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……どれくらい時間が経ったのだろう。
お母様に肩をそっと叩かれた。
「……終わったわ。気分はどう?」
自分の体を何となくくまなく見てみる。特に異常はなさそうだった。
「大丈夫です。ありがとうございます」
お母様は安心したように、額の汗をぬぐった。
「いくつか注意事項よ。まず、感情の可視化になれるまでは本当にびっくりするから驚かないでね。色は私が知るだけで、赤が恋心を持っている人が持つもの。運命の相手は金ね。その場合は両方から出ているからわかるわ。あと、憎しみ、憎悪、嫉妬みたいなのは黒。敬愛や好意的な場合は黄色かな。不安、恐怖が青。あとは、喜びとかは桃色ね。健康に問題があると白が見えたりするし、間者のように表面上と裏の感情が違う場合は、茶色が多いわね。怒りは緑かな。線の太さは感情の大きさで、あとは直線でなくて螺旋とかもあるわね。螺旋だとより屈折している感じかな。複数の色の線が出ている場合はそれぞれの意味が増幅されていると考えれば大丈夫。とりあえずは慣れないとなんだけど。おそらく一番厄介なのが赤、かも知れないわね。」
「赤、ですか?」
「そう。お互い金色だと特に問題ないのだけれど、赤は片思いが多いし。まれにお互い赤い線という場合もあるけれど、その場合は何らかの理由で一緒になれないということだからやっぱり注意すべきね。アーレイちゃんのまわりで今まで気が付かなかったと思うから自然と接していた人から、あなたに向けて赤い線が出ている人が結構いるのよ~。うふふ。それを知ってしまうと自然と接するのが難しくなるかも知れない。だから慣れるまでちょっと大変かな」
「わ、分かりました。ちょっとしばらくはこの感情可視化に慣れるように頑張ります!」
「そんなに頑張らなくても大丈夫よ~。とりあえず、わたくしの頭上からは黄色の線が出ていない?あと、心臓あたりの色はその人の今の感情。どう?見える?」
「ほ、本当だっ!見える!見えますっ!凄ーーい!」
私は目を何度もパチクリし、お母様の感情の色を触る仕草をしてみる。もちろん触れないが、まるで虹のような感覚の感情色に親近感を覚えた。
(これは本当に凄い!慣れるまで大変だぁ)
「あと、お告げの三人からはちゃんと金色の線が出ているわよ!うふふっ。アーレイちゃんからもね!私もう何だか嬉しくて~。あとそうだ!アーレイちゃんは夫が三人になることを気にしていたけど、わたくしは一人しか経験がないから、良かったらおばあ様のところに行ってみたら?おばあ様は今南の国にいるから、リンセイに頼んで一緒に行ってもらって。確か夫は二人だったはず。どんな生活しているのかとか参考になるかも知れないわ」
かなり小さい頃に会った記憶があるが、おばあ様ももちろん大地の女神であり、夫が二人なのか。
「では、これから戻り次第疫病の対応をして、あと魔獣が出たそうなのでウエイに対応してもらってきます。そのあとに南の国に行ってみます」
「お告げの付帯条件のことは、とりあえず任せておいて。もし協力をお願いする場合はまた話をするから」
それと、とお母様が私の耳にこっそりと最後にその完璧すぎる美しい顔を近づけて耳元で囁いた。
『早くあの三人に抱かれるのよっ!』
お母様の突然の発言に思わず腰がひけてしまった。
(ぬわーーーーんっつ!)
両手で顔を覆いながら恥ずかしさのあまり下を向く。
「お、お、おかあさまっ!」
恐らく耳まで赤く染まった私を見て、お母様はとても幸せにそうにしていた。
「いつ誰に何があるか分からないから。後悔だけはしないで?」
お母様はとても悲しそうな瞳を私に向けていた。
お母様に肩をそっと叩かれた。
「……終わったわ。気分はどう?」
自分の体を何となくくまなく見てみる。特に異常はなさそうだった。
「大丈夫です。ありがとうございます」
お母様は安心したように、額の汗をぬぐった。
「いくつか注意事項よ。まず、感情の可視化になれるまでは本当にびっくりするから驚かないでね。色は私が知るだけで、赤が恋心を持っている人が持つもの。運命の相手は金ね。その場合は両方から出ているからわかるわ。あと、憎しみ、憎悪、嫉妬みたいなのは黒。敬愛や好意的な場合は黄色かな。不安、恐怖が青。あとは、喜びとかは桃色ね。健康に問題があると白が見えたりするし、間者のように表面上と裏の感情が違う場合は、茶色が多いわね。怒りは緑かな。線の太さは感情の大きさで、あとは直線でなくて螺旋とかもあるわね。螺旋だとより屈折している感じかな。複数の色の線が出ている場合はそれぞれの意味が増幅されていると考えれば大丈夫。とりあえずは慣れないとなんだけど。おそらく一番厄介なのが赤、かも知れないわね。」
「赤、ですか?」
「そう。お互い金色だと特に問題ないのだけれど、赤は片思いが多いし。まれにお互い赤い線という場合もあるけれど、その場合は何らかの理由で一緒になれないということだからやっぱり注意すべきね。アーレイちゃんのまわりで今まで気が付かなかったと思うから自然と接していた人から、あなたに向けて赤い線が出ている人が結構いるのよ~。うふふ。それを知ってしまうと自然と接するのが難しくなるかも知れない。だから慣れるまでちょっと大変かな」
「わ、分かりました。ちょっとしばらくはこの感情可視化に慣れるように頑張ります!」
「そんなに頑張らなくても大丈夫よ~。とりあえず、わたくしの頭上からは黄色の線が出ていない?あと、心臓あたりの色はその人の今の感情。どう?見える?」
「ほ、本当だっ!見える!見えますっ!凄ーーい!」
私は目を何度もパチクリし、お母様の感情の色を触る仕草をしてみる。もちろん触れないが、まるで虹のような感覚の感情色に親近感を覚えた。
(これは本当に凄い!慣れるまで大変だぁ)
「あと、お告げの三人からはちゃんと金色の線が出ているわよ!うふふっ。アーレイちゃんからもね!私もう何だか嬉しくて~。あとそうだ!アーレイちゃんは夫が三人になることを気にしていたけど、わたくしは一人しか経験がないから、良かったらおばあ様のところに行ってみたら?おばあ様は今南の国にいるから、リンセイに頼んで一緒に行ってもらって。確か夫は二人だったはず。どんな生活しているのかとか参考になるかも知れないわ」
かなり小さい頃に会った記憶があるが、おばあ様ももちろん大地の女神であり、夫が二人なのか。
「では、これから戻り次第疫病の対応をして、あと魔獣が出たそうなのでウエイに対応してもらってきます。そのあとに南の国に行ってみます」
「お告げの付帯条件のことは、とりあえず任せておいて。もし協力をお願いする場合はまた話をするから」
それと、とお母様が私の耳にこっそりと最後にその完璧すぎる美しい顔を近づけて耳元で囁いた。
『早くあの三人に抱かれるのよっ!』
お母様の突然の発言に思わず腰がひけてしまった。
(ぬわーーーーんっつ!)
両手で顔を覆いながら恥ずかしさのあまり下を向く。
「お、お、おかあさまっ!」
恐らく耳まで赤く染まった私を見て、お母様はとても幸せにそうにしていた。
「いつ誰に何があるか分からないから。後悔だけはしないで?」
お母様はとても悲しそうな瞳を私に向けていた。
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