【本編完結】残念令嬢が初恋の人と結婚したら愛人がいたので死んで復讐してみたいと思います

紅位碧子 kurenaiaoko

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番外編2

再会

「……と言う訳で、リリアナ様?これから陛下が少しなら時間あるそうです」

「い、今から?……でもお忙しい陛下を煩わせるわけにいかないしね……。仕方ないわ。シリカ、参りましょう……」

シリカの話によると、帰省した理由や逮捕までの詳細を知りたいらしい。

「……はぁ。まさかシリウスに愛人がいるか確認するために帰省しました、なんて言えないしね……」

考える私を見てシリカが笑いを堪えている。

「リリアナ様、面白すぎます」

私はシリカとシリウスの執務室に向かった。
そこには側近と騎士団長がいた。

「……陛下、リリアナが参りました。お話中でしたら一旦戻らせて頂きますが……」

いや、寧ろ彼らがいたほうが都合がよいとシリウスが部屋を去ろうとした私を制した。

「……畏まりました」

「王妃、先程戻ったそうだな……」

シリウスの顔を見るのは久しぶりだったが、何だかとても疲れた表情をしていた。

「陛下、お疲れのところお時間頂き、ありがとうございます。また、急な申請にも関わらず私のワガママを了承頂きありがとうございました」

「……その、帰省でリフレッシュできたか?」

「お陰様で、とても充実した帰省になりました。ありがとうございます」

(たくさんの衝撃的な出来事があったけど……)

「それなら良かった。ダニエルも達者だったか?」

「はい、いつも陛下には良くして頂いているようでありがとうございました。夫人がもうすぐ出産につき、また公爵家も賑やかになります」

「……そうだった。また祝いを贈ろう。さて、リリアナ……その……今回もを解決したそうだな。毎回、そなたには助けられてばかりだ。感謝申す」

「……陛下、もったいないお言葉です。当たり前のことをしたまでです」

「王宮騎士団もこれから侯爵令嬢については取調に入るが、王妃からも話を聞きたいそうだ。今、話してもらえるかな?」

私はどのように話をすべきか迷いながらも、順序立てて話を進めた。

本来ならば、先にシリウスに話を伝えてから諸々進めるべきではあったが……。

「……と言う訳で、フライト公爵とウィーン伯爵家の貢献のおかげで逮捕に繋がりました。まさか、ミラレ侯爵家のステファニー様が……」

「彼女の取調は明日から王宮騎士団にて徹底的に行う予定だ。元々、ミラレ侯爵にはきな臭い噂があったからな……。丁度良い機会だ。それにしても、我ながらその……お忍びで行動していたが、こんな事態を招いてしまい本当に申し訳ない……」

シリウスが珍しく自信なさそうに肩を落としていた。

「……陛下、もう済んだことですわ。それにその……王妃を応援する会……私……公認にしてまいりました」

「こ……公認?」

シリウスは驚きの表情で騎士団長と顔を見合わせた。

「……は、はい。広く言うならば王も王妃も人気商売。であるならば、ファンを味方にするのが賢明かと……。まもなく、ロイヤル新聞に王妃を応援する会のことや、公認のことが掲載されますわ」

何とか今回の件葉災い転じて福となったか……しら?


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