おっさんが願うもの 〜異世界行ったらイケメンに大切にされ、溺愛され、聖女と呼ばれ、陰謀に巻き込まれ。それでも幸せ目指して真面目に頑張ります〜

猫の手

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キドナ編 〜プロポーズと婚約式〜

212.おっさん、証人になる

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 フィッティングルームでいつものように聖女に変身していく。ズルズルと引きずりそうな無駄に生地の多い服に、昭和歌謡の歌手のような袖のドレープが邪魔で仕方がなかったが口には出さなかった。
 白をベースにした衣装に合わせてヘアメイクを施され、サイドを器用に編み込まれてハーフアップが完成すると髪留めをつけられる。
 まんま、元の世界の女性の髪型に苦笑しつつ、鏡を見て髪伸びたなあと他人事のように考えていた。
 半年以上髪を切らないなんて、産まれて初めてだ。
 途中、何度かボリュームを抑えたり、長さを整えるために切られたが、短くされることはなかった。
 一度だけ短くしたいと言ったことはあったが、マーサに苦笑いされ、高位の立場にある方は髪を伸ばされるのが通例です、と嗜めるように言われてしまい、結局は伸ばすことになってしまった。

 変身が終わってリヴィングに戻ると、ロイとディーが俺の姿を見て微笑んだ。
「綺麗ですよ」
 ディーが俺の正面に立ち、うっとりした表情で俺の頬に触れる。
 だが、ロイはその後ろでゴソゴソと騎士服のポケットを漁って、何かを取り出すと、俺に腕を突き出した。
「ショーヘー、これ」
「?」
 ロイの手に四角い小さな箱が乗っているが、あちこち凹んでいるし、汚れている。


 襲撃のあった日、酒場での乱闘の後片付けをしていた店員のキャシーが、ロイとアレックスが座っていた席付近で、小さな包みと紙袋を拾った。
 すぐに2人どちらかの持ち物だろうと気付いて、キャシーからジュリエッタに、ジュリエッタからフィッシャーに手渡され、ロイの手元に戻ってきた。
 包み紙はボロボロで、中の小箱もかろうじて形を保っているだけだったが、中は無事だった。
 もう一つ、紙袋に入っていた方は、破け中身が一部飛び出して、中に入っていたものは無惨な姿になってしまっていたので、諦めることになった。


「お前に渡そうと思って…襲撃の騒ぎでこんなんなっちまって…。だけど中身は無事だった」
 ロイが苦笑いを浮かべながら、箱の蓋を開ける。
「…ピアス?」
 中には乳白色の雫形にカットされた石が飾りとしてつけられたピアスが入っていた。
 手にとってじっと色々な角度から眺めると、その石の中に様々な色が浮かぶ。光に反射して七色に輝く石はとても綺麗だった。確かロイに貰ったペアピアスにも似たような石が嵌め込まれていたと思い出していた。
 宝石には詳しくないが、元の世界でも見たことがある、オパールとか言ったっけ、と頭の中で考えていた。

「パーミリアですね。とても美しい。
 石言葉は“幸福”“純粋””無垢“、聖女様にピッタリの石です」
 そばに控えていたバーニーが石を見て笑顔で教えてくれる。
「へぇ…」
 その石の意味を聞いて、聖女には似合いの言葉だろうが、39歳の中年の男にはどうなんだろうと、クスッと笑った。
 それと同時に、ジュリエッタで失くしたということは、買ったのは襲撃の日で、俺がジョンとデートをした日、ロイとアレックスのけじめのデートの日でもある。
 元カレと一緒に今カレのプレゼントを選んだのか、アレックスもよくそんな買い物に付き合ったな、と思わず噴き出しそうになってしまった。
 何にせよ、ロイからプレゼントを貰ったことはすごく嬉しい。

「ロイ、ありがとう。嬉しいよ」
 本心から喜びの笑顔をロイに向けると、ロイも少しだけ頬を染め、俺が喜んだ姿に嬉しそうに笑った。
「今日のお召し物にぴったりですわ。早速お付けになられますか?」
 衣装班のシンシアが言い、はい、と返事をした。
 早速その場で左耳に新たなピアスホールを開け、ロイが選んだピアスを両耳につける。
 鏡の前で首を左右に振ってつけた感じを確認する。意外にもしっくり嵌まって似合っていると自分でも驚いてしまった。完全に聖女仕様の姿のせいなのだが。
「似合いますよ」
 ディーはそう言ったが、宝石を贈るという行為がかなり悔しいらしく、嬉しそうに笑うロイとは裏腹に、ジト目でロイを睨んでいた。そんなヤキモチを焼くディーの様子にクスクスと笑う。
「お前だって魔導ペンを贈ってるだろ」
 ロイがフフンとディーに向かって鼻を鳴らしつつドヤ顔を決める。
「私だってもっと…あんな露店で売ってるような物じゃなくて…」
 ブツくさと口を尖らせて文句を言うディーに俺もロイも、クロエ達も笑った。
「本当はもう一つプレゼントを買ってあったんだけどよ、そっちは酒場の乱闘でダメになっちまってな」
「え」
 せっかく買ったのに駄目になったと聞いて申し訳なく思った。
「それはまた今度改めて贈るから、楽しみにしててくれ」
 ニヤリとロイが意味ありげな表情を浮かべ、俺もディーも何を買っていたのか少しだけ気になり中身を聞こうとしたが、プレゼントの中身を事前に聞くのも気が引きて、尋ねることを我慢した。
「そろそろお時間ですね。お出迎えに降りましょう」
 バーニーが時間を確認して俺達を促す。
 グレイとジュリアに会える、と俺は満面の笑みを浮かべて歩き出した。


 階段を降りている俺の後ろで、ディーがロイの隣に並ぶとコソコソと翔平に聞こえないように小声で話しかける。
「他に何を用意してたんですか」
「良いもの」
 ニヤけるロイの顔にムッとし、眉間に皺を寄せる。
「だから、それは何だって聞いてるんですよ」
 ディーがイラッとしつつロイを小突く。
「しゃーねーな」
 ロイが口元に手を持っていくと、そっとディーの耳元で内緒話をするようにゴニョゴニョともう一つのプレゼントを教えた。
「!」
 それを聞いてディーが驚きロイの顔を凝視した後、その表情がニヤァと緩む。
「いいな…それ…」
「だろぉ?」
「選ぶ時は私も行きます。絶対に抜け駆けしないでくださいよ」
「わかったわかったw」
 ロイが悪戯するような笑みを浮かべ、ディーも似たような笑顔を浮かべると、2人でケケケとおかしな笑い声を漏らした。


「何だよ、気持ち悪いな」
 突然背後から聞こえてきた2人の奇妙な笑い声に驚いて振り返る。
「何でもない」
「こっちの話です」
 ニヤニヤしながら答える2人に訝しみながら、何度かその笑いの理由を尋ねるが、2人は絶対に答えを言わなかった。








 瑠璃宮のエントランスでグレイとジュリアが来るのを今か今かと待つ。
 そわそわして自分でも落ち着きがないな、と呆れるほど体の何処かが揺れていた。
 そしてついに来訪を告げるベルが鳴る。
 バーニーが玄関ドアを開け、俺は小走りでドアに近付いた。

「ショーヘイ様!」
「ジュリアさん!」
 ジュリアが俺の姿を見た途端、両腕を伸ばして俺に抱きついてきた。というか、俺よりもだいぶ背の高いジュリアに包まれるように抱きしめられた。
「お会いしたかった…」
 ギュウッと力強く抱きしめられ、相変わらずの豊満なバストに顔を押し付けられる。
「ジュ、ジュリ、ア」
 ムギュウと顔に当たる柔らかいおっぱいに耳まで真っ赤になる。
「ジュリア、ショーヘーが困ってるw」
 グレイが含み笑いを漏らしながら、そっとジュリアの肩に触れる。
「あ、すみません…」
 パッとジュリアが俺を離し赤面した。
 あははと笑い、改めてジュリアの大きな手を握った。
 約4ヶ月半ぶりの再会に、互いに目が潤む。
「やっと会えたね。グレイもお帰り」
 2人の顔を交互に見つめ、笑顔を向けると、2人とも嬉しそうに笑った。

 王都に到着してすぐに会えると思っていたのだが、その機会はなかった。
 ジュリアは叙爵の準備や、領地経営のノウハウを学ぶことに忙しく、俺も聖女という立場で色々なことがあり、都合が合わなかった。
 ようやっと会うことが出来て、嬉しくて涙が出る。
 たった4ヶ月程前のことが昨日のことのように思い出された。


 ジュリアはすっかり騎士からレディへと姿を変えていた。
 コートを脱ぐと、以前見た自警団の制服ではなく、クリーム色のドレスを纏い、張りのある豊満なバストに括れたウエスト、豊かなヒップが女性らしさを醸し出している。
 爵位を受ける、という理由だけではないだろう。隣に立つグレイが彼女を綺麗にさせたと思った。
 さりげなくジュリアを優しくエスコートするグレイの姿に感動を覚え、嬉しいような照れ臭いような、そんな意味が含んだ笑顔をグレイに向ける。
 グレイも俺の視線に気付いたのか、照れるように笑っていた。


 瑠璃宮の食堂へ移動し、昼食が始まる。
「聞いたぞ、デート襲撃の話」
 食事が始まって直ぐにグレイが苦笑しながら言った。
 ジュリアにはグレイから今の状況を説明してもらっている。
 彼女には旅の途中でジュノーであることをバラしているし、王都に来てからの俺の状況や役割も理解してる。
「お体はもう大丈夫なんですか?」
 ジュリアが心配そうに俺に聞いてきた。
「大丈夫だよ。ゆっくり休ませてもらったから」
 笑顔で答え、ジュリアを安心させる。
「ナイゼルが首謀者なんだろう?これからどうするつもりなんだ。
 俺が出来ることはあるか?」
 グレイがいつものように美味そうに、かつ豪快に食事をしながらディーに尋ねた。
「ナイゼルを追い込むためにも、行方不明のバシリオを見つけることが最重要課題ですね」
 ディーが答え、さらに現在決まっている行動の要点をグレイに教えた。
「詳しくは昼食の後、ショーヘイが議会に出席している間に打ち合わせしましょう」
 今夜とんぼ帰りするグレイと共に、ロイがシュターゲンに行くことを聞き、グレイは黙って頷くが、眉を顰めて心配そうに俺を見た。
「ショーヘー、大丈夫か」
 ロイが俺のそばを離れることを心配してそう言ったとわかり、俺は寂しいけど仕方がないと、寂しそうな笑顔を浮かべながら答えた。
「それより、ジュリアさんの準備は完璧なのか?」
 ジュリアが敬称はいらないと微笑み、話をする。
「式で転ばなければ、完璧です」
 ジュリアが笑いながら答え、
「ギルバート様を始め、アラン様やサイファー様、ユリア様も、大変良くしてくださいました。
 わからないことだらけでしたけど、領地経営に関しては、ランドール家で長年領地管理に携わっていた管理官をご紹介してくださって。何とかやっていけそうです」
 さらに領地管理とは別に、イグリットは領地の中に魔鉱石鉱山を二つ所有している。その運用と管理は専門のスタッフを新たに雇い入れたと言った。
 今まで鉱山の管理をしていた者達は、ベネットの息がかかった者がほとんだだったため、魔鉱石の横流しが横行し、鉱夫達の就労環境も劣悪だった。
 今現在は採石よりも管理体制を健全化することに集中しており、イグリットの来年度、さらにその次の年も、収益は赤字になると苦笑いを浮かべた。
「大丈夫だ。鉱山が正常に稼働すればすぐに元を取り返せる。
 1、2年は赤字になるが、直ぐに負債は取り返せると見込んで議会でも承認された」
 グレイが続けた。
 そんなグレイの言葉にニヤニヤと微笑む。
「何だよ」
「いや、グレイもすっかり領主の伴侶として領地を意識してるんだなって」
 俺もロイもディーも、3人揃って顔がニヤける。
「お、俺は別に何も…」
「実際、助かっています。
 何度か、元々いたベネットの息のかかった管理官や鉱夫達が反乱のようなことを起こしまして。
 それに対処してくださったのが、ギルバート様とグレイなんです」
 そんなことがあったのか、と驚きを表情に浮かべる。
「グレイは私に代わって何度も領地に足を運んでくれて、ギルバート様と共に反乱分子を叩いてくれました」
「なんだ、休みの日にいないと思ったら、イグリットに行ってたのか」
 ロイが何度か飲みに誘いに行って不在だった時のことを思い出した。
「王も転移魔法陣を何度も使わせて頂いて、本当に感謝しかありません」
「その鉱山の反乱分子はどうなったんだ?」
「今は首謀者を捕らえたし、その下の奴らも散り散りに逃げた。元々雇われていただけの荒くれ者の集団だからな。金にならないとわかった途端、あっさりしたもんだ」
「今は昔から働いていてくれていた鉱夫達を中心に、新たな鉱夫や管理官を雇って、ゆっくりですが採石も始まっています」
「それに、引退した騎士に余生を自然豊なイグリットで過ごさねぇかって声かけたら、数人が移り住んでくれてな。
 鉱山の警備兵や自警団の指導員になってくれたわ」
 ニカッとグレイが笑い、ロイとディーが噴き出して笑った。
「もしかして、団の引退したジジイどもか」
「ああ。サンディーやゲルマー、エドアルドも来てくれた」
「ああ~、それは指導される側が可哀想ですね~」
 3人でゲラゲラ笑い、その様子から元騎士達は年のせいで引退したが、まだまだ現役が出来るほどの実力者なんだろうと想像した。
「たくさんの方達に助けられて、イグリットは立ち直りつつあります。
 これも、ショーヘイ様の、ディーゼル殿下、ロイ様、グレイ、皆様のおかげです」
 ジュリアが涙声で言い、目に涙を溜めて微笑んだ。


 現在のイグリットの状況を聞き、全てが良い方向に向かっていると安心した。
 安心したが、やはり懸念もある。
「グレイ、ジュリア。
 婚約式はいつするつもりなんだ?」
 俺にそう聞かれ、2人は顔を見合わせた後、微笑みながら頷き合う。
「これは2人で相談して決めたことだから、何も言うなよ」
 話す前に釘を刺すように言われる。
「お前達が関係を公表し、婚約、結婚した後にする」
「えぇ!?なんで!?」
「だから何も言うなってw」
 俺の反応にグレイが笑う。
「俺達はお前が居たからこそ出会い、互いに意識した」
「私達の前に、まずショーヘイ様とロイ様、ディーゼル殿下の幸せが最優先で、見届けたいのです」
「そんな…」
 2人の言葉に呆然とする。
 グレイとジュリアの婚約式、結婚式が本当に楽しみで、見たかったと思っていたのに。
「お前達の後にする。これは2人で決めたことだ」
「…いいのか」
 ロイが真剣にグレイとジュリアに問いかける。
「今現在の状況で、俺達の関係を公表することはいつになるかわからない。
 グレイ、それまでジュリアを待たせるつもりか」
 その口調は多少怒っているようだった。俺もロイの意見に同意する。
「私はそれでも構いません。2人で相談して、そう決めました」
 ジュリアが微笑みながら言葉を返す。
 その俺たちを真っ直ぐ見る目は真剣で、決意の固さを物語っていた。
「それにな、俺の勘だが、そんなに待たせることにはならんと思うんだよ」
 グレイが漠然とした予感を口にした。
 それを聞いて、俺もそうなればいいな、と願望を胸に抱く。
「2人がそれで納得しているなら、私はもう何も言いません…」
 ディーは微笑みながら言うが、それでも2人をじっと見つめて言った。
「ですが、王の前ではまだにしても、私達の前で先に誓ってくれませんか」
 俺は隣のディーを見つめ、何を言わんとしているのかわかって微笑んだ。
「グレイ、俺も2人でそう決めたのなら何も言わないよ。
 でも、安心させて欲しいな」
 笑顔でグレイとジュリアに言い、ロイも笑顔で頷いた。
「~」
 途端にグレイが困ったような表情を浮かべて、照れたように頭を掻く。
 観念したように小さくため息をつくと席を立ち、じっとジュリアを見つめた。
 え、とジュリアが驚いた表情でグレイを見つめ慌てて立ち上がり、俺達も席を立って2人の方へ回り込む。
「ジュリア」
 グレイがジュリアに跪いた。
「どうか貴方の隣にいることを許可して欲しい。いつまでも俺の隣で笑っていて欲しい。
 大切な友人達の前で、一生涯かけて貴方を愛し、敬い、共に生きることを誓います」
 グレイははっきりと響き渡る声で話し、顔を上げてジュリアを見つめ、右手を差し出す。
「ジュリア、愛している。どうか、俺と結婚してくれ」
 グレイが愛を込めた眼差しと言葉をジュリアに向ける。
 そのグレイのプロポーズに、ジュリアのみならず後ろで聞いていた俺もキュンと胸を撃ち抜かれてしまった。
「はい…。はい」
 ジュリアがグレイの手を取り、そのまま崩れ落ちるように跪くとグレイに抱きついた。
「私も、愛しています。グレイ、好きです。大好きです」
 ギュッとグレイの首に両腕でしっかりとしがみつきポロポロと涙を流す。
 俺もついついもらい泣きしてしまった。
「グレイ。ジュリア・イグリット。
 ディーゼル・サンドラークの名において、貴殿達の誓いをしかと見届けました」
「俺たちが証人だ。幸せになれよ」
 ロイが笑顔で言い拍手すると、バーニーを始め給仕のメイド達も一斉に拍手した。
 俺も涙を拭って拍手する。
 嬉しい。良かったと、幸せそうな2人を見て胸の中がいっぱいになった。
 3人でグレイとジュリアを立たせた後、ハグで祝福した。
「おめでとう。本当におめでとう」
 満面の笑顔を浮かべて、心から2人を祝福する。
 幸せそうな2人の姿に、胸がいっぱいになった。
「おい、誓いのキスは」
 ロイがニヤつきながらグレイに促す。
「そうそう。ほら早く」
 ディーもニヤッと口角を上げる。
 グレイもジュリアも顔を赤くして戸惑うが、それでも促されて向かい合う。
「ジュリア、愛している」
「私も、愛しています」
 見つめ合った瞬間、2人の世界に入り込む。
 グレイの両腕がジュリアを包み込むように抱きしめて引き寄せ、ジュリアも両手をグレイの胸に添える。
 そして互いに見つめ合った後、ゆっくりと誓いのキスを交わした。
 そんな愛がたっぷりの2人のキスシーンに俺も赤面したが、感動が全身を包む。


 2人のためにも、一刻も早く黒幕を見つけ、この件に終止符を打たなくては。
 そう決意を新たにした。



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