エルフだと思った? 残念! エルフじゃなくてゴブリンでした!

広畝 K

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終章「戻ってきた日常」

268話

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 次の日、七之上が起きた頃には既に昼となっていた。
 前日、どれだけ多くの命の源を従者二人に搾られたか、想像するのも恐ろしい。
 よく死ななかったものだと苦笑する思いはあるが、確かに気持ちは良かったように思われる。

 ――そう言えば。

 と思うのは、娘たちの盗賊団討伐作戦のことだ。
 昨夜の夕飯時にエリザベスから聞いた話によると、昼過ぎには盗賊団との戦闘が完了していたらしい。

 全体的な流れとしては、圧勝だとのことである。

 盗賊団を壊滅させ、捕らえた敵も含めて一人も残さずに始末したというのであるから、娘たちの強さも大したものだ。
 怪我人もあったが、その怪我はすっかり完治している。
 今では、汚名を返上する、という勢いで修行に精を出しているとのことだ。

 個人の中には戦いで何かを得られた娘たちもいたようで、何かしらの個人行動を取ることが少しずつ増えているという。

「まあ、個としての自我が芽生えてきたのでしょう」

 それが種族全体にとってどのような影響として出てくるかは分からない。
 だが、娘たちにとっては良い傾向なのかも知れない、とエリザベスは自分のことのように喜んでいた。
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