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黒歴史
俺は、アルに会う前、正確には昨夜ヴィルと話した後に、自分が前世の記憶を持っていることを誰かに話した方が良いのではと思い至った。
自分を助けてくれて、死亡ルートから逃してくれる存在。それはアルだ。ていうか、アルくらいしか居ない。
ヴィルは嫌だし、両親に言っても信用してもらえる気がしない。となると、お人よしで真面目なこいつだ。もし、何を馬鹿なことをと笑われたら、最後の手段泣き落としを使おう。
俺の交友関係がもっと良好で、もっと友人がいたら別の人間にも相談できたのだろうが、何せ俺。そんなもん居るわけがない。
石畳を歩く音がやたら大きく聞こえる。なんだこの緊張感、前世で見た転生者の漫画やアニメの主人公たちはこんな感情だったか? いや、無双してたり何かやっちゃってたよな。
兄のこともだが、急に前世がとか言いだして距離置かれるとかあるか? 悠太の記憶だと中学生時代に急に右腕に、封印されしなんとかがどうのって言いだした友達と疎遠になっている。宮田君、お前は今、右腕の魔物から解放されたか? あの時の悠太は臆病で、宮田君おかしくなっちゃった……と怖くなったらしい。
「あ、アル、あのだな。兄が、ヴィルが失礼なことを言ったみたいだな」
「ん? 大丈夫、慣れてるよ。ヴィルさん俺の事嫌いだよね」
「いや、どうかな。あの人のことは良く分からない。それで、あの、これ」
意を決して口を開き、買ってきたクッキーの袋を差し出す。
アルが目を丸くして、俺からクッキーを受け取る。その表情は幽霊でも見ているかのようだ。
「すまなかった。嫌味を言われた原因は俺だから、俺から謝らせてくれ」
「そんな。気を使わなくても、っていうか、え? ユーリ?」
「な、なんだ?」
「頭打って本当におかしくなったのか? いつものお前なら野良犬が上流階級の家の前をうろついてるからだ馬鹿め、って言うだろ」
「んぐぅ……!」
喉の奥から潰れた呻き声が出る。
こいつ、この野郎。いや、そう。前の俺なら言ってる。俺の中の悠太が反省してるから、許してくれないか。泣きそうだ。俺はもう、そのキャラは卒業した。
「その、節は、大変申し訳、ございませんでした……!」
「えっと、違うんだ。ユーリがごめんなさいできたことに、驚きすぎて。ごめん」
「そんなことで驚くな! お前よく付き合ってられたな! こんな俺と!」
「父さんを物を、作るしか能がない野蛮人って言ってきた時はさすがに怒ったけど、ユーリが実は面倒見が良くて優しいのは分かってるから」
お前、実はその事かなり根に持ってるな。わざわざ言うということは、そういうことだな?
アルの義父は、魔具職人のドワーフだ。魔具とは、魔法使いの触媒とか魔道機械ようの魔石を加工する、魔法使いとしても重要な職人である。
下層に仕事に行ったときにアルと出会い拾ったのだそうな。不愛想でぶっきらぼうな人だが、アルのことを本当の息子のように育てている。
それを野蛮人とは、俺は何を言っているんだ。何があったんだ。やばい、心臓がどきどきして変な汗が出てきた。悠太の良心と俺のプライドがぎりぎり音を立てている。
「あ、謝りに来たのは建前だからな、勘違いをするな。本題が別にあるんだ」
「本題?」
「とにかく、お前の家に行ってから話す!」
あまりにテンプレートなツンデレが出てしまったが、そう、俺の目的は別にある。
網目のように複雑な住宅地を抜け、奥まった場所にあるアルの家、もとい工房にたどり着いた。
小人の家のような愛らしい外観をしているが、中にはいかついドワーフのおっさんが住んでいる。
店の入り口を開けると、ドアベルがからからと音を立てた。
店内は木と鉄の独特の香りが満ちており、カウンターの中ではアルの義父ダーキルさんが、新聞を手にうたたねをしていた。
「ただいま父さん」
「ん、おお、お帰り。……なんだ小僧も一緒か」
店にディスプレイされた触媒のサンプルを見ていると、ダーキルさんが俺を横目で見る。明らかに嫌そうだ。それはそう、もう受け入れよう。
「お邪魔します。アルに渡したお菓子、後でご一緒にどうぞ」
「ん? なんだ? 頭打ったからおかしくなったか」
「ぐう、も、もう、そのあの、今までの非礼、深くお詫び申し上げます……!」
ダーキルさんに敬語なんて使ったことないし、汚い手で俺に触るなとか言ったような記憶がある。ユーリ、どうしてお前はそんなに失礼なんだ。いや、俺なんだよな。
一般人の感覚が入ってきたせいで、俺の感覚が狂ってきた。いや矯正されてるのかこれ。
「はあ、まあなんだ、頭を下げるな調子が狂う。とっとと行け」
「はは、じゃ、行こうユーリ」
死んだ目でアルの後を追う。作業スペースを抜け、二階の居住スペースに向かった。
古い木の床が、歩くたびに音を立てる。前の俺なら、この音すら煩わしくて舌打ちをしただろう。今は気にならない。
居間を抜け、一番奥のアルの部屋へ入り、深く深呼吸をする。
前世の記憶が戻ってからというもの、感情の置き場が分からない。俺は何で俺は誰、がずっと続いている感覚だ。
「ユーリ、何か飲む?」
「いや、気にするな」
「安い茶なんて飲めないって?」
「お前わざとだろ! 水でもなんでも飲んでやる!」
「ふふ、ごめん面白くて、ちょっと待ってて」
完全に揶揄われている。こんな予定ではなかった。もっとシリアスに、もっとスムーズに前世の説明をする予定だったのに、この分ではうまく話せる自信がないぞ。
とにかく、前世の記憶で自分の行く末を見たことと、死なないよう協力をしてくれと頼むだけだ。よし。
アルの部屋は狭い。犬小屋のように狭い。座れる場所も、勉強机用の椅子か、ベッドだ。俺は椅子に座ることにした。何せ客なので、勉強を教えるときはベッドだが、今日はこっちの気分だ。
ちなみにベッドも狭い。あいつ背がどんどん伸びているから、いつかはみ出しそうだ。
「お待たせ、これご近所さんに貰った紅茶」
勉強机の上に、ティーカップと皿に乗ったクッキーが置かれた。
「おい、これを俺に出してどうする」
「二人で食べた方が美味しいだろ? 父さんのは別にしてあるから気にしないで」
そう微笑まれると、強く拒否ができない。俺は何時でも食べられるんだ、お前はこんな高い菓子食えないだろう? ありがたく家族で食べるんだな! と言うのもありだが、また笑われる予感がした。これ以上ツンデレキャラになるのは本意ではない。クールに行こう。
自分を助けてくれて、死亡ルートから逃してくれる存在。それはアルだ。ていうか、アルくらいしか居ない。
ヴィルは嫌だし、両親に言っても信用してもらえる気がしない。となると、お人よしで真面目なこいつだ。もし、何を馬鹿なことをと笑われたら、最後の手段泣き落としを使おう。
俺の交友関係がもっと良好で、もっと友人がいたら別の人間にも相談できたのだろうが、何せ俺。そんなもん居るわけがない。
石畳を歩く音がやたら大きく聞こえる。なんだこの緊張感、前世で見た転生者の漫画やアニメの主人公たちはこんな感情だったか? いや、無双してたり何かやっちゃってたよな。
兄のこともだが、急に前世がとか言いだして距離置かれるとかあるか? 悠太の記憶だと中学生時代に急に右腕に、封印されしなんとかがどうのって言いだした友達と疎遠になっている。宮田君、お前は今、右腕の魔物から解放されたか? あの時の悠太は臆病で、宮田君おかしくなっちゃった……と怖くなったらしい。
「あ、アル、あのだな。兄が、ヴィルが失礼なことを言ったみたいだな」
「ん? 大丈夫、慣れてるよ。ヴィルさん俺の事嫌いだよね」
「いや、どうかな。あの人のことは良く分からない。それで、あの、これ」
意を決して口を開き、買ってきたクッキーの袋を差し出す。
アルが目を丸くして、俺からクッキーを受け取る。その表情は幽霊でも見ているかのようだ。
「すまなかった。嫌味を言われた原因は俺だから、俺から謝らせてくれ」
「そんな。気を使わなくても、っていうか、え? ユーリ?」
「な、なんだ?」
「頭打って本当におかしくなったのか? いつものお前なら野良犬が上流階級の家の前をうろついてるからだ馬鹿め、って言うだろ」
「んぐぅ……!」
喉の奥から潰れた呻き声が出る。
こいつ、この野郎。いや、そう。前の俺なら言ってる。俺の中の悠太が反省してるから、許してくれないか。泣きそうだ。俺はもう、そのキャラは卒業した。
「その、節は、大変申し訳、ございませんでした……!」
「えっと、違うんだ。ユーリがごめんなさいできたことに、驚きすぎて。ごめん」
「そんなことで驚くな! お前よく付き合ってられたな! こんな俺と!」
「父さんを物を、作るしか能がない野蛮人って言ってきた時はさすがに怒ったけど、ユーリが実は面倒見が良くて優しいのは分かってるから」
お前、実はその事かなり根に持ってるな。わざわざ言うということは、そういうことだな?
アルの義父は、魔具職人のドワーフだ。魔具とは、魔法使いの触媒とか魔道機械ようの魔石を加工する、魔法使いとしても重要な職人である。
下層に仕事に行ったときにアルと出会い拾ったのだそうな。不愛想でぶっきらぼうな人だが、アルのことを本当の息子のように育てている。
それを野蛮人とは、俺は何を言っているんだ。何があったんだ。やばい、心臓がどきどきして変な汗が出てきた。悠太の良心と俺のプライドがぎりぎり音を立てている。
「あ、謝りに来たのは建前だからな、勘違いをするな。本題が別にあるんだ」
「本題?」
「とにかく、お前の家に行ってから話す!」
あまりにテンプレートなツンデレが出てしまったが、そう、俺の目的は別にある。
網目のように複雑な住宅地を抜け、奥まった場所にあるアルの家、もとい工房にたどり着いた。
小人の家のような愛らしい外観をしているが、中にはいかついドワーフのおっさんが住んでいる。
店の入り口を開けると、ドアベルがからからと音を立てた。
店内は木と鉄の独特の香りが満ちており、カウンターの中ではアルの義父ダーキルさんが、新聞を手にうたたねをしていた。
「ただいま父さん」
「ん、おお、お帰り。……なんだ小僧も一緒か」
店にディスプレイされた触媒のサンプルを見ていると、ダーキルさんが俺を横目で見る。明らかに嫌そうだ。それはそう、もう受け入れよう。
「お邪魔します。アルに渡したお菓子、後でご一緒にどうぞ」
「ん? なんだ? 頭打ったからおかしくなったか」
「ぐう、も、もう、そのあの、今までの非礼、深くお詫び申し上げます……!」
ダーキルさんに敬語なんて使ったことないし、汚い手で俺に触るなとか言ったような記憶がある。ユーリ、どうしてお前はそんなに失礼なんだ。いや、俺なんだよな。
一般人の感覚が入ってきたせいで、俺の感覚が狂ってきた。いや矯正されてるのかこれ。
「はあ、まあなんだ、頭を下げるな調子が狂う。とっとと行け」
「はは、じゃ、行こうユーリ」
死んだ目でアルの後を追う。作業スペースを抜け、二階の居住スペースに向かった。
古い木の床が、歩くたびに音を立てる。前の俺なら、この音すら煩わしくて舌打ちをしただろう。今は気にならない。
居間を抜け、一番奥のアルの部屋へ入り、深く深呼吸をする。
前世の記憶が戻ってからというもの、感情の置き場が分からない。俺は何で俺は誰、がずっと続いている感覚だ。
「ユーリ、何か飲む?」
「いや、気にするな」
「安い茶なんて飲めないって?」
「お前わざとだろ! 水でもなんでも飲んでやる!」
「ふふ、ごめん面白くて、ちょっと待ってて」
完全に揶揄われている。こんな予定ではなかった。もっとシリアスに、もっとスムーズに前世の説明をする予定だったのに、この分ではうまく話せる自信がないぞ。
とにかく、前世の記憶で自分の行く末を見たことと、死なないよう協力をしてくれと頼むだけだ。よし。
アルの部屋は狭い。犬小屋のように狭い。座れる場所も、勉強机用の椅子か、ベッドだ。俺は椅子に座ることにした。何せ客なので、勉強を教えるときはベッドだが、今日はこっちの気分だ。
ちなみにベッドも狭い。あいつ背がどんどん伸びているから、いつかはみ出しそうだ。
「お待たせ、これご近所さんに貰った紅茶」
勉強机の上に、ティーカップと皿に乗ったクッキーが置かれた。
「おい、これを俺に出してどうする」
「二人で食べた方が美味しいだろ? 父さんのは別にしてあるから気にしないで」
そう微笑まれると、強く拒否ができない。俺は何時でも食べられるんだ、お前はこんな高い菓子食えないだろう? ありがたく家族で食べるんだな! と言うのもありだが、また笑われる予感がした。これ以上ツンデレキャラになるのは本意ではない。クールに行こう。
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