ぼっちの田舎暮らしの青年、鉄仮面の貴公子を助けて溺愛される

猫の手

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第二章 両片思いの日々

待ち受ける辛い現実

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 アシェルはルシルと別れて、まずは拠点を決めなければと、前回に宿泊した宿とは別の宿を決めた。
 鞄に隠してあった僅かなお金で一先ず1泊分の代金を前払いし、部屋に案内されるとすぐに伝達魔鳥を窓から放つ。
 シーグヴァルド伯爵の指示通り、影に直接送るための細工を施した魔鳥は、飛び立つとあっという間に見えなくなった。
 それからアシェルは部屋から一歩も出ず、影が接触してくるのを待った。

 昨晩、眠ることが出来なかったため、ベッドに横になって色々なことを考えているうちに、いつのまにか眠ってしまっていた。





 コンコンと部屋をノックする音で目を覚ましたアシェルは慌てて起き上がると時間を確認する。
 1時間ほど眠っていたと知り、自分に呆れながらドアの方へ移動する。
「誰だ?」
「お花のお届けものです」
 ドアの向こうから男の声がして、アシェルは花の名前を聞いた。
 当然ながら面識はなく、影との接触のために合言葉を決めておいたのだ。
「ルフェリアです」
 尋ねてきた男が取り決め通り花の名前を口にし、アシェルは警戒心全開にしながらもドアを開けた。
「どうも」
 そこに、ニコニコとした笑顔を浮かべる男が立っていた。
「これ、お届け物の花です」
 男は言いながら小さな花束をアシェルに手渡す。
 合言葉を花にしたが、実際にその花を持ってくるとは思わなかった。アシェルは花束を無表情で受け取ると、軽く会釈し礼を伝えた。
「どうぞ」
 ドアを全開にして男を中に通すと、お邪魔します、と男は床に置いていた大きな四角い鞄を持ち中に入った。

 ドアが閉められると、すぐに鍵をかけ、遮音魔法と結界魔法を展開する。そして認識阻害の魔法を解除した。
「アシェル様。初めまして。
 シーグヴァルドが配下、ルークと申します」
 ルークと名乗った男は胸元に右手を添え、丁寧に貴族流の頭を下げる挨拶をし、顔は微笑んでいるがアシェルに探るような目を向けてきた。
 長めのストレートの黒髪を後ろで一本に束ね、細い目をした男の頭には猫族の耳、そして尻から長い尾が生えていた。耳も尾も黒い艶のある毛並みで、アシェルは彼から感じる気配、魔力、そしてその動きに、かなりの強者であると感じた。
「アシェル・ヒューバートだ。よろしく頼む」
 無表情で挨拶すると、部屋にある椅子を勧める。
「どうも」
 ルークは外套を脱ぐと椅子の背もたれにかけるが、座ろうとはしなかった。
 その着ている服は平民が着る物となんら変わらないが、アシェルはその袖下に暗器が仕込まれているのをすぐに見破った。
「今回は災難でしたね。これ、大将から預かってきました。お納めください」
 自分の主のことを大将と呼ぶルークは、持って来た鞄を床に置き、アシェルに向かって開けて中を見せる。
 そこには、衣類が複数、靴、そして革製の巾着が詰め込まれてた。
「サイズは合うと思う」
「ありがとう」
 アシェルは今着ている服が体に合っておらず、用意してくれたことに感謝するが、やはり表情には出ない。
 鞄の中を確認し、革製の巾着の中には当面のお金も入っていて、アシェルは恐縮しつつもう一度礼を言った。
「……鉄仮面というのは本当なんだな」
 礼を言われ、言葉の抑揚から気持ちは伝わってくるが、無表情のままであることにルークは苦笑する。
「すまない。これでも頑張っているんだが」
 アシェルは笑おうとして顔を思い切り引き攣らせる。
 それを見たルークは無理するなと声に出して笑った。
「悪いが、口調や態度は見逃してくれ」
 他国とは言え、伯爵家の次男であるアシェルを笑い、タメ口を使うことに了承を求めた。
「それは問題ない。あんたは俺の従者でもなんでもないし、今の俺はただの冒険者だからな」
「そう言ってくれると助かるよ」
 ルークはニコリと笑い、長い尻尾がゆらゆらと揺れた。
「着替えてもいいか?」
「どうぞ」
 ルークが椅子に座り、アシェルは鞄の中から衣類を引っ張り出すと、今まで着ていた大きめのドンの服を脱ぎ始めた。

 ルークはじっとアシェルの体を見て、これがお貴族様の体かね、と心の中で笑った。
 その無駄のない筋肉は、ただ鍛えただけではなく、使われていることが良くわかる。
 胸筋、上腕二頭筋、増幅筋、三角筋、広背筋などなど、剣士として鍛えるべきところがしっかりとおさえられていることに、笑ってしまう。
 メイフォール共和国の正騎士団『銀翼の鷹』第1部隊所属は伊達じゃないなと思った。
 その体に残る無数の古傷や剣士特有の体の動かし方を見て、かなり強いとほくそ笑んだ。



「アシェル…、いやアルか。
 アルが遭遇した野盗な。あんたが特徴を教えてくれたおかげで、すぐに誰かわかったよ」
 着替えを待ちながらルークは野盗の調査結果を報告した。
「今から5年前に取り潰された男爵家の残党だ。兵団長ロブの風貌に合致する」
「私兵崩れか」
「ああ。5年前、行き場を無くして大将に雇ってくれと泣きついてきたが、生憎と空きがなくてね」
 ルークはそう言ったが、それは建前だとすぐにわかる。

 他家で雇われていた私兵団を雇い入れるには紹介状など、手続きが必要になってくる。
 まして取り潰された家からということなれば、たとえ紹介状があったとしても難しいだろう。
 兵団自体が有名である、人員に名の知れた者がいるならば話は変わってくるが、雇い主の没落と共に放逐された無名の兵団を雇う貴族はまずいない。
 その証拠に、行く当てがなくなって野盗に身を落とすこと自体が、そこまでの実力しかないということだ。

 だが、それでも腐っても兵団なのだ。
 その統率された動きや命令系統は、普通の野盗とは違う。
 だからこそ、仲間が5人も殺されてしまった。
 事前にそんな奴らが徘徊しているという情報があれば対処出来ただろうが、今更後悔しても彼らは生き返らない。
 その責任は自分にあるのだ、と見誤った判断をした自分を責めた。

「大将もまさかそんな奴らが街道に潜伏してるとは思わなかったようでな、申し訳ないと言っていた」
 ルークは真顔になると、表情に出さないがアシェルの思考を察し、主であるシーグヴァルドに変わって頭を下げた。
「いや、こちらの準備不足が原因だ」
 アシェルは謝られる筋合いはないと言い、ルークは苦笑する。
「そいつらの件は大将の方で処理する。元々は帝国側の人間だ。こっちの法で裁かせてもらうよ。
 死んだお仲間の保証なんかも出来うる限りやらせてもらうつもりだ」
「…ありがとう」
 アシェルは目を細め、ルークに頭を下げた。
 そんなアシェルの態度にルークの中で好感度が上がった。
 伯爵家の次男と言えば、帝国ではいけすかない奴も多いが、目の前の男は違う。影である自分に対しての接し方は、普通そのもの。むしろ自分と同等であるような接し方だ。
 会うまでは若干構えていたのだが、いい仕事が出来そうだと、ルークは心の中で笑った。

 アシェルが着替え終わり、体にあった服を身につけると、ルークが立ち上がる。 
「じゃあ、早速だが行こうか。まずはこっちで調査した結果を、実際に見ながら説明したい。武器屋にも行かねえとな」
「ああ。頼む」
 相変わらずの無表情ではあるが、アシェルは笑っていると、ルークはそう思った。










 北門広場でアシェルと別れ、ルシルは商業区の中を暗い顔で俯きながらとぼとぼと歩いていた。
 あっさりと別れてしまい、寂しさと切なさに泣きたくなるが、必死にそれを堪えていた。
 数十回目のため息をつき、ルシルは眉間に皺を作ったままこのままでは駄目だと、何度も前を向こうとしたのだが、それでも気がつけばアシェルのことを考えてしまって、再び激しく落ち込んでしまう。
 そうは言ってもこのままただ歩いていても何の意味もない。
 ルシルはわざと深呼吸をして、鞄のベルトを握りしめると前を見た。

 本当は買い出しする必要なんてないのだが、アシェルを送る口実にしてわざわざ街に来たのだ。
 せっかく来たのに手ぶらで帰るわけにはいかないと、ルシルは不足しているわけではないが、備蓄しておいても問題ない物を買って帰ることにする。

 アシェルの手当てに薬草や塗り薬を使ったため、また補充しようと薬屋に足を向ける。本当は薬草も薬の材料も自分で採集出来るのだが、冬が近付く今はもう採ることが出来ない。
 さらに、冬籠りのための備蓄食料を作るのに必要な調味料も足りなくなったら困ると購入した。
 たった1時間かそこらで買い物が終わり、ルシルは陽が高い内に家に帰ろうと思い再び北門に向かって歩き出した。
 商業区を真っ直ぐ北門に向けて歩くよりも、もう店を見て歩く必要はないため、裏道を通る近道を選ぶ。

 そしてその考えが裏目に出た。




 建物の間を抜ける裏道は、表通りと違って人通りは少ない。
 いくら陽が高い日中と言えど、路地裏は建物の影になっており薄暗かった。
 表通りの半分の距離と時間で北門に抜けることが出来るため、人通りは少ないといってもたまに人は通る。
 道幅が狭いため、お互いに譲りながら歩くのだが、この日は2、3人とすれ違っただけでいつもよりも少なかった。
 特にそれを気にしたわけではないが、何となくルシルは嫌な予感に襲われ、足早に路地裏を通過しようとしたのだが、前方の建物のそばに人が立っていることに気付く。
 影になっているし、背中を向けているため気づかなかったのだが、数十メートルまで近付いた時、それが誰であるかに気付いた。
 咄嗟に歩みを止め、すぐに振り返って元来た道を戻ろうとした。
「おっと」
 だが、そこを塞がれてしまう。
「……」
 大柄のダドリーが狭い道に立ち、塞いでいた。
 ルシルは慌てて周囲を見渡し別の道を探すが、今歩いているのは建物の壁にはさまれた一本道で、逃げ場はなかった。
「どうした?」
 ダドリーがニヤニヤしながらルシルへと近付く。
 腕を伸ばし掴んで来ようとしたため、ルシルは再び方向転換して、北門へ向かう方へ走ろうとしたのだが、遠くに見えていた人がこちらへ向かってくるのが見えた。
 1人かと思っていたが2人であり、ジェイドとダンカンがニヤニヤと笑いながら迫ってくる。
「あ……」
 狭い路地裏で前後を塞がされた状態で逃げ場がなくなり、ルシルはドンと壁に背中を押し付けると鞄のベルトをギュッと握って身を固くした。
「買い出しか?」
 正面に立ったジェイドが壁に手をつき、ルシルの顔を覗き込む。
 ルシルはそれに答えず、視線を逸らして縮こまる。
「もう急いで帰る必要ねえよな?」
「客が来てたのは本当だったんだな」
 ダドリーとダンカンに話かけられ、ルシルはアシェルを街まで送ってきたのを見られていたと察した。
「もう1人だよな」
 ジェイドに顔を近付けられ、息がかかる距離で囁くように言われ、ルシルは青ざめながら鳥肌が立った。
「ルシルちゃん、気をつけないと。襲われちゃうよ?」
 ダドリーがゲヘヘとおかしな笑い方をし、ルシルは襲うという言葉に小さく震え始める。
「ま、襲うのは俺達だけど」
 ジェイドが鼻で笑うと、ルシルの肩を掴んだ。
「!」
 ルシルはビクッと体を震わせると、咄嗟に逃げようとした。
「おっと」
 だが、あっさりとダドリーに捕まり、そのまま口を塞がれて太い腕に拘束される。
「んー!!」
 足が浮き、必死に逃れようと抵抗するが、力が強い牛族のダドリーから逃げることは出来なかった。
 それでも抵抗を続け、身を捩り、バタバタと両足を動かして暴れると、僅かに口から手がずれた。
 咄嗟に、口を覆っていたダドリーの指に噛み付く。
「ってえ!!」
 食いちぎる勢いで噛みつき、ダドリーが慌てて手を離し、ルシルは地面に足をつけたが、その直後顔に衝撃が走り、その勢いで石壁に頭を打ちつけた。
「おい、顔は止めろよ。萎えるわ」
 ジェイドが文句を言う言葉が、頭の中でぐわんぐわんと響き、殴られたとわかった。
「ぅ…」
 頭を打ってクラクラしながらも、ルシルは逃げようとすることだけは止めない。
 小さく呻きながら、壁伝いに移動し始める。
「無駄だ」
 だが、次の瞬間ダンカンに腹を蹴られ、胃が逆流する感覚に吐き気を堪えた。
 腹を抱えてうずくまったルシルの丸い角をダドリーの手が掴み、引っ張られた。
「あんまり乱暴にするなよ」
 ジェイドは鼻で笑いながら、再びダドリーに捕まったルシルに近寄ると、殴られて鼻血を出したルシルの頬に触れる。
「可哀想に。俺は優しくしてやるからな」
 持っていたハンカチでルシルの鼻血を拭うと、ダドリーに顎で合図する。
 ダドリーはルシルを拘束した状態で抱え直すと、歩き出した。









 薄暗い倉庫のような場所で、ルシルは3人に犯された。
 外套を脱がされ、乱暴に力任せに服を脱がされたせいで、所々破け、綻びた。
「嫌…止めて…」
 ダドリーに両腕を後ろに回されて押さえ込まれ、ジェイドがルシルの両足を抱えて大きく開く。
 怯えて縮こまっているルシルのペニスを、ダンカンがバカにするように指で摘んで揺らす。
「俺は優しいからな、ちゃんと解してやる」
 ジェイドは興奮した声で言うと、持っていた小瓶の蓋を開け、それをルシルのペニスとアナルへ垂らし、一気に指を2本アナルへ挿入した。
「ひぃ!!」
 途端に痛みがルシルを襲い悲鳴を上げるが、ジェイドは構わずに指を奥深くまで挿入すると、ローションを中に塗り込めるように、グチュグチュとかき回した。
「い、いた、痛い!嫌!やだぁ!!」
 ルシルが悲鳴をあげて泣き叫びながら身を捩るが、ダドリーがガッチリと押さえ込んでいるため、逃げることは叶わなかった。
「どんだけ叫んでも誰にも聞こえねーよ」
 ダンカンが遮音魔法をかけていると笑い、その胸にあるピンク色の乳首を両手で摘んだ。乱暴に摘み、くりくりと弄り引っ張ると、ルシルは痛みに泣く。
「もっと優しくやってやれよ」
 ジェイドは指でアナルを犯しながら言うと、ダンカンはニヤリと笑い、胸元に顔を寄せると舌で乳首をべろりと舐め、小さな突起を口の中で転がす。
 ジェイドはゆっくりと指を抜き、もう限界だと、ガチガチに張り詰めた己のペニスを取り出す。
 その先端からは涎のように先走りが溢れ、ルシルの中へ入りたくてビクビクと脈打っていた。
「どんだけぶち込みたいんだよw」
 それを見てダドリーが笑い、ジェイドは改めてルシルの両足を抱え直すと、アナルへペニスを添えた。
「ひ…うぅ…うあぁ!!」
 ぐぷっと音を立てて挿入され、その圧迫感と痛みにルシルは悲鳴をあげた。
「おぉ…すげ…」
 ジェイドはその狭さに快感の声を漏らし、さらに深く貫いて行く。
「いやあ!やだぁ!!」
 ジェイドが腰を揺らし始め、抽送が始まると、当然ルシルは喘ぐわけでもなく、悲鳴しか上げなかった。
「うるせえな」
 だが、ダンカンがズボンを下ろしてペニスを取り出すと、ルシルの口へ向ける。
 咄嗟に口を閉じて悲鳴は止まったが、ダンカンはルシルの鼻を摘んで呼吸を塞ぐ。そして息をするために開いた口へ無理矢理ペニスを捩じ込んだ。
「んぅ!!ん、んー!」
 口に広がる青臭い匂いや味に吐き気が込み上げるが、吐くことも出来ない。喉深くまで口内を犯されて何度もえづくが、吐き出すことも出来なかった。

 3人にひたすら犯される。
 流石にダドリーのペニスは体格差から挿入されないが、それでも手淫を強要された。
 頭の角を掴まれて、口にペニスを突っ込まれて揺さぶられ、口内に射精される。
 ローションで無理矢理濡らされたアナルも、裂けて流れた血と中出しされた精液がグチュグチュと卑猥な音を立てた。
 最後の方になると悲鳴を上げることも出来ず、ただガクガクと揺さぶられ続けた。



 どのくらいの時間が経ったのか、ようやく体を解放された時には、ルシルの体は3人の汗と精液にまみれていた。
 ぐったりとし、虚な表情を浮かべるルシルをよそに、3人は満足気に笑い、さっさと身支度を整える。
「良かったよ、ルシルちゃん」
「また頼むわ」
「次はもっと楽しもうな」
 口々に言われるが、その言葉もルシルには聞こえていなかった。
「じゃあ、またな」
 3人は笑いながら建物から出て行き、ルシルは犯された姿のまま放置される。


 もう何度目なのか。
 2年前にレイプされてから、幾度となく3人に襲われ犯されてきた。
 その度にもうここにはいられない、逃げよう、何処か遠くへ、彼らのいない場所へ、と考えるのだが、森の中の家から出ることはなかった。

 家にはドンとマリーとの思い出がたくさん詰まっている。
 それに何処に行くというのか。

 ルシルは意識が朦朧としながら、自問自答を繰り返す。




 やがて意識がはっきりとしてくると、ルシルはゆっくりと体を起こした。
「…ふ…うぅ……うぇ…」
 そして泣いた。
 体が痛い。気持ち悪い。
 彼らに散々嬲られた体が他人のもののようで、ルシルは必死に腕や足を摩ってその感触を忘れようとする。
 そして、堪えきれない吐き気が胃の中の物を吐き出させ、吐く物が無くなってもえづき続けた。
「クリーン…、クリーン、クリーン!!」
 何十回も自分に洗浄魔法をかけ、肌や腹の中、口に残る精液や彼らの汗を落としていく。
 その痕跡が消えても、何度も何度もクリーンをかけ続けた。


 汚い。
 僕は汚れてる。
 汚い。汚い。汚い。


 ルシルは3人に汚された体を抱え込み、涙を流す。



 初恋を知ったその日に、その体を汚され、ルシルは心も汚されてしまったと思った。



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