【本編完結】残念令嬢が初恋の人と結婚したら愛人がいたので死んで復讐してみたいと思います

紅位碧子 kurenaiaoko

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番外編2

真相

その人物はあまりの驚きでその場に固まったままだった。

きっと私がなぜここにいるか不思議で仕方がないのだろう。

私は微笑みを絶やさないまま、その人物に右手を差し出した。

「大変ご無沙汰しております。フライト公爵」

「……あぁ……その、まさかこちらに……」

「本日、弟が早馬を出させて頂いておりましたが、不要になりましたわ、アレク様」

「……王妃」

「今は里帰り中なので、リリアナで結構です」

アンドリューはようやくこの人物が誰なのかを理解したようだった。

「あっ、えっと……ここではあれなので、2階に……」

アレク様はまだ状況が飲み込めていなかったようだが、私とアンドリューを2階に案内してくれた。

2階には、2部屋あり私たちは手前の部屋に案内された。

「リリアナ、本当に久しぶりだ……いや、ご無沙汰しております。リリアナ様」

「……私たちの間柄ですから、リリアナで。それにしても驚きました。まさかここで再会するなんて……。あ、そうそう。すっかりご挨拶が遅くなりました。お連れの方に挨拶してもよいかしら?」

私はこの店のオーナーである可愛らしい女性に視線を移した。

「突然お邪魔してしまって申し訳ありませんでした。ご挨拶遅くなりました。私、オーラ国王妃リリアナですわ。そしてこちらが……」

アンドリューが自ら名乗った。

「あ……あのっ……」

オーナーの女性が緊張したのだろう。上手く言葉が出ないのをアレク様が上手にフォローしていた。

(……素敵な関係ね…)

「あ、あっ……あ……あのっ……!お、王妃様っ!は、初めまして……。あ、あのわ、私………はウィーン伯爵家が長女 ローゼリアでございます。あ、あのっ……!リリアナ王妃っ……!わ、私っ!実は……王妃の大ファンなんですっ!」

「ふ、ファン?!」

アンドリューと私は思わず目を見開いてローゼリア様をまじまじと見つめるのであった。



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