【本編完結】残念令嬢が初恋の人と結婚したら愛人がいたので死んで復讐してみたいと思います

紅位碧子 kurenaiaoko

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番外編2

それぞれの幸せ

あの噂事件の後、私はシリウスとより絆を深めることが出来た。

私の中では、リリアナが世界で素晴らしい女性なんだよと言われるものの、相変わらず自信の欠片も持てないけれど、心は満たされている。

(アンドリューにもあと数年したら王位を継承できそうだし、そうしたらシリウスといろいろ旅に出たいな)

ずっと王宮で生活してきたので、外の世界をいろいろと見てみたかった。

「リリアナ様、今日は応援する会との交流会の前に、ローザリア様と昼食会がございます」

「ええ、楽しみにしてたの!すっかりローゼリア様とは仲良くして頂いて……」

私にはない熱い思いを持つローザリア様。

いつも会うたびに元気をもらえ、勇気づけられる。

残念令嬢だった私。
それでも王妃になった私。

誰が認めるとか認めないとかではないけれど、応援してくれる人がいることがこんなに心強いとは思いもしなかった。

「そういえば、ローゼリア様はアレク様と正式に婚約したのよね。結婚式はいつになるか聞かなくては!いろいろ準備しなくては、ね?シリカ」

「あ、はい……そうですね。ただ、そこまでリリアナ様が張り切らなくても大丈夫かと……」

「でも、王妃を応援する会の会長が結婚するのよ!それも、王妃の元婚約者と。すごい偶然よね。そのめぐりあわせに驚くわ……」

「それにつきましては同感です。アレクサンダー様には本当に幸せになっていただき、事件を起こさないでいただきたいものです……」

「まぁそうよね……。シリカの言うとおりだわ」

弟のダニエルのところも無事に夫人が出産し、これで公爵家も安泰だ。

「あ、それと……。例の侯爵令嬢ですが……近いうちに修道院に収監されるそうですね」

「あら、シリカ。さすがね。耳が早い。私も昨日シリウスから聞いたばかりだったけど、罪を犯した人が収容される修道院に送られるそうね」

「……まあ、かなり悪質でしたからね」

「これですべて解決したわね。さてと。今日の衣装はどうしようかな?シリカにお任せいい?」

「かしこまりました、リリアナ様っ!」

私は今日も大好きな人達に囲まれて、つつがなく王妃生活を送っている。

なんだかんだで山もあれば谷もあるけれど、私は本当に幸せ者だ。

そんなことを考えながら、王妃を卒業する日を心待ちにしるーー。

(番外編2・了)

新作

婚約破棄されたい悪役令嬢は、今日も愛人の子を愛でる

連載スタートです!

また、同時並行で初の現代ラブストーリーも連載開始です。

婚外年下彼氏と秘密の調教レッスン

も応援よろしくお願いいたします!

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