おっさんが願うもの 〜異世界行ったらイケメンに大切にされ、溺愛され、聖女と呼ばれ、陰謀に巻き込まれ。それでも幸せ目指して真面目に頑張ります〜

猫の手

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キドナ編 〜謀略の考察〜

208.おっさん、怖くなる

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 医務局のロビーで2人を待っている間、少しだけ面白いことが起こった。
 オスカーとシアが顔を合わせたのだ。
「こんにちは。先日はどうも」
 シアがオスカーを見つけて丁寧に頭を下げた。
 その様子に、ジャニスとアビゲイルが口元をニヤニヤさせて揶揄うような笑みを浮かべ、必死に笑いを堪えているようだった。
「どうも…」
 オスカーが決まり悪そうに会釈で返し、微妙な表情を浮かべて視線をシアから逸らす。
「シアちゃ~ん、自己紹介がまだだったわよね。あたしジャニス、よろしくねぇ」
「アビゲイルよ。アビーって呼んで」
 2人がシアに近付き、握手しつつオスカーからシアを庇うように立つ。
「あんなケダモノ放っておいて、あたし達とおしゃべりしましょ」
 ジャニスがチラッとオスカーを見てさらに揶揄う。
 それを見て俺もキースもクスクスと笑った。
 オスカーの口が尖り、ぶつぶつと小さい声で文句のような呟きを漏らす。
「お仕事だったんですから」
 チラリとオスカーに視線を向け、庇うような言葉を言う。
「オスカー、シアが優しい子で良かったわね~」
 アビゲイルがさらに揶揄った。
「本名はオスカー様とおっしゃるんですね…。帝国公爵家のオスカー・レンブラント様でしたか。
 あの時は、本当に素敵でした」
 おそらくわざとだろう、頬に手を当て、ほぅと頬を染めてうっとりとした妖艶な表情で言った。
「ぐ…」
 高級娼館ならいざ知らず、下町の男娼でありながら自分の出自まで把握しているシアに何も言えない。言葉が見つからない。言葉に詰まり顔を顰めた。
「っぶ」
 そんなしてやられるオスカーの姿は滅多に見られるものではなく、思わず吹き出した。
 シアの方が2枚も3枚も上手で、オスカーがため息をつき苦笑した。
「娼館遊びもほどほどにね」
 ジャニスがダメ押しの一言を言い、ロビーに笑いが起こった。





 ロイとディーが再び椅子に座りジョンを見る。
「ショーヘーのことだ」
 2人とも、だろうな、と苦笑した。
「付き合っていると聞いた。間違いないか?」
 ジョンの目が真剣に2人に問いかけた。
「間違いありません。
 付き合っています。結婚の約束もしています」
 ディーが静かに答える。
「本気で?」
 ジョンの目が明らかに訝しんでいた。
「ショーヘーの口から付き合っていると聞いて、その目を見て、嘘ではないと思った。
 ショーヘーは…恋をする者の目だった…」
 ジョンの目が伏せられ、その時の翔平の表情を思い出して、はがゆさを感じて眉を顰めた。

 ジョンは、翔平の口から聞いても、どうしてもロイとディーが本気で翔平を愛しているという確信が持てなかった。
 翔平が2人を好きで、恋をしているというのはその目や語り口調で理解出来たが、果たして2人も同じなのか、とどうしても考えてしまっていた。

 そんな疑念を抱くジョンの視線に2人とも苦笑する。
「言いたいことはわかりますよ。
 私達がやってきた過去の行いを考えればね…」
 ディーが目を逸らしながら、過去の自分に呆れるように笑った。
「派手だったな。毎回違う相手を連れて、周りに侍らせていた」
 何度か、酒場や宿屋で目撃したことのある2人を思い出して顔を顰めた。
「お2人には立場がある。
 殿下は王族に名を連ねる者として、ジュノーで聖女であるショーヘーを伴侶にしようと思っても何らおかしな話ではない。
 ロイ様も殿下の親友であり、ランドール公が後見人。その立場は殿下と同等だ」
「敬称はいらない。俺は平民だ」
「私もいりません」
 ロイとディーは黙ってジョンの話を聞きながら、対等で話す意味も含めてその部分を指摘し、ジョンも頷いた。
「2人は、自分の気持ちよりも、その立場を優先してるんじゃないのか」
 些細な動揺や嘘を見抜こうとしているように、ジョンの目が真っ直ぐに2人の目を見据える。
 2人が顔を見合わせ頷き合った後、ロイが先に口を開いた。


「俺な、数年前に予言者に会ったんだ」
 笑顔だが、その目は真剣そのものだった。
「その予言者に、生涯をかけて愛する伴侶に巡り会うって言われた」
 ニカッと子供のように笑う。
「それからずっとその運命の人を探していて、ようやっとショーヘーを見つけたんだ」
「予言者…」
 ジョンもその存在は知っている。
 稀にエルフの中に現れる未来視ができる存在。ジュノーと同様にその希少な能力のせいで存在価値は非常に高く、狙われやすいことから未来視が出来ることを隠して生活している者が多い。
 その予言の内容は多岐に渡るが、予言者本人が意識して未来視することは出来ない。突然に場所、人の未来が断片的に垣間見えるのだという。
「俺とその人が一緒に暮らしている場面が視えて、互いに溢れんばかりの愛が伝わってきたと言っていた。
 どんな人かは視えなかったが、とにかく会えばわかるって言われて。
 その通りだったよ」
 ロイがいまだに覚えている、翔平を見つけた時、初めてその姿を見た時の衝撃を思い出して笑顔になる。
「天啓が降りたような衝撃だった。
 一目見て、この人だって思った」
「一目惚れ…みたいなものか」
「ちょっと違うような気もするが、近いと思う。
 それからはもう寝ても覚めてもショーヘーのことで頭ん中がいっぱいだよ」
 ワハハと子供ような笑い声を出した。


「私はロイとは少し違います」
 続けてディーが話始める。
「ジュノーが現れたと聞いて、ジョンが言うように、自分の意思ではなく、王家の者としてショーヘイがどんな人であれ伴侶に迎えるつもりでした。それが王族に生まれた者の義務であると」
 ディーが自虐的な笑みを浮かべ、ロイも一番最初にディーと翔平が出会った時、冗談のように王子妃にと口にしていたのを思い出す。あの時のディーは半分冗談で半分本気だった。
「その時ロイはもうショーヘイにメロメロでしたけど、私は一目惚れをしたわけじゃない。
 王都へ向かって一緒に旅をして、ショーヘイを知れば知るほどどんどん惹かれていった。
 自分の気持ちを自覚した時には、もうロイとショーヘイは想いが通じ合っていたんです」
 その時の苦しかった気持ちを思い出して苦笑する。
 親友の恋人を好きになってしまった罪悪感と、翔平が欲しいという気持ちがどんどん膨れせめぎ合っていた。必死にその気持ちに蓋をして隠していた。
「まぁある事件がきっかけで感情が爆発してしまったんですけどね」
 王族として感情を抑えこむ訓練を受けてきたのに、とハハッと自虐的に笑った。
「本音を言うとね、ロイにもショーヘイを渡したくありませんよ」
 チラッとロイを見て不敵にニヤリと笑う。
「っは、俺もだ。渡せるもんかよ。俺だって独り占めしたいわ」
 それに対してロイもディーに向かってニヤリと笑いながら牽制する。

 ジョンはそんな2人を見て薄く笑った。2人が翔平を本気で愛していると理解した。
 そして意地悪な質問を投げかける。
 
「今の立場とショーヘー、どちらかを選べと言われたら」
「ショーヘーだ」
「ショーヘイを選びます」
 2人ともはっきりと即答した。
 それも、なんの迷いもなく、考える素振りも見せずに間髪入れずにだ。
 そんな2人の答えに、まさかそこまで恋愛感情を優先させるとは、と驚きもあったが、あまりにも素直な想いに笑いが込み上げてくる。
「敵わないな…」
 意地悪だと思いつつ投げかけた質問を自分がされたら、と考え、きっと俺なら迷うと思った。
 自分も翔平を選ぶと言うだろうが、ここまで即答は出来ない、何処かで迷いが生まれるという認識があった。
「ジョン、本気だったのか」
 ロイが目を細めて困ったような微笑みを浮かべながら聞いてきた。
「そうだな…。可愛いと…守ってやりたい、幸せにしたいと、そう思った」
 はぁとジョンがため息をつく。
「もし、ディーゼルもロイも、義務感でショーヘーを愛していると言っているなら、損得なしで俺が本気で愛そうと…」
 2人を建前にした言い方をして途中で言葉を止めた。
「いや違うな…。惚れたんだ…。最初にショーヘーを見た時から。本気に…なりかけてた…」
 呟くように自分の気持ちを口にして、初めて気付いたようにハハッと笑った。


 翔平を初めて見たのは、国民への聖女お披露目の時だった。
 王城前広場に集められた数百人の怪我人を癒すと聞いて、噂通りの人物かどうか確認しに行った。
 そこで広場を覆い尽くす広範囲に広がった魔法陣と魔力に圧倒された。
 俺もダンジョン攻略の後で少し怪我をしていたが、その怪我が一瞬で治った。その時に感じた翔平の魔力は今も覚えている。
 暖かくて優しい。全てを癒す力。
 その神々しく美しい姿に目が離せなかった。


 ゆっくりと体を起こすと座り、じっと2人を見た。
「3人の愛は本物なんだな。俺が入る隙間なんてどこにもないじゃないか」
 笑いながら言う。
「安心しろ。ショーヘーは俺たちが確実に幸せにする」
「これでもかってくらいね」
 そう言われますます笑う。
「実を言うとな、ショーヘーと結婚した後のことを勝手に妄想してたんだが…。
 俺が確実に幸せになると思ったわ」
 俺が、という言葉を強調してニヤリと笑う。
 ロイとディーがその言葉を飲み込んだ後、アハハハと声に出して笑った。
「こんなこと言える立場じゃないが。
 頼む。ショーヘーを幸せに、一生かけて愛してやって欲しい」
 そう言いつつ頭を下げた。
「勿論です」
「当然だ」
 再び2人が即答し、ジョンも破顔した。
「引き留めて悪かった。ショーヘーが待ってる」
 顔を上げたジョンが笑顔を向け、2人は立ち上がる。
「また来る。養生しろよ」
 ロイが拳を突き出すと、ジョンも笑顔で拳をゴツッとぶつけて返した。
「ではまた」
 ディーも手を振り、部屋を出て行った。

 2人が出て行き、閉まったドアをしばらく見つめた後、はぁーと深いため息をつき、がっくりと肩を落とす。
 頭を垂れ、締め付けられる胸をギュッと握りしめた。

 しばらくそうしていると、ドアがノックされ、静かにシアが入ってくる。
「皆様お戻りになりましたよ」
 顔を上げ、優しく微笑むシアを見て、ジョンも笑顔を向ける。
「シア」
 ベッドのすぐそばに来たシアを見つめ呼びかけた。
「俺、失恋したわ」
 笑顔のままそう言うと、シアがそっとジョンの頭を撫でた。
「そうですね。よく頑張りました」
 なでなでと慰めるように撫でてくるシアに苦笑を浮かべた。
「お前は年下のくせに、いつも俺を子供扱いするな」
「実際、貴方は大きな子供ですから」
 シアがクスクスと笑いながら頭を撫で、そしてジョンの頭を自分の胸に引き寄せると包み込むように抱きしめた。
「泣いていいんですよ。私の前で強がる必要はありません」
 自分よりも細くか弱いシアに抱きしめられているが、とても大きなものに包まれている気分になった。
 ジワリと胸の痛みから涙が込み上げ、そのまま静かに肩を震わせながら、声を出さずに泣いた。
 そんなジョンを抱きしめ、シアは愛おしい男の頭と大きな背中を撫で続けた。









 ジョンと話を終えた2人が戻ってきて、瑠璃宮に戻る。
 2人の様子を見ると、一体何の話をしてきたのか割と上機嫌だった。
 多分、俺のことだろう、とは思うのだが、その内容が全く想像できず、後で聞いてみようと考えた。

 医務局を後にする頃には、すっかり外は暗くなっていた。
 だいぶ冷え込んでおり、吐く息が白い。
「寒…」
「この冷え込みなら、今晩は雪ですね」
 瑠璃宮に向かい、来た道を歩きながら隣を歩くキースが空を見上げて言った。曇天で夜空に星は見えなかった。
「雪かぁ」
 積もるかな、と少しだけ楽しみになった。



 瑠璃宮に到着し、暖かい室内に入るとホッとする。
 夕食の後、王宮の会議室に向かう。
 ぞろぞろと王宮の中を進み会議室に一番最初に到着すると、キースがお茶の用意をしつつ、今日確認が取れた内容を簡単にまとめた資料を各席に置いてまわる。
 一体いつまとめているのか本当に不思議だったが、話を聞いている最中にメモを取りつつ、さらに清書もしていると教えてくれ、その有能っぷりに今更ながら感激する。
 さらに目の前で人数分の資料を作成するために、初めて転写魔法を見て、コピーするという魔法の存在にもかなり驚いた。


 午後8時。
 レイブン、サイファー、アラン、ダリア、フィッシャーが揃い、報告が始まる。
 だが、ギルバートの姿はなく不思議に思ったが、後で確認しようとこの場で聞くことをしなかった。

 まずはキースが資料に沿って説明を進める。
 俺が話した襲撃の詳細な内容、先ほどシアから聞いた娼婦の殺害と行方不明になった話。
 話を聞きながらまとめたにしてはほぼ完璧で、ほんの少しだけ口頭で補足説明を入れただけで、30分ほどで説明が終わる。


 シアが教えてくれた、バシリオが逃げ隠れた可能性のある場所についても、地図が広げられて説明が行われた。
 グロスターから教会までは徒歩で1週間。予測が正しいのならおそらくすでに到着しているはずだ。

 その教会はガリレア聖教会のもので大勢の修道士や修道女が常駐している。だが、その中で本物の信者は数名だけで、他の教会服を着ている者達は、体を売ることが出来なくなり行き場を失くした者達、客に粘着されて一時的に隠れるために逃げて来た者達の保護施設だった。
 表向きは聖教会の修道士、修道女の修行の場としており、教会周辺に村もなく、瘴気の森が程近いことから旅人も近付かない辺鄙な場所に建てられていた。
 ほぼ自給自足で生活しており、瘴気の森でしか手に入らない貴重な薬草を採取して売り資金にしている。
 その場所が娼婦や男娼達の砦となっており、その存在を知る者も僅かだと言う。
 殺された娼婦がその教会を知っており、バシリオにその存在を教えていたとしたら、彼はそこに向かった可能性があるとシアは言った。




「襲撃に関しては全体像が掴めたな」
 サイファーが資料を指でトントンと叩きながら呟いた。
「ここからは私達の仕事だね。
 首謀者であるナイゼルの出方次第だけど…。カマをかけてみるのも一つの手かしら」
 ダリアがフフッと含み笑いを漏らしながら言うが、その笑顔は何かを企んでいるような、少しだけ冷ややかな印象を持った。
 美しいだけに、その冷笑はゾクッとした怖さがある。
「襲撃に関しては確実に証拠が揃っている。使われた武器、捕らえた者達の証言」
 アランが腕を組んで真剣に話すが、眉間に皺が寄っていた。
「だが、どれも決定的ではない。やはり…」
「バシリオが鍵ですね」
 アランの続きをディーが言った。
「急がなければならんな。その教会に誰を送り込むか…」
 アランが腕を組んで口を真横に結ぶと考えこむ。
「キドナとの国境が緊張状態にある以上、軍や騎士団の一部隊は投入できないね。
 さらに、こちらの動きを悟られてもいけないから、必然的に少数での作戦になるだろう。
 一騎当千の騎士、数人分の力を持ち、かつ機転が効いて、キドナとの現状を把握し臨機応変に対処、行動出来る者」
 ダリアがニコニコとバシリオ救出に最適な人選の特徴を言う。
「ああ…1人、いるな」
 サイファーがダリアの言った特徴を飲み込み、その人物を見る。
 会議室に居た全員、俺も、隣のロイを見た。
 ダリアが言った特徴に全て当てはまる。かつロイは現在何処にも所属していないフリーな存在。
「俺か」
 全員の視線を集めて、スンとした真顔で言う。
「いいぜ。俺と…他には?」
「デクスターをつける」
 フィッシャーがすぐに返事をした。
「もう1人欲しいところだが、デックなら大丈夫か」
 オーギュストとの戦闘を思い出して、その動きや彼の黒騎士としての影の働きは充分過ぎると思って返事をした。
「よし。決まりだな。詳細は明日以降詰める」
 アランがロイに打ち合わせのことを話していたが、俺は聞こえてくる内容が頭に入ってこなかった。

 ロイが、教会に行く。
 王都から、俺のそばから離れ、バシリオの救出に。
 ここからその教会まではどのくらいかかるのか。戻ってくるのに何日かかるのか。
 そこにバシリオがおらず、無駄足の可能性もある。
 見つけたとしても、ナイゼルに狙われているバシリオを守って、戦闘になるかもしれない。

 俺の頭の中で、自分の感知しない所で戦うロイを想像することが恐怖でたまらなかった。


 嫌だ。
 行くな。


 はっきりと拒否反応を起こす。
 そんなわけにはいかないと頭ではわかっている。
 これは必要なことで、ロイが最適だと頭では理解出来る。
 だが、感情がついていかない。


 俯き、自分の膝を見つめて両手を握りしめた。






 





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