい服をめぐんでほしいんだけど…
ダメ?///」

「良いよ♡ぶひぃ♡
マキちゃんは可愛いからね
おしゃれして
もっと可愛くなろうね♡」

「わーい♡ありがと♡」

おねだりした通り
俺は店で女性モノの洋服と下着を
手に入れ購入後その場で試着する

試着室の中
てこずりながらも
何とか身につけることに成功した

よし後は
カメラで写真を撮るだけだ

でもカメラを置く台もないし
誰かに撮影してもらわないとな…

「着替え終わったぁ?マキちゃん♡」

外から呼ぶブ男の声に
俺はひらめき
カメラをブ男に渡した

「これで私のこと撮影してほしいんだけど♡
お願いできるかなぁ♡」

「ぶひゅう♡わかったよぉ♡

でも店内は撮影禁止だから
外でも良いかい?♡」


「うっ…うん♡」

そうだった…店内は撮影禁止だったじゃねぇか
だったらこのブ男に渡す必要なかったな…

二人揃って
外に出るとブ男はカメラを構えた
「誰も写らないようにだったよね♡」

壁際に俺を立たせると
シャッターを下ろした

その瞬間
俺の身体は元に戻る

ソレを見ていたブ男は
唖然とする

「へ?」

今だ!
ずらかれ!

おれはそのまま
家へと一直線に走り
その場を立ち去った…

それから数日後
今となってはコスプレカメラもあのブ男も
すべてが嘘のようにも感じている

あの時カメラを取り返して逃げてりゃ
もっといろんな事ができたかもしれないのにな

少し惜しいことをした気もあるが
ブ男の彼女のままで居るよりマシだよなw

部屋で寝そべっていると
突然玄関のインターホンが鳴った

ピンポーン

「誰だろ…?」

そう思い玄関のドアを開けた
その時…

ふと、目の前に
あのカメラが見え
シャッター音が鳴った

「えっ?」

フラッシュとともに
俺の身体は再び女へと変わり
肥大化した尻と胸が日の下に晒される

バランスを崩し
倒れ込む

「どっ…どうしてぇ…♡///」

顔をあげるとそこには
あのブ男、ヒラトがカメラ片手に
立って笑みを浮かべていた

「ぶひゅ♡会いたかったよぉ♡マキちゃん」

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