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キドナ編 〜断罪劇の後始末〜
266.おっさん、聖夜を過ごす
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結局この日は転移魔法陣の完成はなく、翌日に持ち越した。
最終調整に思ったよりも時間がかかっているらしく、早くても明日の昼頃になると言われた。
明日には俺も魔力がほぼ全回復しているだろう。
キースとロマ、セシリア王女がこちらへ来るというが、その後、すぐに公国へ戻ることになるのだろうか。
今後の予定をまだ聞いていないので、部屋でロイとディーと夕食を食べながら確認する。
胃に優しいものを中心に食べ、だいぶ固形物も増えている。きっと明日には肉も食べられる。
「ショーヘイの魔力と体力が全回復してから戻ります。
27、8日あたりだと思いますよ」
「キース、絶対自分が迎えに行くってアランに我儘言ったらしいぞw」
勝手に出て行って、キースには心配させてしまったな、と申し訳なく思った。きっと泣かれるし怒られるだろうと、その様子がありありと想像できて笑ってしまう。
「メイノールとセシリア王女の面会もあるし、すぐに戻ることにはならないでしょう」
「400年の隙間を埋めるのに、時間がかかるだろうよ」
「そうだよな。積もる話はたくさんあるだろうし」
相槌を打ちつつ、メイノールが泣いて喜ぶ姿を想像して笑顔になった。
「キース達が転移した後、まずオスカーとモーリスが一足先に王都に戻ることになる」
ロイがオスカー、モーリス、スミスが入れ違いで公国に戻ると言った。
「レンブラントとバルトの代理人という立場がありますから、両公爵に事の顛末を報告するためです。
帰ってすぐ、通信システムを使って会談を開くことになっています」
「そっか…見届け人ね……」
ナイゼルの罪を暴き、それを見届ける証人としての役割があったんだと、今更思い出した。
「メイノールも証人となることが決まりましたので、ナイゼルや国王の訃報、キドナの今後については年明けに公表されることになります」
公国、帝国、キドナ、マールデンの4カ国の名前とそれぞれの証人の署名が入った文書が世界中に発表されると教えられた。
「それと、これも年明けになると思いますが、臣従儀礼の式典もしなければなりません」
「しんじゅ…何?」
聞き慣れない言葉に俺は首をかしげる。
「キドナが公国の属国になるため、正式な手続きをするんですよ」
「その時はリオが公国に来ることになるな」
「へぇ~」
その辺についてはサラッと聞いておくだけにした。
国同士の取り決めや儀礼的なことに関してはあまりわかっていない。その時が来て、もし俺も絡むことになるなら、キースに詳しく教えてもらえばいいと思った。
「27日か28日ね…。そっか…もう年末になるのか……」
帰る日付と、年明けという言葉を聞いてもう年末なんだなと漠然と考えた。
去年の今頃の記憶を辿りつつ、今日という日付に気付く。
今日は12月24日。
12月24日と言えば、クリスマス・イブ。元の世界では恋人達の日。残念ながら8年ほど1人でイブを過ごしてきたわけだが。
この世界にクリスマスなんてないだろうし、普通の日ではあるが、俺は何となくそわそわしてしまった。
クリスマスという行事はさておき、年末であることには変わりはない。
「なぁ、この世界の年末年始って何か特別なこととか、行事とかってあるのか?」
「特別?」
ロイに聞かれ、俺は元の世界の年末年始、特に日本のことを話した。
「俺がいた世界、国ではさ、毎年12月28日あたりに御用納って言って、その年の仕事を終えて休みに入るんだ」
俺は年末年始の過ごし方、風習などを説明する。
大掃除、年越しそば、除夜の鐘、お節料理、初詣、お年玉などなど、年末年始だからこそ食べる物、行うことを話した。
「こっちでは年末年始だからやる事ってないのか?」
「そうですね…ショーヘイの言ったゴヨウオサメに近いことはあります。
こちらでも12月28日に、王城勤務の主だった者達を集めて王が1年間の労いの言葉をかける式がありますよ」
「そういえばそんなことやってたな」
ロイも獣士団長の時に参加したと言った。
流石に王城勤務の各局員は全員休みというわけではなく、順番に休みに入るそうだが、それでも、登城するのはいつもの半分以下まで減るらしい。
「それと、王族関連で言えば、年明けの3日の夜に王家主催の夜会が開かれて、全員ではないですが、ほぼ国内の貴族や有力者が集まります」
新年会のようなものかと、国の経営も会社経営と似てるよな、と思った。
「そして翌日の4日に王から国民への挨拶があります。ほら、ショーヘイが国民にヒールを使った場所で」
そう言われ、王城前広場に面した大きなバルコニーを思い出した。そして、その行事はまさに日本の一般参賀のようだと思った。
もしかしたら、この国の成り立ちに関わった、日本人のシュウが「御用納」や「一般参賀」の行事を作ったのかもしれないと思い、親しみを感じる。
「まあ後は…毎日晩餐会があるくらいだな」
「晩餐会?」
ロイが嫌そうに呟く。
「王家主催ではないんですけど、高位貴族主催のパーティーが連日のようにね…」
ディーもそれは嫌なのか、うんざりしたような表情になった。
「立場上欠席というわけにもいかないので、家族総出であちこちのパーティーに出向くことになりますね。
夜会のハシゴですよ」
「うわあ…それは大変そうだな」
俺のお披露目の夜会のようなことが毎日と聞いて大変そうだなと思った。
「まあでも、今年はロイもショーヘイもいますし、少しは気が楽になりますよ」
「あ?」
「え?」
ディーの言葉に俺とロイは声を上げた。
「……当たり前でしょ?ロイはランドール家の後継になるんですし、ショーヘイは聖女ですよ?当然招待状がわんさか来ますよ。強制参加は確実ですね」
「………」
ディーは当然だという顔をし、俺たちはえーと思い切り嫌な顔をした。
「欠席とか…」
「無理です。ショーヘイは私の伴侶になるんですから、慣れてくださいね。
ロイも諦めてください」
ディーが逃すものかと、何処か嬉しそうににんまりと微笑む。
ロイが嫌だ~と駄々をこね始め、俺もがっくり項垂れてしまった。
まさか、公国に戻った後そんな仕事が待っているなんて、とげんなりしてしまった。
夕食を終えると、まったりとした時間を過ごす。
窓に近寄って外を眺めると、ふわふわと雪が降っており、見える街の灯りと重なりとても幻想的で美しい景色だった。
こんな景色、元の世界でもあまり見たことがなかったため、ついついじっと見続けてしまう。
「…ホワイトクリスマスだ…」
クリスマス・イブに雪が降るなんて、なんてロマンチックなのだろうと思ったが、こちらの世界にはない常識だから、1人呟いて笑った。
「ホワイトクリ…何だって?」
そんな俺の呟きを聞いていたのか、真後ろでロイが聞いてくる。
「クリスマス。降誕祭って言って、俺のいた世界の行事で、神様が生まれてきたことを祝う日だよ」
「元の世界にも神様がいるのか」
「たくさんね。いろんな宗教があって、クリスマスはその内の一つの宗教行事だな」
「信者だったんですか?」
ディーに聞かれて俺は笑った。
「いや、別に信者ってわけじゃない。
何ていうか…、俺のいた国は、楽しそうな行事は宗教問わず取り入れる傾向があってさ……」
俺は日本特有のいいとこ取りのような文化に苦笑しながら、クリスマス行事の説明をした。
クリスマスツリーを飾り付け、家族や恋人で過ごす。ご馳走を食べて、プレゼント交換をしたり、サンタクロースが子供達へプレゼントを配ったりと、人それぞれ、国それぞれで祝い方が違うと説明した。
「さんた、くろす?」
ディーが首をかしげる。
「難しく考えなくてもいいよ。ただの恒例行事みたいなもんだ」
笑いながら言うが、ロイがそわそわし始めた。
「どした?」
「そのクリスマスは恋人と過ごすんだろ?」
「あー……うん」
「残念ながらプレゼントはありませんが…」
ディーが俺の背後から肩を抱き寄せ、手を取った。
「一緒に過ごすことは出来る」
ロイもそっと翔平の腰に腕を回して反対側の手を取る。
クリスマス・イブに恋人と、大切な人と過ごす。
その甘酸っぱい感覚に俺は頬を染め、照れ臭くて、はにかみながら微笑んだ。
「好きだよ、ショーヘー」
「愛してます、ショーヘイ」
左右から抱きしめられ、頬やこめかみにチュッと軽いキスをされた。
「ん、俺も好きだよ、2人とも」
交互に2人の頬にキスをし、顔を赤くしながらニコリと笑った。
この世界にはクリスマスなんて風習はない。俺個人の記憶とそれまでの体験から基づくただの行事なのだが、12月24日に恋人と過ごすのは思い入れがあった。
実際にこんな甘いクリスマス・イブなんて、8年、9年ぶりか?とむず痒い気持ちになってしまった。
寝夜着に着替えてベッドに入る。
聖夜に恋人と過ごす、それはつまりそういうことだ。
加えて、高級ホテルのような部屋に、天蓋付きの大きなベッド。
ここにいる理由を考えれば、状況に浮かれることなど出来ないが、それでもこの日が恋人達にとって特別な日という認識が俺の気分を高揚させる。
「おやすみ」
「おやすみなさい」
2人にはさまれ、頬にキスされて就寝の挨拶をされて川の字になって横になる。
「……」
あれ?と何もしてこない2人に戸惑った。
2人とも、当然のように俺の隣にいるが、俺は1人で盛り上がって勝手にドキドキしていたことに、急に恥ずかしくなった。
そりゃそうだ。
クリスマスは元いた世界での行事で、2人には説明したが、意味もこの日の恋人同士がすることも知らない。
しかも、俺の魔力も体力も完璧に回復していない。
2人は俺が回復するまで、絶対に手を出さないのだろうと思った。
だが、俺は。
はっきり言ってムラついてしまっていた。
今日という日。そしてそばにいる恋人。勝手に1人でその気になってしまって、悶々としてしまう。
SEXしたい、2人に抱かれたい、愛されたい、と頭も体も火照ってしまった。
「あの……」
俺は掛け布団を両手でギュッと握ると、顔を隠すようにずり上げる。
「ん?」
「何ですか?」
すぐに2人が返事をするのを聞いて、俺はモゴモゴと口元を布団で隠しながら呟いた。
「ショーヘー?」
聞き取れなかった2人が俺の方を見るのがわかった。
俺は、真っ赤になりながら、ますます顔を布団で隠したが、意を決して少しだけ顔を覗かせる。
「えっと…、し…、しないの?」
何とかそれだけを言えた。だが、顔から火が出そうなくらい恥ずかしい。
慣れてはきているが、まだ素直にSEXしようとは言えない。まだ男としての矜持が抱かるれ側であることに羞恥心を孕む。
いや、そうではない。
おそらくこれは日本人としての文化や風習が大きく関係している。
受け入れる側からの誘いは、「ふしだら」や「はしたない」といったマイナスなイメージがつきまとう。
SEXに誘うのは男(抱く側)からというのが俺の常識で、女性(抱かれる側)からというのは恥ずかしい行為という認識が根底にある。
だから俺は自分から誘うことにこんなにも抵抗があるのだ。
ふしだらだと思われたくない。
断られたら恥ずかしい。
貞操観念が緩いと思われたら。
要するに、不安が先に来てしまうということに気付いた。
抱く側なら、絶対にこんなこと思わなかった。気付きもしなかっただろう。
2人に抱かれるようになって、受け身側の不安というのが痛いほどわかるようになってしまったのだ。
「…いいのか…?」
「まだ、回復してないでしょ…?」
2人は俺の誘いに困ったような顔をした。
「い、いいよ」
俺は再び赤い顔を隠してはっきり言う。
「もう、だいぶ回復してるし……。は、激しくなければ…、だい、じょぶ……」
プシューと湯気が出そうな程真っ赤になりながら、最後の方はボソボソとした呟きになってしまう。
「その……俺は…したいんだ、けど…ダメ?」
チラッと目元を布団から覗かせて俺を覗き込む2人を見ると、2人の目がギラリと揺れたような気がした。
「ダメじゃない」
「ダメなんて、そんなわけない」
バッと勢い良く布団を剥がされた。
上から綺麗な2人の顔に見下ろされ、俺は恥ずかしくてますます赤くなった。
ロイとディーは恥じらいながら誘ってきた翔平に一気に欲望が最大まで膨れ上がった。
赤い顔、潤んだ目、何よりも心から愛している人から求められたことに興奮しないわけがない。
「ショーヘー…」
ロイの手が俺の頬に触れ、ツッと唇をなぞられた後、静かに唇を重ねる。
「ん」
うっとりと目を閉じてキスを受け入れ、角度を変えて何度もキスをすると、同時に頬や耳をさわさわと撫でられる。
ディーの手が首筋に触れて指でなぞりながら、耳や首に唇を寄せてキスしたり舌を這わせてきた。
「あ…」
ロイの熱い舌が口内に侵入した時には、俺はこれから与えられる快感を想像してとろけそうになっていた。
舌を絡ませ、時折吸われるだけでゾクゾクとした快感が背筋を這い上がってくる。
ロイが離れるとすぐにディーが唇を塞いだ。
あっという間にに上着のボタンを外され、2人の手が肌を撫でる。脱がされながら肌を這う手が時々乳首をかすめ、徐々にぷっくりと膨らみ、固く尖り始めた。
「ショーヘー、可愛い」
いつも可愛いと言われるとムッとしてしまうが、SEXの時の言葉は嬉しいと感じた。
可愛い、綺麗と思ってくれることが嬉しくて、それすらも快感に繋がっていく。
ロイが存在を主張し始めた乳首全体を舐め、舌先で突くようにされただけで下半身に快感が直撃した。
「あ、あぅ、んぅ」
ジュルと音を立てて乳首をしゃぶられ、強めに吸われると声が出る。
ロイが口と舌で乳首を愛で、ディーは指で乳首を撫で時折カリカリと引っ掻くように弾きながら、翔平の耳を舐め甘噛みする。
「ふぅ…んぅ……」
性感帯の一つである耳を嬲られ、翔平はくすぐったくて、気持ち良くて、甘ったるい声を上げた。
「ショーヘイ……もっと感じて……」
耳元で熱い吐息と共にディーのいい声で囁かれ、同時にキュッと乳首を指で摘まれた。
「あ!」
ビクン!と大きく体が跳ね、腰が無意識に揺れる。
すでにペニスは大きく膨れ、下着を濡らしていた。その感触がもどかしくて、俺は無意識で腰を揺らす。
ロイが乳首を舐めながらクスッと笑い、下履きと下着の紐を緩めると、器用に片手だけで脱がせて行く。
遮るものがなくなって、プルンとペニスが外気に晒されて勃ちあがった。その先からトロトロと蜜が溢れ落ちる。
「もうこんなに…」
ロイがチロチロと乳首を舐めながら、視線を翔平のペニスへ移すと、自分とディーの愛撫に反応して、ペニスがピクピクと跳ね、蜜が翔平の下腹部を濡らしていくのをうっとりした表情で眺めた。
「あ…あぁ…ん」
翔平の体が2人の愛撫で細かく震え、小さな嬌声をあげる。
ロイは起き上がると、素早く寝夜着を脱ぎ捨てて全裸になると、中途半端になっていた翔平の下履きも下着ごと取り払う。
翔平の足元へ移動したロイは、そっと膝裏に手を入れて左右に開かせる。そのまま足を担ぎ上げ、翔平の腰を上へ持ち上げた。
「あ、ロイ……」
腰を持ち上げられ、その部分をロイに曝け出した格好に、俺は恥ずかしさと期待に名を呼んだ。
ロイの手が翔平のペニスを包み、優しく撫でるように上下に動かす。
「あぁ!あ、ん」
ニチャニチャと音を立てて扱かれ、俺はギュッと目を瞑って襲ってきた快感に呼吸を荒くした。
ディーはそんな翔平にうっとりと微笑むと、自分も素早く寝夜着を脱ぎ捨てつつ、一度ベッドから降りた。
ロイの手がペニスを扱き、舌が陰嚢を舐め、ハムッと口に含んで転がす。溢れ出る唾液をそのままに、会陰をゆっくりと舌で嬲ると、アナルまで舐めあげた。
「あ、あ、んぅ、あ」
ペチャペチャとわざと音を立てながらアナルに唾液を馴染ませるように何度も舐め、舌先でアナルを突くと、その刺激にアナルがヒクヒクと収縮を始めた。
ロイはそのヒクつくアナルに指を這わせると左右に開くように広げ、グリッと舌先を中に押し込んだ。
「んぅ!あ!」
中に唾液を流し込み、指で掬った翔平の蜜をアナルの周囲や中に塗り込めるように指で撫で、挿入する。
「ロイ」
離れていたディーが戻ってくると、翔平の腰を持ち上げてペニスとアナルを愛撫しているロイに話しかける。
「お」
ロイが翔平の股間から顔を離し、手で口周りを拭うと、静かに翔平の腰をベッドに下ろした。
ディーは持っていた小瓶をロイに渡し、再びベッドに上がって翔平に覆い被さる。
「優しくしますから」
快感に身悶え、はぁはぁと荒い呼吸を繰り返す翔平の頬を撫で、唇を重ねた。
すぐに舌を絡ませ、濃厚なキスを繰り返しながら、首筋や胸を優しく撫でた。
ロイは受け取った小瓶の蓋を開け、中のローションを手のひらに取ると、翔平のアナルに指を添え、ゆっくりと慎重に中へ挿入した。
「ぁー…」
クプププと2本の指が挿入され、翔平はその刺激に細かく体を震わせる。
指は一度根元まで挿入され、同じ速度でゆっくりと引き抜かれる。ローションを挿入する時に指に絡ませながら、何度か抜き差しを繰り返した。
中は指の動きとディーから与えられる愛撫にキュンキュンと締まり、うねっていた。
ロイは柔らかくなっていくアナルに微笑み、さらに指を増やす。
手のひらにローションを取り、3本の指で奥へ流しこむように挿入すると、中はたっぷりと濡れ、指が出入りするたびにグチョグチョと濡れた音を立てた。
「ん!」
指の動きが早くなり、中に挿入された指が中を広げるようにバラバラに動き、さらにもう片方の手でペニスを扱かれた。
「あ!!ダメェ!同時、ダメ!」
グチョグチョ、ヌチヌチと前後を刺激されて、翔平は悲鳴のような嬌声を上げた。
こんなの、すぐにイッてしまう、と懇願するように叫んだ。
ロイは叫ばれてペニスから手を離し、指を引き抜く。
「挿れるよ」
翔平の足をさらに広げ、ロイをはさむように持っていかれると、腰を突き出してガチガチになった己のペニスを翔平のアナルに添えた。
「ロイ……」
翔平は快感に涙を浮かべた目でロイを見上げ、アナルに感じる熱さにうっとりとした。
指とは違う圧がアナルを襲う。
熱くて太いペニスが翔平の中を埋めて行く。
「あ…あぁー…」
ミチミチとアナルが広げられ、奥へ入り込んでくるロイを感じた。
「はぁ…ショーヘー……」
1ヶ月ぶりの翔平の中に、ロイは感嘆の息を吐いた。
王都を出た後、当然SEXなんてしていない。ダニエルは街へ入る度に性欲を発散させていたが、俺は全くそんな気にはなれなかった。
もう翔平以外を抱く気もおきなければ、誰か他人を抱くよりも、翔平の姿を妄想しながら自慰行為に耽った方が、何倍も気持ちが良かった。
翔平の顔、声、体。思い出すだけで体が熱くなり、何度でも射精出来る。
翔平とのSEXを何度も頭の中で反復し、性欲を発散していた。
何度も頭の中で抱いた翔平を、ようやっと今現実で抱いている。
それだけで、ロイはイキそうになった。
ディーがロイの挿入で小さく震え、生理的な涙を流す翔平をいたわる。
涙を掬い取るようにキスをして、頬や頭を撫で、感じすぎて意識が飛ばないように、快感を逃してやる。
「ロイ、ゆっくりね」
激しくするなと忠告すると、ロイは挿入してしばらく動いていなかったが、我に返り、その痩せてしまった腰を両手で掴むと、軽く腰をゆすり出した。
「あ、ひゃぁ、ん、あん」
トチュットチュッと突き上げる度に、翔平の口から高い声が出て、ポロポロと快感の涙が流れた。
中にロイを感じる。繋がれたことが嬉しくて、ロイのペニスがいい所を突く度に、腰が抜けるような快感が走った。
「んぅ、ん、ん」
そばにいるディーにしがみつき、その快感に耐えようとする。気を抜けば、すぐにてもイッてしまいそうで、嬌声を上げながらディーを強く抱きしめた。
ディーは中から快感を与えているのはロイなのに、必死に自分へ救いを求めるように抱きついてくる翔平が可愛くて、頬や唇にキスを落とす。
だが、長時間の快楽は今の翔平には無理だと考え、絶頂へ向かわせるために体をずらした。
ピンク色に色付く乳首を口に含むと、翔平のペニスに指を絡ませる。
「んぁ!ああ、だ、だめ、イク!」
ロイの突き上げに合わせて、舌と手で愛撫すると、あっという間に翔平は絶頂に達した。
ビュルルッと翔平のペニスから精液が吹き出し、手の中でビクビクと跳ねる。それと同時にギュゥと中が強くしまり、ロイが顔をしかめた。
「ショーヘー…」
締め付けが強くなった中に、ロイは少しだけ動きを激しくすると、奥を突き上げるように大きく腰をゆすった。
「あ!あああ!!!」
絶頂を味わっている最中に突き上げられ、その快感の強さに目の前がチカチカと点滅したような錯覚を起こす。
「んぅ!」
小さくロイが呻き、グンと突き上げた瞬間、己の欲望を中に吐き出した。
ロイの腰が細かく震え、最後の一滴まで翔平に注ぎ込んだ。
「はぁ……」
ロイが満足気にため息を吐き、余韻を残したままゆっくりとペニスを抜く。その刺激にも翔平はピクピクと体を震わせた。
「ショーヘー…愛してる」
翔平の横に転がり、はぁはぁと荒い呼吸を繰り返すその肩にキスを落とす。
「ん、俺も…」
翔平はディーから腕を離すと、ロイの方へ体を向け、横向きで向かい合うとキスをねだった。
何度もキスを繰り返して舌を絡ませることが気持ち良くて、自分から舌を突き出してロイの舌を吸った。
「ん、ん」
クチュ、チュル、とロイとキスを繰り返していると、ディーが耳を舐め甘噛みする。そのままうなじから背中へ舌をなぞらせると、翔平の体が小さく震えた。
背後から手を伸ばして乳首を弄りながら耳元で囁く。
「ショーヘイ…、私も受けれてくれますか?」
クリクリと乳首を撫でながら、限界まで張り詰めたペニスを翔平の尻肉に押し付ける。
「ん…、ディー…来て」
翔平が自分から片足をあげて開いてくれ、ディーは嬉しくて満面の笑顔を作った。
体を起こして、翔平の片足を持ち上げると、曝け出されたアナルにペニスを添える。
プチュと吸い付く感触にディーは一気に打ち込みたい衝動を抑えながら、先端を少し飲み込ませてすぐに引くという動作を繰り返した。
「ん…ぁ…、ディー…それ……やぁ…」
プチュプチュと入口付近を軽く出入りする動きに、翔平はもどかしくて体をよじらせた。
「ディー、焦らすなよ」
ロイが苦笑しながら、悶えている翔平をあやすように撫でる。
「だって…勿体なくて…挿れたらすぐにイっちゃいそうで…」
そう言いながら極浅い抽送を繰り返す。
「体力を考えろ」
気持ちはわかるが、ロイは翔平の体を気遣って嗜めた。
つい先ほどは自分が翔平の体を気遣ったのに、いざ自分の番になると余裕がない。ディーはそんな自分の行動に自虐的に笑うと、ゆっくりと中に挿入する。
「あぁ…あー…」
先ほどのロイとは違う角度で挿入され、翔平は長いため息のような喘ぎを漏らした。
「はぁ…ん…気持ちいい…」
ピッタリと己を包み込む翔平の内壁に、ディーは快感に濡れた声を漏らした。
「ん…んぅ」
ゆさゆさと腰を揺らし始めると、翔平が断続的に喘ぐ。それに合わせて、一度射精したペニスがむくむくと固く勃ちあがっていった。
ロイはディーに突き上げられて感じている翔平の表情を間近で見て、己もまたペニスが固くなるのを感じた。
ディーの律動に合わせて上がる喘ぎ声、ほんのりと紅潮した頬、快感に濡れた目、熱い吐息、全てがロイの欲望を刺激する。
トントンと奥を突き上げる動きに合わせて翔平の体も揺れる。そして向かい合って抱き合っている翔平とロイのペニスが動きに合わせてぶつかった。
「あん、ん、あ」
翔平の熱い吐息がロイの顔にかかり、ロイは翔平の唇を奪い、深くを舌を絡ませた。キスを繰り返しながら、お互いのペニスを握り込むと、ヌチュヌチュと音を立てて上下に扱く。
「んぅ」
ディーが締め付けが強くなった中に耐えるように顔をしかめる。
「んぁ、あ“、あぁ」
舌を絡ませるキス、ディーの突き上げ、ペニスを扱く動きがピッタリとはまり、3人は徐々に高みに追い上げられていった。
「ショーヘイ…んぅ」
ディーが絶頂が近いことを示し、ロイはペニスを握る手を強め、動きを早くした。
「あ、あ、イ、イっちゃ…」
無意識に腰が揺れる。
前後から押し寄せる快感に、翔平の体が痙攣を始めた。
「一緒に」
ロイが荒い息で言い、さらにディーは中を抉るように突き上げ、ロイの指が互いのペニスの鈴口を擦り上げた。
「あぁ!!」
ディーが翔平の中に射精し、ロイの手の中で2人とも射精する。
ほぼ同時に3人で絶頂に達し、ガクガクと快感の余韻に震えた。
心地よい疲労感が3人を包む。
ディーが翔平の中から出て、ドサッとベッドに倒れ込むと、うっとりした表情で長い息を吐いた。
「幸せすぎて…死んじゃいそうです…」
「俺も…」
ディーの言葉に笑いながら、翔平が答え仰向けに寝転がる。
3人とも全裸でベッドに転がり、SEXの余韻に浸った。
「ショーヘー、大丈夫か?」
「ああ、大丈夫」
そう答えるがやはり怠さを感じていた。だが、辛い怠さではなく、心地の良い気怠さで、体の辛さよりも心が満たされた充足感が全身を包んでいた。
「俺…2人とのSEX好きだな…すげえ気持ちいいし」
ボソッとほぼ無意識で呟いてしまった。
「……ショーヘー」
「煽らないで…」
2人がはぁ~とため息をつき、俺は口走ってしまった言葉に赤面した。
だが、本当のことだから仕方がない。
「全回復したら、もっと気持ち良くしてやる」
「ええ。私たちのことしか考えられなくなるくらいすごいのを」
左右から言われ、俺は笑う。
もうとっくにロイとディーのことしか考えられなくなっているのに。
「そんな暇があればいいけどな」
これから年末、年明けに向けて忙しくなるとさっき聞いた。きっと夜会への出席でSEXなんてしていられないほど体力も精神力も削られて残っちゃいないだろう。
落ち着くまで、またお預けの期間が続くことになると、俺は笑った。
「それはそれ、これはこれ」
ロイがチュウと頬にキスをしてくる。
「ずっと、一緒にいましょうね」
ディーが俺の手を握り擦り寄ってくる。
「離れたくねえな」
ロイもピッタリと俺にくっつき、1ヶ月離れて辛かったと泣き言を言い、笑った。
俺の数年ぶりの聖夜は、異世界で2人の男の恋人と過ごすという、去年の今頃には全く考えもつかなかったことになった。
だが、今までの聖夜の中で、一番甘く、満ち足りた夜になったのは間違いない。
クリスマスというイベントを、こっちの世界でも普及させようかな、なんてことを考えながら、微睡む。
クリスマスにバレンタインデーやホワイトデー、ハロウィンもある。
狩猟祭での告白イベントが盛り上がるんだから、きっとこちらの世界でも受け入れられるはずだ。
経済効果もかなり大きいはずだし、メリットはあるはず。
こういう物ではない発想もジュノーの知識なんだろう。
王都に戻ったら、提案書を作って…。
とつらつら妄想を膨らませている途中で、意識が眠りに吸い込まれていった。
最終調整に思ったよりも時間がかかっているらしく、早くても明日の昼頃になると言われた。
明日には俺も魔力がほぼ全回復しているだろう。
キースとロマ、セシリア王女がこちらへ来るというが、その後、すぐに公国へ戻ることになるのだろうか。
今後の予定をまだ聞いていないので、部屋でロイとディーと夕食を食べながら確認する。
胃に優しいものを中心に食べ、だいぶ固形物も増えている。きっと明日には肉も食べられる。
「ショーヘイの魔力と体力が全回復してから戻ります。
27、8日あたりだと思いますよ」
「キース、絶対自分が迎えに行くってアランに我儘言ったらしいぞw」
勝手に出て行って、キースには心配させてしまったな、と申し訳なく思った。きっと泣かれるし怒られるだろうと、その様子がありありと想像できて笑ってしまう。
「メイノールとセシリア王女の面会もあるし、すぐに戻ることにはならないでしょう」
「400年の隙間を埋めるのに、時間がかかるだろうよ」
「そうだよな。積もる話はたくさんあるだろうし」
相槌を打ちつつ、メイノールが泣いて喜ぶ姿を想像して笑顔になった。
「キース達が転移した後、まずオスカーとモーリスが一足先に王都に戻ることになる」
ロイがオスカー、モーリス、スミスが入れ違いで公国に戻ると言った。
「レンブラントとバルトの代理人という立場がありますから、両公爵に事の顛末を報告するためです。
帰ってすぐ、通信システムを使って会談を開くことになっています」
「そっか…見届け人ね……」
ナイゼルの罪を暴き、それを見届ける証人としての役割があったんだと、今更思い出した。
「メイノールも証人となることが決まりましたので、ナイゼルや国王の訃報、キドナの今後については年明けに公表されることになります」
公国、帝国、キドナ、マールデンの4カ国の名前とそれぞれの証人の署名が入った文書が世界中に発表されると教えられた。
「それと、これも年明けになると思いますが、臣従儀礼の式典もしなければなりません」
「しんじゅ…何?」
聞き慣れない言葉に俺は首をかしげる。
「キドナが公国の属国になるため、正式な手続きをするんですよ」
「その時はリオが公国に来ることになるな」
「へぇ~」
その辺についてはサラッと聞いておくだけにした。
国同士の取り決めや儀礼的なことに関してはあまりわかっていない。その時が来て、もし俺も絡むことになるなら、キースに詳しく教えてもらえばいいと思った。
「27日か28日ね…。そっか…もう年末になるのか……」
帰る日付と、年明けという言葉を聞いてもう年末なんだなと漠然と考えた。
去年の今頃の記憶を辿りつつ、今日という日付に気付く。
今日は12月24日。
12月24日と言えば、クリスマス・イブ。元の世界では恋人達の日。残念ながら8年ほど1人でイブを過ごしてきたわけだが。
この世界にクリスマスなんてないだろうし、普通の日ではあるが、俺は何となくそわそわしてしまった。
クリスマスという行事はさておき、年末であることには変わりはない。
「なぁ、この世界の年末年始って何か特別なこととか、行事とかってあるのか?」
「特別?」
ロイに聞かれ、俺は元の世界の年末年始、特に日本のことを話した。
「俺がいた世界、国ではさ、毎年12月28日あたりに御用納って言って、その年の仕事を終えて休みに入るんだ」
俺は年末年始の過ごし方、風習などを説明する。
大掃除、年越しそば、除夜の鐘、お節料理、初詣、お年玉などなど、年末年始だからこそ食べる物、行うことを話した。
「こっちでは年末年始だからやる事ってないのか?」
「そうですね…ショーヘイの言ったゴヨウオサメに近いことはあります。
こちらでも12月28日に、王城勤務の主だった者達を集めて王が1年間の労いの言葉をかける式がありますよ」
「そういえばそんなことやってたな」
ロイも獣士団長の時に参加したと言った。
流石に王城勤務の各局員は全員休みというわけではなく、順番に休みに入るそうだが、それでも、登城するのはいつもの半分以下まで減るらしい。
「それと、王族関連で言えば、年明けの3日の夜に王家主催の夜会が開かれて、全員ではないですが、ほぼ国内の貴族や有力者が集まります」
新年会のようなものかと、国の経営も会社経営と似てるよな、と思った。
「そして翌日の4日に王から国民への挨拶があります。ほら、ショーヘイが国民にヒールを使った場所で」
そう言われ、王城前広場に面した大きなバルコニーを思い出した。そして、その行事はまさに日本の一般参賀のようだと思った。
もしかしたら、この国の成り立ちに関わった、日本人のシュウが「御用納」や「一般参賀」の行事を作ったのかもしれないと思い、親しみを感じる。
「まあ後は…毎日晩餐会があるくらいだな」
「晩餐会?」
ロイが嫌そうに呟く。
「王家主催ではないんですけど、高位貴族主催のパーティーが連日のようにね…」
ディーもそれは嫌なのか、うんざりしたような表情になった。
「立場上欠席というわけにもいかないので、家族総出であちこちのパーティーに出向くことになりますね。
夜会のハシゴですよ」
「うわあ…それは大変そうだな」
俺のお披露目の夜会のようなことが毎日と聞いて大変そうだなと思った。
「まあでも、今年はロイもショーヘイもいますし、少しは気が楽になりますよ」
「あ?」
「え?」
ディーの言葉に俺とロイは声を上げた。
「……当たり前でしょ?ロイはランドール家の後継になるんですし、ショーヘイは聖女ですよ?当然招待状がわんさか来ますよ。強制参加は確実ですね」
「………」
ディーは当然だという顔をし、俺たちはえーと思い切り嫌な顔をした。
「欠席とか…」
「無理です。ショーヘイは私の伴侶になるんですから、慣れてくださいね。
ロイも諦めてください」
ディーが逃すものかと、何処か嬉しそうににんまりと微笑む。
ロイが嫌だ~と駄々をこね始め、俺もがっくり項垂れてしまった。
まさか、公国に戻った後そんな仕事が待っているなんて、とげんなりしてしまった。
夕食を終えると、まったりとした時間を過ごす。
窓に近寄って外を眺めると、ふわふわと雪が降っており、見える街の灯りと重なりとても幻想的で美しい景色だった。
こんな景色、元の世界でもあまり見たことがなかったため、ついついじっと見続けてしまう。
「…ホワイトクリスマスだ…」
クリスマス・イブに雪が降るなんて、なんてロマンチックなのだろうと思ったが、こちらの世界にはない常識だから、1人呟いて笑った。
「ホワイトクリ…何だって?」
そんな俺の呟きを聞いていたのか、真後ろでロイが聞いてくる。
「クリスマス。降誕祭って言って、俺のいた世界の行事で、神様が生まれてきたことを祝う日だよ」
「元の世界にも神様がいるのか」
「たくさんね。いろんな宗教があって、クリスマスはその内の一つの宗教行事だな」
「信者だったんですか?」
ディーに聞かれて俺は笑った。
「いや、別に信者ってわけじゃない。
何ていうか…、俺のいた国は、楽しそうな行事は宗教問わず取り入れる傾向があってさ……」
俺は日本特有のいいとこ取りのような文化に苦笑しながら、クリスマス行事の説明をした。
クリスマスツリーを飾り付け、家族や恋人で過ごす。ご馳走を食べて、プレゼント交換をしたり、サンタクロースが子供達へプレゼントを配ったりと、人それぞれ、国それぞれで祝い方が違うと説明した。
「さんた、くろす?」
ディーが首をかしげる。
「難しく考えなくてもいいよ。ただの恒例行事みたいなもんだ」
笑いながら言うが、ロイがそわそわし始めた。
「どした?」
「そのクリスマスは恋人と過ごすんだろ?」
「あー……うん」
「残念ながらプレゼントはありませんが…」
ディーが俺の背後から肩を抱き寄せ、手を取った。
「一緒に過ごすことは出来る」
ロイもそっと翔平の腰に腕を回して反対側の手を取る。
クリスマス・イブに恋人と、大切な人と過ごす。
その甘酸っぱい感覚に俺は頬を染め、照れ臭くて、はにかみながら微笑んだ。
「好きだよ、ショーヘー」
「愛してます、ショーヘイ」
左右から抱きしめられ、頬やこめかみにチュッと軽いキスをされた。
「ん、俺も好きだよ、2人とも」
交互に2人の頬にキスをし、顔を赤くしながらニコリと笑った。
この世界にはクリスマスなんて風習はない。俺個人の記憶とそれまでの体験から基づくただの行事なのだが、12月24日に恋人と過ごすのは思い入れがあった。
実際にこんな甘いクリスマス・イブなんて、8年、9年ぶりか?とむず痒い気持ちになってしまった。
寝夜着に着替えてベッドに入る。
聖夜に恋人と過ごす、それはつまりそういうことだ。
加えて、高級ホテルのような部屋に、天蓋付きの大きなベッド。
ここにいる理由を考えれば、状況に浮かれることなど出来ないが、それでもこの日が恋人達にとって特別な日という認識が俺の気分を高揚させる。
「おやすみ」
「おやすみなさい」
2人にはさまれ、頬にキスされて就寝の挨拶をされて川の字になって横になる。
「……」
あれ?と何もしてこない2人に戸惑った。
2人とも、当然のように俺の隣にいるが、俺は1人で盛り上がって勝手にドキドキしていたことに、急に恥ずかしくなった。
そりゃそうだ。
クリスマスは元いた世界での行事で、2人には説明したが、意味もこの日の恋人同士がすることも知らない。
しかも、俺の魔力も体力も完璧に回復していない。
2人は俺が回復するまで、絶対に手を出さないのだろうと思った。
だが、俺は。
はっきり言ってムラついてしまっていた。
今日という日。そしてそばにいる恋人。勝手に1人でその気になってしまって、悶々としてしまう。
SEXしたい、2人に抱かれたい、愛されたい、と頭も体も火照ってしまった。
「あの……」
俺は掛け布団を両手でギュッと握ると、顔を隠すようにずり上げる。
「ん?」
「何ですか?」
すぐに2人が返事をするのを聞いて、俺はモゴモゴと口元を布団で隠しながら呟いた。
「ショーヘー?」
聞き取れなかった2人が俺の方を見るのがわかった。
俺は、真っ赤になりながら、ますます顔を布団で隠したが、意を決して少しだけ顔を覗かせる。
「えっと…、し…、しないの?」
何とかそれだけを言えた。だが、顔から火が出そうなくらい恥ずかしい。
慣れてはきているが、まだ素直にSEXしようとは言えない。まだ男としての矜持が抱かるれ側であることに羞恥心を孕む。
いや、そうではない。
おそらくこれは日本人としての文化や風習が大きく関係している。
受け入れる側からの誘いは、「ふしだら」や「はしたない」といったマイナスなイメージがつきまとう。
SEXに誘うのは男(抱く側)からというのが俺の常識で、女性(抱かれる側)からというのは恥ずかしい行為という認識が根底にある。
だから俺は自分から誘うことにこんなにも抵抗があるのだ。
ふしだらだと思われたくない。
断られたら恥ずかしい。
貞操観念が緩いと思われたら。
要するに、不安が先に来てしまうということに気付いた。
抱く側なら、絶対にこんなこと思わなかった。気付きもしなかっただろう。
2人に抱かれるようになって、受け身側の不安というのが痛いほどわかるようになってしまったのだ。
「…いいのか…?」
「まだ、回復してないでしょ…?」
2人は俺の誘いに困ったような顔をした。
「い、いいよ」
俺は再び赤い顔を隠してはっきり言う。
「もう、だいぶ回復してるし……。は、激しくなければ…、だい、じょぶ……」
プシューと湯気が出そうな程真っ赤になりながら、最後の方はボソボソとした呟きになってしまう。
「その……俺は…したいんだ、けど…ダメ?」
チラッと目元を布団から覗かせて俺を覗き込む2人を見ると、2人の目がギラリと揺れたような気がした。
「ダメじゃない」
「ダメなんて、そんなわけない」
バッと勢い良く布団を剥がされた。
上から綺麗な2人の顔に見下ろされ、俺は恥ずかしくてますます赤くなった。
ロイとディーは恥じらいながら誘ってきた翔平に一気に欲望が最大まで膨れ上がった。
赤い顔、潤んだ目、何よりも心から愛している人から求められたことに興奮しないわけがない。
「ショーヘー…」
ロイの手が俺の頬に触れ、ツッと唇をなぞられた後、静かに唇を重ねる。
「ん」
うっとりと目を閉じてキスを受け入れ、角度を変えて何度もキスをすると、同時に頬や耳をさわさわと撫でられる。
ディーの手が首筋に触れて指でなぞりながら、耳や首に唇を寄せてキスしたり舌を這わせてきた。
「あ…」
ロイの熱い舌が口内に侵入した時には、俺はこれから与えられる快感を想像してとろけそうになっていた。
舌を絡ませ、時折吸われるだけでゾクゾクとした快感が背筋を這い上がってくる。
ロイが離れるとすぐにディーが唇を塞いだ。
あっという間にに上着のボタンを外され、2人の手が肌を撫でる。脱がされながら肌を這う手が時々乳首をかすめ、徐々にぷっくりと膨らみ、固く尖り始めた。
「ショーヘー、可愛い」
いつも可愛いと言われるとムッとしてしまうが、SEXの時の言葉は嬉しいと感じた。
可愛い、綺麗と思ってくれることが嬉しくて、それすらも快感に繋がっていく。
ロイが存在を主張し始めた乳首全体を舐め、舌先で突くようにされただけで下半身に快感が直撃した。
「あ、あぅ、んぅ」
ジュルと音を立てて乳首をしゃぶられ、強めに吸われると声が出る。
ロイが口と舌で乳首を愛で、ディーは指で乳首を撫で時折カリカリと引っ掻くように弾きながら、翔平の耳を舐め甘噛みする。
「ふぅ…んぅ……」
性感帯の一つである耳を嬲られ、翔平はくすぐったくて、気持ち良くて、甘ったるい声を上げた。
「ショーヘイ……もっと感じて……」
耳元で熱い吐息と共にディーのいい声で囁かれ、同時にキュッと乳首を指で摘まれた。
「あ!」
ビクン!と大きく体が跳ね、腰が無意識に揺れる。
すでにペニスは大きく膨れ、下着を濡らしていた。その感触がもどかしくて、俺は無意識で腰を揺らす。
ロイが乳首を舐めながらクスッと笑い、下履きと下着の紐を緩めると、器用に片手だけで脱がせて行く。
遮るものがなくなって、プルンとペニスが外気に晒されて勃ちあがった。その先からトロトロと蜜が溢れ落ちる。
「もうこんなに…」
ロイがチロチロと乳首を舐めながら、視線を翔平のペニスへ移すと、自分とディーの愛撫に反応して、ペニスがピクピクと跳ね、蜜が翔平の下腹部を濡らしていくのをうっとりした表情で眺めた。
「あ…あぁ…ん」
翔平の体が2人の愛撫で細かく震え、小さな嬌声をあげる。
ロイは起き上がると、素早く寝夜着を脱ぎ捨てて全裸になると、中途半端になっていた翔平の下履きも下着ごと取り払う。
翔平の足元へ移動したロイは、そっと膝裏に手を入れて左右に開かせる。そのまま足を担ぎ上げ、翔平の腰を上へ持ち上げた。
「あ、ロイ……」
腰を持ち上げられ、その部分をロイに曝け出した格好に、俺は恥ずかしさと期待に名を呼んだ。
ロイの手が翔平のペニスを包み、優しく撫でるように上下に動かす。
「あぁ!あ、ん」
ニチャニチャと音を立てて扱かれ、俺はギュッと目を瞑って襲ってきた快感に呼吸を荒くした。
ディーはそんな翔平にうっとりと微笑むと、自分も素早く寝夜着を脱ぎ捨てつつ、一度ベッドから降りた。
ロイの手がペニスを扱き、舌が陰嚢を舐め、ハムッと口に含んで転がす。溢れ出る唾液をそのままに、会陰をゆっくりと舌で嬲ると、アナルまで舐めあげた。
「あ、あ、んぅ、あ」
ペチャペチャとわざと音を立てながらアナルに唾液を馴染ませるように何度も舐め、舌先でアナルを突くと、その刺激にアナルがヒクヒクと収縮を始めた。
ロイはそのヒクつくアナルに指を這わせると左右に開くように広げ、グリッと舌先を中に押し込んだ。
「んぅ!あ!」
中に唾液を流し込み、指で掬った翔平の蜜をアナルの周囲や中に塗り込めるように指で撫で、挿入する。
「ロイ」
離れていたディーが戻ってくると、翔平の腰を持ち上げてペニスとアナルを愛撫しているロイに話しかける。
「お」
ロイが翔平の股間から顔を離し、手で口周りを拭うと、静かに翔平の腰をベッドに下ろした。
ディーは持っていた小瓶をロイに渡し、再びベッドに上がって翔平に覆い被さる。
「優しくしますから」
快感に身悶え、はぁはぁと荒い呼吸を繰り返す翔平の頬を撫で、唇を重ねた。
すぐに舌を絡ませ、濃厚なキスを繰り返しながら、首筋や胸を優しく撫でた。
ロイは受け取った小瓶の蓋を開け、中のローションを手のひらに取ると、翔平のアナルに指を添え、ゆっくりと慎重に中へ挿入した。
「ぁー…」
クプププと2本の指が挿入され、翔平はその刺激に細かく体を震わせる。
指は一度根元まで挿入され、同じ速度でゆっくりと引き抜かれる。ローションを挿入する時に指に絡ませながら、何度か抜き差しを繰り返した。
中は指の動きとディーから与えられる愛撫にキュンキュンと締まり、うねっていた。
ロイは柔らかくなっていくアナルに微笑み、さらに指を増やす。
手のひらにローションを取り、3本の指で奥へ流しこむように挿入すると、中はたっぷりと濡れ、指が出入りするたびにグチョグチョと濡れた音を立てた。
「ん!」
指の動きが早くなり、中に挿入された指が中を広げるようにバラバラに動き、さらにもう片方の手でペニスを扱かれた。
「あ!!ダメェ!同時、ダメ!」
グチョグチョ、ヌチヌチと前後を刺激されて、翔平は悲鳴のような嬌声を上げた。
こんなの、すぐにイッてしまう、と懇願するように叫んだ。
ロイは叫ばれてペニスから手を離し、指を引き抜く。
「挿れるよ」
翔平の足をさらに広げ、ロイをはさむように持っていかれると、腰を突き出してガチガチになった己のペニスを翔平のアナルに添えた。
「ロイ……」
翔平は快感に涙を浮かべた目でロイを見上げ、アナルに感じる熱さにうっとりとした。
指とは違う圧がアナルを襲う。
熱くて太いペニスが翔平の中を埋めて行く。
「あ…あぁー…」
ミチミチとアナルが広げられ、奥へ入り込んでくるロイを感じた。
「はぁ…ショーヘー……」
1ヶ月ぶりの翔平の中に、ロイは感嘆の息を吐いた。
王都を出た後、当然SEXなんてしていない。ダニエルは街へ入る度に性欲を発散させていたが、俺は全くそんな気にはなれなかった。
もう翔平以外を抱く気もおきなければ、誰か他人を抱くよりも、翔平の姿を妄想しながら自慰行為に耽った方が、何倍も気持ちが良かった。
翔平の顔、声、体。思い出すだけで体が熱くなり、何度でも射精出来る。
翔平とのSEXを何度も頭の中で反復し、性欲を発散していた。
何度も頭の中で抱いた翔平を、ようやっと今現実で抱いている。
それだけで、ロイはイキそうになった。
ディーがロイの挿入で小さく震え、生理的な涙を流す翔平をいたわる。
涙を掬い取るようにキスをして、頬や頭を撫で、感じすぎて意識が飛ばないように、快感を逃してやる。
「ロイ、ゆっくりね」
激しくするなと忠告すると、ロイは挿入してしばらく動いていなかったが、我に返り、その痩せてしまった腰を両手で掴むと、軽く腰をゆすり出した。
「あ、ひゃぁ、ん、あん」
トチュットチュッと突き上げる度に、翔平の口から高い声が出て、ポロポロと快感の涙が流れた。
中にロイを感じる。繋がれたことが嬉しくて、ロイのペニスがいい所を突く度に、腰が抜けるような快感が走った。
「んぅ、ん、ん」
そばにいるディーにしがみつき、その快感に耐えようとする。気を抜けば、すぐにてもイッてしまいそうで、嬌声を上げながらディーを強く抱きしめた。
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ピンク色に色付く乳首を口に含むと、翔平のペニスに指を絡ませる。
「んぁ!ああ、だ、だめ、イク!」
ロイの突き上げに合わせて、舌と手で愛撫すると、あっという間に翔平は絶頂に達した。
ビュルルッと翔平のペニスから精液が吹き出し、手の中でビクビクと跳ねる。それと同時にギュゥと中が強くしまり、ロイが顔をしかめた。
「ショーヘー…」
締め付けが強くなった中に、ロイは少しだけ動きを激しくすると、奥を突き上げるように大きく腰をゆすった。
「あ!あああ!!!」
絶頂を味わっている最中に突き上げられ、その快感の強さに目の前がチカチカと点滅したような錯覚を起こす。
「んぅ!」
小さくロイが呻き、グンと突き上げた瞬間、己の欲望を中に吐き出した。
ロイの腰が細かく震え、最後の一滴まで翔平に注ぎ込んだ。
「はぁ……」
ロイが満足気にため息を吐き、余韻を残したままゆっくりとペニスを抜く。その刺激にも翔平はピクピクと体を震わせた。
「ショーヘー…愛してる」
翔平の横に転がり、はぁはぁと荒い呼吸を繰り返すその肩にキスを落とす。
「ん、俺も…」
翔平はディーから腕を離すと、ロイの方へ体を向け、横向きで向かい合うとキスをねだった。
何度もキスを繰り返して舌を絡ませることが気持ち良くて、自分から舌を突き出してロイの舌を吸った。
「ん、ん」
クチュ、チュル、とロイとキスを繰り返していると、ディーが耳を舐め甘噛みする。そのままうなじから背中へ舌をなぞらせると、翔平の体が小さく震えた。
背後から手を伸ばして乳首を弄りながら耳元で囁く。
「ショーヘイ…、私も受けれてくれますか?」
クリクリと乳首を撫でながら、限界まで張り詰めたペニスを翔平の尻肉に押し付ける。
「ん…、ディー…来て」
翔平が自分から片足をあげて開いてくれ、ディーは嬉しくて満面の笑顔を作った。
体を起こして、翔平の片足を持ち上げると、曝け出されたアナルにペニスを添える。
プチュと吸い付く感触にディーは一気に打ち込みたい衝動を抑えながら、先端を少し飲み込ませてすぐに引くという動作を繰り返した。
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プチュプチュと入口付近を軽く出入りする動きに、翔平はもどかしくて体をよじらせた。
「ディー、焦らすなよ」
ロイが苦笑しながら、悶えている翔平をあやすように撫でる。
「だって…勿体なくて…挿れたらすぐにイっちゃいそうで…」
そう言いながら極浅い抽送を繰り返す。
「体力を考えろ」
気持ちはわかるが、ロイは翔平の体を気遣って嗜めた。
つい先ほどは自分が翔平の体を気遣ったのに、いざ自分の番になると余裕がない。ディーはそんな自分の行動に自虐的に笑うと、ゆっくりと中に挿入する。
「あぁ…あー…」
先ほどのロイとは違う角度で挿入され、翔平は長いため息のような喘ぎを漏らした。
「はぁ…ん…気持ちいい…」
ピッタリと己を包み込む翔平の内壁に、ディーは快感に濡れた声を漏らした。
「ん…んぅ」
ゆさゆさと腰を揺らし始めると、翔平が断続的に喘ぐ。それに合わせて、一度射精したペニスがむくむくと固く勃ちあがっていった。
ロイはディーに突き上げられて感じている翔平の表情を間近で見て、己もまたペニスが固くなるのを感じた。
ディーの律動に合わせて上がる喘ぎ声、ほんのりと紅潮した頬、快感に濡れた目、熱い吐息、全てがロイの欲望を刺激する。
トントンと奥を突き上げる動きに合わせて翔平の体も揺れる。そして向かい合って抱き合っている翔平とロイのペニスが動きに合わせてぶつかった。
「あん、ん、あ」
翔平の熱い吐息がロイの顔にかかり、ロイは翔平の唇を奪い、深くを舌を絡ませた。キスを繰り返しながら、お互いのペニスを握り込むと、ヌチュヌチュと音を立てて上下に扱く。
「んぅ」
ディーが締め付けが強くなった中に耐えるように顔をしかめる。
「んぁ、あ“、あぁ」
舌を絡ませるキス、ディーの突き上げ、ペニスを扱く動きがピッタリとはまり、3人は徐々に高みに追い上げられていった。
「ショーヘイ…んぅ」
ディーが絶頂が近いことを示し、ロイはペニスを握る手を強め、動きを早くした。
「あ、あ、イ、イっちゃ…」
無意識に腰が揺れる。
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「一緒に」
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「あぁ!!」
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だが、今までの聖夜の中で、一番甘く、満ち足りた夜になったのは間違いない。
クリスマスというイベントを、こっちの世界でも普及させようかな、なんてことを考えながら、微睡む。
クリスマスにバレンタインデーやホワイトデー、ハロウィンもある。
狩猟祭での告白イベントが盛り上がるんだから、きっとこちらの世界でも受け入れられるはずだ。
経済効果もかなり大きいはずだし、メリットはあるはず。
こういう物ではない発想もジュノーの知識なんだろう。
王都に戻ったら、提案書を作って…。
とつらつら妄想を膨らませている途中で、意識が眠りに吸い込まれていった。
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※主人公が傷つけられるシーンがありますので、苦手な方はご注意ください。
気がつくと、僕は見知らぬ不思議な森にいた。
木や草花どれもやけに大きく見えるし、自分の体も妙に華奢だった。
色々疑問に思いながらも、1人は寂しくて人間に会うために森をさまよい歩く。
ようやく出会えた初めての人間に思わず話しかけたものの、言葉は通じず、なぜか捕らえられてしまい、無残な目に遭うことに。
捨てられ、意識が薄れる中、僕を助けてくれたのは、優しい騎士だった。
彼の献身的な看病に心が癒される僕だけれど、彼がどんな思いで僕を守っているのかは、まだ気づかないまま。
少しずつ深まっていくこの絆が、僕にどんな運命をもたらすのか──?
騎士×妖精
魔王の息子を育てることになった俺の話
お鮫
BL
俺が18歳の時森で少年を拾った。その子が将来魔王になることを知りながら俺は今日も息子としてこの子を育てる。そう決意してはや数年。
「今なんつった?よっぽど死にたいんだね。そんなに俺と離れたい?」
現在俺はかわいい息子に殺害予告を受けている。あれ、魔王は?旅に出なくていいの?とりあえず放してくれません?
魔王になる予定の男と育て親のヤンデレBL
BLは初めて書きます。見ずらい点多々あるかと思いますが、もしありましたら指摘くださるとありがたいです。
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