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第三章:故郷
11話
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山道を進んで数十分。
途中で体力の無いソルトの休憩を挟みつつも、それほど時間を掛けることなく二人は村へと到着した。
山林が拓かれ、傾斜は緩やかに均され、土地の多くは畑となっている。
畑で育てている作物の多くは、麓の町へと出荷するための商品だ。
余りは村で消費し、或いは冬場に備えた食料として保存されることもある。
固く踏みしめられた土の道を行くと、農作業をしている村民が目に入る。
この季節、まだまだ収穫にはほど遠いから、雑草を刈っているのだろう。
刈草用と見られる三輪駆動車の魔道具に乗って、畑を行ったり来たりしている。
立ち止まって見ていたソルトに気が付いたのか、村人は彼の方を見て軽く手を振ってきた。
彼は手を上げようと試みたが、気恥ずかしくてそれが出来ず、頭を下げてその場を後にした。
先を行っていたシュガーの後に追いすがってゆく。
そんなソルトを、彼女はにやにやと笑いながら見下ろした。
「ふっふっふ、ソルトくんは相変わらずシャイなままだね!」
「そう簡単に克服できたら苦労しないよ」
「違いないね!」
道を行きつつ、ソルトは村の畑を眺めていく。
いずれも村人が丹精込めて育てているらしい立派なものだ。
しかしそれよりも目立っているのが、やはり農作業用の魔道具であった。
(魔道具が普及していることは知っていたけど……)
まさか自分の故郷の田舎村にまで、これほど普及しているとは彼も思っていなかった。
不思議そうな顔をしたまま、彼は三輪駆動車を駆る村人たちの姿を目に焼き付けていた。
途中で体力の無いソルトの休憩を挟みつつも、それほど時間を掛けることなく二人は村へと到着した。
山林が拓かれ、傾斜は緩やかに均され、土地の多くは畑となっている。
畑で育てている作物の多くは、麓の町へと出荷するための商品だ。
余りは村で消費し、或いは冬場に備えた食料として保存されることもある。
固く踏みしめられた土の道を行くと、農作業をしている村民が目に入る。
この季節、まだまだ収穫にはほど遠いから、雑草を刈っているのだろう。
刈草用と見られる三輪駆動車の魔道具に乗って、畑を行ったり来たりしている。
立ち止まって見ていたソルトに気が付いたのか、村人は彼の方を見て軽く手を振ってきた。
彼は手を上げようと試みたが、気恥ずかしくてそれが出来ず、頭を下げてその場を後にした。
先を行っていたシュガーの後に追いすがってゆく。
そんなソルトを、彼女はにやにやと笑いながら見下ろした。
「ふっふっふ、ソルトくんは相変わらずシャイなままだね!」
「そう簡単に克服できたら苦労しないよ」
「違いないね!」
道を行きつつ、ソルトは村の畑を眺めていく。
いずれも村人が丹精込めて育てているらしい立派なものだ。
しかしそれよりも目立っているのが、やはり農作業用の魔道具であった。
(魔道具が普及していることは知っていたけど……)
まさか自分の故郷の田舎村にまで、これほど普及しているとは彼も思っていなかった。
不思議そうな顔をしたまま、彼は三輪駆動車を駆る村人たちの姿を目に焼き付けていた。
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